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ホッケー部

2019.07.08

全日本大学王座決定戦 7月5日 大阪・立命館OICフィールド

やはり『四強』の壁は厚い…2回戦で王座敗退

 迎えた全日本大学王座決定戦(王座)2日目。初戦に中京大を撃破した早大はこの日、大学女子ホッケー界の『四強』と呼ばれ、優勝候補筆頭の立命大と対戦した。第1クオーター(Q)からペースを握られ、思うように攻撃のチャンスを生み出すことができない早大。後半、巻き返しを狙いたいところだったが、立命大の堅いディフェンスを攻略できず完封負け。早大はベスト4進出とはならず、2回戦で王座から姿を消すことになった。

 立命大のセンターパスから試合が開始。正確なパスワークで、試合序盤から立命大のオフェンス陣がボールを支配する展開が続く。しかし、サークル内に侵入されてもDF橋本実結(社3=東京・早実)らのディフェンスで粘り強くゴールを守っていた。だが第1Q12分、立命大に左サイドからシュートを打ち込まれ、先制を許してしまう。第2QにはMF南家未来(教3=京都・立命館)がカウンターを仕掛ける場面も見られたが、攻め続ける立命大はこのクオーターで2点を追加。0-3で前半を折り返した。

カウンターで相手陣地に攻め込むMF南家

 後半、リザーブメンバーが豊富な立命大はフレッシュな攻撃陣を次々と投入。対する早大の選手には疲れの色が見え始める。しかし、GK高橋詩帆主将(スポ4=栃木・今市)は積極的に前に出て相手オフェンスからゴールを守り続け、チームを鼓舞。その期待に応えるべく、第3Q7分にはMF的場朱音副将(教4=滋賀・伊吹)とFW堀山夏帆(教2=東京・早実)が攻め上がりオフェンスの形を作りたいところだったが、相手は早大をサークル内への侵入を許さない。第4Qも攻撃のチャンスを作ることができず、後半に立命大はさらに2点を追加。0-5で立命大に敗戦した。

DF陣の中心となり味方にパスを送るDF有賀

 前日の中京大戦でSO戦を勝ち取り、流れに乗って下克上を果たしたい早大であったが、立命大の精度の高いパスワークや人数の多さに力及ばず。王座2回戦での敗退となった。しかし、春季リーグ時に山梨学院大に0-11で大敗した結果を鑑みれば、『四強』を相手に5失点に抑えたこの立命大戦は、成長した早大のチーム力が発揮された試合であったと言えるだろう。有賀も試合後「今まで関東で当たってきた四強よりも最小失点で抑えられたので、そこは良かった」と振り返る。メンバーはこの敗戦を肯定的に捉えており、早大にとっては収穫の大きいゲームになったはずだ。そして、早大が次に迎えるのは9月から始まる関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)。留学で3人のメンバーが離脱することになり不安はぬぐいきれないが、安岡裕美子監督(平16人卒=山形・米沢商)は「春リーグでは3位に入ったのでその上を目指していきたい」と、秋季リーグでさらなるステップアップを意気込む。得意のディフェンスやSO戦に加え、オフェンスの連携やカウンター技術が深まれば、関東2位も十分射程圏内となるだろう。2ヶ月後、真夏を経て成長した早大イレブンの姿に注目だ。

(記事 細井万里男、写真 新藤綾佳、山田流之介)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大
立命大
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コメント

安岡裕美子監督(平16人卒=山形・米沢商)

――きょうの試合を振り返っていかがでしょうか

選手がやろうとしていたことは守備の点でしっかり守る意識と、攻撃のパターンにおいて右攻めというところを意識しながらできたのは良かったと思います。

――強豪校との一戦でしたが、どのようなゲームプランを想定していましたか

守備を固めてカウンターで点を取れるか、SO戦へ入ってなんとか勝ちたいなと思っていました。

――春季リーグでは大量失点してしまう試合もありましたが、強豪・立命大に対して5失点に抑えた守備はいかがでしたか

一人一人のマークが春季リーグを一戦一戦やってきて上がってきたと思います。また抜かれた後の対応も判断よく出来たところが良かったと思います。

――一方オフェンスでは少人数で戦っている印象を受けましたが

やはり守備に力を入れた分、その後上がってフォローというところが遅かったかなという気がします。ですが、そこは致し方ないのでそこでも攻めきれるというのを課題にしたいと思います。

――秋季リーグの目標と夏への課題を教えてください

春リーグでは3位に入ったのでその上を目指していきたいです。留学に行く選手たちがいるので夏の合宿でもう一度組み直しをしなくてはいけないと思っています。そのへんのポジションの連携を夏にコミニュケーションを取りながらやり秋に向けたいなと思います。

GK高橋詩帆主将(スポ4=栃木・今市)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

前日とかに自分たちがやりたい守り方とかが結構できてたかなとは思います。

――5-0で立命大に敗戦となりましたが、この結果についてどう感じていますか

今まで強いチームにはダブルスコアで負けてていたんですけど、またまだ課題とかはたくさんあると思うんですけれど、その頃に比べたらちょっと自分たちがやりたいことが明確になってそれが共有できてきているから、点数も抑えれられたのかなと思います。

――きょうの早大のオフェンスとディフェンスをそれぞれ振り返って頂いてもよろしいでしょうか

ディフェンスは、今まで結構相手にポジションを取られちゃったりとか、一発で抜かれちゃったりとかが多かったんですけど、きょうは粘り強く最後まで走ってくれてすごく助かりました。オフェンスの方は、プレスとかでフルプレスとハーフプレスを使い分けていたんですけど、走るポジションだからすごく大変だったと思うし、攻撃の時も私たちはカウンターが多かったので、その時に受けて前に自分で持っていくという作業が多くて負担を掛けてしまったかなとは思います。

――きょうの立命大戦で見えた収穫と反省点を教えてください

収穫はディフェンス面の自分たちの共通理解が深まったことです。相手にポジションを取られづらくなったりとか、マークの声掛けとかもしっかりコートの中でやってくれていたので、そこは収穫かなと思います。課題は、カウンターで攻めた時に点数に、PCを取ったりとか、点を取りにいくというところまで行けていなかったので、そこを課題にしたいと思います。

――最後に秋季リーグでの目標と意気込みをお願いします

このチームでできるのがきょうが最後で、3人いなくなってしまってメンバーが変わってしまうので、そこの部分が落ちないようにしっかりと夏に詰めていければと思います。目標は、やっぱり3位を手堅く狙っていって、大差で負けたチームにも健闘できるようにしたいと思います。

MF的場朱音副将(教4=滋賀・伊吹)

――きょうの試合を振り返っての感想をお願いします

最初は9分くらいまで粘ってて点数を0点に抑えてたぶん、きょういけるんかなってくらいの勢いだったんですけど、第2Qで結構点数入れられちゃったんで、そこが自分たちで穴が開いちゃったところで流れ持ってかれたなと思いました。

――オフェンス面での課題はありますか

やっぱりどうしても強い相手だと守備重視になってしまうので、そこからの得点のシーンといったらカウンターで自分たちの陣地から長い距離を1人で行くとか、ロングからの相手のディフェンスの枚数が多いけど(こちらの)フォワードの枚数少ないみたいな感じで、どうしても一対一の状況になってしまうので、個々の技術をもっと上げていかないといけないというのが課題です。

――ご自身のプレーを振り返るといかがですか

きょうはどうしても相手のディフェンスのボール回しが速かった分プレスで体力を奪われてしまって、ボール一本貰ってもそこから自分らしいドリブルのプレーがあまりできなかったなと思ったので、自分自身体力を上げていくというのと、相手の上手い守備に対してどういうドリブルができるのかというのを考えていきたいと思いました。

――きょうの試合を通しての収穫と課題は何ですか

やっぱり最初の方で(失点を)抑えられてたということは、相手の四強に対しても守備では最初は勝ててたなっていうところがあったのと、ずっとやられっぱなしじゃなくて攻められてた部分もあって、ちょっとの量で一割でも攻められてたところで点数取れてればよかったなと思ったので、どういったときにカウンターで点とれるかというのを練習で極めていきたいと思いました。

――関東学生秋季リーグへ向けて目標はありますか

春リーグで3位を取れてたんですけど、秋リーグだとスタメンで留学に行くメンバーがいるのでメンバーが変わってしまうんですけど、やっぱり順位を落としたくないと思ってるので、今いるメンバーでどうやって勝てるのかというのをしっかり考えながら3位を維持したいなと思っているのと、あわよくば2位か1位まであらがいたいと思います。

――その目標に向けてどのよう対策をしていきますか

個人だと、やっぱり自分で点数取るっていうのが課題なので、しっかり秋リーグでは点数に絡んでいきたいです。チーム全体としてはチームで戦えるような組織力を上げるというのを課題にしていきたいと思っているので、人数少ない中でどうやって戦えるのかというのをチームで考えていきながらチーム全員で戦って勝ちたいです。

DF有賀瞳(スポ4=東京・成城学園)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

4強で1番強いところだったのですごく緊張していたんですけど、今まで関東で当たってきた四強よりも最小失点で抑えられたので、そこは良かったなと思います。

――自身のプレーを振り返ってみていかがですか

前半焦って変なところにパスを出してしまったんですけど、後半になるにつれて相手の動きが読めてきて、途中で強い人とかの(パスに対して)サークルの中でインターセプトができたので、よかったなと思います。

――きょうのチーム全体としてのディフェンスはいかがでしたか

村山(陽香、創理4=東京・東学大付)を中心としてみんな指示がよく飛んでいて、詩帆(高橋、スポ4=栃木・今市)もナイスキーばっかりだったので、ディフェンス面では結構よかったと思います。FWも戻ってきてくれているし、戻ってくる走りでも下からのサポートなどがしっかりしていたと思います。

――これからの課題になりそうなところはどこでしょうか

今後はスタメンが留学とかに行ってしまうので、その穴を埋めるために、基礎体力とか、細かい瞬発的な動きが相手の方が上だったので、そういったところをやっていこうと思います。あとはリバウンドでキーパーが蹴った後のコロコロとしているところをすぐバッと取っていかれることが多かったので、その処理をちゃんとしていきたいなと思います。

――秋リーグの目標と意気込みを教えてください

(留学によって)メンバー的には厳しくなってしまうんですけど、3位をこのまま維持できるように、チーム全体を底上げしていきたいなと思います。