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ハンドボール部

2019.04.27

関東学生春季リーグ 4月27日 東京女子体育大学体育館 

序盤の失点が響き敗戦するも、可能性を感じさせる試合に

 0-7。これが前半15分までに早大が負ったビハインドだった。試合前から劣勢な試合展開は予想されたが、「正直びっくりしていた」(阿部美幸、スポ2=東京・佼成学園女)という言葉からもわかるように予想以上の点差であった。守備では相手の攻撃を全く止めることができず、攻撃では7メートルスローを止められてしまうなど攻守において大苦戦。しかしタイムアウトをきっかけに自分たちのプレーを取り戻し、反撃を開始する。結局最後まで点差を縮めることはできなかったが、上位進出が予想される東海大に対しても早大のプレーが通用することを証明した。

 前半、最初に得点のチャンスを掴んだのは早稲田だった。阿部の積極的な仕掛けから7メートルスローを獲得。確実に決めて先制したいところだったが、吉田瑞萌(スポ3=東京・佼成学園女)が放ったシュートはキーパーに防がれると、そこから悪夢のような15分間が始まる。前半2分に強烈なミドルシュートで先制されると流れは一気に東海大に傾き、立て続けに得点を許してしまう。早大も杉山瑞樹主将(社4=神奈川・横浜創英)のサイドからループシュートや、阿部のミドルシュートなどで相手ゴールに迫るが決めることはできない。逆に東海大はミドルシュートや早大のミスからの速攻で効率よく得点を重ねていく。気づけば、前半15分までの間に7点差がついていた。しかしここから早大も反撃を開始する。吉田のシュートが相手に当たってコースが変わりゴールに吸い込まれ待望の得点を奪うと、岡崎麗(教3=埼玉・浦和実)のミドルシュートや衣川直緒(社3=愛知・星城)のサイドシュートなどでじわじわと点差を縮めていく。そして前半24分、吉田の積極的な仕掛けから相手が退場すると流れは一気に早大に。7メートルスローを岡崎がキーパーの逆を突いて決めると、直後には吉田、杉山と繋ぎ最後は紅林詩乃(スポ2=東京・佼成学園女)が決める見事な速攻を見せた。さらに、杉山がカットインからシュートを決め3連続得点を奪う。前半終了直前の相手のセットオフェンスもしっかり防ぎ、良い流れで前半を終えた。 

シュートを放つ杉山主将。劣勢でも声を出し続けた

 後半は、前半とは全く違う試合展開に。開始早々2得点を許したが、早大も阿部が連続得点を奪い必死に食らいつく。後半4分には速攻から杉山がシュートを決めこの日二度目の3連続得点で流れを完全に掴んだように思えたが、不可解な判定で衣川直緒が退場になり数的不利になってしまう。だが、7メートルスローこそ決められたものの、それ以上の失点は許さず。逆に、岡崎がこの日2本目のミドルシュートを決めるなど数的不利でも互角以上の戦いを見せる。その後4連続得点を許したが大沢アビ直美(スポ4=東京・佼成学園女)が好セーブを見せるなど一方な展開にはさせない。中盤から終盤にかけては杉山、吉田、岡崎、阿部と様々な選手がゴールを奪ったのも印象的であった。後半終了間際には見事な連携から最後は吉田がミドルシュートを突き刺し試合終了。最後まで前半の点差を縮めることはできなかったが、後半のスコアは10-12と互角に近いスコアであった。

指示を出す宇野監督

 試合後、「相手をリスペクトしすぎていた」(宇野譲監督、平19人卒=熊本・済々黌)という言葉の通り、試合の入り方には大きな課題を残したが、点差を離されても自分たちのプレーを続けて流れを取り戻す、数的優位の場面でしっかり得点を重ねるなど、随所で早稲田の成長を感じられた。セットオフェンスの際の単純なパスミスなどを無くし、きょうの中盤以降のような体を張ったプレーを見せることができれば、おのずと結果はついてくるだろう。まずはあした、日本女子体育大学に勝利し平成最後の試合を白星で飾りたい。 

(記事 稲葉侑也 写真 栗林真子、菅沼恒輝)

関東学生秋季リーグ
早大 16 6-10
10-12
22 東海大
GK 大沢アビ直美(スポ4=東京・佼成学園女)
LW 杉山瑞樹(社4=神奈川・横浜創英)
LB 吉田瑞萌(スポ3=東京・佼成学園女)
PV 紅林詩乃(スポ2=東京・佼成学園女)
CB 岡崎麗(教3=埼玉・浦和実)
RB 阿部美幸(スポ2=東京・佼成学園女)
RW 衣川直緒(社3=愛知・星城)
コメント

宇野譲監督(平19人卒=熊本・済々黌)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

最初のスタートの部分で少し離されてしまって相手にリズムを渡してしまったのはもったいなかったかなと思います。最後終わってみたら6点差という結果で、序盤0ー7で負けていたので、もしそこをしっかりと同点でいけていれば勝つチャンスもあったかなというところで、きょうに関してはスタートの入り方の部分がもったいなかったと思います。

――これまでの試合は中盤に離されてしまう試合が多かったのに対して、きょうは序盤で一気に離されてしまった原因をどのように考えていますか

去年一度も勝てていない相手、かつ相手は去年から出ているメンバーが中心のチームということで少し相手をリスペクトし過ぎて、一対一などのところで勝負ができていなかったのかなと思います。中盤以降自分たちのプレーをして一対一でもしっかり戦えるようになってからはリズムを掴めていたので、序盤ビビってしまったのがもったいなかったなと思います。

――前半終了間際など、良い時間がありましたがその要因は何でしたか

タイムアウトを取った際に「体を張れ、そこで戦わないと相手のペースになってしまう」という話をしたのですが、その後にこの試合で初めて体を張ったプレーをして相手に退場者を出すことが出来てこちらのペースになったので、後半もしっかり体を張ったプレーをして、流れを自分たちに引き寄せようという話をしました。

――開幕から4試合を終えた感想と次への意気込みをお願いします

もちろん一戦必勝で戦ってはいるんですが、昨年4年生主体のチームだったので試合経験の無さというのを試合ごとに培っていきたいというのはあって、その経験というのが次以降の試合に必ず繋がってくると信じているので、まずはあしたの試合に必ず勝ちたいと思います。

阿部美幸(スポ2=東京・佼成学園女)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

先週も最初にミスが多くてそのまま離されて負けてしまったんですけど、きょうは点差離された後にみんなで団結できていたので、そこを最初からできていたら良かったのかなと思います。

――序盤、7点差をつけられたときはどのような気持ちでしたか

正直びっくりしていて、でもやっぱり勝ちたいので、1点ずつ返していこうという気持ちで、戦っていました。

――監督はリスペクトし過ぎたと話していましたが

やってみたらそうでもなかったというか、最初から自分たちが負けの姿勢だったのでそこを勝ちの姿勢でいけてたら点差も離れずに良い試合になったのかなと思います。

――積極的なプレーが目立ちましたが意識したことはありましたか

相手の分析をした時に自分の前のディフェンスと横のディフェンスが弱いという分析があったので、いつもより自分で強引にいってみようかなとは考えていました。

――4試合を終えた感想と事前への意気込みをお願いします

まだ自分の力を発揮できていないと思うのでもっと頑張りたいと思います。