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ソフトボール部

2019.08.12

東日本大学選手権 8月12日 岩手・石鳥谷ふれあい運動公園

多くの収穫と課題を得た、東日本準優勝

東日本大学選手権
中大    
早大 ×    
(5回コールド)
○山内、松下-澤
◇(本塁打)金子、石井
東日本大学選手権
早大    
日体大 ×    
(5回コールド)
●山内、松下-澤
◇(二塁打)なし ◇(三塁打)なし ◇(本塁打)なし

 早大は2年ぶりの決勝の舞台に立つべく、準決勝で中大と対戦した。相手エースの歳川幹大(中大3年)と、今期3度目の対戦となったこの試合。2回に相手の守備のミスから3得点を挙げた早大は、3回に金子太副将(教4=埼玉・川越)、4回には石井智尋(スポ3=千葉敬愛)が本塁打を放つなど、着実に加点。4回終了時に、5回コールド勝ちが決まる7点差と中大を追い詰めた。ここで早大は山内壮起(スポ3=千葉・成田国際)に変えて、松下直矢(スポ3=京都・南陽)をマウンドに上げる。一死から、相手の2番打者に二塁打こそ許しはしたが、無失点に封じて試合を締めた。

 「中大戦から相手にタイミングが合っているというのがあって、うまくかわせていないなというのがあった」と語るように、山内は本調子とは程遠い中での投球となった。その中で4回まで相手打線を2点にとどめるなど、最低限の働きをしたこの試合。他方で打線も序盤から優位に試合を進め、トーナメント戦を戦う上でチームが目指す、「楽に勝って、2試合目に臨むこと」(高杉聡監督、人10卒=群馬・前橋育英)を実践していた。全日本大学選手権(インカレ)の舞台で目指していくべき、見事な初戦の入り方であった。

中大戦、金子から驚きの一発が飛び出した

 続いて行われた日体大との決勝戦は、相手エースの小山怜央(日体大3年)が登板。小山とは昨年の関東大学選手権以来の対戦となったが、5回を計71球、被安打2と圧巻の投球を披露された。試合を通じて長打を一本も放つことができなかった早大であったが、四球や内野安打から出塁した走者を着実に得点圏へと進めるなど、相手にプレッシャーを与え続けていた。しかし6月に行われた世界選手権で日本代表の主戦として投げ、準優勝に導いた立役者でもある小山から得点を挙げるには至らず。力の差を相手に見せつけられてしまった。

 他方で投手陣も山内が2回3失点、松下も2回4失点と強打の日体大打線の前に失点を重ねた。「甘いボールを逃さず、長打や本塁打にする感じ」(松下)と、日体大打線は勝負どころで畳み掛けることができる強さがあった。今大会では集中力が光った早稲田の攻撃陣であったが、王者日体大との間には、攻撃面でも差がまだ存在していることを痛感する結果となった。本番のインカレで日体大に勝利するためには、序盤で相手投手を打ち崩し、試合を優位に進めていく必要がある。ミスショットをなくすことは、選手たち自身も痛感していることだろう。

日体大戦で、山内は先発の役目を全うできなかった

 準優勝に終わった今大会。「しっかり決勝まで勝ち上がって日体大と試合ができたことに関してポジティブに捉えています」と、残した結果には監督も一定の評価を下している。しかし「不完全燃焼で終わった」と主将である丹野が語るように、選手たちは現状に決して現状に満足をしていない。目指すのはインカレ優勝。その前には立ちはだかるであろう日体大と、最後に本気の勝負をできたことはインカレに向けて大きな財産となったはずだ。昨年のインカレ決勝で味わった悔しさを繰り返さないためにも。一年間の集大成となるインカレでは決勝まで着実に歩を進め、最後に強敵を撃破し、栄冠を手にしたいところだ。

東日本を準優勝したメンバーたち

(記事 大島悠希、写真 友野開登)

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コメント

高杉聡監督(平10人卒=群馬・前橋育英)

――きょうの試合はダブルヘッダーとなりましたが初戦の出来について

きのうのミーティングを含めて、ここ数日試合の序盤に点を入れて(試合を)決められるか。試合を決めて楽に2試合目に行けるかを話していて、その部分で中大戦は比較的楽に序盤に点を取れたのでいいゲームだったんじゃないかと思っています。実際のインカレ(全日本大学選手権)でも、きょうのように序盤になるべく点を取って、有利に試合を進めて、楽に勝って、2試合目に臨むことができるように。そういうことが大事だと思っています。

――コールド負けとなった日体大戦について

去年のインカレで負けて、新チームになってからの関カレ(関東大学選手権)でも負けてというように、いわゆるトーナメント戦ではずっとこういうかたちが続いてる訳なのですが、インカレの決勝でまた当たることを想定して、きょうは打順をいじって戦っていました。結果はこのようなかたちになりましたが、直前の大会でのこの負けというのは、次のインカレに向けては僕はプラスじゃないかと思っていて、明確なイメージを持って、次のインカレで決勝で日体大と戦うときは臨めるという意味で、しっかり決勝まで勝ち上がって日体大と試合ができたことに関してポジティブに捉えています。秋の関カレで負けた後に、夏のインカレでは日体大に勝てると選手の皆には言いきっています。ずっとコールドで負けていて、選手の皆は本当かよと思うかもしれないですが、早稲田の集中力というのが発揮された時に、インカレの序盤で日体大の投手を打ち崩して勝つというイメージが明快にあるので、そういうチーム作りを残り1カ月やりたいと思いますし、きょうは打撃面でいくつか仕留めきれていないミスショットがあるので、本番のインカレではミスショットをなくして、序盤に先制点や大量点を引き出す練習を残りの期間でやっていきたいと思います。

――今大会通した投手陣の出来について

3日で5試合勝つということを想定した投球が二人ともできていたので良かったと思います。無駄な球数を序盤で投げていると、この暑い中、後半の方にきつくなってくる、体力を消耗していく感じも分かっていると思います。インカレ本番では期待の持てるような、今大会のピッチングだったと思っていますし、二人で競い合いながら、助け合いながら、インカレを勝利していければなと思います。コンディション面も、インカレでは万全な状況で臨めればと思います。

丹野太郎主将(スポ4=兵庫・滝川)

――東日本大学選手権(東日本)は準優勝に終わりましたが

そうですね。やはり満足がいかなかった、不完全燃焼で終わったところが大きかったです。

――自身のきょうの出来についてですが、好機で凡退する場面や出塁できない場面が多かったですが

1試合目の方については、気持ちが入り込みすぎたというか、気持ちが先走ってしまい、打てなかったというところが反省点としてあります。2試合目に関しては僕の中では打てそうな球を打ちにいったつもりなのですが、打てなかったので。インカレの決勝でも同じ相手と当たるので、インカレの決勝で打てるように反省や振り返りをしようと思っています。

――日体大のエースと久しぶりの対戦となりましたが

(相手投手は)良かったんじゃないですかね。やはり、すごいなとは思いますが、すごいで終わっては駄目なので、インカレでは何とか攻略をできるように、あと3週間余りの間、皆で練習していきたいと思います。

――どのようにチームをこれからまとめていきますか

チームとして東日本でいい課題が出たので、勝ち進みながら決勝で日体大と対戦して、今の自分たちができることをやって、その上でどうなるのかを知りたかった東日本だったので、課題もしっかりと出たので、そこの課題をあと3週間で潰していこうかと思っています。

金子太副将(教4=埼玉・川越)

――一試合目で相手のエラーを誘った犠打がありましたが、あの打席を振り返っていただけますか

あの場面はバントをしようと思っていて、アウトかなと思いました。中央大の守備もそこまで良くはないので、エラーを誘えて良かったかなと思います。

――久しぶりの本塁打でしたが、きょうの打席についてはいかがでしたか

ツーアウトだったので自分で点を取ろうという風に思っていてその打席だったのですが、インコースの甘めのライズをしっかり振り抜けたので、結果的にホームランになって良かったです。

――きょうのご自身の守備はいかがでしたか

最近若干エラーとかが増えてきた中で、きょうの最後の日体大戦のライトのファールフライも取れなくて、もう少し頑張らなくてはいけないところもありますが、それ以外にもフェンス際のファールフライを取ったりとか、送球でいいボールがいったりとか良くなっているところもあると思うので、全体的にインカレまでにレベルアップできればなと、思っています。

――今後の意気込みをお願いします

日体大にコールド負けしてしまいましたが絶対に勝てない相手ではないなと、きょう対戦して感じたので、勝てる数少ないチャンスを物にできるような練習や技術アップをこれからやっていかなくてはいけないかなと思います。

石井智尋(スポ3=千葉敬愛)

――1試合目の本塁打について振り返っていただけますか

きのうから全然打てていなくて国士舘戦から連続で三振を継続してしまっていたので、その中で1本欲しいというところでホームランが出たので良かったです。

――今大会の調子はいかがでしたか

大会前の練習では調子は良かったのですが、大会に入ってあまり打てなくて、調子は良くなかったですね。

――日体大のエースの印象はいかがでしたか

去年のインカレと関カレでやりましたが、凄かったです。やっぱりトップの代表に入っているので、流石だなと思いました。

――今後に向けての意気込みをお願いします

インカレまであと約1カ月くらいですが、それまでに自分の調子をうまく合わせてインカレでしっかり結果を残せるように頑張っていきたいと思います。

山内壮起(スポ3=千葉・成田国際)、松下壮起(スポ3=京都・南陽)

――きょうの自身の投球について

山内中大戦から相手にタイミングが合っているというのがあって、うまくかわせていないなというのがあったので、あまり良くなかったです。

松下この大会を通して、日を追うごとに段々と調子を落としているのが分かって、良くないと思っていました。もし決勝とかで登板があるなら、何とか修正しないといけないところだったのですが、なかなか修正をできず、思い通りの投球が、あまりできなかったです。

――決勝で対戦した日体大打線の印象は

山内打線がいいなということは前々から分かっていたことなので、その中でどう試合を作るかということが求められていたことなので、それができなかったのが申し訳ないなと思っています。

松下甘いボールを逃さず、長打や本塁打にする感じでした。ワンヒットというよりもほとんどホームランだったと思うのですが、その辺がやはり日体大だなと感じました。

――今大会の収穫は

山内こういう夏の大きな大会で国士舘大を完封できたというのは、自分の中で一つ自信にしてもいいかなと思うのですが、最終日の大事なところで自分の力を発揮できなかったことがインカレに向けた課題かなと思います。

松下今までは山内がほとんど抑えてきたというイメージが、自分でもチームとしても強いと思うのですが、今大会の初戦で山内が4回、自分が3回を投げたのですが、その試合で相手を0点に抑えることができて、あの試合は投手『陣』というのを感じれた意味では良かったと思います。

――インカレまで1カ月ありますが、投手陣としてどのようにしていきますか

山内この大会で自分から松下に繋ぐというかたちが、特に先程言った初戦とかで見えてきたと思うので、最終的にはチームが勝っていればいいので、二人で何とか早大が取った点数以上に点を取られないように試合を作っていければいいなと思います。そこを目指して、インカレをしっかり頑張っていければと思います。