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準硬式野球部

2019.03.19

春季オープン戦 3月18日 早大東伏見グラウンド

課題と収穫を手に、いざ関東大会へ/専大戦第2試合

第2試合
専大
早大 X
(早)前田、○清水、大津-吉田
♢(本塁打)吉田(4裏) ♢(三塁打)渡部(1裏) ♢(二塁打)加藤(3裏)、渡部(3裏)

 今週末に迫った関東大会に向け、最後のオープン戦である専大戦に臨んだ準硬式野球部。第2試合は関東地区大学選手権(関東大会)でも主力として活躍するであろう、レギュラーメンバーが出場した。早大は初回に先制点を挙げるが、2回に3点を失いリードを許す。しかし3回に追い付くと、再び勝ち越された直後の4回には吉田龍平主将(スポ3=東京・小山台)が本塁打を放ってまたもや同点に。粘り強い攻撃で専大に流れを渡さなかった。後半に入ると両チームの中継ぎ陣が踏ん張り、前半とは打って変わって投手戦に。早大は7回に敵失で1点をもぎ取り、接戦を制した。

 先発の前田直輝副将(スポ3=熊本)が初回を0点に抑えるとその裏、先頭の渡部椋雅(商1=神奈川・桐光学園)が逆方向である右中間に特大の三塁打を放ち、いきなりの好機を迎える。その後無死一、三塁となり、3番・関大輝(基理1=茨城・江戸川学園取手)の併殺打の間に1点を先制した。しかし直後の2回表、前田は2死から連打と死球で満塁とされると、相手の1、2番に連続適時打を浴びてしまう。一気に3点を奪われ、逆にリードを許してしまった。

初回に三塁打を放つ渡部

 この回は現在の早大の課題が顕著に表れていた。まず池田訓久監督(昭60教卒=静岡・浜松商)が課題として挙げた守備面だ。野手陣の送球判断ミスで無駄な進塁を許す場面が2度あった(走者が本塁に向かっていない、または向かっているが投げても間に合わないという場面で本塁に送球してしまった)。周りの適切な声掛けや本人の冷静な判断で防ぎたいところだ。そして吉田が最近の課題として挙げる集中打。一気に4本の安打を集められ、複数点を奪われてしまった。関東大会前に課題を再確認できたことはチームにとって大きい。残りの時間で少しでも克服し、より良い状態で初戦を迎えてほしい。

 その後2点を追う早大は3回裏に加藤大(人3=大分上野丘)、渡部の連続二塁打と関の中前適時打で同点に追いつく。4回表に前田がソロ本塁打を浴び勝ち越されたが、その裏に吉田がソロ本塁打を打ち返し再び同点に。池田監督も「粘り強い攻撃ができた」と評価した。後半に入ると両チームの投手陣が粘投。早大は7回に吉田の安打を皮切りに2死二塁とし、渡部の打球が三塁手の悪送球を誘って1点を勝ち越す。投手陣はこの冬急成長したという清水佑樹(スポ1=早稲田佐賀)、昨年から主力投手として活躍している大津杜都(文構2=東京・宝仙学園)がそれぞれ2回を0点に抑え、そのまま5-4で早大が勝利を収めた。

好救援を見せた大津

 これで関東大会前のオープン戦は全て終了。早大は2月11日以降、昨年全国を制した中京大をはじめ、数多くの強豪と試合を重ねてきた。吉田も「本当に良い経験ができた」と振り返るこの1カ月強を糧に、いよいよ『五冠』に向けて最初の頂への挑戦が始まる。「やれることはやってきた」(吉田)。ここ早大東伏見グラウンドから、そして来る3月23日から、早大準硬式野球部の新しい時代が始まる。

(記事、写真 池田有輝)

★期待の1年生コンビ・田中爽と清水

田中爽(左または上)と清水(右または下)。2人とも直球が持ち味だ

 この日の2試合で、2人の1年生投手がマウンドに上がった。第1試合で登板したのは田中爽稀(法1=神奈川・柏陽)。そのポテンシャルの高さは、前田直輝副将(スポ3=熊本)、江藤健太(教3=早稲田佐賀)ら先輩投手陣も「真っ直ぐに魅力があり、期待している」(前田)、「持っているものはすごいものがある」(江藤)などと高く評価している。本日は打たれてしまったが、次回登板でも思い切り腕を振って自慢の直球を見せつけてほしい。

 第2試合で登板した清水佑樹(スポ1=早稲田佐賀)は「新チームになってから急成長し、試合を任せられる投手に成長した」(前田)という期待の成長株だ。こちらもアピールポイントは直球だと言う。「力のある真っ直ぐで抑えていきたい」(清水)。今週末に迫った関東大会でも、その直球で強敵に立ち向かっていく。

(記事、写真 池田有輝)

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コメント

池田訓久監督(昭60教卒=静岡・浜松商)

――本日の試合、攻撃面を振り返っていかがですか

最初先制点を取った後、すぐに相手に連打で逆転されて、ちょっとまた守勢に回るのかなと思ったのですが、すぐその後主軸の選手が打って追い付いてくれて、その後本塁打を打たれた後も本塁打を打つという、前半ではありましたが粘り強い攻撃ができたかなと感じました。

――守りの面ではいかがでしたか

守備面は正直不安はあるのですが、いつも言っていることが「内野手はとにかく前に落とせ」ということです。「前に落として慌てることさえなければアウトにできる」と。もちろんそこにはしっかり投げるという、送球というプレーが入るのですが。「そこをしっかりやればあんまりバタつくこともないから、まずは慌てないように」ということを言っているので、きょうはそういう意味ではそれができたのかなと。ちょっと送球心配なのもありましたけど、だんだん試合を重ねていくにしたがって、その部分は私の意図が浸透してきているところは感じますね。

――もうすぐ大会などが始まっていきますが、チームとして冬を超えて成長した部分というのはどういったところでしょうか

実は正直去年のチームもそうだったのですが、4年生主体のチームから4年生がごっそり抜けてしまって、すごく心配したんですよ。でも、最上級生になると今まで下級生だった人間がすごくしっかりやるんですよね。最初スタートした時よりは考えてやるようになってきていますし、去年のチームの良いところ、相手を研究し観察し、それらをもとにした丁寧な野球をやる、というところは踏襲できつつあるのかなという感じですね。あと打撃も、去年のチームも4年生が抜けた後、あれだけ打つチームだというのを見せてくれたのですが、今年も、まだ公式戦をやっていないので何とも言えないのですが、割と打線についてはやっていけるのではないかなと思います。たた良いピッチャーが投げるとなかなか打てないので、丁寧な野球をやっていかないといけないなと感じています。ただ間違いなく言えるのは、去年の清瀬杯(清瀬杯全日本大学選抜大会を勝ち、秋季リーグ戦(東京六大学秋季リーグ戦)を優勝したチームと比べて、スタートの時点で投手陣は今年の方が良いと思います。

――逆に課題となっているのは先ほど仰られた守備面でしょうか

そうですね。やはり守備でエラーが出てしまうと流れが変わってしまうので。それが得点につながるようなミスになってしまうとなかなかその後立て直していくというのが厳しいかなと感じるところが今までのオープン戦の中でもありました。なのでとにかく、人間のやることなのでミスは付き物なのですが、それを最小限にとどめるように、試合に出る選手は工夫をしてほしいなと思います。

――今週末から関東大会が始まります。意気込みをお願いします

去年準決勝で東洋大に惜しいところで負けてしまっているので、今年は何としてもリベンジして、その上をいく優勝ですね。(去年は)3位決定戦で中央大には勝ちましたけれども、優勝しないといけないと思ってますから、何が何でも去年以上の成績を収められるようにやりたいなと思っています。

吉田龍平主将(スポ3=東京・小山台)

――まず個人として本日の試合、本塁打もありましたが振り返っていかがですか

点を取られた後の本塁打で、自分の中ではあまり捉えた当たりではなかったのですが、風もあって伸びてくれて、それで同点になってチームが「まだいける」という雰囲気になったので良かったです。

――チームとして本日の攻撃はいかがでしたか

きょうはそんなにみんな悪くはなかったんじゃないかなと思います。この前までのオープン戦でもっと全然打てない、本当にチャンスが1、2回くらいしか無い試合もあって、おそらく関東大会ではそういう試合が多くなると思うので、いかにそこで一本出せるかだと思います。

――守備面や、投手陣の状態などはいかがでしたか

きょうの専大の打線はスイングが強くて良い打者が揃っているなという印象の中で、4点に抑えられたというのは良かったのかなと思います。でもちょっと最近集中打というか、1点で止められないということがあるので、関東大会に向けて直さないといけないなと思っているところです。

――これまでのオープン戦を振り返っていかがですか

本当に強い相手と試合ができて、本番さながらの緊張感のある雰囲気でできた試合が多かったかなと思うので、そこは本当に良い経験ができたかなと思います。関東大会ではやってきたことを出すだけだと思うので、あと少し練習して、自分たちの野球を見せつけたいなと思います。

――改めて関東大会への意気込みをお願いします

新チームになってからずっとこの関東大会優勝を目標にしてやってきたので、ついに始まるなという感じです。やれることはやってきたと思うので、あとは自分たちの今できることをやるだけなので、それを尽くして、それが優勝につながればいいかなと思います。

前田直輝副将(スポ3=熊本)

――個人として、本日の投球を振り返っていかがですか

きょうは点は取られましたけど、状態としては順調にきていると思います。取られた後の修正という面で、相手を分析し、なぜ取られたかを試合中に龍平と話してそれを次の回からすぐ行動に移す、というのはできています。少し最近不運な形というか、いろいろ重なって点を取られるというのが多いので、その精度はあと5日で仕上げていくべきことですが、内容に関してはそんなに悪くないかなと思っています。

――第1試合は途中までベンチから試合を見られていましたが、3人の投手についてはそれぞれどういった印象を持たれましたか

久郷(太雅、創理3=静岡・沼津東)はしっかりと投げてもらわないといけない、チームの柱の投手なので、きょうの内容だと寂しいかなというのはありますが、試合にはしっかり合わせてくる投手なので心配はしていないです。田中爽稀(法1=神奈川・柏陽)は真っ直ぐに魅力のある投手で、期待している投手の1人です。自分の魅力である直球を、もっとこだわって磨いてほしいと思います。江藤(健太、教3=早稲田佐賀)は、このチームの中継ぎのキーマンが江藤というか、江藤になってもらわないといけないと思っています。今あまり良い状態ではなく、それを本人もわかっていると思います。江藤が復調してくるかが関東大会で勝ち進むための鍵になるかなと思います。

――第2試合でリリーフした2人に関してはいかがですか

 清水(佑樹、スポ1=早稲田佐賀)が新チームになってから急成長し、試合を任せられる投手に成長してくれて、それがあるから自分も今先発ができていると思います。清水に関しても田中爽稀に関しても、2人ともまだ1年生なので考えすぎることなく、思い切って投げれば良い結果が出ると思うので、そういうところを期待しています。
大津には先発だったり中継ぎだったりいろいろなところを任せることになると思います。きょうは僅差でもしっかりと自分のテンポで投げることができていて、自分自身のパフォーマンスをどういう状況でも発揮できる心の強さがある投手だと思います。関東大会前最後の練習試合で、しっかりと0点に抑えるという姿を見ることができて良かったなと思います。

――最後に改めて関東大会への意気込みをお願いします

新チームになって、去年以上に相手の分析や試合中の分析にこだわりを持ってやってきました。チーム一丸となって、絶対に関東の頂点を取れるよう、一試合一試合気を抜くことなく、25人+メンバー外全員で戦い抜いていきたいと思います。

清水佑樹(スポ1=早稲田佐賀)

――本日の投球内容はいかがでしたか

納得のいく投球ではありませんでした。

――特にどういったところが納得いきませんでしたか

7回の先頭で、真っ直ぐを張られていたのに真っ直ぐが甘いコースに行って打たれてしまい、先頭を出してしまったのが悪かったかなと思います。

――オープン戦を通じて調子はいかがでしたか

ベストではないです。

――今週末から関東大会が始まります。どのような投球がしたいですか

中継ぎや抑えとしての登板が多いと思うので、自分の任された回を形は何でも良いので0点に抑えることを意識していきたいです。

――ご自身のアピールポイントを教えてください

真っ直ぐですかね。力のある真っ直ぐで抑えていきたいと思います。