メニュー

自動車部

2019.06.27

全関東学生ダートトライアル選手権 6月23日 栃木・丸和オートランド那須

個人団体アベック優勝の快挙!鷹尾、城越が丸和で躍動

 全関東の最終戦となる全関東学生ダートトライアル選手権(全関東ダート)が栃木・丸和オートランド那須にて行われた。男子の部に出場した鷹尾一成(先理3=神奈川・桐蔭学園中教校)、女子の部に出場した城越明日香(商4=福井・藤島)がそれぞれ個人優勝を果たし、さらに男女ともに団体優勝もつかみ取った。これにより早大自動車部は今大会で男女個人団体での完全優勝を達成した。全関東ダートでの早大の団体アベック優勝は2004年以来15年ぶり。

 午前は晴天、午後は雨が降る状況の中でレースは行われた。早大から最初に出走したのは渡邉道理(基理2=富山・片山学園)。公式戦ダート初出場ながらポテンシャルの高さを見せ、タイムは2分2秒25と上々のダートデビューを飾る。綠川壹丸(基幹3=東京・早実)も2走目に1分を切る好タイムを記録。入賞とはならなかったがチームに貢献した。そして、男子3人目は早大のエース鷹尾。1走目から1分57秒台を記録し午前の時点で1位となると、降雨でコンディションが悪い午後も攻めの走りでさらにタイムアップ。首位の座を守り切り、得意のダートで個人優勝を果たした。「自分の力を100パーセント出して優勝するというのが目標だったので、その目標を達成できたことが一番の収穫」(鷹尾)と達成感をあらわにした。3名の合計タイムで競う団体の部では出場チーム中唯一の5分台を記録し、今季初の団体優勝を決めた。

土けむりを上げながら走行する鷹尾

 一方、女子の部には大沼すず音(国教2=東京・日比谷)と城越が出場。先月の全関東学生ジムカーナ選手権で個人優勝した大沼は、今日も快調な走りで2走目に2分9秒95を記録。城越は「82(トヨタ・スターレットGT)でも男子なりのタイムが出せた」との言葉通り、2走目に2分4秒22という男子並みのタイムを叩き出し個人優勝。さらに早大は2位の聖心女子大に34秒差をつけて団体優勝も果たした。留学を迎える大沼と、団体として出場する最後の機会となった城越の二人にとっては、思い出深いレースとなっただろう。

午後、雨が降る中走行する城越

 男女の個人団体を全て制し完全優勝を成し遂げた早大。しかし、その裏にはメカニック陣の懸命なサポートがあったことも忘れてはならない。大会約2週間前には女子用車両に起きたトラブルを克服し、また大会前日に起こった男子用車両のミッションブローに対しても、急きょ都内のガレージに戻り予備のミッションの載せ替え作業を行なうことで試合当日には問題ない状態で臨めたという。鷹尾は「本当にサポートのメンバーには頭が上がらない」とドライバーとしてサポートメンバーらに感謝を口にした。次大会はついに全日本学生ダートトライアル選手権(全日本ダート)となる。今年の全日本ダートは今回と同じ丸和オートランドで行われるため、この場所で練習を重ねている早大にとっては有利な条件となるだろう。悲願の全日本総合杯を獲得すべく、早大自動車部は先陣を切ってこの夏を駆け出した。

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

(記事、写真 細井万里男)

2台の部車とともに賞状やトロフィーを掲げる早大自動車部

結果

▽男子団体の部

優勝 早大 5分59秒36

▽男子個人の部

優勝 鷹尾 1分57秒34(2回目)
   綠川 1分59秒78(2回目)
   渡邉 2分02秒25(2回目)

▽女子団体の部

優勝 早大 4分14秒17

▽女子個人の部

優勝 城越 2分04秒22(2回目)
2位 大沼 2分09秒95(2回目)

関連記事

綠川、城越が個人優勝!団体の部は男女共に2位入賞/全関東学生運転競技選手権(3/12)
大沼がトップに輝き、女子団体の部で優勝!男子は団体7位と課題残る/全関東学生ジムカーナ選手権(6/02)

コメント

鷹尾一成(先理3=神奈川・桐蔭学園中教校)

――個人優勝、そして団体も優勝となりました。今の気持ちを教えてください

率直にすごく嬉しいです。きのう男子車のインテグラがトラブっちゃって、先週の時点で女子車の82の方を箱替えと言って新しく一から車を作るという状態で。試合に出れるかどうかというのも1週間前、2週間前は瀬戸際だったんですけど、きょうこうやって無事完走できて、男子も女子も個人も(優勝を)獲れて、団体も獲れたっていうのはここ2週間チーム力が一気に上がったということだと思います。ジムカーナの時にチーム力が足りないなと思ったんですけど、今回のダートでチーム力が高まったと本当に思っていて、チームのみんなには感謝しています。

――個人総合杯も獲得となったと思いますが

先輩で今まで、3年生で全関東の総合杯を取ったっていう人もそんなに多い訳じゃないので、本当に光栄なことだと思っています。これで「勝って兜の緒を締めよ」という感じで、これから全日本もまだあるので全日本も頑張って、来年も2連覇できるように頑張っていきたいなと思います。

――きょうのレース、1本目、2本目を順番に振り返って

1本目は自分の中でも割と合格点の高い方の走りができて、2位の人と2秒くらい差を離せたので、結構いい感じだなと思っていました。2本目で自分が走行中に午前のタイムを塗り替えられちゃって。午前中の感じだと午後でももうちょっと余裕で勝てるかなと思ったんですけど、やっぱり瀬戸際の戦いになっているってことは自分の力はまだまだだと思います。このままだと全日本で勝てないと思うので、全日本までにはグレードアップして速いドライバーになれるように頑張りたいと思います。

――きょう実際に走っての収穫と反省点は

収穫は、去年自分が丸和で選手として走って、自分の力を100パーセント出して走ることができなかったので、その反省を生かして今年の全関東では自分の力を100パーセント出して優勝するというのが目標だったので、その目標を達成できたことが一番の収穫かなと思います。反省点は正直、今のところはないといえばないんですけど、厳しいことを言うと、男子の残りの2人が入賞できるくらいのレベルになってくれれば底上げというかたちになると思います。そういった面では全日本に向けて全員が入賞できるチームにしなきゃいけないなという反省は見つかったと思います。

――きのうのミッション交換作業については

きのうの前日練習会の午後でミッショントラブルが起こって、4人くらいが新宿の方に帰って、そこから6時くらいから作業を始めました。夜の2時くらいに出発して、今日の4時、5時くらいに到着して、そのままちょっと宿で休憩して、会場入りという感じで。自分はドライバーということで「車の中で寝てていいよ」とサポートして頂いたので、本当にサポートのメンバーには頭が上がらないというか、感謝の気持ちでいっぱいです。自分も整備を頑張ったっていうのも報われたので、本当に良かったなと思います。

――きょうの車両の調子は

去年も試合前にミッショントラブルがあったんですけど、きょうと同じミッションを昨年も全関東ダートの前に使っていたので、実質去年の全関東ダートと全く同じ状態と言ってしまえば同じでした。その点では去年と同じなんだなと思って、特に何も考えずに走ってたので、そこまで車が変わったというような感じはしなかったです。安心して乗れたから勝てたのかなと思います。

――8月には全日本学生ダートトライアル選手権が控えています。最後に全日本ダートへの意気込みをお願いします

全日本ダートは全日本の大会の開幕戦となるので、そこで優勝して全日本ジムカーナ、フィギュアと連勝して、フィギュアは2連勝も懸かっているので、個人ももちろんですけど団体も必ず獲らなきゃいけない、自分が引っ張っていくとともに団体も優勝して、今年は全日本総合杯を獲れると思うので、本気で獲りに行こうと思います。

城越明日香(商4=福井・藤島)

――きょうのレース1本目、2本目を順番に振り返って

1本目は自分が出せる今までのベストな走りができました。午後から雨が降ることが分かっていたので、1本目からタイムを出すということを意識して、気合いを入れて臨むことができました。2本目に関しては、1本目で浮かび上がってきた細かい修正点を着実に詰められた結果、3秒近くタイムアップできたので、これ以上ない結果だったと思います。

――きょう実際に走っての収穫と反省点は

収穫は、82(トヨタ・スターレットGT)でも男子なりのタイムが出せたということですね。去年自分ではベストな走りができたつもりだったんですけど、去年とは明らかに速度が違うなと(レース中)乗りながらも気付いていて。最後デモランナーの82の横に乗ったんですけど、この人も速さがずば抜けて違ったので、まだこういう動かし方ができるんだと気付けたのは収穫でした。反省点は、女子の技術では、まだ自分の精度ではこんなものだったのかというのがあるので、デモランナーの横に乗って気付いた速さや車の動かし方を全日本につなげていきたいと思います。

――きょうの車両の調子はいかがでしたか

電力を発電しないトラブルに見舞われて、走行中にパワーが落ちちゃうかも、という懸念がありました。きのうに関しては色々整理したのできょう残っていたトラブルはそれぐらいでした。あと実はこの車、2週間前のボディとは違うボディになっていて。なので2週間かけて部員総出で直した車なんです。全部(中身を)総移植して部員と一緒に作り上げた車だったので、その思いが詰まっているというのもありました。ですがいくら前の82の中に詰まっていたものだからといって、移植してちゃんと動くかは分からなかったので、そういった懸念もありました。前と同じ挙動をするのかっていう不安もありましたし。心配はありましたけど想像以上の動きができたので良かったと思います。

――城越さんが1位、大沼さんが2位となり、女子団体でも優勝しました。この結果については

前回トラブルがあったからというのもあるんですけど、後輩に負けてしまってお尻に火が付いたというか。今度こそ後がないなと思ったので、去年優勝してたのもあったので2連覇絶対にしてやるぞという気持ちで望んだ結果が、ぶっちぎりでタイムを出せたことにつながったのかなと思います。すず音ちゃんに関してはダート経験がいくら浅いとは言っても、根本的に頭の使い方が上手かったり、アクセル踏んだりといった彼女の長所があったので、大会慣れしていけばもし留学から戻ってきても活躍してくれるんじゃないかと思います。

――8月には全日本学生ダートトライアル選手権が控えています。最後に全日本ダートへの意気込みをお願いします

今度は男子の入賞タイムをぶっちぎりで目指すので、次は女子個人でしか出れないんですけど 、今回に引き続き男女アベック完全優勝を狙いたいと思います。