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ラグビー部

2019.06.01

関東大学春季大会 対大東大 6月2日 埼玉・熊谷ラグビー場

関東大学春季大会・・・大東大戦展望

 令和初の早慶戦を制した早大。連携の取れたプレーが光った。前半、NO・8丸尾崇真(文構3=東京・早実)のパスダミーからのトライやFB河瀬諒介(スポ2=大阪・東海大仰星)のゲインからSH河村謙尚(社2=大阪・常翔学園)による得点など、昨季から出場機会が多かった選手中心となってが活躍。また、チーム全体として連携もよく得意の『展開ラグビー』でトライを重ねる。19-0のリードで折り返したものの、修正力と持ち前の強力なスクラムでの攻撃を発揮した相手にペースを奪われかける。細かいミスが目立ち、ディフェンスの甘さを相手に突かれて得点を奪われしまう。だがWTB梅津友喜(スポ4=岩手・黒沢尻北)とSO岸岡智樹(教4=大阪・東海大仰星)の連携プレーやCTB長田智希(スポ2=大阪・東海大仰星)の俊敏なステップで点数を奪い返し、36-12で試合終了。流通経大戦に続く快勝ではあったものの、ディフェンスの甘さや反則の多さなどが課題として残った。

丸尾が独走し、トライを挙げた

次戦の対戦相手である大東大は、昨年全国大学選手権(大学選手権)ベスト8というかたちでシーズンを終えた。今季の大東大チームスローガンは『One Team』。FWの入れ替えを経て、加入したメンバーの経験不足をいかに補うかを課題としている。走り込みの練習を多く取り入れ、スピード面を磨く。『走り勝つ』を目標として、NO・8佐々木剛主将(大東大)を中心として追求してきた精度の高いプレーも、壁となって早大の前に立ちはだかる。また、現在大東大は帝京大、東海大と対戦し、関東大学春季大会(春季大会)2連敗を喫している。それだけにモスグリーンジャージーの大東大は貪欲に勝利を追い求めに来るだろう。

ラック周辺でのディフェンスでの活躍が期待されるフランカー大崎哲徳(文構2=東京・国学院久我山)

 今季の早大のチームスローガンは『For One』である。ラック周辺でのディフェンスとセットプレーの強化、規律を守るなどの課題を1試合ごとに消化しようと努めてきた。CTB中野将伍(スポ4=福岡・東筑)が大東大戦に向け、「規律とディフェンスの部分を修正すればアタックにもつながって点数も伸びる」と話すように、修正力が試される試合となるだろう。また、流経大戦、慶大戦で見られた磨きがかかった展開力は早大の強みであり、大東大戦でも連携の取れた展開が期待できる。精度を追求してきた大東大に対して、プレーの粗さを反省点として挙げることの多い早大。対戦を通して、現在の早大ラグビーのプレーの質が明確となるかもしれない。

 春シーズンは両校ともに、個々の力を上げるために、チーム作りを進めている。特に早大の相良南海夫監督(平4卒=東京・早大学院)は各試合でテーマを掲げ、選手は日々鍛錬を重ねてきた。与えられた課題をチーム一丸となって達成できるだろうか。やるべきことに注力して取り組めるか、期待の1戦である。

(記事 馬塲貴子 写真 千葉洋介、安岡菜月)

   

 
     

    

早大出場予定メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
久保 優 スポ3 福岡・筑紫
森島 大智 教4 東京・早実
小林 賢太 スポ2 東福岡
星谷 俊輔 スポ3 東京・国学院久我山
三浦 駿平 スポ4 秋田中央
大崎 哲徳 文構2 東京・国学院久我山
柴田 徹 社4 神奈川・桐蔭学園
丸尾 崇真 文構3 東京・早実
河村 謙尚 社2 大阪・常翔学園
10 中西 亮太朗 商2 東京・早実
11 加藤 皓己 創理4 北海道・函館ラサール
12 中野 将伍 スポ4 福岡・東筑
13 長田 智希 スポ2 大阪・東海大仰星
14 河瀬 諒介 スポ2 大阪・東海大仰星
15 南 徹哉 文3 福岡・修猷館
リザーブ
16 木下 隆介 文構3 東京・本郷
17 中野 幸英 文構4 東京・本郷
18 土田 彬洋 スポ3 茨城・茗溪学園
19 増原 龍之介 教4 広島・崇徳
20 沖野 玄 商4 北海道・函館ラサール
21 藤浪 魁 基理4 東京・本郷
22 吉村 紘 スポ1 東福岡
23 安部 勇佑 スポ3 東京・国学院久我山
※監督は相良南海夫(平4政経卒=東京・早大学院)
関東大学春季大会Aグループ星取表
帝京大 早大 慶大 東海大 大東大 流経大
帝京大

6/16 13:00

帝京大G

◯42-20

●26-31

◯60-7

◯50-19

早大

6/16 13:00

帝京大G

◯36-12

●36-40

6/2 13:00

熊谷

◯51-24

慶大

●20ー42

●12ー36

6/16 13:00

東海大G

6/9 13:00

慶大G

●12-38

東海大

◯31ー26

◯40-36

6/16 13:00

東海大G

◯33-29

6/9 13:00

東海大G

大東大

●7-60

6/2 13:00

熊谷

6/9 13:00

慶大G

●29-33

6/16 13:00

大東大G

流経大

●19-50

●24-51

◯38-12

6/9 13:00

東海大G

6/16 13:00

大東大G

※熊谷は埼玉・熊谷ラグビー場、帝京大Gは東京・帝京大学百草園グラウンド、山梨・中銀スタは山梨県小瀬スポーツ公園、慶大Gは神奈川・慶大日吉グラウンド、早大Gは早大上井草グラウンド、長野Uは南長野運動公園総合球技場、東海大Gは神奈川・東海大湘南グラウンド、大東大Gは埼玉・大東大東松山グラウンド、茨城・流経大Gは龍ヶ崎グラウンド

 ■順位決定方法
①順位の決定に当たり、勝ち点制を採用し、全試合終了時点で、勝ち点の多い順に順位決定を行う。
②勝ち5点、負け0点、引き分け2点とする。
③またボーナス点として、以下の勝ち点を与える。
 1)勝敗に関係なく、4トライ以上獲得したチームに、勝ち点1を追加
 2)負けても7点差以内ならば、勝ち点1を追加
④全試合終了時点で勝ち点が同じ場合、次の各号により順位を決定する。
 但し、3チーム以上が並び、各号において2チームが並んだ場合は、並んだ2チームについてそれぞれ次号により決定する。
 1)全試合の得失点差の多いチーム
 2)全試合でのトライ数が多いチーム
 3)全試合でのコンバージョンゴール数の多いチーム
 4)当該チームでの抽選