メニュー

合気道部

2018.12.19

第34回関東学生競技秋季大会 12月16日 早大柔道場

新体制でも早大が強さを見せる!

 10月の全日本学生競技大会(全国大会)から約1カ月、早大柔道場で関東学生競技秋季大会が開催された。全国大会で4年生が引退し、新体制となってから初めて挑んだ公式戦となった今大会。早大は男子を中心に好成績を挙げ、男子乱取り個人戦で山浦良弘主将(文3=千葉・専大松戸)が優勝、男子演武競技で重松宏希(先理3=東京・早大学院)・迫本和也(創理3=東京・早大学院)が優勝を果たした。さらに男子乱取団体戦でも優勝を飾り、大車輪の活躍を見せた。

 男子乱取の準決勝では山浦と阿部直樹(基理2=東京・日比谷)の同校対決に。長身でゆったりと構える山浦と小刻みな動きを見せる阿部との一進一退の攻防戦となった。短刀側で突有を2本決めた山浦が阿部に1点差でわずかに勝利。「安心すると同時にちょっとヒヤヒヤした」と後輩の成長を感じつつも先輩の意地で決勝の舞台に上り詰めた。決勝では早大スポーツ合気道クラブ(早大スポーツ)の長嶋弘直と対戦。長嶋の勢いのある動きに苦戦した山浦は前半を3点のビハインドで折り返す。大きな得点差がついたが、山浦は気持ちを切り替え後半戦に臨んだ。短刀側となった後半で山浦は少しずつ点数を重ねていく。終了3秒前に突き有りを決め同点に持ち込み、そのままタイムアップ。二度突き有りを決めた山浦が、突き有り1回の長嶋を上回り優勝を決めた。また阿部も3位決定戦を制し入賞を飾ってみせた。団体戦でも順当に決勝に進む。対戦した早大スポーツが粘りを見せ、大将戦までもつれる展開となったが、大将の山浦が野田潤一に快勝し、こちらも昨年に続き優勝を飾った。

男子乱取で優勝を飾った山浦(左)

 男子演武競技では予選を重松宏希(先理3=東京・早大学院)・迫本和也(創理3=東京・早大学院)組と、松家京平(創理2=東京・成蹊)・阿部組の2組が突破。決勝では重松・迫本組が見事に優勝。予選では一つの技にミスが出てしまったそうで、優勝の結果に安堵の表情を浮かべた。「次の大会でもいいものを見せられたらと思います」(重松)と二人はさらに上を見据えていた。またオープン種目として1年生演武も実施され、早大からは3組の1年生ペアがが基本の技17本を丁寧に披露した。

2年前の敗戦のリベンジを果たした重松・迫本組

 強力な4年生が引退してもなお、強さが際立っていた早大。新チームの雰囲気も上々で、「伸び伸びと自分の合気道を求めていられている」(山浦)という。さらに2年生の阿部が乱取個人戦で3位に入り、下級生の成長も芽となって現れてきた。富木合気道の発祥の地・ワセダの躍進はまだまだ止まらない。

(記事、写真 岡部稜)

※掲載が遅くなったことをお詫び申し上げます

結果

▽男子乱取個人戦

山浦良弘主将(文3=千葉・専大松戸) 優勝

阿部直樹(基理2=東京・日比谷) 3位

迫本和也(創理3=東京・早大学院) 2回戦敗退

清水巴瑛(商2=東京・芝) 2回戦敗退

▽男子乱取団体戦

早大 優勝

▽男子演武競技

重松宏希(先理3=東京・早大学院)・迫本組 優勝

山浦・柏﨑翼(基理2=茨城・清真学園)組 予選棄権

松家京平(創理2=東京・成蹊)・阿部組 4位

▽女子演武競技

中島璃子(基理3=埼玉・早大本庄)・久保友香(教2=東京・昭和女大昭和)組 予選敗退

▽1年生演武競技(オープン種目)

河本和音(文構1=埼玉・開智)・白石勇亮(スポ1=東京・清瀬)組 出場

金子佳央(教1=東京都市大付)・内藤滉太(教1=東京・早稲田)組 出場

諏訪駿之助(先理1=埼玉・県浦和)・横田浩之(政経1=千葉・昭和学院秀英)組 出場

コメント

山浦良弘主将(文3=千葉・専大松戸)

――きょうの大会の目標は

ただひたすら勝つということを意識しました。きれいな技とかそれ以前に勝つということを意識して大会に臨みました。

――乱取個人戦では準決勝で後輩の阿部直樹選手(基理2=東京・日比谷)との戦いとなりましたが振り返るといかがですか

とても緊張して、すごい危ない展開になったんですけど、なんとか勝ててよかったです。下が育ってきているので、安心すると同時にちょっとヒヤヒヤするという感じでした。

――決勝も際どい展開となりましたが振り返るといかがですか

3ー0で前半を折り返して、今までだったら負けていたと思うんですけど、気持ちを切り替えて、3点取ることができたので、その点については評価したいと思います。

――残り3秒で同点に持ち込めたときはどんな気持ちでしたか

よし!という感じでした。それまでは結構焦っていましたね。

――乱取団体戦では務めた大将で勝負が決まる展開でした

緊張はしたんですけど、きょうは負けていないのでいけるかなと思っていました。ただもう少し技を出せるように、今後の課題としていきたいです。

――主将から見ていまのチームの雰囲気はいかがですか

団結力は上がってきたと思います。良い意味で勝利史上主義過ぎないというか、伸び伸びと自分の合気道を求めていられているので、その雰囲気を守りつつ、勝負にもこだわっていきたいと思います。

――これから冬季練習に入ると思いますがどのようなチームにしていきたいですか

もっと技を出して、絶対に負けないということですね。あとはきれいな技も意識していきたいなと思います。また後輩も育てていければと思います。

重松宏希(先理3=東京・早大学院)・迫本和也(創理3=東京・早大学院)

――優勝した今のお気持ちは

重松 率直に言えばうれしいと思います。ですがまだ課題も多くあってまだまだだと思っているので、次の大会でもいいものを見せられたらと思います。

迫本 ホッとしているのが一番です。この大会で出し切ろうと思っていた部分は出し切れたので、あとはレベルを上げて次の春の関東大会でもちゃんと自分たちの実力を出していきたいです。課題はいっぱいあるのでそこを潰していきたいと思います。

――予選を受けて決勝で動きを変えた部分はあったのでしょうか

迫本 予選に助けられましたね。

重松 予選で一つ技をミスしてしまったんですけど、それがなかったら正直優勝はなかったと思います。決勝でその部分はある程度修正できたかなという感じではあります。

迫本 さっき言った課題の一つなんですけど、次の大会は最初からミスなく、予選から隙を見せずにまっすぐに優勝していきたいです。

――お二人の相性はいかがですか

迫本 相性だけで決めた感じなので(笑)。実は2年前から予約してあるペアなんです。2年前の早慶戦で下級生演武で出た時に負けてしまって、悔しかったので俺たちの代になったらリベンジしようということで。一旦は別々の先輩と組んで、また一年の時を経て組み直したという感じの少々ドラマのあるペアですね(笑)。

――時を経て今に至っているのですね

迫本 2年前は負けましたけど、今回は良いスタートを切れたと思います。全部優勝するつもりなので、今回は良い滑り出しになったと思います。

――これからの冬季練習での目標はありますか

迫本 冬でも春でも夏でも課題を一個一個潰していく、これのみですね。そんな特別なことはやらずに、普段の練習プラス基礎練習、そして課題を見つけて修正してを繰り返すことを一つずつつもりです。

重松 僕もほぼ同じですね。