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ホッケー部

2019.07.05

全日本大学王座決定戦 7月4日 大阪・立命館OICフィールド

先制するも初戦敗退、収穫と課題を得る

 ベスト4進出を目標に掲げ、関東第3代表として全日本大学王座決定戦(王座)に出場した早大。1回戦の対戦相手は昨年の1回戦と同じく東海第1代表の朝日大であった。第1クオーター(Q)でFW平岩佑利(スポ1=奈良・天理)が相手GKの隙を突いて先制点を獲得。しかし、直後に相手がペナルティーストローク(PS)を決め同点に追いつかれた。その後、第2Q、第3Qと度重なるペナルティコーナー(PC)からの失点を許し、1-4で初戦敗退となった。

 蒸し暑い空気が立ち込める中、朝日大のセンターパスによって試合が開始。序盤は一進一退の攻防となった。開始5分、相手がPCを獲得。フリックシュートに山本健悟(社4=滋賀・伊吹)が冷静な対応を見せた。試合が動いたのは約8分。MF山下翼(スポ3=滋賀・伊吹)からMF黒川理希(先理2=東京・早大学院)へのパスが通り、サークル内までボールをつなぐ。空いた空間に放たれたボールにFW平岩がサイドから素早く駆け寄るとそのままゴールまで押し込み、見事先制を決めた。相手GKが何もできないほどの意表を突いたプレーに早大チームは盛り上がりを見せた。しかし再開直後、朝日大がPSを獲得。同点ゴールを許した。その後、早大がPCを獲得するチャンスもあったが、追加点は決められなかった。第2QではFW清水拓登(スポ3=滋賀・伊吹)が単独で自陣から敵陣まで駆け上がる好プレーを見せるが、サークルインには至らず。前半終了直前の14分、相手に再びPCを献上。MF大野誠弥主将(政経4=東京・早大学院)が一度はシュートを弾いたものの、こぼれ球を押し込まれ、1-2で前半を終えた。

先制ゴールを決めたFW平岩

 後半、暑さで体力が削られ苦しい時間帯。選手交代を多用する朝日大に対し、少数精鋭の早大は守備陣に疲れが見え始める。第3Q約7分、相手MFに中盤からそのままサークルインされボールを奪えずゴールを決められると、その後再びPCからの失点を許し、1-4まで差を広げられる厳しい展開となった。そんな中でMF山下からFW今村光成(商4=東京・早大学院)、そしてFW清水までパスがつながり攻撃のチャンスを作り出したが、得点には至らない。第4Q、ディフェンスの隙を突かれまっすぐシュートを打たれる危ない場面、GK山本が好セーブを見せる。さらに試合終了直前の約13分、FW平岩が連続でシュートを放つが惜しくもゴールの枠を捉えられず。最後まで反撃を諦めなかった早大だが、結果は1-4で初戦敗退となった。

試合終了後、悔しさをにじませる選手たち

 目標のベスト4には遠く及ばなかった早大。昨年、SO戦の末勝利した相手の成長に泣かされた。しかし、「いい見本を見せてもらった」(原聡監督、昭59理工卒)「見習うべき面が多い」(大野主将)と振り返るように、その成長に学ぶ点は多く実りある試合となった。秋の戦いではさらなる進化を遂げた早大のホッケーに期待したい。

(記事 小出萌々香、写真 山田流之介、細井万里男)

結果
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大
朝日大


コメント

原聡監督(昭59理工卒)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

去年も対戦して、スコアレスで抑えながらも(SO戦で早大が勝利)という、同じようになるかなと思ったんですけどね。ただちょっと失点を重ねちゃったんで厳しかったですね。

――攻撃面、守備面それぞれの敗因をどうお考えですか

結局連動してると思うんですけども、まず入り方としてはこちらが自陣からどう攻め上がるかところが一つのポイントだったんで、そういう意味では前からの守備、プレッシャーが速くて、関東ではあまり経験していない厳しさがあって。そこでこう打開できなかったんで、結果的に攻める回数というのが減ってしまって、1点、1年生FW が頑張っててもぎ取ったんだけども、ああいう得点チャンスになるかたちをもっと作らなきゃいけなかったですね。そのためには自陣からいかに攻めていくかということだったと思います。結果的にそうすると守りの時間が長くなって、頑張ってしっかりプレーできてたと思うんですけども、向こうの連続的な攻撃ですかね、1回守ってもまたそれを続けてくるんで、そこをちょっと耐えきれずにペナルティコーナー取られたり、そういうかたちで失点しましたね。向こうは逆にここぞというときにしっかり決めたので、その差が出てしまったのかなと思います。

――関東学生春季リーグが終わってからはどのような練習をしてきましたか

向こうのチームは一応関西から情報を仕入れて、速い、スピードある攻撃を仕掛けてくるので、それをきっちり前で抑えて、そういう練習をしたんだけど、そこを前ちょっとで抑えきれなくて攻め込まれちゃったんで、そこはもう一つ、頑張らなきゃいけないかなと思います。

――秋へ向けてはどのような対策をしていきますか

きょうもちょっと話をしたんだけど、向こうの選手ひとりひとり上手い選手が多かった、それを言ってると我々先に進めなくなっちゃうんで。上手い選手がきちっと丁寧なプレーっていうんですかね、しっかり追い込んでく、一つのプレーで終わらずに連続的に攻め守りをやってく、そういったところは上手い、下手じゃなくて、技術的に多少劣ったとしてもできることだし、やっていったら身につく、いい見本を見せてもらったのでね。そういったプレーをして一段上のチームを目指していきたいかなと思います。もちろん一人一人も、きょうも先発メンバーと次に出るメンバーで多少差はあったんで、その差を埋めることでチーム力も上がってくし、そういった一つ一つを積み重ねてやってきたいと思います。

MF大野誠弥主将(政経4=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

相手との力の差が出てしまったかなと思っています。最初は先制できたので良かったのですが、同点に追いつかれ逆転された後に自分たちのペースに持っていけなかったのが敗因かなと思っています。

――春季リーグ終了後から王座へ向けて強化した点などはありますか

新しいものという点では特にはありません。ですが相手がロングボールだったり、個人技を使ってドリブルをしてくるというイメージがあったのでそこに対してディフェンスで人数をかけてとりきるという練習が主でした。

――ゲームプランとしてどのような試合展開を考えていましたか

昨年も戦っていたのである程度わかっていたのですが、やはり相手チームの方が個人技というか技術力が高かったので押し込まれるかなと思っていました。なのでなるべくPCを取られないようにカウンターから速攻で仕掛けようというイメージで試合を展開しようと思っていました。

――1年ぶり対戦でしたが朝日大の印象はいかがでしたか

正直きょねんより強いなという印象です。特に全体的な総量も多かったですし、パスをどんどん繋いだり、パスを出した人が再び(ボールを)もらうといった自分たちがやりたかった動きがありました。まんまと返された形だったので悔しかったです。

――先制点を奪いましたがその点についてはいかがですか

予想をしていなかったわけではなかったのですが、実際に取った後に点を取られないことが一番大事だと思いました。なので一回落ち着いてプレスをかけていこうという声掛けをしました。

――このゲームを通しての収穫や課題を教えてください

見習うべき点が多くて、自分たちが目指すプレースタイルが相手チームは統一されていて、そこの点において自分たちより優っていたと思います。チーム力の面をもっと上げていって来シーズンへ向けて頑張っていきたいです。

平岩佑利(スポ1=奈良・天理)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

個人では1点を取ることが出来たのですが、チームでは4点取られて負けているので、悪かった点をしっかりと修正して、秋に繋げたいと思います。

――先制シュートを決めた場面を振り返ってみていかがですか

あまり決めた瞬間をしっかりと覚えてはいないんですけど、ボールが入ってきて、キーパーがスルーするなと思ったので、 あとはゴール飛び込むだけという感じで。狙っていたと言われれば、狙っていましたね。

――リーグ戦が終わってから、どのような準備をしてこの王座に臨みましたか

リーグ戦ではチームの軸となってボールを動かすことがあまり出来なかったので、そういうプレーができるように、ドリブルでボールをしっかり運ぶとか、パスをしっかりと繋いでゴール前で決め切るといった練習をしてきました。

――今回の結果を受けて課題と収穫を教えてください

課題はしっかりゴールを決めるという得点力の部分で、収穫だったのはゴールは取れないものじゃないと自信をつけることができた点です。