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卓球部

2019.07.10

第89回全日本大学総合選手権 団体の部 7月6日 愛知・スカイホール豊田

男女ともに関学大に敗北、優勝には届かず・・・

 大学卓球界の日本一を争う戦い、全日本大学総合選手権団体の部(インカレ)が、スカイホール豊田にて開催された。女子部は4連覇、男子部は2007年以来12年ぶりの優勝を目指し望んだ今大会。男女ともに予選グループを2連勝で通過し、迎えた決勝リーグ。1回戦は女子部が中京大に3-2、男子部も北陸大に3-1で勝利し2回戦へコマを進める。相手は男女ともに関学大。先日行われた春季関西学生リーグ戦でアベック優勝を果たしている強豪だ。勢いに乗る関西王者に対し、笹尾明日香(社2=神奈川・横浜隼人)、五十嵐史弥(スポ2=石川・遊学館)の両エースを欠いた早大は苦戦。男女ともに関学大に敗北を喫し、悔しくも目標としていた優勝には届かなかった。


 女子部の決勝リーグ初戦の相手は中京大。1番手の加藤結有子(スポ3=東京・エリートアカデミー/帝京)がペースをつかめず1-3で先制を許す。続く鎌田那美女子主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧が3-0で勝利を挙げるも、金子碧衣(スポ4=愛知みずほ大瑞穂)・岩越帆香(スポ2=福岡・希望が丘)組が敗れゲームスコア1-2と負けの許されない状況に。しかしここは女子部が意地を見せ4番手岩越、5番手金子が2連勝。2回戦へとコマを進める。2回戦相手は関学大。春季関西学生リーグを制した関西の王者だ。最初のゲームを岩越が3-0のストレート勝ち。波に乗りたい早大であったが鎌田が痛恨のストレート負け。「0-3で負けてしまって、流れも止めてしまった」(鎌田)とリズムを崩した早大は、続くダブルスも落とし絶体絶命の状況に。逆転勝利へ望みをかけ、先日の関東学生選手権女子シングルスで2位に輝いた加藤が登場する。粘りのプレーを見せるも力及ばず。団体スコア1-3で2回戦敗退。インカレ4連覇への夢が途絶えた。

 関学大戦では女子主将の鎌田が1セットも取れず苦戦


 苦戦しながらも1回戦を勝ち上がった男子部は、続く2回戦で関西学生リーグ王者の関学大と対戦した。1番手でエースの緒方遼太郎(スポ3=東京・エリートアカデミー/帝京)が激しい打ち合いの接戦を制して先取点をもたらすと、2番手では川上尚也(スポ2=静岡学園)が登場。今年が初めてのインカレ出場となる川上は持ち味である思い切りのよいフォアハンド攻撃でリズムをつかんだが、試合終盤にラリー戦で主導権を握られ惜しくも敗れた。続く3番手のダブルスでは硴塚将人主将(スポ4=東京・エリートアカデミー/帝京)・緒方組が学生ダブルス王者の実力を見せて快勝を収め、一気に勝負を決めたいところだったが4番手が惜敗。勝負の行方は最終試合に委ねられることとなった。早大のラストを託された硴塚は積極的なプレーで第1ゲームを奪うが、この日はレシーブが決まらず武器であるチキータでミスが目立った。流れをつかめないまま2ゲームを連取され、追い込まれてしまう。なんとか第4ゲームを取り返しフルゲームに持ち込んだものの、最後までリードする展開を作ることができないまま相手に押し切られて敗戦。女子部に続き男子部も無念の2回戦敗退でコートを去ることになった。

関学大戦でフルゲームまでもつれるも勝ちきれず


 男女ともに目標の結果に遠く及ばず2回戦敗退という結果に終わった今年のインカレ。主力を欠いていたとはいえ選手たちにとって悔いの残る大会となってしまった。失意の中、「秋リーグは絶対優勝する」(鎌田)、「残り2カ月間で挽回したい」(硴塚)と巻き返しを誓った早大卓球部。団体戦シーズンの集大成となる秋季リーグ戦では、今大会の悔しさをバネに悲願の男女アベック優勝へと突き進んでくれることだろう。

(記事 涌井統矢、吉田寛人 写真 涌井統矢、新藤綾佳)

※掲載が遅れてしまい申し訳ございません


結果


▽女子 決勝トーナメント

・1回戦 対中京大 ○3―2

●加藤1―3若原

○鎌田3―1菅沼

●金子・岩越組2―3熊原・若原組

○岩越3―0太田

○金子3―0久保


・2回戦 対関学大 ●1―3

○岩越3―0光根

●鎌田0―3村田

●金子・岩越組1―3小脇・村田組

●加藤1―3小脇




▽男子 決勝トーナメント

・1回戦 対北陸大 ○3―1

○葉波3―0磯野

●岩永1―3中陳

○硴塚・緒方組3―0川村・中陳組

○硴塚3―2小池


・2回戦 対関学大 ●2―3

○緒方3―2高橋

●川上2―3大西

○硴塚・緒方組3―1高橋・廣田組

●葉波1―3廣田

●硴塚2―3重村


コメント

鎌田那美女子主将(スポ3=北海道・駒大苫小牧)

――今大会はどのような意気込みで臨まれましたか

インカレに向けては、3連覇をしていることもあって周りからは4連覇と言われていたんですけど。私たちは今年本当に0からスタートしたチームなので、このインカレを秋リーグの優勝につなげられるようにという思いで臨みました。笹尾もいないのでダブルスとかも変わっていて、その中でみんなで1点ずつ1勝利ずつして優勝したいと言っていました。


――笹尾選手の不在がチームに与えた影響はありましたか

そうですね。でも笹尾もインカレへ向けてたくさん協力してくれて。相手チームの分析であったりとか。お互いに頑張って、それぞれが良い結果を送り合えるように頑張ろうと話していました。


――チームとして2回戦、関学大との試合を振り返っていかがでしたか

前の試合で(ゲームスコア)1-2から逆転で勝つことができていて。チームとしてはみんなで1点を取ろうっていう思いがあったんですけど、関西大学さんの方が良いプレーとかも多くて思いが強かったかなと感じました。結果的に1-3でチームとしての力が欠けていたのかなと思います。


――関学大の印象としてはいかがでしたか

絶対に勝つぞっていう思いが応援とか試合とかから感じて、うちもそれ以上も応援で頑張りたかったんですけど。結果が負けということなので、そこが負けていたのかなと思いました。


――ご自身の試合を振り返っていかがでしたか

0-3で負けてしまって、流れも止めてしまったし。そこからチームのリズムがおかしくなってしまったので、申し訳ないなと思います。


――対戦相手の村田選手(関学大)の印象としてはいかがでしたか

無理をしないというか、ちょっと独特な感じでした。向こうは安定していて、自分のもろさが出てしまいました。でも、なんとかしなきゃいけない場面だったのですごい反省しています。


――秋リーグへ向けたいきごみをお願いします

秋リーグには笹尾も戻ってきて、今のこのチームで戦う最後の試合になります。なので、このインカレの反省を克服して、秋リーグは絶対優勝するという目標を今一度みんなで確認してやっていきたいなと思います。


硴塚将人(スポ4=東京・エリートアカデミー/帝京)

――今大会の目標を教えてください

試合前は優勝するという目標を立てていました。今回ユニバーシアードのために五十嵐(史弥、スポ2=石川・遊学館)が出ていなかったのですが、それでも五十嵐の分まで頑張るということでよりチーム一丸となって頑張っていこうという目標を立てていました。


――五十嵐選手が抜けた分の戦力のカバーなどはどのようにお考えでしたか

五十嵐がいたら結構勝ってくれるので、インカレの3点勝負のうちの1点を取ってくれる確率が高くなると思います。ですが、そこがいない分僕と緒方(遼太郎、スポ3=東京・エリートアカデミー/帝京)がダブルスに出て落とした場合、3番手、4番手の選手が勝って補えればという思いでやっていきました。


――きょうの試合などを振り返ってみていかがでしょうか

きのう組み合わせが決まった時に(勝ち進めば)明治大学と準々決勝で当たるということで先を見すぎていたかなと思います。今回は足元をすくわれたような、コーチ陣などにも1試合目が終わった後に言われたのですがベンチの雰囲気がふわふわしていてあまり良くないと。相手の方がまとまりがあったりと、そういうところの差が敗因になったかなと思います。


――実際に試合をしてみての北陸大や関学大の印象というのはいかがでしょうか

北陸大にも1―3で岩永(宜久 、スポ1=福島・帝京安積)が負けてしまったり、僕も3―2とか接戦になりました。関学もチーム自体も2―3だったり、個人個人も3−2になるなど紙一重の差だったと思います。その紙一重の差で負けたのはとても悔しかったです。


――今大会を通しての収穫や課題がありましたら教えてください

先の準々決勝や準決勝を見るのではなくて、1回戦だったら1回位戦、2回戦だったら2回戦というように目の前の試合に照準を合わせて100パーセントの力でみんなで戦わなくてはいけないと思いました。


――最後に秋季リーグに向けてお願いします

春リーグではあと1点というところで2位という結果になって、インカレも不甲斐ない結果になってしまったので残り2カ月間で挽回したいです。これからまたチーム一からやり直していきたいなと思います。