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アーチェリー部

2019.02.23

第19回全日本学生室内個人選手権 2月21・22日 長崎県立総合体育館

狐塚が優勝!有終の美を飾る

 ことし初の大舞台である全日本学生室内個人選手権(インカレインドア)が長崎で開催された。通常とは異なり、的までの距離が18メートルと短く、特有の難しさがある今大会。早大からは、男子はリカード部門で5名、女子はコンパウンド部門で1名の計6名が出場。うち4人が予選を通過し、2日目の決勝トーナメントに進出した。女子は狐塚佑姫(社4=岐阜・聖マリア女学院)が見事優勝を果たした。一方、男子は最高成績が野村翼(スポ4=愛知・岡崎北)のベスト8に終わるなど苦戦し、今後への課題が残る結果となった。

 男子は1日目の予選で、5人全員が翌日の決勝に進出できる32位までに入りたかったが、通過できたのは野村、棚田歩(スポ2=北海道・帯広三条)、鬼塚聡(スポ4=千葉黎明)の3人だった。「先週の全日本室内選手権の予選の中で、結構いい感覚というものを自分の中で見つけることができた」と話した棚田は、昨年の大会を上回る12位で予選を通過。女子の狐塚は2位で翌日に駒を進めた。

決勝ラウンドで奮闘する野村

 決勝ラウンドは1対1のため、より相手を意識するなかでの戦いとなる。「相手との勝負で点数を意識してしまったりして、そこで自分のフォームが崩れたり、狙いこんだりしちゃって、結構自分で外してしまった」と棚田。決勝ラウンド特有の難しさもあり、1回戦で姿を消す。鬼塚も「自分の感覚としては結構良かったのですが、点数としては外れてしまい、そこで負けてしまって、結構悔いが残る試合になりました」と悔いが残る1回戦敗退となった。野村は1回戦、2回戦共に勝利し、順調に進めたが、「自分自身が当てるべきところで当てられなかった」と、この大会で準優勝となった泉雄也(長崎国際大)に準々決勝で惜敗し、ベスト8で終わった。一方、準決勝で勝利し、決勝の舞台に立った狐塚は終始落ち着いてプレーしていた。一時、相手に逆転される場面もあったが、「相手の点数とか自分の順位とかを全然気にせずに、自分のやるべきことだけを考えていたので、淡々とやるだけでした」と、ここでも慌てることはなかった。1点ビハインドで迎えた最終エンド。狐塚はど真ん中の10点を2本射つことに成功し、見事逆転。追い込まれながらも驚異的な集中力で優勝を果たした。

優勝の賞状を手渡される狐塚

 4年生はこれで学生として最後の大会となった。有終の美を飾った狐塚は「結果がついてくるときもついてこないときでも、自分がアーチェリーが好きだという気持ちを大切にして、残りの学生生活でアーチェリーを頑張ってほしい」と後輩にエールを送る。残り1か月間半で開幕するリーグ戦に向けて、今回見つけた課題を意識しながら、チーム一丸となって進んでいく。

(記事 岡秀樹、写真 大島悠希)

決勝ラウンドで射つ狐塚

結果

予選ラウンド

▽RC男子

野村 587点 【2位】

棚田 578点 【12位】

鬼塚 570点 【23位】

※32位以上決勝ラウンド進出

市川 553点 【57位】

北 460点 【72位】

▽CP女子

狐塚 550点 【2位】

※4位以上決勝ラウンド進出

決勝ラウンド

▽RC男子

野村 ベスト8

棚田 ベスト32

鬼塚 ベスト32

▽CP女子

狐塚 優勝

コメント

狐塚佑姫(社4=岐阜・聖マリア女学院)

――優勝おめでとうございます。今の率直な気持ちを教えてください

学生最後の試合で、ちょっと気合を入れていたので、すごくうれしいです。

――一時逆転される場面もありましたが、どのような心境でしたか

2日間通してずっとなんですけど、相手の点数とか自分の順位とかを全然気にせずに、自分のやるべきことだけを考えていたので、淡々とやるだけでした。

――先ほどお話でも出た通り、これが学生最後の大会になると思いますが、今後アーチェリーを続けられる予定はありますか

今のところはあまり考えてないですけど、コンパウンドに転向して楽しいなと思い始めてきた部分があるので、会社の余裕があれば続けていきたいなと思います。

――最後に後輩に向けて一言お願いします

アーチェリーが好きで頑張っていると思うので、その気持ちを一番大切にして、結果がついてくればもちろんいいんですけど、結果がついてくるときもついてこないときでも、自分がアーチェリーが好きだという気持ちを大切にして、残りの学生生活でアーチェリーを頑張ってほしいなと思います。

野村翼(スポ4=愛知・岡崎北)

――今大会を振り返っていかがでしたか

そうですね。今回の試合は疲れていましたね、正直。あまりこの試合に合わせていなかったので、とりあえず今の実力で出てみて、どれくらい出せるかなというところでやっていたので、結果が出なかったのは仕方なかったかなと思っています。

――アメリカでの選考会からすぐの大会となりましたが、コンディションの面ではいかがでしたか

そうですね。結構時差ボケとかもあって、競技中に頭がボーとしたりとか、体に力が入らなかったりとか、そういうのがあってしっかり射てなかったということがあったので、そういう対策をしっかりしていかないなと思いました。

――準々決勝では接戦の末、惜しくも敗れましたが、振り返ってみていかがでしたか

そうですね。相手が同じナショナルチームの泉選手だったので、点数のほうも結構高かったんですけど、自分自身が当てるべきところで当てられなかったので、そういったことろは今後改善していきたいなと思います。

――これが学生最後の大会になると思いますが、今後に向けて一言お願いします

そうですね。学生としての試合は終わってしまったので、今後は社会人としてより(レベルの)高い、全日本の試合であったりとか、世界の試合でも結果を残していけるように頑張りたいと思います。

鬼塚聡(スポ4=千葉黎明)

――今大会を振り返っていかがでしたか

全日インドア(全日本室内アーチェリー選手権大会)から連続した試合だったのですが、その間で良い調整がとれたので良い形で臨むことが出来たのではないかと思います。

――決勝ラウンド1回戦で敗北しましたが、その試合を振り返っていかがですか

自分の感覚的には結構良かったです。昨日の予選では前半は良い点数が出たものの、後半は体力と集中力が欠けてしまったので、そこを補っていければ大丈夫だろうと今日の決勝トーナメントも挑みました。途中までは良い感覚を点数にも出せていたのですが、4エンド目や5エンド目になった時に、自分の感覚としては結構良かったのですが、点数としては外れてしまい、そこで負けてしまって、結構悔いが残る試合になりました。

――アーチェリー部での4年間を振り返っていかがですか

スポーツ推薦として入学して頑張って部に貢献しようと思ってたのですが、1年生の時はあまり結果が残せなかったり迷惑をかけてしまったりして、そこからは挽回していこうという気持ちで臨みました。順位としては王座(全日本学生王座決定戦)を準優勝や3位、インカレ(全日本学生個人選手権)では2位と結果を残せたのですが、自分が部にどれだけ力を与えられてこれたかは分からないので、4年間としては自分の1年生の時の反省を生かして頑張ってこれたかなという印象はあります。1年生の時の後悔はあるのですが、4年間を良く過ごせたかなと思います。

――競技生活は今後も続けていくのですか

はい、続けていきます。特殊な選考方法ではなく、普通に一般企業に就職して頑張っていきます。

棚田歩(スポ2=北海道・帯広三条)

――今大会を振り返っていかがでしたか

予選ラウンドは自分の中の試合の自己ベストも出せて、結構自分の中で調子はいいなと思っていたんですけど、決勝ラウンドでは調子が良かった分、点数とか勝ちたいという意識がちょっと強くなってしまって、結構自分で自爆というか、相手に負けたというより、自分で負けてしまったという感じが大きかったので、ちょっと悔しい結果には終わりました。

――お話でも出た通り、予選は12位で通過と、調子が良かったように思われましたが、何か良かった点はありましたか

この1週間前くらいに全日本室内選手権という大会があって、そこの予選の中で結構いい感覚というものを自分の中で見つけることができたので、それを同じようにより全日インドア(全日本室内選手権)の反省を生かして射っていこうと思っていたので、予選はいい感じに射てました。

――決勝ラウンドの1回戦を振り返っていただいて、何か予選とは違ったものはありましたか

予選の時はテンポよくバンバン射てていたんですけど、決勝ラウンドでやっぱり相手との勝負で点数を意識してしまったりして、そこで自分のフォームが崩れたり、狙いこんだりしちゃって、結構自分で外してしまったというのが多かったのが反省するところです。

――今後のリーグ戦に向けて一言お願いします

自分はチームの中でも点数を出さなければいけないメンバーの一人なので、この後春合宿もあって春練習の期間も十分にあるので、この1か月間でしっかり準備して、リーグ戦ではいい結果を残せるように頑張りたいと思います。