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スケート部

2019.08.27

東京夏季競技大会 8月25日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

早大勢、W表彰台!

 夏季競技大会最終日。シニア女子、シニア男子のフリースケーティング(FS)が行われた。ショートプログラム(SP)で首位に立った永井優香(社3=東京・駒場学園)、SPでパーソナルベストを更新し3位につけた石塚玲雄(スポ2=東京・駒場学園)が登場した。永井、石塚ともにジャンプにミスが出たものの表現の面で観客を魅了しプログラムをまとめた。石塚は105.93点でFS首位に輝き、両者とも2位で表彰台に上った。

大人びた表現力を見せる永井

 第3グループ5番滑走の永井は、一際大きな歓声に迎えられ登場した。赤と黒のアシンメトリーの衣装は大人っぽい雰囲気だ。
『アディオス・ノニーノ』の曲調に合わせ、上半身を柔らかく使いながら演技を開始。最初のトリプルルッツを美しく着氷し、出来栄えでも加点をもらった。続く連続ジャンプでは2つ目のジャンプがシングルトーループになってしまうミスがあった。しかし、1つ目のダブルアクセルは高さ、幅ともにダイナミックで見応え充分だった。自身でも「前回よりはちょっと良くなった」と語った表現はコレオシークエンスとステップで存分に発揮された。コレオシークエンスでは美しいポジションのスパイラルを披露し観客を魅了した。ステップでは、体を大きく使い、音を丁寧に拾いながらしなやかに表現し、会場の空気を浄化していく。後半のチェンジフットコンビネーションスピンでは、ポジションを次々と変化させながらも回転のスピードを保ち、最高評価のレベル4を獲得。演技終了後は悔しそうに足元を見つめた。今後については、「1ヶ月後に向けて、1回1回の練習を大事にしていきたい」と意気込んだ。「フィギュア界では結構大人の領域に入ってきたと思うので、ジュニアのときは出せなかったような大人っぽい演技ができるように」と語る今シーズンの新プログラム。持ち前の上品さ、優雅さに大人っぽさや力強さも合わさったプログラムにさらに磨きがかかっていくのが楽しみだ。

(記事 中島美穂、写真 小出萌々香)

客席に訴えかける石塚

 グループ5番目に登場した石塚は、昨シーズンから持ち越したFS、『ポエタ』を披露。声援に包まれて、片膝をついたポーズから演技を開始した。冒頭のルッツジャンプが抜けてシングルとなったが、次のトリプルフリップにはなんとかトリプルトーループをつけて着氷。手を叩いたり足をコツコツと鳴らしたりという踊りは、このプログラムの見どころの1つだ。音楽に気持ちよく当てて、会場中に届けるようにリズムを響かせた。演技が後半に差し掛かり、残りのジャンプ要素も少なくなる。トリプルループ-ダブルトーループの連続ジャンプに成功したが、次のジャンプの回転が抜けてしまった。「絶対セカンドをトリプルにしてやるぞっていう強い気持ちで、跳びました」と石塚が最後に跳んだのは、ダブルアクセル-トリプルトーループ。気迫を感じさせる着氷で、会場を熱く盛り上げた。その勢いのまま、ステップでは「お客さんに見てもらうっていうのを1番意識している」という言葉の通り、積極的に客席に視線を投げかけながら滑った。スムーズなポジション変更と速い回転のスピンで、最後まで雰囲気を切らさず演技を締めくくった。満足のいく出来ではなかったが、その滑りからは今シーズンへの強い気持ちが感じられた。2年目の『ポエタ』、レベルアップした完成度を求めてまい進する。FS首位の得点を叩き出し、きのうのSPから順位を1つ上げた2位で競技を終えた。

表彰式の永井

表彰式の石塚

 ブロック大会前最後の実戦となった今大会。FSの演技ついては、永井、石塚ともに「悔しい」と語った。今大会で味わった悔しさ、明らかにした課題を今後に生かし、さらなる高みを目指していく。

(記事 犬飼朋花、写真 小出萌々香)

結果

▽シニア女子


永井優香 2位 149.35(FS 2位 97.76点)


▽シニア男子


石塚玲雄 2位 167.53点(FS 1位 105.93点)


コメント

永井優香(社3=東京・駒場学園)

――きょうの演技を振り返っての感想をお願いします

練習してた部分が前回と全く同じミスをしてしまったので、すごく悔しい気持ちでいっぱいなのと、さらに練習しないといけないなと思いました。

――ジャンプの面ではいかがでしたか

ジャンプの面が今日は一番ダメだったかなと思っていて、やっぱり1回転になるミスが自分は多いので、それを減らさないといけないなと思います。

――表現がすごく素敵だなと思って見ていたのですがご自身ではいかがでしたか

そうですね、前回よりは表現はちょっと良くなったかなという風に思います。

――FSの新しいプログラムで、こう滑りたいというイメージはありますか

フィギュア界では結構大人の領域に入ってきたと思うので、ジュニアのときには出せなかったような大人っぽい演技ができるようにっていう風に思っています。

――衣装もすごく大人っぽくて素敵ですが、どうやって決めたのですか

衣装さんがとても作るのがお上手な方なので、ほぼお任せしました。あと、振付の先生が「こういうイメージ」っていう風にちょっと案を出してくださったので、それを伝えました。

――最後に今後に向けての意気込みをお願いします

今回また課題ができたので、まずは1ヶ月後に向けて、1回1回の練習を大事に練習していきたいと思います。

石塚玲雄(スポ2=東京・駒場学園)

――きょうの演技を振り返っていかがですか

やっぱり冒頭のルッツもそうなんですけど、(ジャンプを)2つパンクをしてしまったのが本当によろしくなかったです。

――6分間練習では大きなジャンプが決まる場面もありました

6分間では、いつも6分間が良すぎると本番ダメなことが多いので、6分間は本当に流す程度というか、少し調子が悪い程度で全然いいと思っていました。その中で後半少しいいジャンプが跳べてしっかり調整ができていたので、そこに関しては満足でした。

――最後のダブルアクセル−トリプルトーループはどのような気持ちで挑みましたか

絶対セカンドをトリプルにしてやるぞっていう強い気持ちで、跳びました。

――表現に関してはいかがですか

振り付けはそんなに変わっていないんですけど、やっぱりお客さんに見てもらうっていうのを1番意識しているので、やっぱり見てもらうことで自分も力強い表現ができるっていうのはあると思います。

――2シーズン目のプログラムですが、昨シーズンから変化をつけたいところは

やっぱりジャンプの難易度をもっともっとあげていきたいっていうのが1番です。それプラス表現面でもどんどん魅せる演技をしたいですし、スピードに関してももっともっとスピードを出した状態で気持ちのいいジャンプを跳んでいきたいと思っています。

――今後への意気込みを教えてください

ブロック(大会)終わったらすぐまた東日本(選手権)ってなるので、ここからもうどんどん上げていって、本当に今シーズンは絶対決めてやるっていう強い気持ちを持って、もう本当に誰にも負けないくらいの気持ちを持ってどんどん攻めていきたいと思います。