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ア式蹴球部

2019.07.15

関東女子リーグ戦 7月14日 早大東伏見サッカー場

歯車かみ合わず。 今季初の完封負け

第25回関東女子リーグ戦
早大 0-1
0-1
神奈川大
【得点】
(早大)なし
(神奈川大)39’宮本菜々夏、67’成田恵理

 早慶女子定期戦から中1日で関東女子リーグ戦(関東リーグ)後期第4節が行われた。相手は前期(△2-2)で引き分けた宿敵・神奈川大。ア式蹴球部女子(ア女)は神奈川大の前線からの激しいプレスに苦しめられ、思うようにビルドアップができない。すると前半39分にCKから失点を許すと、67分にはPKで追加点を献上してしまう。ア女も何度かゴールに迫る場面が見られたが、自慢の攻撃陣は不発に終わり結局無得点のまま試合を終えた。

 この試合は雨の影響でスリッピーなコンディションの中行われた。ア女は1分、MF中條結衣(スポ4=JF Aアカデミー福島)からボールを受け取ったMF並木千夏(スポ2=静岡・藤枝順心)が左サイドからクロスをあげるもこれは直接相手GKにキャッチされる。幸先よくスタートを切ったかのように見えたア女であったが、その後も並木を中心に積極的に攻撃を仕掛けるがなかなかかみ合わず得点に結びつけることはできない。右サイドでもMF阪本未周(スポ3=大阪・大商学園)やDFブラフシャーン(スポ1=スフィーダ世田谷FCユース)らでパスをつなぎ、右サイド深くまで侵入する場面も見られたが、なかなかシュートまでもっていけず。一方、神奈川大はDF小野奈菜(2年)やMF佐竹杏奈(4年)を中心に攻撃を組み立て、MF平田ひなの(1年)やFW宮本菜々夏(3年)が前線から積極的にプレスをかけていく。ア女の最終ラインはビルドアップを思うようにできず、焦りからミスが出始め、徐々に神奈川大に押される展開に。そして39分、自陣左サイドで与えたFKからファーサイドに飛び込んできた宮本にヘディングで先制点を決められた。ア女も45分にFW萩原優花(スポ3=宮城・常盤木学園)のスルーパスからFW廣澤真穂(スポ1=ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)にいいかたちでボールが渡るも、廣澤のシュートは相手DFにブロックされる。ア女は1点ビハインドのまま前半を終えた。

途中出場で存在感を示した蔵田

 後半から並木に代えてMF高橋雛(社1=兵庫・日ノ本学園)、荻原に代えてMF田中実夏(スポ4=セレッソ大阪堺レディース)を投入し、停滞していた攻撃の活性化を図る。57分には廣澤からパスを受けたシャーンがミドルシュートを放つも、ゴール左に外れてしまう。60分には阪本に変えMF蔵田あかり(スポ2=東京・十文字)を投入。その蔵田が左サイドをドリブル突破する場面も見られたが、味方とうまくかみ合わずチャンスをつくり出すことはできない。そして67分、自陣ペナルティエリア内でファールを犯しPKを献上。これをFW成田恵理(4年)に決められ、2点を追いかける展開となってしまった。完全に後手に回ったア女は相手陣内で攻撃を展開するも、ボールロストをするたびに神奈川大のカウンター攻撃に苦しむことになる。77分にはMF高瀬はな主将(スポ4=ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU―18)に代えてFW土居明日香(スポ4=ちふれASエルフェン埼玉)が投入された。土居の投入で相手陣内深くでボールが収まる場面が増えるも、連係が合わず。ア女は結局得点のないまま試合を終え、今季初の完封負けを喫した。

後半にPKを決められ、リードを広げられてしまった

 今季初の無得点に終わってしまったア女。蔵田や廣澤などのドリブル突破や中盤からのパスで裏抜けするシーンも見られたが、その次に関わる人の少なさから攻撃のバリエーションが貧しくなってしまい、なかなかゴールに迫ることができなかった。またこれまでやってきたビルドアップもグラウンドコンディションや神奈川大のプレスの影響でうまくハマらず。「しっかりと次は勝つ気持ちでというか必ず勝てるようにしっかりと修正していかないといけないですし、こういう苦しい場面も必ずあると思うので、ここで下を向かずしっかりと前を向いて、チームで合わせていきたい」と高瀬。関東リーグ11連覇に向けて負けられない戦いが続く。

(記事 菅沼恒輝、写真 永池隼人)

スターティングイレブン

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早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 16 川端 涼朱 スポ3 東京・十文字
DF 36 ブラフ シャーン スポ1 スフィーダ世田谷FCユース
DF 小林 菜々子 スポ4 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
DF 35 船木 和夏 スポ1 日テレ・メニーナ
DF 中田 有紀 スポ4 兵庫・日ノ本学園
MF 17 阪本 未周 スポ3 大阪・大商学園
→60分 13 蔵田 あかり スポ2 東京・十文字
MF ◎8 高瀬 はな スポ4 ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18
→77分 30 土居 明日香 スポ4 ちふれASエルフェン埼玉
MF 中條 結衣 スポ4 JFAアカデミー福島
MF 12 並木 千夏 スポ2 静岡・藤枝順心
→HT 32 高橋 雛 社1 兵庫・日ノ本学園
FW 18 荻原 優花 スポ3 宮城・常盤木学園
→HT 14 田中 実夏 スポ4 セレッソ大阪堺レディース
FW 34 廣澤 真穂 スポ1 ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ
リザーブ:DF5源関清花(スポ4)、DF27黒柳美裕(スポ2)、DF37吉野真央(スポ1)、MF19桝田花蓮(スポ2)、FW9山田仁衣奈(スポ4)
◎=ゲームキャプテン
監督:川上嘉郎(昭51商卒=神奈川・横浜緑ケ丘)

コメント

MF高瀬はな主将(スポ4=ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

シンプルに悔しいというのが一番です。疲れはありましたが、試合が始まったらそれは言い訳にできないので。この結果をしっかりと受け止めて、次につなげるしかないなと思います。

――きょうのゲームプランは

サイドから崩して攻撃しようというのが自分たちの狙いでしたが、それ以上に相手が前に蹴ってくる特徴を生かしてきて、勢いで勝てない部分があり、流れがつかみにくかったです。それを引きずってしまったことが失点につながったと思うので、そういうところを大きく跳ね返す力が自分たちには足りないのかなと思います。

――試合を通して相手のプレスに苦戦している印象でした

相手が狙い通りにプレスをしてきた中で、自分たちがずっと同じプレーを繰り返してしまって。ビルドアップの方向性も定まらなかったですし、雨でスリッピーな状態でもしっかり技術を出さないといけなかったのですが、そこが大きな敗因かなと思います。

――ハーフタイムではかなり入念にミーティングをされていましたが

ビルドアップの部分で、相手がセンターバック2枚にプレスをかけてきていたので、その間でボランチが顔を出していけば前を向けるという話をしました。ですが後半もそのかたちがあまりつくれず、大きく蹴るばっかりになってしまったので、得点に結びつくチャンスをあまりつくれなかったと思います。

――きょうは相手にGK川端涼朱(スポ3=東京・十文字)選手について研究されていた感じでしょうか

そうですかね、つなぐということはスカウティングされていたと思います。ですがそこで食いついていたので、技術が上回ればしっかりはがせる相手だったなと思います。そこの部分で技術が足りないし、もう少しチームとして合わせていかないとなと思います。

――前がかりになった時にPKを献上しましたが、あのシーンを振り返っていかがですか

全体的に自分たちの攻撃手段でカウンターが多かったので、前がかりになった時に守備の人数が減ってしまうことはしょうがなかったです。ああいったところでしっかりとファールなくはがさないと攻撃にもつながらないので、守備陣だけの責任ではないですし、前でしっかりと収めないといけないので、チーム全体の責任かなと思います。

――早慶戦でもプレスに苦戦する場面が見られましたが、この点はチームの新たな課題でしょうか

今までチームとしてビルドアップでつなぐことを意識してきたので、スリッピーな状況に弱いというか、雨の日の試合では自分たちの技術をうまく生かせないので、雨の中でも自分たちの技術を出したいのですが、こういう状況ではもう少し自分たちの戦い方を変えたり、大きいプレーを増やすことが今後必要になってくるのかなと思います。

――優勝に向けて負けられない戦いが続きますが、今後への意気込みをお願いします

今回負けてしまったことは振り返ってもしょうがないので、しっかりと次は勝つ気持ちでというか必ず勝てるようにしっかりと修正していかないといけないですし、こういう苦しい場面も必ずあると思うので、ここで下を向かずしっかりと前を向いて、チームで合わせていきたいなと思います。

D F中田有紀(スポ4=兵庫・日ノ本学園)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

早慶戦から中1日でコンディション的にはよくない状況ではありましたが、こういった苦しい状況で結果を出せないというのが自分たちの現状を突きつけられた試合でした。

――スリッピーなグラウンドコンディションでしたが

やりづらいなというのが正直なところですが、このような状況も全然あり得るので、こうした中でも技術や精度の部分を上げていかなければいけないと思いました。

――自身の攻撃面を振り返って

逆サイドがチャンスだなというのはスカウティングの時から思っていたのですが、実際そこにボールが渡った場面は少なかったので、そこでしっかりとゴールまで運べていたらもう少しチャンスが増えたと思います。自分も含めてもう少し攻撃の質を上げていきたいと思います。

――前線からのプレッシャーが激しめでしたが

早慶戦の時はキーパーとセンターバックとの間でボールが回せていたのですが、今回神奈川大は前からプレスかけてきたのでかなりハマってしまっていたなというのは前半から感じていました。そこへの関わりが少ないのがきょうの試合だったと思うので、前からプレスをかけられている状況だと空いている場所がもう一つ奥や裏だと思うのでそこをうまく使い、その次に関われる選手がもっと増えていけたら落ち着いて回していけると思います。

――次節に向けて一言お願いします

勝ち点3を取ることは絶対条件で、内容にもこだわっていきたいのですが結果にもこだわってもうこれ以上負けられないなと強く思います。