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競走部

2018.12.24

箱根駅伝直前公開取材 12月23日 埼玉・早大所沢キャンパス

フレッシュな早大、箱根3位以内へ

 東京箱根間往復大学駅伝(箱根)を前に合同取材が行われた。相楽豊駅伝監督(平15人卒=福島・安積)は集中練習を終えて、「自分の想像していた以上に良い練習が積めて、戦えるチームになっている」と語る。出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)と苦戦している早大だが、エース級の選手も戻ってきており、箱根を戦える準備が整いつつあるようだ。

合同取材の写真撮影では時折笑顔も交えてポーズをとっていた

 16人のメンバーのうち5人が1年生というフレッシュなメンバーとなった早大。5人というのは出場23チームの中で一番多く、また近年の早大を見ても珍しいメンバー構成となった。それだけ、ルーキーたちの勢いがあるということだろう。中でも中谷雄飛(スポ1=長野・佐久長聖)は今年ナンバーワンルーキーとして注目を集める。高校での実績もさることながら、大学でも出雲でエース区間の3区で数秒差の区間4位、全日本では3区区間2位と結果を残してきた。さらに両駅伝は16位、13位と悪い流れで中谷にタスキが渡っており、それまでの悪い流れを断ち切るような走りを見せている。箱根でも『ゲームチェンジャー』となれるか期待したい。他にも、全日本で1区を任された千明龍之佑(スポ1=群馬・東農大二)は「希望区間は4区。そこに選ばれたなら、区間新記録も含めて区間賞を狙いたい」と意気込み十分だ。

 ただ、長い距離となる箱根では上級生の走りもカギとなるだろう。エースとして期待されるのは永山博基(スポ4=鹿児島実)、太田智樹(スポ3=静岡・浜松日体)らだ。ただ、両者ともに今季は度重なるケガにより試合に出場できず。太田智はケガから完治しているわけではないが、箱根のため走り出した。現在の状態としては「自分の中では状態が戻っている」と太田智。一方、永山は長い間、走れない状態があったため集中練習は別メニューとなった。しかし、「調整力のある選手なので、そんなに心配はしていない」と駒野亮太長距離コーチ(平20教卒=東京・早実)と語る。4年生では小澤直人(スポ4=滋賀・草津東)、清水歓太駅伝主将(スポ4=群馬・中央中教校)を含めて3人となる。「区間目標としては3位。それくらいで走らない流れが作れないし、勢いづけられないと思う」(小澤)、「自分の持っている力を120パーセント発揮して、流れをつくれるような走りをしたい」(清水)。最後の箱根に向けて、気持ちは高まる。

『若さ』による勢いを武器に戦う

 他にも上級生では伊澤優人(社3=千葉・東海大浦安)、真柄光佑(スポ3=埼玉・西武学園文理)など、Bチームで長らく練習してきた選手もエントリーされた。この二人は上尾シティマラソンのハーフマラソンで63分台をたたき出しており、勢いに乗っている。箱根の距離である20キロを強みとしており、『たたき上げ』としての活躍が期待される。山登りの5区では大木皓太(スポ3=千葉・成田)、吉田匠(スポ2=京都・洛南)らの名前が挙がっており、山下りの6区では昨年経験者の渕田拓臣(スポ2=京都・桂)が控える。「5、6区の二区間で昨年とかかる時間はかわらない」と駒野長距離コーチ。5区の経験不足を6区の渕田で補う計算だ。

 今季、苦しい戦いを強いられている早大。出雲、全日本と経験の浅さが露呈した駅伝となった。両駅伝では若さが敗因として挙げられるが、相楽監督は「若いからこそ伸びしろがある」と語る。『若いチーム』に集中練習という『伝統練習』が加わった今、その伸びしろはどれだけ埋められているのだろうか。『総合3位以内』という目標に向けて、早大は最終準備に入る。

(記事、写真 平松史帆、取材 岡部稜、斉藤俊幸、佐藤詩織)

※インタビュー内容は12月29日の区間エントリー時に掲載します。

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