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ソフトボール部

2019.04.21

第51回東京都大学連盟春季リーグ戦 4月20日 埼玉・早大所沢キャンパス

白星こそならずも、強豪日体大相手に互角に渡り合う

春季リーグ戦
日体大
早 大
●廣瀬、伊藤―川崎 

 先週の東京都大学連盟春季リーグ戦(春季リーグ戦)2日目の2連戦を連勝で飾り、勢いに乗った早大はきょう、絶対的王者・日体大との一戦に臨んだ。昨季のリーグ戦にて大差での敗北が続いていた相手だが、上位進出を狙う上では勝利が必要条件だ。そんな中で今日は投打共に緊迫した試合を展開。日体大をあと一歩のところまで追いつめた。

 大事な試合の先発マウンドを託されたのは、リーグ戦1日目、2日目と安定した投球を披露していた廣瀬夏季(スポ4=北海道・とわの森三愛)。初回、2回までは連続で得点圏にランナーを許すものの、持ち前の粘り強さを発揮し何とかホームへの生還までは阻止。しかし3回表、先頭の9番打者に対し、「チェンジアップが高めに浮いてしまった」と捕手の川崎楽舞(スポ4=千葉・木更津総合)が振り返るように、失投を捉えられてまさかの被弾。1点の先制を許すと、続く4回表には1死から7番打者に左翼フェンスを高々と超える特大ソロを浴びて2点目。さらに2死1塁から1番打者に右中間真っ二つの適時二塁打を打たれ、4回途中3失点で無念の降板となった。

伊藤は日体大相手でも存分に持ち味を発揮した

 続いてマウンドに上がったのは、ここまで2試合にリリーフ登板し、完璧な内容を見せている伊藤貴世美(スポ3=千葉経大附)。「しっかりと前後の差を使い、要所を切ることを意識した」と話すように続く4回のピンチも冷静に火消し。5回以降も三者凡退のイニングこそなかったもののコメント通りのピッチングで0で切り抜け、打線の援護を待つ。

川崎の復調はチームにとって大きなプラスだ

 日体大の投手陣を打ちあぐねていた打線は、廣瀬、伊藤の踏ん張りに奮起し6回裏にようやく反撃開始。先頭の代打・堀奈々美(スポ3=千葉経大附)が右安打で出塁すると、続く神樹里乃(スポ4=北海道・とわの森三愛)も中前打でチャンスを広げるなどして1死一、三塁とまたとない好機を演出。ここで打席に立ったのはここまでリーグ戦でわずか1安打と低迷していた川崎。「フルカウントだったので死ぬ気でくらいついた」と執念でセンター前へ運び待望の1点目を挙げる。さらに増子奈保(スポ4=東京・日出)も三遊間をしぶとく抜く適時打で続いて2点目を奪い、1点差まで詰め寄る。なおも1死一、二塁と同点、さらには逆転まで狙える状況だったが後続が続かず、最終回も三者凡退に封じられて2対3で惜しくも勝利を逃した。

 白星こそ手に入れられなかったものの、昨季リーグ戦でコールド負けを喫するなど力の差を見せられ続けてきた日体大と、今日の試合では互角に渡り合った。主将の増子も「日体大相手にここまで戦えたのは自信にしていい」と話すようにチームとしての成長に手ごたえを感じているようだ。しかしながら「打力に歴然とした差がある」と増子、川崎の両主力が振り返るように、明確に課題も浮き彫りに。今後の戦いで上位進出をうかがう上で日体大という存在はしっかりと視界に捉える必要がある。だが、まずはあしたの東京富士大とのリーグ最終戦を勝利で締めくくることが、さらなるステップへの近道となろう。

(記事、写真 篠田雄大)

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コメント

増子奈保(スポ4=東京・日出)

――主将として今日の試合を振り返っていかがですか

めちゃくちゃ悔しいです。全員の本気で勝ちにいってたので。いつも日体大戦では大差で負けてしまうことが多かったのですが、今日は投手陣が本当によく頑張ってくれて、競った展開に持ち込めました。しかし打線がランナーはかなり出していたにも関わらずあと一本がなかなか出ず、勝ちきれなかったことが本当に悔しいです。

――負けてはしまいましたけれど、ご自身、反撃の2点目となる適時打を放たれました。そのことに関してはいかがですか

ようやく打てた!という感じです。日体大戦ではなかなか安打を放つことができなくて、あの打席までベンチや監督さんがずっと背中を押し続けてくれたので、絶対に結果を出したいと思っていました。打った後は結構ホッとしました笑笑。

――日体大の強さとは、今日対戦されてみてどういうところだと思いますか

何より1番から9番までホームランを打てる選手がそろっているところですかね。ただバットを振ってくるだけではなくて、打てる球を吟味してしっかりと芯でとらえてくるイメージだったので打撃に関してはうちとはまだまだ差があると感じています。

――明日のリーグ戦最終戦の意気込みをお聞かせください

もう勝つしかないです。負けはしましたけど日体大相手にここまで戦えたのは自信にしていいと思いますし、初回からエンジン全開でぶっ飛ばしていきます!

川崎楽舞(スポ4=千葉・木更津総合)

――今日の試合を振り返っていかがですか

悔しいの一言です。いつもは大差がつく中、今日は接戦に持ち込めたので勝てたという感覚が強いです。

――日体大打線はひたすら長打を狙ってくるだけではなく、ファウルで粘ったり逆方向に打ってきたりとつなぐバッティングというものも目立ったように見えましたが、対戦されてみてどうでしたか

日体大打線が他チームと比べて秀でていると感じる点は、厳しいコースはファウルで逃げて、甘く入ってきた失投を絶対に逃さないという点にあると感じたので、いつも以上に繊細なリードをしなければならないと思っていました。投手陣は私のリードに応えてくれて、本当によく頑張ってくれましたが、必ず何球かに1度失投はしてしまうものなので、それを逃さなかった日体大はやっぱりすごいなと感じました。

――お聞きしづらい質問ですが、その点で言うと、ホームランを打たれた球というのはやはり失投だったのでしょうか

そうですね。1発目は高めに浮いてしまったチェンジアップを、2発目も高めに浮いたまっすぐを逃さずに運ばれてしまいました。

――ご自身反撃の1点目の適時打を放たれましたがそのことに関してはいかがでしたか

汚い言葉で言うと、相手を殺すくらいのつもりで何としても打たなければと思って打席に入りました。最近あまり打てていなかったので、ここで打てなければ終わりというくらいの気持ちでした笑笑。

――今日試合を実際にされてみて、早稲田と日体大の差というものは何だと思いますか。

やはり歴然とした差があるのは打力かなと思います。投手力に関しては日体大とは互角に渡り合えていたと感じています。

――明日の試合の意気込みをお聞かせください

やはり勝たなければ特別ページシステムで不利な戦いを強いられてしまいますし、前回の対戦でコテンパンにされている東京富士大にリベンジするという意味でも何としても勝利で締めくくりたいです!

伊藤貴世美(スポ3=千葉経大付)

――今日の試合を振り返っていかがですか

負けてはしまいましたが、後半に打線がしっかりミートできていたことは良かったと思います。守りのほうも今までは大差で負けてしまうことが多かったのですが、投手陣がしっかりとボールを動かしたり、野手陣もきわどいボールをしっかりと捕ったりして守備からリズムを作れたのでいつもより少ない失点で抑えることができました。

――リーグ戦でいまだに無失点が続いていますが、その好調の要因は何ですか

2月にけがをしてしまい、4月の頭までまともに投げることができず急にリーグ戦を迎えるという形になったのですが、その分球威よりも制球を重視して投球していることがいい結果につながっていると思います。

―-今日の強打の日体大相手でも相変わらずスコアボードに0を並べる活躍でしたが、日体大打線と対する際に意識していたことは何ですか

しっかりと前後の差を使って要所を切ることを強く意識して投球しました。

――リリーフでの登板が続いていますが、ブルペンではどのようなことを意識して準備されていますか

先発投手がランナーをため始めたらそろそろかなという風に、いつ登板しても大丈夫なように試合の流れをしっかりと見るようにしています。またリリーフ投手は自分の登板機会まで相手打者のスイングなどを観察することができるので、見て分かったことを自分の投球に生かすようにしています。

――明日の東京富士大戦がリーグ戦最終戦となりますが、どのような形でリーグ戦を締めくくりたいですか

自分が登板する機会があれば、しっかりと0点で帰ってきたいですし、チームとしても東京富士大戦は山場になると思うので、打って大差で勝てる試合展開に持ち込みたいと思います!