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バレーボール部

2019.04.23

春季関東大学リーグ戦 4月22日 千葉・順大さくらキャンパス

順大を下し、春季リーグ戦前半を6連勝で終える

 4月上旬から始まった春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)もいよいよ折り返しを迎える。ここまで順調に勝ち星を積み上げてきた早大はきょう、順大と対戦した。速さのあるジャンプサーブや威力のあるスパイクに苦しみ、ラリー戦に持ち込まれる場面もあったが、ブロックポイントなどから流れをつかみ始める。第3セットは23-23と同点に詰め寄られる部分もあったが、セットカウント3-0(25-16、25-19、25-23)で勝利し、春季リーグ戦前半を6連勝で終えた。

 きのうの課題として挙がった「受けに回ってしまった」(武藤鉄也副将、スポ4=東京・東亜学園)部分の改善が試された第1セット。武藤副将のコースを突いたサーブで順大のレシーブ陣を乱し、村山豪(スポ3=東京・駿台学園)のダイレクトアタックでいきなりブレークに成功する。中村駿介(スポ3=大阪・大塚)の攻撃を読ませないトス回しで順大ブロックを翻弄(ほんろう)した。急きょスタメン出場が決まった北川諒(教2=東京・早実)も献身的なレシーブを見せ、セッターにAパスを供給し続けた。2度の4連続得点を含む6度のブレークで9点差をつけて第1セットを先取。課題克服の様相を見せた。第2セットも第1セット同様に順大は途中からセッターを交代させるなど巻き返しを図ったが、しっかり対応した早大に軍配が上がった。宮浦健人(スポ3=熊本・鎮西)の助走をとったダイナミックなスパイクなどで中盤までに4点差をつけると、その点差をキープしたままセット終盤へ。最後は中村、村山のブロックポイントで25点目を獲得した。

トスを上げる中村(前)とクイックを放とうとする武藤副将(後)

 このまま取り切りたい第3セットだったが、序盤はサイドアウトの応酬が続きなかなか点差を引き離すことができない。順大が早大の攻撃に徐々に慣れ始め、サーブレシーブから1回で攻撃を決めるレセプションアタックの成功率が下がってしまい、順大のリベロを中心とした守備を前にうまく攻められないシーンが多く見られた。そんな拮抗した展開を打ち破ったのが、村本涼平(法4=京都・洛南)のクロススパイクだ。中村・村山の高さのある2枚ブロックが何度もワンタッチを取りながらつないだボールをクロス方向に打ち抜き、会場は大きな盛り上がりを見せた。このブレークポイントを皮切りにサイド陣が躍動し、試合終盤までに21-17と4点の差をつけることに成功。しかしここから順大がもう1度息を吹き返し、23-23と同点まで迫られてしまう。続くサイドアウトを宮浦の指先のブロックアウトを狙ったスパイクできっちり取りきり24-23。続く村本のサーブが相手を絶妙に崩し、切り返しから大塚達宣(スポ1=京都・洛南)がしっかりスパイクを決めジュースに持ち込ませなかった。ストレート勝利をおさめ、単独首位で来週からの上位校との対決に臨むことになった。

バックアタックが好調だった村本

 ここまで下位チームとの6試合を終え、収穫と課題が明確になりつつある。ピンチサーバーとして出場した重藤トビアス赳(スポ1=神奈川・荏田)や、控えリベロの北川、先週の試合で初得点を記録した中島明良(法1=京都・洛南)、岩本大吾(スポ1=兵庫・市立尼崎)など、Bチームの層の厚さを見せられたことは非常に大きい。しかし4月7日の慶大戦第2セットやきょうの試合の第3セット序盤など、何度もラリーが続きなかなかサイドアウトを切れない場面がこれまでも何度かあった。高い攻撃力を持つ日体大や東海大と戦う上で、レセプションアタックの成功率は勝利に大きくつながる重要なポイントとなる。相手の攻撃に慣れてくる第2セット終盤以降の戦い方に注目したい。

(記事 松谷果林、写真 萩原怜那)

セットカウント
早大 25-16
25-19
25-23

順大
スタメン
レフト 村本涼平(法4=京都・洛南)
レフト 大塚達宣(スポ1=京都・洛南)br />
センター 武藤鉄也(スポ4=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ3=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ3=熊本・鎮西)
セッター 中村駿介(スポ3=大阪・大塚)
リベロ 北川諒(教2=東京・早実)
コメント

武藤鉄也(スポ4=東京・東亜学園)

――きょうの試合を振り返ってみて

きょうは堀江(友裕主将,スポ4=和歌山・開智)がいない中で厳しい試合が予想されていましたがその分北川(諒、教2=東京・早実)が入って活躍したり今まで試合で堀江がやっていた役割をチームで補い、堀江もベンチからすごく良く声を出していたのでチーム一丸となってきょうは勝てたのではないかと思います。

――堀江主将がコートにいない中でチームの状況はいかがでしたか

プレーをみたらチームとして決して良いとは言えないですがそれでも勝ち切ったということがチームにとって良いことなのではないかと思います。

――3セット目の終盤で追いつかれてしまった場面についてはいかがですか

相手も最後意地を見せてきたではないですが、攻めてくる中でやはり堀江がいない分、レセプションがチーム全体で乱れてしまって質の悪いボールが駿介(中村、スポ3=大阪・大塚)に流れてしまって、トスを駿介も上げづらかったと思います。それが直接的な原因かはわかりませんがコンビも乱れてしまったので来週に向けて修正したいなと思います。

――きょうのご自身のプレーを振り返ってみて

きょうはあまりスパイクも決まっていなかったですしプレー的にはあまり良くなかったと思うのですが堀江がいない分、自分と村本(涼平、法4=京都・洛南)の4年生2人でチームを引っ張っていかなければいけないということでいうときょうは(チームを)引っ張れていたのではないかと思います。

――来週の中大戦に向けて

来週からリーグ戦(春季関東大学リーグ戦)も後半で、その次にも黒鷲旗であったり色々な大会に出させてもらえるので一戦一戦集中できるように、最初中大と戦って成長して東海と戦い、最後黒鷲旗に臨めるように、ここが完成ではないので、課題が見つかる良い試合にしたいなと思います。

村本涼平(法4=京都・洛南)

――きょうの試合はいかがでしたか

きのうアクシデントで堀江(友裕主将、スポ4=和歌山・開智)が出られなくなってしまったということで、(その負担を)うまくみんなで分散させて補えたことがチーム全体でできたのがよかったです。

――サーブレシーブなどの守備範囲について

堀江のサーブレシーブの範囲が広くて、北川(諒、教2=東京・早実)とは範囲が違うところがあります。そこについては大塚(達宣、スポ1=京都・洛南)と3人で話し合って、サイドもしっかり(サーブレシーブに)入ろうということを決めました。北川が負担に感じないようにしましたが、あまり返っていなかったですね、全体的に。

――相手のジャンプサーブはかなり威力があるように見えました

やっていた感覚では取りづらさはなかったかなと思います。スピードはもちろんありましたが、ドライブの回転がきれいにかかっている人が多かったので、取りにくくはなかったですが、チーム全体で見たときにはじいた場面や(返球位置の)ちょっとしたズレとかが多かったです。それで駿介(スポ3=大阪・大塚)もクイックを使いづらい状態になってしまったので、そこの精度はもう少し高めていきたいです。

――主将、副将ともにいないコートになる時は村本選手が最上級生になりますが、その点についてはいかがですか

コートに入っているメンバーは下級生ですが、結構頼りになるしっかりしたメンバーが多いです。その分自分は上級生で引っ張っていかないといけないという部分もありますが、本当にしっかりしているので、逆に自分が引っ張ってもらっているくらいです。いい意味でそれぞれ自覚をもってやってくれているので、いいかたちになっていると思います。

――なかなかサイドアウトが切れなかった場面を振り返って

2セット目の後半ぐらいからサーブレシーブ、1本目がずれ始めたんですよね。そこでタイミングがずれて、悪い体勢になってしまうことが多かったと思います。向こうも結構リベロ中心にディグの位置をセット間で修正してきていて。そこで決まらなくなった感じがありました。

――きょうは欲しいところでのブレークポイントを決められていた印象がありました

きょうはスパイクちょっと調子よかったですね(笑)。良い状態でセッターが持ってきてくれているっていうのもあります。自分に上がってくるトスは少ないですが、そこでちゃんと決めきれないとだめですよね。今から相手がどんどん強くなるということもありますし、この調子を継続できたらと思います。珍しくバックアタックも決められました(笑)。

――レフトというポジションでのスタメンで6試合終えてみて

最初の週は初めてですごく疲れもあってサイドきついなと思っていましたが、2週目3週目とこなしていくうちに体も徐々に慣れてきていい状態で動けてきているなと思います。まだまだ始まったばかりだという感じがしているので、サイドとしてチームにもっと貢献できる部分があると思っているので、頑張っていきたいです。

中村駿介(スポ3=大阪・大塚)

――きょうの試合を振り返って

相手が結構フロント(状況に応じてポジションを変えるブロックのシステム)で来ていたので、ボールがレフト側に寄ったらライト側に(トスを)上げるとか、そういうこと意識しながらプレーしました。真ん中をもう少し通そうと思っていて、真ん中ずっと飛んでくれていたので、パイプもライトからのバックアタックも使えたので上手いかたちで進められたのでよかったです。

――ラリー中のトスについては

準備ができている選手になるべく上げようと思っています。きょうは村本さん(涼平、法4=京都・洛南)もかなり準備ができていたので、トスを結構上げたらたくさん決めてくれたという感じです。

――前半戦6試合終えましたが、正セッターとしてのここまでを振り返っていただけますか

だいぶ試合には慣れてきましたが、まだまだ試合勘というか、どこでどの選手を使おうとか選手の誰が調子いいとかがつかめていない部分もあります。後半戦では上位チームと戦っていくので、そのあたりを大事にしながらやっていこうと思っています。

――第2セット終盤、第3セット序盤ではなかなかサイドアウトが切れない場面もありました

相手も攻撃力があるので、そこまで焦らずに自分たちの攻撃をやったら通じると思っていました。周りを落ち着かせられるようにということですね。

――きょうは北川諒選手(教2=東京・早実)が正リベロとして出場されていました

友裕さん(堀江主将、スポ4=和歌山・開智)が結構声を出してくれて引っ張ってくれているタイプですが、北川も北川なりに頑張ってくれています。ディグも結構たくさん上げてくれましたし。しっかりパスも返してくれて、やりやすかったです。

――来週以降の後半戦に向けて

まだまだコンビが合っていない部分があるので、コンビの精度を上げること。そして、なかなか攻撃が決まらない状況も出てくると思うので、何度も攻撃するということを大事にしていきたいと思っています。