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水泳部

2019.06.02

ジャパンオープン2019(50メートル) 6月1日 東京辰巳国際水泳場

牧野、200バタでも世界選手権代表へ!

 大会3日目は、日本選手権で女子4×100メートルメドレーリレーの代表を勝ち取った牧野紘子(教2=東京・東大付中教校)が、女子200メートルバタフライに出場。見事派遣標準記録Ⅱを突破し、個人種目でも代表に内定した。また、女子800メートル自由形決勝では佐藤千夏(スポ2=埼玉栄)が序盤から積極的に入るレースを展開し、3位入賞を果たした。

★派遣切った!個人でも世界への挑戦権を手にする

レース後、優勝した長谷川と喜びを分かち合う牧野(左)

 女子200メートルバタフライにはこの種目で世界選手権代表を狙う牧野が出場。日本選手権において、既にこの種目で代表権を獲得している長谷川涼香(日大)とセンターコースに並んで登場した。前シーズンは思うように記録が出ず苦しんだ牧野。しかし、先月の日本選手権で泳ぎの感覚をつかみかけ、この二カ月でその泳ぎを200メートルキープできるよう修正してきた。序盤は落ち着いてレースを進め、前半100メートルの入りは想定通り1分1秒台。4位につけ、ここからじわじわと順位を上げていく。ラスト50メートルでスパートをかけると、前を泳ぐ長谷川にぐんぐん迫り、0秒06差の2位でゴール。タイムは2分7秒32と派遣標準記録Ⅱを突破し、ライバルであり、親友でもある長谷川と抱き合って代表入りを喜んだ。
 久々の2分7秒台をマークし、復調がうかがえる牧野。すぐに改善できる点として、最後の15メートルを挙げた。ラストに泳ぎをキープできるか、そして、前半の100メートルを1分00秒台で入れるかが、今後の鍵になりそうだ。夏の世界選手権では前回大会で果たせなかった決勝進出、そしてメダル獲得を狙う。

(記事 齋藤夏生、写真 宅森咲子)

★積極的なレースで表彰台!

表彰式で笑顔を見せる佐藤(右)

 女子800メートル自由形決勝には、今大会6レース目の佐藤が出場。女子400メートル自由形決勝後、「周りを意識しすぎないように」と語っていた佐藤は、レース序盤、積極的に飛び出す。「周りがどんなに遅く泳いでいても、自分はできるだけ突っ込んでいこう」と先頭に立ってレースを進めた。300メートル過ぎで日本選手権覇者の難波実夢(MGニッシン)、さらには森山幸美(SWANS)に捉えられ、徐々に差をつけられてしまう。それでも、その後も32秒イーブンでペースを刻み、3位を死守。銅メダルを獲得し、表彰台に上った。
 「久しぶりに序盤からいけていた」と収穫を得る一方で、ラストの粘りを課題に挙げるなど、8分36秒26というタイムには満足していない。来月のユニバーシアードに向け、長期の大会で疲労がたまる中でも実力がきちんと出せるよう対策し、自己記録の更新を狙う。

(記事 齋藤夏生、写真 宅森咲子)

★幌村、200バタの代表権獲得とはならず

男子200メートルバタフライで8位に終わった幌村

 男子200メートルバタフライには、幌村尚(スポ3=兵庫・西脇工)が出場。残る代表1枠をつかむべく、レースに臨んだ。予選では「気持ち良く泳げた」と1分57秒51をマークし、7位で決勝へ進出。ところが、決勝では前半100メートルは予選よりも速いラップで入ったものの、そこから大きく失速していく。好調時のレースで見せる後半の伸びは影を潜め、ラスト50メートルで8位にまで後退。タイムも予選より遅い1分58秒00に終わった。レース後、「泳ぎは少しずつ良くなってきている方だと思っていましたが、結果につながらないと意味がない」と話した幌村。7月にあるユニバーシアードまでには、本調子を取り戻したいところだ。また、翌日には男子100メートルバタフライが控えている。日本選手権では準決勝敗退に終わった種目だが、納得のいく結果を収め、夏に向けて弾みをつけたい。

(記事 宇根加菜葉、写真 宅森咲子)

★竹内、佐々木がB決勝に出場

男子200メートル個人メドレーB決勝のレースで泳ぐ竹内

 一方、男子200メートル個人メドレーには竹内智哉(スポ3=神奈川・湘南工大付)が登場した。今大会は肘のけがなどの影響で本来の力を発揮できず、男子400メートル個人メドレーと男子200メートル自由形では予選敗退に終わっていた竹内。それでも、この種目ではどうにかB決勝には進めることができ、予選後には「良かった」と笑って話した。迎えたB決勝では最初のバタフライから積極的に入るプランを立てて臨んだが、想定通りのレースは展開できず。トータルのタイムは予選よりも上げてきたものの、「イマイチという感じ」と首をひねった。幌村同様ユニバーシアードへの出場を決めている竹内。残された時間の中で、目標とするメダル獲得に向け調整していく。
 また、女子200メートル個人メドレーB決勝には佐々木杏奈(スポ1=神奈川・日大藤沢)が出場し、2分17秒36を記録。入学以降、思うように結果が残せずにいるが、B決勝でわずかながらもタイムを上げられたことに対しては前向きに捉えた。「レース前にたくさん名前を呼んでもらえているのが聞こえて、それがただひたすらうれしかった」とレース後に話した佐々木。多くの声援を背に受け、一歩一歩成長を遂げていってほしい。

(記事 宇根加菜葉、写真 宅森咲子)

結果

◇決勝

男子200メートルバタフライ

幌村尚 1分58秒00【8位】

女子800メートル自由形

佐藤千夏 8分36秒26【3位】

女子200メートルバタフライ

牧野紘子 2分7秒32【2位】

◇B決勝

男子200メートル個人メドレー

竹内智哉 2分02秒25【3位】

女子200メートル個人メドレー

佐々木杏奈 2分17秒36【5位】

◇予選

男子400メートル自由形

古畑海生 3分58秒31【22位】

男子200メートルバタフライ

幌村尚 1分57秒51【7位】

男子200メートル個人メドレー

竹内智哉 2分02秒56【14位】

丸山優稀 2分10秒21【53位】

女子200メートルバタフライ

牧野紘子 2分10秒52【3位】

女子200メートル個人メドレー

佐々木杏奈 2分17秒83【16位】

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コメント

決勝進出者

佐藤千夏(スポ2=埼玉栄)

――今回女子800メートル自由形はどのような目標で挑みましたか

最低でも選手権(日本選手権)より速く泳いでメダルを獲得することで、一番はできるだけ自分のベストタイムに近づけることを目標にしていました。

――実際そのためにどのようなレースプランにしましたか

最近は前半から周りに置いてかれることが多かったので、どこかしらで1番になれるように泳ぎました。 

――現に300メートル過ぎまでは1位で、そのあとも32秒イーブンで刻んでいました。実際のレースはいかがでしたか

最後もうちょっと踏ん張れていれば良かったと思いますが、これが多分今の自分の限界なので。来月にはユニバーシアードも控えているので、そこに向けてもう一回調整していきたいと思います。

――ユニバーシアードに向けて修正したい部分はありますか

長期の大会になるとどうしても最後の方になってくるとだんだんつらくなってきて、周りの選手と同じ状況なのに自分だけ、実力が発揮できないというのが多かったので、それに向けての対策をしていきたいと思います。

――女子400メートル自由形の後に、「周りを意識しすぎないように」というお話がありました

最初の50(メートル)から割と皆さん自分のペースでゆったり泳いでいましたが、今回の状態だとゆっくり行っても後半やっぱり落ちてしまって、さらにタイムが落ちてしまうので、周りがどんなに遅く泳いでいても、自分はできるだけ突っ込んでいこうと思っていました。

――前半からいけたのは収穫でしたか

そうですね。久しぶりに序盤から1番でいけていたので。

――8分36秒台で3位という結果に対してはまだ足りないなという感じですか

そうですね、タイムとしては全然遅いので、ユニバーシアードでは難波実夢ちゃん(MGニッシン)のタイムを目標に頑張っていきたいと思います。

牧野紘子(教2=東京・東大付中教校)※囲み取材より抜粋

――決勝レースはいかがでしたか。

決勝は最低限の目標だった派遣標準を突破して、2番以内に入ることができたのでよかったです。

――最後は長谷川涼香選手(日大)との競り合いになりましたが、このレースの手応えは

前シーズンがなかなか思うようなタイムが出なくて、それが少し選手権やジャパンオープンに不安材料として残っていましたが、今回きちんと2分7秒前半を出せたというのは自信につながったと思います。

――日本選手権からの二カ月は、どのように過ごされましたか

選手権の時に少し泳ぎの感覚をつかむことができたので、その感覚を大事に、200メートルをキープできるような練習をしました。 

――女子200メートルバタフライでの代表入りが決まりましたが、夏に向けての意気込みは

前大会では10番で予選落ちしてしまったので、今回は最低限でも決勝に残って、メダルを取れるようにしたいです。 

――長谷川選手と泳ぎ終わった後すぐ抱き合っていましたが、どんな言葉をかけ合いましたか

取りあえず「やった、切ったよ」という報告を私の方から涼香にして、喜んでくれました。

――前回大会も一緒に世界選手権に出て、今年も一緒に出られますが、その辺りはいかがですか

今回ジャパンオープンで私がちゃんと代表取ることができて、また2人での世界大会になりますが、2人とも前回果たすことができなかった目標を果たせるように切磋琢磨(せっさたくま)していていきたいなと思います。 

――長谷川選手が先に代表入りを決めて、どういう刺激を受けましたか

特に励まされたりとかはないですが、4月が終わってから涼香と、1回離れて練習しました。時々一緒に練習する回数が増えたりしたので、そこで一緒に練習して、自然と涼香も頑張ってるからなと思いました 

――個人での代表とリレーでの代表は違いますか

そうですね、正直100(メートルバタフライでの優勝)は予想外だったので。選手権は100も私よりベストが速い人はたくさんいるので、200で代表を取っといた方が来年のためにもいいなと思いながら、2バタの練習をメインにしてました。

――世界選手権での目標は

最低限は決勝に残ることで、メダルを狙わないと出る意味はないのかなと思うので。今どんどんタイムも上がってはいるので、そこをもう少し上げてメダル争いをしたいなと思っています。

――直したいところは

今回の反省ですぐ直せるなと思ったのは、最後の15メートルくらいがきつくて、このままいけば涼香に勝てるくらいだったのですが、最後にばててタッチも合わなくて刺されたという感じでした。そこの泳ぎをキープするのは練習をすればできるかなと思っていて、でももっと速くなるには前半を00秒とかで楽に入れるようにならないといけないかなという気持ちはあります。 

――刺せるという気持ちは結構大きかったですか

調子もよかったので、最後の50に貯めていた部分はあって、なので最後、いくぞという気持ちで久しぶりにその感覚になれたらいけたので。最初は負けていて、「あ、二番だ」と、悔しかったんですが、タイムを見たら、「あ、切れてる」という感じで、なんか不思議な感覚でした。 

B決勝進出者

竹内智哉(スポ3=神奈川・湘南工大付)

――今のレースを振り返っていかがですか

もう少し(タイムが)出るかなと思いましたが、遅かったですね。

――後半は予選よりも速いタイムでした

バッタ(バタフライ)を頑張ろうと思っていましたが、思ったよりもうまく泳げなかったなというのがあって。後半に上げられたのも、前半あまりいけなかったから上がったという結果だったと思うので、イマイチという感じですね。

――レースプランはありましたか

そのバッタを頑張ることでした。予選でバッタがベストラップよりも1秒近く遅かったので、(B決勝では)もう少し上げたかったのですが、良くなかったですね。

――肘の調子は回復傾向にありますか

治ってきてはいますが、痛みではなくて感覚や体力の面ではまだまだ練習しないといけないなという感じです。

――ユニバーシアードまでに調整できそうですか

ユニバーシアードではメダルを取りたいので、あと1カ月頑張って泳いでいこうかなと思います。

佐々木杏奈(スポ1=神奈川・日大藤沢)

――今のレースを振り返っていかがですか

そんなに満足していい結果ではありませんが、レース前にたくさん名前を呼んでもらえているのが聞こえて、それがただひたすらうれしかったです。

――予選よりもタイムを上げられたことについてはいかがですか

最低でも2分15秒くらいまでは乗せたいと思っていたので少し残念な感じはありますが、昨日は予選からB決勝でタイムを落としてしまったことを踏まえると、こうやってB決勝でタイムを上げられたのは良かったかなと思います。

――7月には早慶戦がありますが、どういう目標を持って臨みたいですか

早慶戦では200メートル個人メドレーに出ますが、ジャパンオープンや日本選手権と違ってチームの戦いになってくるので、少しでもチームに貢献できるように頑張っていきたいと思います。

予選後

竹内智哉(スポ3=神奈川・湘南工大付)

――B決勝に残りましたね

なんとか(笑)。良かったです。

――昨日から気持ちは切り替えられましたか

完璧に切り替えるのは無理でしたが、練習の状況からしてもどちらかというと400より200の方が頑張りたい気持ちはあったので、最低B決勝でも残れたのは良かったです。

――泳いでみて感覚はいかがでしたか

あまり良くはないかなと。いつもと同じ感じに泳いでいるつもりでも、全然進んでいる感じがなかったので、(感覚は)全然違うかなと思います。

――B決勝の目標はありますか

予選よりタイムを上げたいです。2分0秒ぐらい出せたらうれしいですが多分出ないので、予選よりもタイムを上げることを第一の目標にして頑張りたいと思います。

幌村尚(スポ3=兵庫・西脇工)※囲み取材より抜粋

――予選の泳ぎはいかがでしたか

久しぶりの長水路の2バタ(男子200メートルバタフライ)で不安や緊張もありましたが、気持ち良く泳げたので決勝に向けて備えたいと思います。

――代表権獲得が目標になると思いますが、日本選手権後一カ月の過ごし方を振り返っていかがですか

日本選手権が終わってからショックが大きかったので、立ち直るのに時間はかかりましたが、気持ちもだいぶ落ち着いてジャパンオープンに臨めているのではないかと思います。

――決勝はどのようなプランでチャレンジしていきたいですか

派遣標準はもちろんですが、まずは1分54秒台前半を狙っていけるようにしていきたいと思います。

丸山優稀(法3=埼玉・大宮)

――きょうのレースはいかがでしたか

取りあえずゴーグルに水が入っちゃって。何も言えないです。

――泳ぎの調子が悪かったわけではなかったのですね

はい。単純なミスをしてしまって。 

――あと男子200メートル背泳ぎが残ってます

ちゃんと決勝に残るというのと、今日の分の悔しさをちゃんと出せるように頑張ります。 

古畑海生(スポ2=兵庫・市川)

――きょうのレースプランは

ベストの時が前半押さえて後半上げるというかたちだったので、もう一度そのパターンを試しましたが、思ったよりタイムが上がらなくて残念でした。

――上がらなかったのはなぜか、考えるものはありますか

感覚とタイムが合っていなくて。感覚的にはまあまあでしたが、タイムがついてこなかったです。 

――男子800メートル自由形が残っていますが

1500(メートル自由形)をメインだと考えているので、1500につながるようなレースをしたいです。 

佐々木杏奈(スポ1=神奈川・日大藤沢)

――昨日から気持ちの切り替えはできましたか

気持ち自体はしっかりと切り替えることができましたが、泳ぎで完璧なところまで持っていくというのが難しいというのは分かってはいたので、タイムは良くないですが、納得かなという感じはします。

――泳いでみて感覚としてはいかがでしたか

昨日の400から考えると決していいタイムではないですが、思っていたより自分の泳ぎや気持ちをつくり直すことができて、感覚的にもそこまで悪くなかったので、もう1回泳げるということで、16番で何も失うものはないと思ってまずは楽しんでレースをすることを目標にできたらいいなと思います。

――タイムは気にせずに臨みたいということですか

楽しんだ結果タイムがついてきたらいいなぐらいの感覚で考えておいた方が今の自分にとってはいいのかなと思うので、ベストにできるだけ近づけるように頑張りたいと思います。