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ソフトボール部

2019.07.11

東日本大学選手権 7月7日 長野・伊那スタジアム

あと一本が出ない…昨年準優勝の東日本でまさかの2回戦敗退

東日本大学選手権
富士大
早 大
●伊藤、廣瀬、増田―川崎 

 前日の東海大戦で快勝を収め、2回戦へと駒を進めた早大は、宿敵・富士大との一戦を迎えた。一昨年には東日本とインカレの両方で敗戦して辛酸をなめたが、昨年の今大会では接戦の末白星をもぎ取っており、早大が全国の舞台でのし上がる上で、必ずと言っていいほど壁として立ちはだかってくる難敵だ。まさに因縁の相手と呼んでも過言ではない対戦カードであったが、この試合ではそんな難敵から厳しい現実を突きつけられた。

 前日の試合で1失点の完投勝利を挙げている伊藤貴世美(スポ3=千葉経大付)が、この試合でも先発として送り出された。初回、2回は危なげなく無失点に封じるが、3回に強力・富士大打線につかまってしまう。外野手の頭を超える長打や、バントヒットなどの小技を絡めた攻撃でこの回だけで6安打を集められ、一挙5失点。「アイツしかいない」と監督、主将から絶大な信頼で送り出されたエースへの集中砲火は、この試合に重くのしかかることとなった。試合前に念入りな対策を練ったという打線だったが、相手先発の低めの変化球に苦しめられ、ホームベースが遠い展開が続く。3回、4回には連続で得点圏に走者を置いたが、どうしても『あと一本』が出ない。場内には回が終わるごとに、「この回に早稲田大学の得点はありません」というアナウンスがむなしく響き続けた。

伊藤は長短打を織り交ぜた富士大に苦しめられた

 その間にも、伊藤をリリーフした廣瀬が4回、6回とソロ本塁打を浴び、じわじわと点差を広げられてしまう。0-7と大きなビハインドを背負う形となったが、6回に願ってもないチャンスが訪れた。先頭の増子奈保(スポ4=東京・日出)が四球と丹野ちさき(人3=岩手・一関第一)の中前打で無死一、二塁とすると、続く堀はファーストゴロかと思われた打球を相手がエラー。その間に増子がホームを踏み、ようやく1点を返す。さらに岡田夏希(社4=神奈川・厚木商)のショートゴロを今度は相手のショートが悪送球。丹野も生還し、相手にもらったような形で2点目を挙げた。なおも無死二、三塁と、さらなる反撃を見せたいところであったが、廣瀬夏季(スポ4=北海道・とわの森三愛)、古川晴野(スポ4=神奈川・厚木商)、神樹里乃(スポ4=北海道・とわの森三愛)がまさかの3者連続三振。ビッグイニングを作る絶好の機会を逸した早大は、そのまま7回も抑え込まれ試合終了。2-7で無念の2回戦敗退という結果に終わってしまった。

最後の打者となり、うつむく増子

 去年準優勝を成し遂げた東日本選手権だったが、今年は二回戦で姿を消すことになってしまった。この試合はスコアだけで見れば完敗と言わざるを得ない結果に終わったが、内容的にはとにかくもどかしさが残る戦いだった。3回、4回と連続で得点圏に走者を進めたものの本塁が遠く、6回には2点を返すものの無死二、三塁から1点も奪うことができなかった。これらのうちどこかで1点でも得点することができていれば、また違った展開となっていたことだろう。投手陣も一度打たれ始めると止まらなくなってしまう傾向が強く、これもどこかで流れを食い止めていれば、という気持ちにどうしてもかられてしまう。およそ1か月半後にはインカレが控えているが、「このままでは絶対に同じ結果で負けてしまう」と主将の増子は強い危機感を持つ。去年の初戦敗退という悪夢を繰り返さないためにも残りの期間でどうにかして早大らしい集中力を取り戻し、檜舞台で大いに暴れてくれることを期待したい。

(記事 篠田雄大、写真 望月優樹)

掲載が遅くなり申し訳ありません

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コメント

増子奈保主将(スポ4=東京・日出)

――二回戦敗退という結果に関してどうお考えですか

今日は調子のよかった投手が打たれてしまい、うちとしてはダメージの大きい試合になってしまいました。打線も試合前にどのような球を狙うかなど、相手投手の対策を念入りに行いましたが、結果が出なかったです。守備に関してもバントで点を入れられてしまった場面は気持ち的に抜けていたところを攻められたというか、ここにきて自分たちの甘さが出てしまったかなと思います。

――伊藤投手が前日に続いて先発登板しましたね

一番状態が良くて、抑えるイメージがしっかりできるのがアイツしかいなかったので、監督も自分も、先発は伊藤しかいないという意見でした。

――3回にビッグイニングを作られてしまった要因は何でしょうか

打たれた打球が結構風に乗ってしまったかなという印象があります。高めの球も低めの球も満遍なく捉えられてしまったのでバッテリーの配球が悪かったというよりは相手の自分たちへの対策の仕方が良かったのかなと思います。そして、その打たれてしまったショックを周りが引きずってしまったかなという印象もあったので、そういう自分たちの弱い部分を攻められてしまったかなという感じです。

――再三走者を出しながらも決め手に欠いた印象を受けました

この大会が始まる前からずーっと言ってきたことなので、本当にその通りです。チャンスメイクはそれなりにできているのにポイントゲッターが全然役割を果たせていない状況が続いていたので、どうしたらしっかりと走者を返せるかということを徹底出来ていなかった自分の責任もあります。とにかくポイントゲッターが仕事をしっかりとできなかったというのが大きな敗因になったと思います。

――東海大の投手陣は何が良かったですか

先発投手に関してはドロップボールに苦しめられました。自分達はこの投手への対策としてライズボールを意識して試合に臨んだのですが、低めの球の精度が良くて、やられてしまったという部分が強かったです。二番手、三番手に関しては情報を共有しながらやってはいたのですが、自分たちの課題として一巡目で相手投手をとらえきれないというところがあり、それが実際にもろに出てしまったという感じです。

――インカレまでの期間にどのようなことに取り組んでいきたいですか

この後夏までに絶対につぶさなくてはならない課題というものを洗い出して、それをしっかりと全員で共有した上で試合に臨んでいきたいと思っています。いつも通りの授業期間や夏休みを過ごしていても、このままでは絶対に同じ結果で負けてしまうと思うので、優勝のイメージを作るために実践練習をたくさんして、練習試合も8月中に数多く組んで勝率も意識してやらなければいけないと思っています。とにかくこのまま同じようにやっていては負けるというのはチーム内で何度も言って、去年のインカレの屈辱を晴らすために一人ひとり言葉かけをしていきたいなと思っています。結構しんどい期間になるとは思いますが、それくらいしなければ勝てないと思うので、そのような気持ちで練習にも試合にも臨ませていきたいなと思っています。