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バレーボール部

2018.12.15

天皇杯全日本選手権ファイナルラウンド 12月14日 東京・武蔵野の森スポーツプラザ

3年ぶりのファイナルラウンドで見事初戦突破!

 重圧をはねのけ日本一に輝いた全日本大学選手権から約2週間が経ったこの日、天皇杯全日本選手権ファイナルラウンドが開幕した。高校・大学・Vリーグから予選を勝ち抜いたチームが出場し、日本一をかけて争う。早大の出場は3年ぶりだ。そして、この大会が藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)率いる現体制で戦う最後の大会となる。初戦はVC長野と対戦した。サーブレシーブが乱れリズムに乗れない場面も見られたものの、試合の中で修正し3-0(25-17、26-24、25-17)でッストレート勝ち。あすの試合へと駒を進めた。

 試合開始早々、相手チームの強いサーブが早大を襲う。サーブレシーブが乱れる場面も多く見られたが、ここで鵜野幸也(スポ4=東京・早実)の活躍が光った。3枚ブロックを打ち抜いて得点したかと思えば、次の場面では相手の手の先にボールを当ててブロックアウトを奪う。難しいボールも冷静に決め、相手に主導権を渡さない。中盤まで競り合う展開となったが、流れを引き寄せるプレーを見せたのは早大だった。13-13の場面から、相手のライトの外国人選手のスパイクを武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)がシャットアウト。そして、これだけでは終わらない。再びライトにトスが上がると、武藤と小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)がブロックに飛び、ボールを相手コートに叩きつけた。2連続のブロックポイントで流れをつかんだ早大はその後も差を広げていく。そして、24-17の場面から前田真治(政経4=京都・洛南)がコートに入った。1本目のスパイクは惜しくもアウトに。次の場面も最初のスパイクは相手に拾われたが、再び戻って来たボールを自らレシーブし、力強いスパイク放つ。これが25点目となり、見事セットを先取した。

きょうも多くの笑顔が見られた

 1セットを先取したものの、次のセットでは出だしでつまづいた。「サーブからブレークする場面につながらなかった。相手というより、自分たちの中でうまくいかなかった」(鵜野)。サーブの出来の差により、追いかける展開となる。中盤でじりじりと追いつき逆転したものの、19-18から3連続失点。ここで大車輪の活躍を見せたのが宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)だ。ここまで、スパイクが相手の粘り強いレシーブに拾われるなど、あまり調子の上がっていなかった宮浦。しかし、終盤の大事な場面でブロックを打ち抜くスパイクで得点する。25、26点目を連続で宮浦が決め、接戦となったセットをものにした。第3セットは、早大が再びいつものリズムを取り戻した。圧巻だったのは終盤の連続得点。17-16から村山豪(スポ2=東京・駿台学園)が豪快なクイックで得点すると、相手レフトのスパイクを小林が1枚で止める好プレーを見せる。タイムアウトを挟んでも流れは渡さない。相手レフトのフェイントぎみのボールに素早い反応を見せ小林が2連続でブロックポイントを上げた。続く宮浦のスパイクで4連続得点とし、盛り上がり勢いに乗った早大。リリーフサーバーとして入った宮下諒大(社4=東京・早実)のサーブから、代わって入った中村駿介(スポ2=大阪・大塚)と村山の2枚でブロックポイントを上げる。最後は藤中が相手ブロックを弾いて得点し、25点。ストレート勝利を収めた。

ブロックでも活躍を見せた小林副将

 早大の次の対戦相手は堺ブレイザーズだ。「お世話になった先輩方も行っているようなチームと対戦できるのはとても光栄なこと」(宮下)。OBが所属するチームとの対戦が見られることも今大会の醍醐味の一つだろう。これまで常に重圧と戦ってきたが、格上相手に『チャレンジャー』となった早大がどんなプレーを見せるのか。1年間の集大成を出しきりたい。

(記事 杉山睦美、写真 松谷果林)

セットカウント
早大 25-17
26-24
25-17

VC長野
スタメン
レフト 藤中優斗(スポ4=山口・宇部商)
レフト 鵜野幸也(スポ4=東京・早実)
センター 武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ4=長野・創造学園)
リベロ 村本涼平(法3=京都・洛南)
コメント

鵜野幸也(スポ4=東京・早実)

――きょうの試合を振り返って

V1のチームとやらせていただけるということで、自分たちがどれだけ通用するかを確かめることができました。あすに向けてつながる良い試合になったと思います。

――ミスが少なく、リバウンドを多くとっている印象でした

リバウンドについては意識してできた部分、出来なかった部分、たまたま上手くいった部分と色々ありましたね。(スパイクの)感覚みたいなところが自分の中でうまく吸収できたかなと感じています。

――大学との違いなどはありましたか

やっぱりレシーブ、粘り強さは確かにあって、こちらも攻撃しづらい部分はありました。それでもチャンスをしっかり決め切れたのは良かったです。

――第2セットの序盤で点数をリードされてしまった原因は

1セット目はこっち(早大)のサーブが結構しっかり入っていて、そこから攻撃を組み立てられていました。2セット目は序盤から自分とかもサーブにミスが出てしまって。サーブからブレークする場面に繋がらなかったかなという感じです。相手というよりかは自分たちの中でうまくいかなかったところがあります。

――あすは堺ブレイザーズとの対戦になりました

強い相手ですし、自分たちが受けに回らずにいきたいです。挑戦者ということでのびのびプレーできたらいいかなと思っています。

前田真治(政経4=京都・洛南)

――お疲れさまでした

ありがとうございます。勝ててとても良かったです。

――第1セットの最後の得点を振り返って

(決めることができて)めちゃくちゃ嬉しかったです。光輝(小林副将、スポ4=長野・創造学園)が何度もトスを上げてくれて。

――第2セットの序盤のタイムアウトではどのようなことを

このチームは結構第2セットの入りが悪いことが多くて。なので、技術的なこととかは特に言わず、リードはされていましたが落ち着いて行けよ、とかリラックスしようとかそういう言葉を言っていたと思います。

――あすに向けて

まずあす勝ちたいですね。相手は強いと思いますが・・・。勝てるように頑張ります!

宮下諒大(社4=東京・早実)

――試合を振り返って

最初は、初めての体育館だったこともあって雰囲気に飲まれてしまう部分もありましたが、途中からしっかり対応できて、Vリーグのチーム相手にストレートで勝てたことは良かったと思います。

――大学生相手と違いプレッシャーを感じることなく臨めましたか

格上なのでノンプレッシャーでとはいうのですが、実力的には勝てる相手でしたし、そういった部分では負けられない戦いだったので多少入りが硬かった感じはしました。

――サーブレシーブが乱れる場面が見られました

試合中にずっとファーストブレイクのパーセンテージが低いというのは言われていて、途中まではすごく悪かったのですが。途中からは、サーブレシーブが改善されたということもありますし、スパイカーが決めきっていたというのもあって、目標の数値に達していたので、試合中に修正できたという点では良かったと思います。

――3セット目は早大の流れになりましたね

1、2セット目は全日本インカレでも見られなかったような人と人の間のサービスエースなどの硬いプレーがあったのですが、試合が進むにつれてそういうミスもなくなっていったのでその差だと思います。

――ご自身のプレーを振り返って

1セット目はアウトになるかと思いました。危ねー落ちたーって思いました(笑)。全日本インカレが終わってから肩の荷が下りたじゃないですけど、全カレの時よりもリラックした感じで打てていると思います。

――あすに向けて

あすは格上のトップクラスのチームとできるので、出場する機会があれば4年間やってきたことを出し切れるように、きょうに引き続き思い切ったプレーをやっていきたいと思います。お世話になった先輩方も行っているようなチームと対戦できるのはとても光栄なことなので、全力でぶつかっていい結果が得られたらいいです。