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スケート部

2019.08.29

第20回大学交流苫小牧大会 8月28日 北海道・沼ノ端スケートリンク

同大に辛勝し初戦突破!しかし課題の残る一戦に

 9月に開幕する秋の関東大学リーグ戦(リーグ戦)の前哨戦ともいえる大学交流苫小牧大会(サマーカップ)が夏の北海道で幕を開けた。初戦の相手は昨年の関西リーグ2位の同志社大。事前に行われた夏合宿では基礎練習に重点的に取り組んだという早大だったが、「やろうとしている方向性としては間違っていないと思うんですけど、まだまだプレーに表現できていない」と内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)が振り返った。7-5で辛勝し次戦に駒を進めたが、課題の残る初戦となった。

  試合開始からまもなくFW杉本華唯(スポ2=北海道・駒大苫小牧)が先制弾を決める。互いに1点ずつ得点し開始から5分経過したところで、スコアはすでに2-1。図らずしも点の奪い合いとなった第1P(ピリオド)は中盤に、同大の積極的なフォアチェックによりピンチを迎える。ゴール前でパックを奪われる危ないシーンが続くと10分47秒に同点に追いつかれてしまった。FW生江太樹(スポ3=北海道・釧路江南)がセンターライン付近から右サイドを駆け上がり、1人でゴールを決める。しかし第1P終盤には生江がペナルティにより一時退場となり、その後もペナルティが続き数的不利な状況で第2Pへ。DF陣のパスレシーブのミスが相次ぎ、簡単にパックを奪われる場面が増えると再び失点し、3-3の同点となる。勝ち越したい早大はPP(※1)を迎えるとこのチャンスを逃さない。DF大崎大祐(先理4=青森・八戸)のアシストを受けたFW木綿宏太(スポ1=北海道・駒大苫小牧)がGKの右肩越しにパックを突き刺し4-3。その後もパスの乱れが目立つが失点は許さず、1点を加え第2P終了のブザーが鳴った。

 怪我から復帰し、久々の公式戦となった篠田

 2点リードで挑んだ最終Pは、PK時に守り切れず1点を失うと、その後も同大のゴールがネットに突き刺さり5-5の同点となる。試合が振り出しに戻ったその数秒後、FW北村瑞基(商2=東京・早実)の勝ち越し弾がさく烈。大きな追加点に北村は両手でガッツポーズを見せた。好調の第1セットがスコアリングチャンスを作り出し、FW澤出仁(スポ3=北海道・武修館)がゴール裏から押し込み5-7。残り10分はリードを守り切ろうとする早大と、なんとしてでも追いつきたい同大の攻防が繰り広げられたが、GK谷口嘉鷹(社4=東京・早実)の堅守もあり失点は許さず。7-5で辛勝し、サマーステージ初戦で勝利を収めた。

この日、4得点を奪った好調の第1セット

  勝利をつかんだとはいえ、「昨年のような戦い方ができるようなチームを目指しているわけですけど、まだまだ道の半ばです」(内藤監督)というように、パスの精度、ボディチェック、運動量などでは、依然として昨年のレベルには達していない。それでも「改善点が多く出たのは逆にいいことかなと捉えている」とDF篠田純希(スポ3=北海道・苫小牧東)が語ったように、この時点で見つかった課題はまだまだ改善の余地がある。次戦の相手は今年、1部に昇格してきた日大。2週間後に控えるリーグ戦に向けても決して負けてはいられない。圧勝し、早稲田の強さを見せつけたい。

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 小林理沙子、写真 糸賀日向子)

※( )内はシュート数

結果
早大 ピリオド 同大
3(22) 1st 2(18)
2(18) 2nd 1(9)
2(23) 3rd 2(12)
7(63) 5(39)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
早大 00:18 杉本 澤出 青木
同大 02:49 前田 福井 菊池
早大 03:52 澤出 青木 杉本
同大 10:47 高橋 福井 菊池
早大 13:20 生江
同大 22:02 高橋
早大 23:21 木綿 大崎 PP
早大 35:02 青木 篠田 澤出 PP
同大 40:25 鶴見 永井 PP
同大 44:47 小宮山 前田 菊池
早大 44:49 北村 河田 住友
早大 45:30 澤出 務台 青木
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
澤出 青木 杉本 篠田 務台
木綿 生江 伊東 大崎 草島
北村 冨田 前田 住友 吉野
チェイス 河田 金井 大塚
GK谷口
コメント

内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)

――初戦を突破して今の心境は

試合の内容を見ての通りですね。いくらリーグ戦前とはいえども、内容がひどすぎるかな。点数は最終的にはどうでもいいんですけど、やろうとしていることが全くできていない。昨年の運動量の激しさであるとか、相手に前を向かせない強さとか、そういうのが全く出ていなかったですね。そのあたりが苦労した点だと思います。

――パスミスも目立ちました

昨年からパスレシーブをちゃんとやろうというとこは言っていますが、その辺も昨年のレベルまでまだまだ達していないのかな。きょうを入れてもリーグ戦開幕まで2週間、早急に改善しなければいけないですね。

――各セットの出来はいかがでしたか

全体的にもそうですが、各セットがそれぞれ甘いから最終的に7-5という成績になったと思います。もう少し運動量を多く激しくやらないといけませんね。

――夏合宿ではどのようなことに取り組みましたか

基本練習です。パスレシーブはもちろん、ボディチェック、パックへの反応の速さ、昨年のような戦い方ができるようなチームを目指しているわけですけど、まだまだ道のなかばです。やろうとしている方向性としては間違っていないと思うんですけど、まだまだプレーに表現できていないということがきょう苦しんだ原因だと思います。

――きょうの課題も踏まえてあす以降の意気込みをお願いします

あすもどっちにしても関東の大学なので、もっと一生懸命動かないと結果もひっくり返ってしまうことは十分にあり得ますので、弱さを見せないようにして、今年もやっぱり早稲田は強いんだというのを見せるために、もっと運動量を多くして基本的なレシーブの精度であるとか、そういうところを各自が意識を持って取り組まないといけません。そうしないと、きょう以上に厳しい試合になると思います。それができればもっといい試合になると思います。

DF篠田純希(スポ3=北海道・苫小牧東)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうの試合は結構早い段階で点取れたんですけど、その後すぐ点取られてで結局点の取り合いになってしまって。1回戦でこの状況では優勝はできないので改善していかないといけないなと思います。

――第1セットの連携はいかがでしたか

結果的に僕たちは4点入れて1失点だったので、プラス3ということなんですけど、結構連携は上手くいっていたかなと思います。ただ第1セットとしては他のセットに影響を与えなきゃいけないので、そこを変えていきたいです。

――DF陣のきょうの総括はいかがですか

きょうは久々の公式戦で結構はやめのチェックが来てて、落ち着いてやれば大丈夫なことが多かったです。改善点がいっぱい出たのは逆にいいことかなと捉えて、頑張っていきます。

――アシストを振り返って

あの時は青木さんがくれよ、と強く要求してくれたのでそこに自分は強く打ち込むだけで結果的に入れてくれたので良かったです。

――試合前どんなことを言われましたか

初戦なので、今までやってきたことを簡単に基礎的なことをしっかりやろうという話でした。でも結局それはできなかったことが多いのかなと思います。

――ご自身はいつから練習に復帰されましたか

東京で集合した時から氷上練習に乗るようになりました。

――最後に明日に向けて一言お願いします

明日は関東の一部に上がってきた日大なので、しっかり気を引き締めてきょうみたいなことが無いよう頑張っていきたいなと思います。そして圧勝して次につなげられたらと思います。