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水泳部

2019.04.06

第95回日本選手権 4月5日 東京辰巳国際水泳場

幌村、悔しい3位入賞。竹内、牧野は決勝に進出!

 大会中間日の4日目、早大からは5人が決勝および準決勝に出場した。2連覇の期待も懸かっていた幌村尚(スポ3=兵庫・西脇工)は、タイムを伸ばせず3位。悔いの残る結果に終わった。一方、竹内智哉(スポ3=神奈川・湘南工大付)と牧野紘子(教2=東京・東大付中教校)はあすの決勝に進出。それぞれ自己ベスト更新、個人での代表入りを懸けたレースに挑んでいく。

★代表内定ならず。幌村、200バタで3位に終わる

男子200メートルバタフライで3位に入った幌村(右)

 悔しいレースになった。男子200メートルバタフライ決勝に登場した幌村。「楽にいけた」と話す前半100メートルを7位で折り返すと、次の50メートルで徐々に前方との差を詰めていく。ところが、「正直体がバテてきちゃって」と準決勝同様ラスト50メートルのスパートをかけ切ることができない。順位こそ上げるも先頭を泳ぐ瀬戸大也(平29スポ卒=現ANA)との差は開いていき、最後は寺田拓未(日体大)に0秒15差でかわされ3位でフィニッシュ。1分56秒15と自己ベストはおろか、代表選考の基準である派遣標準Ⅱにも及ばなかった。「自信は結構あったんですけど」。昨年痛めていた肩の調子も悪くなく、いい練習も積んできた。だからこそ、納得のいく結果を残せなかったことへの悔しさが募った。
 この種目の代表2枠中、派遣標準Ⅱを突破し内定を勝ち取ったのは優勝した瀬戸のみ。残り1枠の選考は、来月から行われるジャパンオープンに持ち越された。「あと1枠あるので、そこをしっかり勝ち取らないと駄目」。2年連続の代表入りへ。次こそはきっと、その真価を示してくれるはずだ。

(記事 宇根加菜葉、写真 村上萌々子)

★牧野、準決勝を4位で通過

調子の良さをうかがわせている牧野

 実力者が集いし烈な代表争いが繰り広げられている女子200メートルバタフライ。早大からは女子100メートルバタフライを制した牧野が予選をプラン通りの泳ぎで突破。続く準決勝では隣のレーンを泳いだ同じクラブチームのライバル長谷川涼香(日大)が、派遣標準Ⅱを上回る好タイムを記録。事前に長谷川から「ほぼ全力でいく」と聞いていた牧野にとっては想定内の出来事ではあったが、それでも「もうちょっと近くで泳ぎたかった」と口にするほど大差をつけられたレースになってしまった。また、「朝よりも最初の泳ぎがちょっと重かったような気がした」と振り返るように、実際にタイムも想定していた8秒台を出すことはできず2分9秒52で全体の4位。それでも「コナミオープンまでは全力で泳いでも出なかった」タイムであること、そして後半のラップタイムをそろえられたことは、あすの大事な一戦に向けて明るい材料となっただろう。迎える決勝では、自己ベストの更新と2年ぶりの個人での代表入りを目指す。

(記事 青柳香穂、写真 村上萌々子)

★竹内はあすの決勝へ。丸山は大幅に自己ベスト更新!

背泳ぎを力泳する竹内

 男子200メートル個人メドレーには竹内と丸山優稀(法3=埼玉・大宮)が出場し、共に準決勝まで駒を進めた。ライバル選手の欠場もあり、上位進出も期待される竹内。とはいえ派遣標準記録突破までは自己ベストを1秒以上縮める必要があり、自身も「自己ベストをしっかり更新して、少しでも派遣記録に近づけるように泳ぎたい」と冷静な姿勢で臨んでいる。準決勝では瀬戸大也(平29スポ卒=現ANA)が常に先行し、竹内は藤森丈晴(ミキハウス)と2位争いをする展開に。最初のバタフライで自己ベストを出した際と同等のタイムを刻み、背泳ぎを得意とする藤森に対しわずかにリードを保った形で前半を折り返す。平泳ぎでもそのまま競り合いを見せたが、最後は自由形で離され、3着でフィニッシュ。全体5位で決勝へ進出することとなった。「1分59秒台を楽にいく」ことを目指していたことを踏まえると、2分0秒32と少し物足りない結果。レース後、「学内で一緒に練習してる人たちがあまりいい結果を残せていない」との口にした竹内。決勝では早大勢の空気を変えるような、鮮やかなレースを期待したい。
 一方丸山にとって男子200メートル個人メドレーの準決勝進出は「想定していなかった」出来事だった。今大会初めてのレースとなった予選では自己ベストを大幅に更新。苦手な平泳ぎでも粘りを見せた。夕方行われた準決勝ではタイムを落としてしまったものの、『想定外』のレースで本人も納得の好記録をマーク。「ちゃんと1カ月ここに照準を合わせてやってこれたな」という自信を裏打ちし、あすの男子200メートル背泳ぎにも期待が高まる結果となった。

(記事 青柳香穂、写真 村上萌々子)

結果

◇決勝

男子200メートルバタフライ

幌村尚 1分56秒15【3位】

◇準決勝

男子100メートル自由形

伊東隼汰 49秒96【14位】

男子200メートル個人メドレー

竹内智哉 2分00秒32【5位】

丸山優稀 2分02秒75【13位】

女子200メートルバタフライ

牧野紘子 2分09秒52【4位】

◇予選

男子100メートル自由形

伊東隼汰 50秒09【12位】

男子200メートル個人メドレー

竹内智哉 2分02秒15【7位】

丸山優稀 2分02秒16【8位】

女子200メートルバタフライ

牧野紘子 2分10秒65【3位】

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コメント

決勝進出者

幌村尚(スポ3=兵庫・西脇工)※囲み取材より抜粋

――要因は自分で探せますか

あんまりよく分からないですけど、最近肩の調子も良くなってきていて、3月はすごくいい練習が積めていたから自信は結構あったんですけど、このタイムだったのでまた頑張っていかないとというのが今の思いです。

――昨年のように後半の追い上げを見せるのは今厳しいですか

今回はラスト50メートルでバテちゃったのが悔しいかなと思います。

――ジャパンオープンに気持ちを切り替えていますか

そうですね、あと1枠あるので、そこをしっかり勝ち取らないと駄目なので、狙っていきたいと思います。

――予選、準決勝、決勝とずっと泳がなければならない難しさはありますか

世界で戦うにはコンスタントに3本いいタイムを出さないと決勝では戦えないので、自分にはまだそういうのが足りないのかなと思います。

――去年のように大会続きではなく、練習続きだった難しさはありますか

そういうのはあまり感じないです。練習でもいい練習が積めていたので、その分悔しさが大きいですね。

準決勝進出者

竹内智哉(スポ3=神奈川・湘南工大付)※囲み取材より抜粋

――今のレースを振り返っていかがでしたか

1分59秒台を楽に行くというのを目標にしていたので2分0秒3はちょっと遅いかなと思います。

――種目ごとに見るとどこで遅れが出てしまったのでしょうか

バック(背泳ぎ)を少し上げて、フリー(自由形)はあと1秒くらい気持ち的には上げたいです。

――派遣標準等を踏まえると決勝では自己ベスト更新が求められるかなと思います。今大会中日を迎えていますが手応えはありますか

ないわけではないですけど、今学内で一緒に練習している人たちがあまりいい結果を残せていないというのが現状なので、少しでも僕がベストを更新して雰囲気を上げられたらなと思います。

丸山優稀(法3=埼玉・大宮)

――タイムは想定内ですか

予選が速過ぎたのでなんともいえないですけど、速かったなとは思います。

――好調の要因は分かりますか

ちゃんと1カ月ここに照準を合わせてやってこれたなという自信はあったので、ちゃんと結果が出て良かったと思います。

――あすは男子200メートル背泳ぎがあります。以前決勝に残りたいとおっしゃっていましたが、狙っているタイムは

取りあえず予選から2分0秒を出して、準決勝も残って、準決勝で決勝に残れるように頑張りたいなと思います。

伊東隼汰(社2=東京・早大学院)

――レースを振り返っていかがですか

思ったようにいかなかったですね。

――49秒3〜4を出したいとおっしゃっていましたが、前半と後半はどちらが伸びなかったですか

両方とも自分のイメージとはかけ離れていたのかなというふうに思います。

――前半はどれくらいを想定していましたか

軽く入ろうと思っていたんですけど・・・。

――次は男子50メートル自由形だと思いますが、どこらへんを狙っていきたいですか

今半フリ(男子50メートル自由形)は考えていないので、またですね。

牧野紘子(教2=東京・東大付中教校)※囲み取材より抜粋

――今のレースを振り返っていかがでしたか

朝よりも最初の泳ぎがちょっと重かったような気がして、本当は前半を1秒0くらいで行く予定だったんですけど、まあ後半は余裕を持って2分9秒真ん中は出たので。コナミ(コナミオープン)までは全力で泳いでそれも出なかったのでまあ調子はいいのかなと思います。

――長谷川涼香選手(日大)の2分7秒2というタイムにはどう思いましたか

涼香はほぼ全力で行くって言ってたので。まあほぼがどれくらいのほぼか私には分からないですけど(笑)。でも涼香は7秒2出すだろうなと思って泳いでいたので。本当はもうちょっと近くで泳ぎたかったんですけど、そこは切り替えて決勝に臨みたいと思います。

――優勝や代表は射程圏内でしょうか

2バタ(女子200メートルバタフライ)はラスト後半50メートルとかは追い込もうと思えば泳ぎも全然変わってくるのでまあ後半はまだいけるかなと思います。後半ラップをそろえられたのでそこは良かったかなって感じですね。

予選後

竹内智哉(スポ3=神奈川・湘南工大付)※囲み取材より抜粋

――全体的に抑えた感じですか

バッタ(バタフライ)、バック(背泳ぎ)はそれなりにいこうと思っていましたが、バッタは思った以上に速かったですね。

――ついていった感じですか

ついていったとかは特に感じてはいないですけど、ペースが速かったので無意識に引っ張られていました。ブレ(平泳ぎ)あたりから、周りを見て泳ぎ始めていたので、上出来とは言えないけれど、想定どおりかなと思います。

――かなりチャンスだと思いますけど、それについては

結構いろんな方にチャンスと言われるんですけど、あまりプレッシャーを感じすぎないように、まずは自己ベストをしっかり更新して、少しでも派遣記録に近づけるように泳ぎたいと思います。

丸山優稀(法3=埼玉・大宮)

――自己ベスト更新ですね

うれしいです。

――レースプランは想定通りですか

ブレ(平泳ぎ)がウィークポイントなので、そこを上げられるようにと頑張りました。(150メートル時点で1分32秒60なら)結構速いですね。

――日本選手権に向けて、調子は上向きでしたか

きょうが初めてのレースで、あしたもあるんですけど、きょうが良かったのでいいのかなと思います。

――準決勝もあるかもしれないですが

想定していなかったんですけど、力の限り頑張ろうかなと思います。

――男子200メートル背泳ぎに向けては

終わってみないと分からないですけど、全力で頑張ります。

伊東隼汰(社2=東京・早大学院)※囲み取材より抜粋

――前半は23秒63ですが

後半が課題かなという感じです。

――前半はどれくらいでいこうと考えられていましたか

前半は23秒7くらいなので、イメージ通りに入れたと思うんですけど、後半が思ったより伸びなかったなというのが正直な感想です。

――伸ばそうと思っていたのですね

そうですね、後半を重点的に練習していたので、そこをまだうまく生かせていないなというふうに思います。

――原因はどういうところにありますか

まだ体が動いていないというのと、ペース配分的な部分もあるのかなと思います。前半のタイムは同じでももうちょっと余裕を持って入るべきだったのかなと思います。

――今の自己ベストは

49秒5です。

――いつ出されましたか

去年のインカレ(日本学生選手権)です。

――準決勝はどのくらいのタイムを

49秒3〜4くらいは出さないといけないのかなと思います。

牧野紘子(教2=東京・東大付中教校)※囲み取材より抜粋

――泳いだ感触はいかがですか

予選は、2分10秒台で泳ぐと決めて泳いだので、久しぶりにうまく予定していたタイムと泳ぎの感覚が一致したかなという感じです。

――去年はどういう反省点が

いろいろありすぎて、泳ぎの点からもメンタル的にも、あまり自信をもって臨めていなかったので、今回は1バタ(女子100メートルバタフライ)が優勝できたのは、少しは心が楽になったと思っています。

――準決勝のタイムの目標は

準決勝は、2分8秒台ぐらいは出したいかなと。いっぱいいっぱいではなくて少し泳ぎとかを確認した上で8秒が出せればいいかなと思います。

――予選で意識したことは

最初の50メートルはいつも通り入って、50メートルから100メートルは少しテンポを落として、そこからは周りを見ながら泳ごうと思っていて、隣が早智(持田、日大)だったので、早智は安定していつも泳いでいるので、それを目安に。あとは呼吸をちゃんと吸うだけじゃなく、吐くことも考えながら泳ぎました。

――泳ぎの崩れもありませんでしたね

そうですね、うまく泳げたと思います。

――決勝の目標はどこに置いていますか

取りあえずベストを出したいです。