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競走部

2019.08.20

長距離2次合宿 8月18、19日 長野・菅平高原、峰の原高原クロスカントリーコース

タフな体づくりを目指し、地道な走り込みを重ねる

 1月の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)で12位に沈み、13年ぶりに予選会から挑むことになった早大長距離ブロック。さらに今年は箱根予選会の1週間後に全日本大学駅伝対校選手権(全日本)が控えているという過密スケジュールだ。そんな厳しい日程の中で、箱根予選会と全日本の二本を高いレベルで走ることができるタフな体をつくるために、今年は例年に比べて走り込みの期間を早めて土台を構築している。8月13日から2週間にわたって行われている2次合宿でも、秋以降を見据えて練習を積む選手たちの姿を見ることができた。

 菅平での合宿も終盤に近付いた8月18日。この日のAチームの本メニューは40キロのロード走だ。「完走は最低目標で、どれだけ余裕を持って終われるか」(太田智樹駅伝主将、スポ4=静岡・浜松日体)という目標のもと、1キロ4分ほどのペースから徐々にビルドアップしていく設定で行われた。8人がスタートし、10キロ付近からは千明龍之佑(スポ2=群馬・東農大二)や1年生なども合流。アップダウンの激しいコースに加え、途中にはにわか雨にも見舞われるなど、好コンディションとは言えない中でのトレーニングとなったが、選手たちは淡々とこなしていく。一定の距離ごとに先頭を入れ替え、全員でメニューを完遂しようという姿勢が見られた。何人かの脱落者が出たものの、40キロを2時間32分台で走破。さらに、太田智、尼子風斗(スポ4=神奈川・鎌倉学園)、向井悠介(スポ2=香川・小豆島中央)の3人はプラスアルファとしてフルマラソンの距離となる42.195キロを完走した。

菅平にて距離走に励むメンバーたち。今年は箱根予選会対策として例年よりもAチームの人数を増やして練習しているという

 翌19日の朝練習ではB、Cチームのメンバーにより峰の原高原クロスカントリーコースで12キロのペース走が行われた。1キロ4分前後のラップを刻み、黙々と歩を進める。後半になると少しずつペースアップし、ラスト1キロを3分30秒でまとめた。この中のメンバーには関東学生対校選手権ハーフマラソンに出場した三上多聞(商4=東京・早実)や今年の箱根7区を走った真柄光佑(スポ4=埼玉・西武学園文理)が含まれている。こういった上級生が復調して部内競争を活性化することができれば、4年生が中心となった早大らしいチームができてくるはずだ。

朝練習ではB、Cチームのメンバーがペース走を行った

 チームの目標である『全日本・箱根3位以内』に向けて、現状は「まだ戦えるチームではない」と太田智。相楽豊駅伝監督(平15人卒=福島・安積)も40キロ走について、「例年よりもまとまった人数が完走したことは1つ良かった点かなと思います」と評価した一方で、「まだまだ他大学と互角に戦える状況ではない」と厳しい表情を見せた。ただ、チームの雰囲気や普段の生活面においては徐々に良くなりつつあるといい、「ただ仲の良いだけのチームではなくなってきていて、戦うチームに雰囲気が少しずつ近づいているという感覚は間違いなくあります」と指揮官は選手たちの『変化』を感じている。チームは一歩一歩ではあるが着実に前進しているのだ。

 約2カ月に及ぶ夏合宿も折り返しを迎えた。距離を踏むことに重点を置いた1次、2次合宿を終えると、9月の3次合宿ではより実戦的な練習を行う予定だ。鍛錬の夏を越えた秋には、どこまで進化したチームの姿を見ることができるだろうか。

(記事 岡部稜、写真 布村果暖、宅森咲子)

コメント

太田智樹駅伝主将(スポ4=静岡・浜松日体)

――前期の戦績を振り返っていかがですか

自己ベストを更新した記録会や、関カレ(関東学生対校選手権)入賞だけを見れば良かったかもしれませんが、5000メートルではもっと記録を狙える部分があったし、1万メートルでももう少し上を狙えたかなとは思います。少し物足りなさはありました。

――現在までの合宿の消化具合はいかがですか。

ぼちぼちです。調子も普通ですね。

――昨日の練習の目的はどのようなものでしたか

年に1回ぐらいしかやらない40キロ走なのですが、完走は最低目標で、どれだけ余裕を持って終われるかということをポイントとしていました。B、Cチーム以外の、宿舎にいるメンバーがメインで走りました。

――太田選手を含め、42.195キロまで走った選手もいました

伊澤(優人、社4=千葉・東海大浦安)がやりたいと言ったので42.195キロのラインを引いて、走りながらどうしようかなと思っていたのですが、余裕があったので最後まで行きました。

――練習はうまくいきましたか

チームとしては70パーセントくらいですね。途中で離れてしまったメンバーもいますし、全員が全員40キロやれたわけではなくて、足に不安があるメンバーは30キロなどに減らしてやった部分があるので、完全に良かったとは言えないですね。

――かなり距離を踏んでいる印象ですが

箱根予選会(東京箱根間往復大学駅伝予選会)に向けて例年よりも走行距離は増えていて、一次合宿からわりと距離を踏んでいますね。でも、だからといってポイント練習が疎かになってはいけないので、そういう部分は注意しています。あとは去年のようにけがをしないように注意してやっています。

――チームの合宿の進捗状況はいかがですか

徐々に良くはなってきていますが、まだ戦えるチームではないかなというのが正直なところなので、この良くなっているところはどんどん良くしていって、悪いところは潰していければなと思います。

――良くなっているところはどういうところでしょうか

練習の消化具合というよりは雰囲気とかですね。あとは普段の生活面などです。雰囲気は半澤(黎斗、スポ2=福島・学法石川)とか、元気なやつが盛り上げてくれていますね(笑)。

――駅伝の3位以内という目標を踏まえて、現状はどうですか

それはまだまだですね。

――足りないところはどのようなところでしょうか。以前は「上級生の力が必要」というお話がありましたが

そこもそうですし、チームとして練習の中でもまだまだ力が足りていないことを実感しています。

――今の強みは雰囲気などですか

あとは1、2年生とか、若い者が元気ということですね。

――現在、特に調子のいい選手はいらっしゃっいますか

尼子(風斗、スポ4=神奈川・鎌倉学園)ですかね。ちゃんと練習量もこなしていますし、ポイントもしっかりできているので。下から上がってきた選手ですが、頑張っていると思います。

――秋以降に向けての意気込みをお願いします

このまま量もこなしつつ、質も高めていきたいです。一番の目標は駅伝で結果を残すことなので、チーム全体で上がっていければなと思っています。

尼子風斗(スポ4=神奈川・鎌倉学園)

――他の選手から最近上り調子だと聞いていますが、ご自身ではどう感じていますか

去年の年末から、ほんとに半年間ずっとけがしていてなかなか思うように練習できない期間が長かったんですけど、ようやくそれが治って、6月くらいに復帰してからここまでは順調に練習は継続出来ているかなと思います。

――前期を振り返って、どのようなシーズンでしたか

けががずっと多くて、関カレ(関東学生対校選手権)で真柄(光佑、スポ4=埼玉・西武学園文理)と伊澤(優人、社4=千葉・東海大浦安)と多聞(三上、商4=東京・早実)という同期の一般組がハーフマラソンを走って、そこで臙脂を着たことがないのがもう同期では自分一人になってしまったというのが自分的に結構悔しくて、その一方で自分は走れない期間がずっと続いていたので、前半は悔しいシーズンでした。

――夏合宿で意識していること、強化したい点はありますか

今やっと練習を継続でき始めているので、ここから箱根(東京箱根間往復大学駅伝)メンバーに絡んでいくというふうになるためには、やはり多少リスクを負ってでもアピールできるところはアピールしなければいけません。とはいえ、けがするわけにもいかないので、そこのバランスが難しいところではあるんですけど、けがしない程度に、でもやるときはしっかりやるというメリハリを持ってやらないとなと思います。

――きのうの距離走では2.195キロの追加分も完走していましたが、やはり出来るところまで挑戦して、距離を踏みたいということですか

40キロにプラス2.195キロ行くかってところだったんですけど、40キロの時点である程度余裕があったというのもありますし、単純にフルマラソンを一回、非公認ですけど走ってみたかったというのもあって最後まで走らせていただきました。

――今まで、40キロという長い距離の練習はありましたか

ないですね。初めてです。

――今までで一番長い距離は

30キロだったと思います。

――初めて40キロを走ってみていかがでしたか

始まる前は未知の領域で、結構怖いというか30キロ以降の落ち込みやきつさは聞いていて、実際やったことはなくて怖かったんですけど、この6、7月で結構走り込んできたのもあったりして、比較的アップアップにはならず、余裕を持って走れたかなと思います。

――6、7月は長めの距離の練習をしていたのですか

30キロを超える距離走などが多かったというよりは、ジョグなどの量を増やして、今まで練習をあまり継続できなかった分という感じですね。

――最上級生ということで、これまでと違う気持ちで臨んでいる部分はありますか

やはりもう最後の夏合宿で、もう全てこれから来るイベントや練習は全て『最後』というのがついてきます。全日本予選会(全日本大学駅伝対校選手権関東学連推薦校選考会)など、これまでの前半シーズンを振り返ると4年生がちょっと足を引っ張る場面が多くて、下級生に助けられたというのが正直なところで、なかでも僕は最上級生ですけどほとんどまともに練習出来ていなかったので、ここではしっかり最上級生として引っ張っていこうという気持ちがあります。

――今後のシーズンの目標をお聞かせください

本当に自分は後がないので、まずは箱根の予選会というところを目指すかたちになると思うですけど、予選会をしっかり走って、そこから箱根本戦につなげるということ。もう本当に最後なのでそこだけです。

――予選会に向けて、20キロの強化のために意識している点はありますか

自分はハーフを一回しか走ったことがなくて結果を持っていないので、とにかく今(1キロ)3分で20キロを押し続けるというところに絞っています。そのためには3分というスピードをある程度体に順応させないといけません。今夏合宿でどちらかというとその3分というよりはちょっとペースを落として距離を走り込むという練習が多くはなっているんですけど、ここから少しずつ予選会が近づくにつれてペースを上げていけたらなというふうに考えています。

吉田匠(スポ3=京都・洛南)

――前半シーズンは自己ベスト更新や日本選手権で決勝に進出するなど充実した期間だったと思いますが、ご自身ではどのように振り返りますか

充実したシーズンになったと自分でも思っていて、3000メートル障害で今まで2年間破れなかった(8分)50秒を超えてから、ポンポンとベストも更新して、すごい良かったなと思います。ただ3000メートル障害だけになってしまいました。全日本予選会(全日本大学駅伝対校選手権関東学連推薦校選考会)の結果であったり、5000メートルに一回出たときは14分16秒で収めたという感じでしたが、距離が長くなればなるほど、まだ対応できていないと感じたシーズンでした。

――夏合宿のテーマは距離を踏むという感じですか

そうですね。短い距離は走れたけど長い距離が駄目だったので、駅伝シーズンの20キロという長い距離に向けた練習というふうになっています。

――これまでの合宿の練習の消化具合はいかがですか

1次合宿では今までにないくらいに積むことができたのでそれは良かったんですけど、2次合宿に入って2日目の30キロ走あたりから少し膝を痛めてしまいました。そこからはジョグでつなぐかたちになってしまっていて、40キロ走もできませんでした。ここから後半となり、次からは妙高になります。妙高での合宿では、この1週間弱ほど落としてしまった練習量を補えるようにしたいです。

――長い距離への対応ができている感覚はありますか

1次合宿は1週間という短い期間ではあったんですけど、だいぶ距離を踏めて、1日40キロ以上を走ってきました。最初はきつかった練習でも、後半は20キロほどジョグに行ってもそこまで疲れないというのもあって、距離への対応は徐々に進んできたかなと思います。ただ、今まではジョグということで、実戦的なスピードでの長い距離への対応が今後必要になってくると思います。3次合宿で実戦的な練習になると思うので、2次ではまだ基盤づくりというか、距離の適応に対するジョグで長い距離をどれだけ走れるかが2次合宿で大切な部分になります。なので、しっかりとその目標を達成できればと思います。

――現在のところ、課題や強化したい点はありますか

やはり長い距離ですね。苦手意識とまではないんですけど、トラックシーズンでは短い距離をやってきたぶん一人遅れているのかなと思う部分があります。そういう面でこの夏しっかりやっていかないといけません。距離への対応は1カ月くらいでできるものではなく、3カ月ほどは掛かるので、そういう面はやっていかないとと思います。これまでは後半に足に来てしまって、去年の上尾ハーフ(上尾シティマラソン)や、全日本の予選会でもそうでした。長い距離の試合でなかなか結果を残せていないので、トラックにうまく行ったぶん、駅伝にもうまくつなげていきたいです。去年は学生駅伝を一つも走れなかったので今年は全部走って結果につながるように、というのを考えています。課題としては今は一番は距離だと思っていて、それに付いて行けるだけの筋力を付けていきたい思います。

――現在のところ秋以降への手応えはありますか

まだちょっとわからないというのが正直なところです。まだ距離走もそこまでできていなくて、途中で膝を痛めてしまっているので。妙高に行ってからまた距離走が入っているのでそこはしっかりやりたいです。そして3次合宿では自分がどこまで強化できているのかの指標となると思うので、その部分を3次合宿で確認したいと思います。

――秋以降、東京箱根間往復大学駅伝予選会(箱根予選会)や全日本に向けての目標をお願いします

箱根をしっかり走るのはもちろんなんですけど、その前に箱根予選会や全日本とあって、二つの試合は1週間しか間がないというタフな体やメンタルが必要になってくると思います。1週間で2本走れる体もつくっていきたいですし、出れるものは全部出たいので、予選会で結果を残して、全日本でもチームに貢献する走りをした上で、箱根につなげていきたいです。出雲(出雲全日本大学選抜駅伝)がないぶん、出雲が箱根の予選会だと思って、その3つをしっかり頑張っていきたいと思います。

太田直希(スポ2=静岡・浜松日体)

――ご自身にとって前半シーズンはどのようなシーズンとなりましたか

シーズンの前半はずっと調子が悪くて、思っていたような結果が出ずに全く満足のいくシーズンではありませんでした。

――関東学生対校選手権(関カレ)前までは1万メートルで自己ベストを更新するなど調子は悪くないように見えました

関カレ前の日体大(日体大長距離競技会)で自己ベストを出せたのは良かったのですが、その後に足を痛めてしまって練習を離脱してしまっていたのが良くなかったと思います。そこまででいいかたちで来ていただけに、それまでの土台を崩してしまい、その後に調子をなかなか上げられなかった原因になってしまったかなと思います。

――シーズン前半を踏まえて夏合宿はどのようなトレーニングを積んでいますか

この夏合宿は去年以上に走り込みをしていて、内容も良い練習ができているので、自分の走りのキャパシティが広がったという感覚があります。この夏で広がったキャパシティを秋以降に研ぎ澄まして実戦で生かしていきたいと思っています。

――そのキャパシティとは具体的にはスタミナ面で力がついたということでしょうか

そうですね。長い距離でも耐えられる力をつけることができていて、秋以降はそれを生かしつつスピードを上げていき、その体を試合に向けて仕上げて行ければと思っています。

――昨日の距離走では途中からの合流となりましたが体に不安な点があるのでしょうか

足はそんなに痛くはなかったのですが、このままずっと調子が悪い状態が続くのも良くないので、一度自分の8割くらいの力でできる練習で余裕を持って練習をこなしていく中で、段々と自分のできることを増やしていき、自分に自信をつけていくことを目的としていたので一杯一杯にならないくらいの距離を選んで30キロということで走りました。

――では夏前の故障は現在はもう大丈夫ですか

そうですね、今はもう大丈夫です。

――ここまでの合宿の出来はいかがですか

去年よりも時間もありジョグなどでも距離を確実に積むことができているので良い練習ができていると思います。

――秋からのシーズン後半にかけての展望や意気込みをお願いします

トラックは自己ベストを更新することができたのですが、やはり駅伝は出場するだけという感じで全く貢献することができず、チームとしても個人としても良い思いができなかったので、今年こそは去年の経験を生かして積極的なレースができればと思っています。

千明龍之佑(スポ2=群馬・東農大ニ)

――1次、2次と合宿が続いていますが、消化具合など振り返るといかがでしょうか

去年の夏合宿に比べて、今年の1次と2次は距離を増やして、量を増やすことをテーマにやっています。1次でまず脚づくりを行って、2次でそれをさらに増やしていくことを目標にやっているので、ボリュームとしては1次2次ともに去年より多くできています。それに伴ってポイント練習は去年の夏合宿よりも余裕度はなくなっていて、いっぱいいっぱいになることも多くなっているんですけど、そのぶん距離も増えているので良い傾向ではあるのではないかと思いながら今は練習をこなしています。

――余裕はないけれど練習は積めているという感じでしょうか

そうですね。ただ昨年できていた長い距離や、2次合宿の最初の30キロ走では25キロで脚がつってしまってリタイアしてしまいました。昨年は量が少ない中でやった結果完走できましたが、今年は量が増えたぶん昨年よりも脚が動かなかったりきつい部分がありました。その30キロ走は残り5キロでリタイアしてしまったんですけど、それを機にポイント練習もジョグも両立する必要があると感じて、それ以降の二つのポイント練習はこなすことができたので良いかなと思っています。

――昨日の距離走は途中からの参加だったと思います

少し脚に不安があった状態だったので、やるかどうかも迷ったのですが、しっかり30キロ走って菅平を終えたいと思ったので30キロ走をしました。

――今の調子は

ポイント練習の質は保つことができていると思うので、これから妙高に移動して練習を積んでいきます。しっかり妙高での練習をやりきって調子を上げていきたいと思います。

――現在どこに課題があり強化したいと考えていますか

走行距離を脚の不安があって増やせなかったのが昨年の1年間を通してあったので、しっかり7月から9月を通して月間走行距離を200キロほど増やすことを目標にやっています。走行距離を増やすことによって、壊れない脚だったり、後半動かなくなっていくこともあるので、きつくなってからも動ける脚づくりをしています。今の課題や取り組んでいることは距離を踏むことですね。

――前半シーズン全体を振り返ると

立川ハーフ(日本学生マラソン選手権)は箱根予選会(東京箱根間往復大学駅伝予選会)のコースでもあったので、出場したい気持ちは強くありましたがそこに間に合わず、そのまま3月、4月と行ってしまいました。その期間でけがをしていなければもっと良い状態で取り組めていたのではないかと思うのですが、急ピッチで仕上げた全日本予選会(全日本大学駅伝対校選手権関東学連推薦校選考会)ではうまくまとめることができて、これからけがをしなければどんどん上がっていけると自分でも感じたので、この合宿ではけがをしないことを第一に考えてやっていきたいと思っています。

――けがの期間は動きづくりに取り組んでいた印象がありますが、その成果を感じることはありますか

そうですね。筋力の面でトレーニングに取り組んだり、動きやすくするという意味でドリルやラダーを教えてもらって、それに取り組んでいました。やはり昨年のシーズンとは違う走りや感覚は、けがしていた時期だからこそ取り組めた部分だったので、動きは箱根前よりは良いものになっていると思います。

――秋に向けたビジョンはどのように描いていますか

まず全カレ(日本学生対校選手権)を狙っているので、しっかり上位入賞することを目標に走りたいです。全カレが世界大学クロカン(世界大学クロスカントリー選手権)とオランダのセブンヒルズ・ロードレースの選考にもなっていて、オランダのレースは2年生以下で、そのチャンスを狙っていきたいですし、世界大学クロカンも3年生以下が選考の対象なので、レースでは学年は気にせずに4年生にも挑戦していきたいと思います。そして予選会と全日本駅伝は両方走ることになる可能性が高いので、しっかり二本走れる体力と脚をつくりたいと思っています。

中谷雄飛(スポ2=長野・佐久長聖)

――シーズン前半を振り返っていかがですか

ユニバーシアード競技大会と日本選手権の出場を目標にしていたシーズンでしたが、そのための記録がなかなか出ずに徐々に焦りが生まれて、結果的に悪循環になってしまいうまくいきませんでした。昨年もU20世界選手権など大会が多くオーバートレーニングのような感じになってしまって、今年は昨年とは取り組み方を見直して臨んだシーズンでしたが、それに近い感じになってしまいました。

――ホクレンディスタンスチャレンジ網走大会の5000メートルでは脚のトラブルで途中棄権ということでしたが

そうですね、北見の3000メートルのラスト1周で左のふくらはぎに違和感が出て何とか3000メートルは走り切って結果としては自己ベストを更新することはできましたが、その後、網走の5000メートルまでの中4日くらいは走らずに治療などをしていました。ギリギリ走れる状態まで戻りましたがやはり実際に走ってみるとあまり良い状態ではなかったため3000メートルまでということになりました。

――体の状態に関して現在はいかがですか

そのふくらはぎはもう良くなったのですが出身高校の合宿が8月11日から18日の日程で同じ菅平であり、自分も13日から合流しました。その途中あたりから左脛に痛みが出てきたので今は走れない状態が3日程度続いているという状態です。

――昨年は夏合宿をきっかけに調子を戻しましたが、今年の感覚はいかがですか

二次合宿の期間では、久々に高校生と練習をするということで、高校独特の練習に対する緊張感であったり、練習1つ1つに対する向かい方であったり、1本1本の間のつなぎのジョグもかなり早いペースで行うので、そういう面で自分の目指しているトレーニングというか自分に適したトレーニングができています。前半シーズンは満足のできる結果は残せませんでしたが、うまくいかない時ほど原点に立ち返るようにしています。昨年同様、この夏を経て秋以降に復調できると信じています。

――ここまでの夏合宿の出来はどのように捉えていますか

1次を含めトータルとして昨年以上に充実した練習はできていると思います。距離的にも例年よりも多く走っているのでその点でスタミナにはある程度自信がついています。

――この夏の合宿は自身の中ではどのような目的を持って行っていますか

まずは練習を継続的に行うということを目的にしています。その中でいかに質と量ともに高い練習を行うことができるかだと思っています。

――秋シーズンに向けた具体的な目標や意気込みをお願いします

やはり昨年と同様に秋は記録を狙うことが多くなってくると思うのですが、日本のトップ選手とトラック種目を重視というかトラックで勝負したいという気持ちはあります。5000メートルでは13分38秒、1万メートルでもまだ28分50秒しか出せていないので最低でも28分30秒を切るつもりでやっていきたいと思っています。今年は駅伝二つと箱根(東京箱根間往復大学駅伝)の予選会もあり、普段自由にやらせてもらっている部分があるので、そういったところではチームに貢献したい気持ちが強いですし、昨年のようにチームの流れを良い意味で変えられるような役割をしたいと思います。個人としては昨年取ることができなかった区間賞を2つの駅伝で獲得することを目標にしていきたいと思います。

半澤黎斗(スポ2=福島・学法石川)

――前期のシーズンを振り返っていただけますか

1500メートルをメインにやってきて、一つ関カレ(関東学生対校選手権)で入賞できたのはやってきたことがかたちになったということなのでよかったかなと思います。ですが、全日本の予選会(全日本大学駅伝対校選手権関東学連推薦校選考会)で、関カレから1カ月の間で1万メートルを仕上げなければいけないというところで、なかなかうまくいかずに予選会を走ってしまいました。チームに迷惑をかけてしまったということに申し訳なかったのと、夏合宿をしっかり頑張らないといけないなと思いました。

――2年目の夏合宿ですが、今のところ手応えはいかがですか

1次合宿から、質は落としているんですけど結構量を多めにやっています。この合宿入っても量を多くすることをメインにやってきていて、今まで体験したことのない距離を練習でやっているので、後半の駅伝シーズンに向けて良い練習ができていると思います。

――昨年と比べるといかがですか

去年は渡されたメニューをこなすだけだったんですけど、今年はプラスアルファ自分に足りないものを考えながら練習できていると思うので、去年よりは中身のある練習ができているかなと思います。

――夏合宿を通しての目標や狙いはありますか

やはり長い距離への対応というのがずっと課題にあるので、それを克服するということです。あとは課題だけ見ていてもしょうがないので、自分の持ち味を出すというところで動きづくりだったり、大きい動きを崩さないような体づくりというのを行っています。

――差し支えなければどんな練習をされているか教えていただけますか

距離走がメインです。長い距離をやっています。ポイントだけではなくて、ジョグでもトラックシーズンの2倍くらい意識的に走っています。

――全日本予選会の後も距離を積む練習を行っていたのでしょうか

ホクレン(ホクレン・ディスタンスチャレンジ)に出る予定だったのですが、現状を見て、レースに出るより練習をしっかり積んでいったほうがいいということで相楽さん(豊駅伝監督、平15人卒=福島・安積)と決めていました。ホクレン出なかったことに関しては前向きな欠場でした。

――昨日の40キロ走の感触はいかがですか

30キロ以上走ったのが初めてだったので、未知の世界じゃないですけど、不安はありました。ですが思ったよりも余裕を持ってこなせたので、少しずつではありますが、長い距離に対応できてきているのではないかなと思います。

――東京箱根間往復大学駅伝予選会(箱根予選会)と全日本では、どちらを目指したいなどありますか

チームとして2本走れるタフな体づくりというのを目指してやっているので、どちらも走れる準備はしっかりしていかなければならないなとは思っています。でもやはり予選会通らないと箱根には出れないので、どっちも一本一本集中していければいいなと思っています。

――どのようにアプローチしていきたいですか

今合宿を例年より前倒ししてやっているのですが、予選会の時期に合わせて合宿を終わらせるというためにやっています。例年よりも強化期が早めになっているので、ケガに気をつけつつ量をしっかり増やして、距離にしっかり対応していければなという感じです。

――最後に秋に向けてお願いします

去年は悔しい思いをしたので、しっかりリベンジできるように…。去年の悔しさを忘れずに練習をしているので、それを晴らせるように夏合宿を頑張ってしっかり距離に対応して、予選会、全日本、箱根と三本しっかり走れるように頑張っていきたいと思います。

井川龍人(スポ1=熊本・九州学院)

――高校卒業から前期を振り返ってみて、どんなシーズンでしたか

大学に入って最初のレースで自己べストを更新できて、そこまではよかったんですけど、その後の関カレ(関東学生対校選手権)や全日本予選会(全日本大学駅伝対校選手権関東学連推薦校選考会)あたりであまり納得のいくレースができなかったというのが、前期部分の反省だと思っています。

――ルーキー対談の際にはまだ環境に慣れるのが精一杯とのことでしたが、現在は練習面も生活面も大学に慣れましたか

はい。慣れてきました。

――1年生の雰囲気はいかがですか

みんな仲良く楽しくやっているかなと思います。

――ムードメーカー的な選手はいますか

安田(博登、スポ1=千葉・市船橋)がキャラが濃いです。

――普段よく一緒に練習するメンバーはいますか

推薦組の創士(鈴木、スポ1=静岡・浜松日体)、小指(卓也、スポ1=福島・学法石川)、安田とはよく練習します。

――ご自身の現在の調子はいかがですか

2次合宿に入って、ポイント練習を全部しっかり消化してこれたんですけど、きのうの距離走で、疲労などが限界を超えて、ゴールできませんでした。しっかり練習はできているので、ここの疲労を抜いて、しっかりこの夏走り込んでいけたらと思います。

――きのう途中で終えたのはけがとかではないですか

はい。

――夏合宿メニューの消化具合はいかがですか

今回はポイント練習が3回あったんですが、前半2つはしっかり全部こなすことができました。1回目がクロスカントリーで25キロ走だったんですけど、プラス5キロして30キロ走りましたし、2回目の4000メートル×3本のインターバルは全部つくことができたので、いい感じでは来ています。きのうの距離走は元々30キロだったのを40キロに増やしてみようと思ったんですけど27キロ地点でやめてしまったので、ちょっと悔しかったです。

――それはご自身でやはり40キロまで挑戦してみたいということで追加したのでしょうか

そうです。

――最近、普段の所沢の練習でも長めの距離の練習は増えていますか

はい。増えていましたね。

――それはこれからの駅伝シーズンに向けて、距離を伸ばしていくということですか

そうです。

――距離を踏んでいく中で、強化された、力が付いてきた部分はありますか

今まではそこまでまだ体が絞れていなくて、長い距離を走るのにあまり向いていない感じだったんですけど、しっかり距離を踏むことによって体も絞れてきて、無駄な部分も落ちて、いい感じで筋肉も付いてきています。しっかり長い距離を走る体にはなってきたのかなと、距離走をして思いました。

――今後の目標は

まずは最後トラックの全カレ(日本学生対校選手権)の5000メートルに出る予定なので、関カレでは全然入賞争いに絡むこともできなかったので、しっかりこの夏走り込んで、自信をつけて、前半から積極的に先頭に食らいついて、入賞争いができたらいいなと思います。その後駅伝シーズンが始まるので、20キロとか、まだレースで走ったことないですけど、それもしっかり今回の合宿で距離を踏んで、チームに貢献できたらなと思います

――特に走ってみたい区間はありますか

1区を走りたいなと思います。

小指卓也(スポ1=福島・学法石川)

――入学してから前期のご自身の戦績を振り返っていかがですか

試合自体には記録会を中心に出て、自己ベストは更新していないのですが、ある程度安定した走りというのはできたかなと。全日本予選会(全日本大学駅伝対校選手権関東学連推薦校選考会)でも良くもなく悪くもなく、普通というのが一番似合うような感じだったかなと思います(笑)。自分的にはもう少し結果を残したかったなと思っていて、その分夏合宿で練習をしっかりして、これからの駅伝シーズンに向けてしっかりと距離を走れるように頑張ろうと思います。

――昨日の距離走の目的はどのようなものでしたか

昨日は途中の10キロから合流して、30キロを走りました。1次合宿でしっかり脚をつくって、2次合宿では2日目に25キロをやったりもして、長い距離を走っています。なるべく力まずに距離を踏んで、余裕を持ってみんなでゴールするということだったのですが、内臓の調子が悪くて途中でトイレに行ったりしてしまって。しっかり体調管理しなければいけないと思います。

――高校時代と比べてだいぶ距離も伸びたと思います

そうですね。そういう面もあって、慣れているつもりなのですがまだまだですね。

――合宿を通じて、意識している点などはありますか

走りの点では、走っているうちに力が入ったりしてしまうことが多いので、なるべく力まずに走るというのを心がけています。長い距離を走ると体に力みが生じてしまったり、フォームが崩れていい走りができなくなってしまって、合宿を長い期間行う中でも疲労とか足の痛みとかにつながってしまうので、そういう点に気をつけて、合宿を全部消化できるように走りの方から意識していきたいです。

――フォームについては、どなたからアドバイスを受けるのですか

基本的に自分で感じることが多いですね。すぐに腕が重だるくなってしまったりしてしまいます。

――現在までの夏合宿の消化具合や感触はいかがですか

必死に先輩方にへばりついて頑張っているのですが、まだまだ弱い部分があって、粘らなくてはいけないところで粘れていない場面が何回かありますね。長い期間合宿をやっているので、やはりちょっとした心の甘えが出てしまっていると感じています。またここから妙高に移動するので、そこでしっかり気持ちを入れ替えて練習していきたいと思います。

――夏で特に強化したい点はありますか

合宿なので、距離への対応は基本として、やはり走り方ですね。起伏のある所で走っているので、足の接地とかが雑になってしまいます。体への負担が多くなってしまったり痛みにもつながるのでそういったところを気をつけたり、長い距離を走ることに対して不安を入学当初は感じていたので、それをしっかり拭えるようにしたいと思います。

――秋以降の個人としての目標があればお願いします

箱根(東京箱根間往復大学駅伝)の予選会や全日本の本戦などいろいろあるので、自分の役割というのが今はまだ明確になっていないのですが、この合宿の中で明確にして、しっかりと自分がすべきところで決められるように頑張っていきたいと思います。

鈴木創士(スポ1=静岡・浜松日体)

――前期のシーズンを振り返っていかがでしたか

トラックでは1万メートルの自己ベストを更新できました。ですが、その後にやった関カレ(関東学生対校選手権)では自分の中では失敗したなという思いがあるので、振り返ると50点くらいです。

――合宿の手応えはいかがでしょう

少し故障していて、今は復帰明けであまり走れてはいないのですが、ここまで順調にやってこれています。高校と比べると距離が圧倒的に増えているので、そこを自分の中でうまく管理できていけたらいいなと思います。

――ここまでで思うようにいっていない点はありますか

やはり距離が増えているので、足が痛くなったりというのは少しずつ増えています。そこは少し自分が思ったようにはいかないなと思います。

――合宿を通しての目標や狙いはありますか

やはり20キロという距離に対応していかなければならないので、高校だったら10キロでよかったところをどんどん伸ばしていかなければいけません。距離の克服というところで、しっかり距離を積んでいけたらと思います。

――差し支えない範囲でメニューを教えてくださいますか

ジョグが基本になるんですけど、あとは距離を積む25キロであったり、4000メートルを3本やるポイント練習とかをここまでやってきました。

――昨日の40キロメートル走は途中から合流されましたね

そうですね。30キロやる予定で途中から合流したのですが、少し足が痛くなったので途中でやめさせてもらいました。以前傷めていたところが気になったので、途中でやめたのですが、しっかりそういうところも管理して距離に対応していかなければならないなと思いました。

――合計で何キロほど走ったのでしょうか

(宿からコースまで)行くのは走って行ったので、30キロちょっとくらいです。

――感触はいかがでしたか

脚づくりが足りていないというところで、きついなと感じました。

――秋には東京箱根間往復大学駅伝予選会(箱根予選会)や全日本大学駅伝対校選手権(全日本)がありますが、そこに向けての目標をお願いします

間が1週間なので両方出るというのはきついかもしれないのですが、どちらに出ても良い結果が残せるようにはしないといけないなと思っています。箱根予選会でしたら1時間3分台を目標にして、全日本でしたら区間1ケタを狙っていけたらと思います。