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ラグビー部

2019.05.06

定期戦 5月5日 対東大 早大上井草グラウンド

完封ならずも攻守で圧倒!

 日差しがグラウンドを照り付ける。上井草のホームグラウンドはこの日も観客、選手ともども熱気に満ちていた。年に一度、東大との定期戦。昨年は90-10の大差で勝利を収めたが、ことしはそれを大きく上回る点差をつける。相手の守備の隙をかいくぐり、トライを量産し、気づけば136点を奪取。選手1人1人の力をそれぞれ存分に出し切った。

 立ち上がりは上手く守りを固めた。東大をディフェンスで押し戻し、長い時間相手陣で釘付けにする。守りでの好調ぶりとは対称に、アタックでは反則や相手の守備に阻まれなかなか得点には結びつかない。調子をつかんだのは、前半10分。スクラムを組み、そのまま押し切る。最後はNO・8田中智幸(政経2=東京・早大学院)がインゴールでグラウンディング。その後もセットプレーで優位性を生かし、ゲーム進める。突破される危ない展開も散見されたが、ディフェンスではどうにか切り抜ける。開始から18分を過ぎると、早大がトライを量産。勢いは止まることなく、前半が終わる頃までには54点も得点した。

 幾度となくゲインラインを突破し、4トライを挙げた田中

 後半はメンバーを多く入れ替えた状態で突入したが、前半の流れを断ち切ることなくトライを重ねる。後半30分を過ぎる頃にはスコアは100点を超え、チームの勢いは止めようもなかった。後半約35分。フェーズを重ね、じりじりと敵陣に攻め入る。ロック桑田陽介(スポ2=愛知・明和)にボールが渡ると、相手ディフェンスをものともせず突破。フィジカルの強さで圧倒し、最後はSH森谷隆斗(商2=東京・早大学院)がインゴールに飛びこんだ。この時点ではまだ無失点の早大。試合終盤で完封勝利なるかと思われた。しかし、一瞬の隙を突かれ、一気に走り抜かれと、右隅にトライを許した。その後東大は、息を吹き返したようにコートを駆け回るが、ここでノーサイド。試合終盤に失点し、課題を抱えるかたちで試合を終えた。

 時にはタテ突破でアタックの起点となったFB千年原倭(東京・早実)

 今試合は、選手の個の力を見せつけた。中でも敵に臆することなくフェイントをかけながらゲインする姿は、とても清々しいものであった。しかし、CTB松本悠汰(スポ4=大阪・天王寺)は最後にとられたトライを厳しく評価する。「選手の甘さ」、「意識が足りない」と、この結果を評した。完封勝利まであと一歩だっただけに悔しさも一入だったのだろう。今回の反省点を修正し、チームレベルの底上げを図りたい。

(記事 佐鳥萌美 写真 千葉洋介)

コメント

CTB松本悠汰(スポ4=大阪・天王寺)

――今季初のスタメンでの出場でしたが、心境としてはいかがでしょうか

 前半40分だけの出場でしたが、定期戦ということで引いてはいけないということを意識していました。(チームの中で)2つテーマがありました。『attitude』と『challenge』の2つです。特に『challenge』という部分は練習試合の摂南大Bの時にもできていました。『attitude』の部分がまだ、FWのディフェンスの上がりの部分とか、人数が合っている時のディフェンス上がりがまだまだ全然だったので、きょうはそこの部分を絶対にやってこうと考えていました。一定の成果は出たかなと思います。

――その2つのテーマは今試合で実戦することができましたか

 『challenge』に関しては、結構積極的にアタックできていたので。若干、試合展開がああいう感じになって、大味なかたちになってしまいましたが…。『attitude』に関してはディフェンスで止め続けることはできていました。ですが、最後に(点を)取られたということが、出場している選手の甘さというか、あの1点で接戦だったら負けているので。ちょっと意識が足りないのかとは思いましたね。

――今季最多となる得点136点を取ることができたことに関してはいかがでしょうか

 アタックに関しては敵陣で取り切れない場面がありましたが、その後は抜けた後のサポートとか、そういった部分は徹底できていたので。あとはさっき挙げた『challenge』の部分が、いい方向に皆が意識できていたのかなと思います。

――個人として意識していたことは何かありますか

 個人としては全員、アピールを求められている立場だと思います。ボールキャリーであったら絶対にゲインラインを切る。ディフェンスであったら常に前に飛ぶということを意識していて、もうちょっと個人的にはアピールしたかったなという気持ちは正直ありますね。

――今試合よかった点はどこでしょうか

 こぼれ球しっかり拾ってゲインできたところと外につなぐ時にしっかり呼んでトライにつなげることができた。練習をやって、しっかり意思疎通を図れたことかなと思います。

――全体的にコミュニケーションは取れたいたということでしょうか

 そうですね。そこはよくできていたと思います。

――最後にこれからに向けての意気込みをお願いします

 僕は体も、多分CTBの中で1番小さい方で、めちゃくちゃ足が速い方わけではないので。まずは、ハードワークする。アタックでは絶対に抜けたやつにサポートいくとか、ディフェンスでは絶対にタックル外されないとか、そういうところを強みにして上に上がっていけたらなと。

NO・8田中智幸(政経2=東京・早大学院)

――きょうの試合で意識していたことはありますか

 きょうチームのテーマが「challenge」と「attitude」というところで。アタックは「challenge」で練習でやってきたこと全部出して、「attitude」はディフェンスなんですけど絶対0封で抑えようって決めてました。

――ボールキャリーはいかがでしたか

 自分ではずらして強く当たることを意識していたので、それを体現できたのでよかったと思います。

――4トライを挙げられましたが、その場面を振り返っていただけますか

 久しぶりにこんなにトライとれて、けどサポートの部分でトライしたとことかあったので、そこで走れたのが良かったと思います。

――セットプレーを意識されてたと思いますが、振り返っていかがですか

 セットプレーは相手より早くセットしてこっちから仕掛けるっていうのを意識してやってたんですけど、できた時はいいスクラムを組めたり、いいラインアウトできたのでそこは継続していきたいです。

――ご自身のアピールしたいポイントがあればお願いします

 アタックしてる時が自分の強みだと思うので、ボールキャリーなどを監督にアピールできたらと思います。

SO島本雄太(創理3=神奈川・桐蔭学園)

――きょうの試合で意識していたところはなんでしょうか

 まずアタックのところで。自分がまっすぐ仕掛けて、外に放るという意識をずっと練習中からしているので、スクエアでボールをもらって、次の人に放るというのをずっと意識してやっていました。あともう一つが前回の摂南大B戦でゴールキックの成功率が悪かったので、ゴールキックの修正を行いました。

――実際にやってみていかがでしたか

 前回よりできました。前日にやることを整理して臨んだので、しっかりできました。

――そのコンバ―ションキックなんですが、20本中18本決められています。練習では何を意識したのですか

 練習というよりは蹴り方を少し変えました。前回の試合ですべて左に流れていたので、今回は足をまっすぐ振り抜くというのを意識してやっていました。

――キックの成功率が上がったことに関しては自信になりましたか

 なりました。

――他に何か収穫はありましたか

 チームとして意識していたことなんですけど、まず“『challenge』っていう部分と『attitude』っていう部分を意識していて、アタックだったらとにかくやってきたことを『challenge』して出していこうという部分ができたのと、今週ずっと言われていたディフェンスの部分では『attitude』でディフェンスしたり、タックルしたりという意識を全員が持って前に出るっていうのができたのでよかったと思います。

――春に向けて意気込みをお願いします

 春の間にA戦に出たいので、着実に1個1個のことを丁寧にやって上に上がっていければと思います。

定期戦
早大 スコア 東大
前半 後半 得点 前半 後半
12
11
54 82
136 合計
【得点】▽トライ 田中4、清水3、宮下3、池本2、千年原2、森谷2、宇野、長谷川、宮武、村岡 ▽ゴール 島本(18G) 
※得点者は早大のみ記載

   

 
     

早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
木下 隆介 文構3 東京・本郷
長谷川 太 スポ2 群馬・太田
後半0分交代→16宮武
武田 雄多 文4 東京・早実
前半33分交代→17黒田
桑田 陽介 スポ2 愛知・明和
後半0分交代→19永瀬
高吉 将也 教3 神奈川・桐蔭学園
岸野 楓 教4 岐阜聾
坪郷 智輝 法3 埼玉・川越東
後半16分交代→20淺沼
田中 智幸 政経2 東京・早大学院
後半0分交代→21宮下
藤浪 魁 基幹4 東京・本郷
前半24分交代→22矢野
10 島本 雄太 創理3 神奈川・桐蔭学園
11 池本 暖 人2 愛知・千種
後半0分交代→25村岡
12 田所 賢汰 社3 埼玉・早大本庄
13 ◎松本 悠汰 スポ4 大阪・天王寺
後半0分交代→26宇野
14 清水 竜成 教2 東京・早実
15 千年原 倭 文構3 東京・早実
リザーブ
16 宮武 海人 政経2 東京・早大学院
17 黒田 瑛大 社3 埼玉・早大本庄
後半分18交代→18安西
18 安西 樹 法4 東京・早大学院
19 永瀬 功太郎 文構2 東京・早実
20 淺沼 黎 政経2 東京・青山学院
21 宮下 龍樹 人2 茨城・茗溪学園
22 矢野 翼 スポ3 愛知・明和
後半12分交代→23蒲谷
23 蒲谷 勇太郎 法4 東京・早大学院
24 森谷 隆斗 商2 東京・早大学院
25 村岡 隆貢 人3 東京・国学院久我山
26 宇野 明彦 スポ4 神奈川・横須賀
※◎はゲームキャプテン、監督は相良南海夫(平4政経卒=東京・早大学院)