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バレーボール部

2018.12.05

全日本大学選手権 12月2日 東京・大田区総合体育館

正真正銘の日本一!悲願の連覇&4冠の快挙達成!

 一瞬の静寂の後、大歓声と共に全員がコートへと集まり、喜びを共有した。全日本大学選手権最終日、決勝戦。早大は福山平成大と対戦した。次々と優勝候補を打ち破ってきた『台風の目』相手に苦戦しつつも何とか2セットを連取し勢いに乗りたいところだったが、第3セットは自分たちのミスも重なり落としてしまう。しかし、第4セットは4年生を中心に再度持ち直し、見事に勝利。セットカウント3-1(25-23、26-24、19-25、25-18)で勝利し、見事今季4冠(※)、そして悲願の全日本インカレ2連覇を達成した。

 福山平成大はここ4年間で対戦経験がなく、まさに能力が未知数の相手だった。手元にあるのはアナリストたちが作り上げてきたデータと、練習で培ってきた組織力。決勝戦独特の異様な緊張感の中、先に勢いに乗ったのは福山平成大だった。開始早々に村山豪(スポ2=東京・駿台学園)のスパイクがシャットアウトされ、幸先の悪いスタートを切ることになってしまった早大。しかし、明大戦同様、「サイドアウトをしっかり切っていけばいつか必ずチャンスが来る」という仲間内での合言葉の下、宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)のスパイクなどで着実にサイドアウトを重ねていく。武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)のサーブから相手のドリブルを誘って10-9と逆転に成功すると、続いて藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)と村山、そして宮浦と武藤の2枚ブロックがさく裂して16-13と3点のリードに成功する。このままサイドアウトをお互いに取り続けて25点に到達したいところだったが、そうはさせてくれないのがこれまで何度も逆境を切り抜けて決勝の舞台まで駆け上がってきた福山平成大の怖さだ。福山平成大の両センター西本(2年)と三好(2年)の活躍で20-20と同点に追いつかれてしまう。何とかこの福山平成大の勢いを止めたいところで光ったのが主将・副将コンビである藤中主将、小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)。まず小林副将のジャンプサーブで相手の助走コースに制限をかけると、苦しい体勢で打った福山平成大のスパイクを藤中主将が見事にシャットアウト。このワンプレーが第1セットの全てだったといっても過言ではない。最後は相手のサーブがネットにかかり、25-23で大事な第1セットを奪取することに成功した。

きょうも鵜野の活躍でチームが盛り上がった

 第2セットは序盤に2本のスパイクミスが重なり0-2といきなりリードを許してしまうも、村山のサービスエースや藤中主将のブロックで何とか追いついていく。しかし、V.LEAGUE1に所属するFC東京に内定の決まっている福山平成大の迫田(4年)のインナースパイクやサービスエースが次々と決まり、福山平成大の声援も徐々に大きくなっていく。村山や武藤のクイックでなんとか応戦しようとするも、早大が20点に到達するまでに福山平成大は22点を獲得していた。第2セットを奪われれば、福山平成大に盛り返される可能性がある。何としてもこのセットも勝ち取りたい早大はタイムアウトを要求し、再奮起を誓った。まず武藤のクイックでサイドアウトを取り、続いて宮浦が切り返しからスパイクを決め同点とすると、さらにこれまで何本も早大コートにクイックを沈めてきた福山平成大の三好が痛恨のスパイクミス。3連続得点で24-23と早大が一気にセットポイントへと躍り出た。ここで福山平成大のスパイクと早大のスパイクがそれぞれ決まり25-24。ここで満を持してコートに立ったのが宮下諒大(社4=東京・早実)。「真治(前田、政経4=京都・洛南)や友裕(堀江、スポ3=和歌山・開智)が夜遅くまで練習に付き合ってくれた」という仲間の思いが詰まったサーブを放つ。福山平成大のセッターはエース迫田を選択。打点の低くなったボールを見逃さず、村山が見事に仕留めた。26-24。村山はブロックが決まった瞬間喜びを爆発させ、宮下に駆け寄った。

 勝利まであと1セットとした第3セットは早大のミスが重なり、中盤から相手に6点ものリードを奪われる苦しい展開となってしまう。ピンチサーバーとして中野博貴(教4=東京・早実)や前田真治(政経4=京都・洛南)ら4年生を送り込み、なんとかブレークポイントを奪おうとするが、結局19-25でこのセットを落としてしまった。そして、フルセットになる前に何としても決めきりたい第4セット。藤中主将の掛け声と共に気合いを入れ直してスタメンがコートに立つ。まずリードを奪ったのは早大だった。ブロックにつかまることが多かった宮浦も徐々に復調し、軟打を織り交ぜながら高い決定率でスパイクを決めていく。しかし、福山平成大も組織的なブロックや打点の高いスパイクで負けじと得点を重ねていき、差は広がらないまま25点が近づいていく。そんな中で際立ったのが小林副将の攻撃的なツーアタック。スパイカーの負担を少しでも軽くしようとする献身的なプレーに大きな歓声が上がった。17-16と1点リードで迎えたセット終盤。ここから25点までの主役は誰かと問われれば、満場一致で鵜野幸也(スポ4=東京・早実)だろう。宮浦のサーブから切り返しの攻撃でブロックを抜くインナーコースにスパイクを決めると、続いて鵜野のサーブから2本連続のブロックに成功。一気に22-17と5点のリードを奪った。しかし、これだけでは終わらない。もう1度ジャンプサーブを打つと、今度はサービスエース。更に続けて渾身のバックアタック。24-17。「気持ちが乗っていた」(鵜野)という大エースの奮闘で、このセットの行方を決定づけた。最後は小林副将のブロックで締め、25-18。重圧から解放された清々しい笑顔と共に、早大バレーボール部は再び、『日本一』の称号をつかみ取った。

優勝が決まり、喜びを共有する藤中主将(右)と小林副将

 このチームで得られた最高の結果に対する嬉しさ。そして、このチームがもうすぐ解散になってしまう寂しさ。今、選手たちはどのような気持ちでいるのだろうか。文句なしの学生日本一を証明した今年度のチーム、最後の舞台は天皇杯(全日本選手権)ファイナルラウンドだ。泣いても笑っても、引退までに残された試合は数えるほどしかない。大好きな仲間と共に、最高の笑顔で4年生に花を添えたい。

※4冠=春季関東大学リーグ戦、東日本大学選手権、秋季関東大学リーグ戦、全日本大学選手権の4つの大会のタイトルを獲得すること

(記事 松谷果林、写真 杉山睦美)

★二人三脚でつかみ取ったリベロ賞

 リベロ賞に村本涼平(法3=京都・洛南)の名前が呼ばれた瞬間、村本は驚いた表情を見せ、堀江友裕(スポ3=和歌山・開智)はガッツポーズを見せた。「涼平がリベロ賞を取ってくれて、嫉妬とか全く無くて。本当にものすごく嬉しかったです」(堀江)。「友裕には申し訳ない気持ちと感謝の気持ちがある」(村本)。性格は正反対の2人だが、コートの中と外で常にお互いを思いやっていた。

 堀江がケガでコートに立てなくなった時、正リベロとして白羽の矢が立ったのが村本だ。元々のポジションはレフト。9月半ばから急きょAチームに合流したため、始めは他のメンバーとうまく連係が取れなかった。当時はチームでの連勝へのプレッシャーも相まって、なかなか思うようにプレーすることができなかった。ターニングポイントは日体大に敗戦したこと。4年生たちが涙する姿を見て、「今1番悔しい思いをしている友裕のぶんまで自分が頑張らないといけない」という意識に変わった。代表経験の厚い堀江の穴を埋めることは、並大抵の努力でできることではなかったはずだ。それでも厳しい練習を続け、自分の役割を全うした。自分のミスが得点に直結するリベロ。プレーしていた時のプレッシャーは計り知れない。

 一方、これまで正リベロとして守備の要を担ってきた堀江。試合中、苦しい場面になると「自分がコートに立っていたら」と感じることが何度もあった。しかし、その思いをぐっと飲みこみ、村本が少しでも良いプレーができるよう、自分の持っているものの全てを伝えた。代表経験で得た知識、スパイクのコースの位置取り、サーブレシーブの入り方。試合前はよく2人でコミュニケーションを取っていたそうだ。その結果、サーブレシーブ、ブロックフォローともに村本は抜群の安定感を見せるようになった。相手の強いスパイクを何本も拾い、丁寧な2段トスも多くスパイカーに提供した。2人で勝ち取ったリベロ賞。これから最上級生となる2人に向けた、最高のエールとなった。

スタメンコールの時に握手を交わす堀江と村本(右)

(記事、写真 松谷果林)

 

セットカウント
早大 25-23
26-24
19-25
25-18

福山平成大
スタメン
レフト 藤中優斗(スポ4=山口・宇部商)
レフト 鵜野幸也(スポ4=東京・早実)
センター 武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ4=長野・創造学園)
リベロ 村本涼平(法3=京都・洛南)
最終結果

優勝(2年連続6回目)

集合写真

個人賞

最優秀選手賞 藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

MIP賞 小林光輝主将(スポ4=長野・創造学園)

スパイク賞 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)

セッター賞 小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)

レシーブ賞 藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

リベロ賞 村本涼平(法3=京都・洛南)

コメント

藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

――優勝おめでとうございます

ありがとうございます!1番はやっぱりほっとしています。

――優勝できた1番の要因は

こんなプレッシャーの中でやり切れたのは、頼もしい同期や後輩がいてくれたお陰です。感謝の気持ちでいっぱいです。

――きょうの試合を振り返って

平大さん(福山平成大)もとても良いバレーをしていて、簡単には勝てないと分かっていました。自分たちのバレーをしようということをいつも以上に心がけていました。個人的には全然だめで、ずっと後輩や同期に助けられました。課題ばっかりだったので、天皇杯(全日本選手権)で頑張りたいと感じました。

――同期に向けて

この同期でバレーができたことが幸せです。何もできないキャプテンを1番近くですごく支えてくれました。感謝の気持ちしかありません。

――まだこのチームでできる試合がありますね

全日本インカレで優勝できて、目標を達成することができました。満足はしていますが、まだまだ試合ができ、格上のチームとやらせていただくいい機会をもらったので、もう1度2週間でチームを整えていきたいですね。V1(V.LEAGUE1)のチームに1つでも多く勝って、少しでも長くこのチームでバレーをしていきたいということが1つ。そして、後輩に少しでもいいものを残してあげたいと思っています。

小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)

――勝利の瞬間を振り返って

自分が最後ブロックで止めたんですけど、自分が倒れてたらみんな集まってて(笑)。ちょっと乗り遅れた感がありましたね(笑)。率直に二連覇のプレッシャーがかかる中で1年間戦ってきて、少しホッとした部分と、この大好きなみんなとバレーが出来るのがもう残り天皇杯しかないという寂しさがあります。

――実感はありますか

実感はないですね。終わった!という感じで、あまり実感はないです。

――決勝の相手は福山平成大でした

この大会で勢いをつけて行っているチームが相手ということで、その勢いに対してちょっと意識しました。アナリストのデータをもとに対策もしたのですが、イメージしづらい部分はありました

――決勝で力を出し切れましたか

チームとして、数字的にはよくなかったのですが、最後に勝ち切れたのは早大のバレーができたからなのかなとも思います。

――全カレを通して安定したプレーを見せていましたが、振り返って

自分としては、スパイカーに負担をかけてしまったなという部分はあります。助けてもらったなという感じなので、もっと楽に打たせてあげられるようにもっともっと頑張りたいです。

――藤中選手とつくってきたチームを完成させることができた大会と言えますか

決勝の試合がこのチームの100パーセントの完成というのを目標にしていました。完成には近づけたと思います。それでも、決勝でもまだまだ課題はあるので、天皇杯までまだこのチームで戦えることに感謝して頑張りたいです。

――藤中選手とはどのような言葉を交わしましたか

終わったなと(笑)。やっぱりプレッシャーがあったので、「終わったな」と。やっぱりホッとした部分が大きいですね。

鵜野幸也(スポ4=東京・早実)

――優勝おめでとうございます

嬉しい反面、ほっとしている気持ちです。

――きょうの試合を振り返って

きょうの試合は相手の攻撃に対応できなくて、自分たちが上手くいかない部分も多かったですが、しっかり我慢できたかなと思っています。1、2セット取れたのが大きかったですね。2セット目も逆転で取れましたよね。そこで取れたのが本当に大きかったですね。

――胴上げされてみて

胴上げ、初めてかな・・・。2回目でしたかね。でもやっぱりこの舞台で胴上げしてもらうのは本当に幸せなことだなと思いました。

――きょうの第4セット終盤は鵜野選手が素晴らしい活躍を見せました

きょう自体結構調子良かったので、光輝(小林副将、スポ4=長野・創造学園)も信頼してかなりトスを上げてくれていました。ここで自分が差をつけられて良かったです。気持ちが乗っていたのだと思います。上手くできて良かったです。

――近大戦(〇3-1)の時からずっとプレッシャーを感じているとおっしゃっていましたね

そうですね。昨日の夜も全然寝られなかったんですよ。寝てもすぐ目が覚めちゃったりして(笑)。明日からゆっくり寝られるなっていう思いですね。

――同期の4年生に向けて

自分がこうやって結果を出せたのも、一緒にコートに立っている優斗(藤中主将、スポ4=山口・宇部商)や光輝だけではなく、サポートしてくれている他のメンバーがいてこそで。そういうことをこの大会を通して感じることができました。天皇杯(全日本選手権ファイナルラウンド)がありますが、そこでもまたチーム1つになって頑張れたらと思っています。

中野博貴(教4=東京・早実)

――優勝おめでとうございます。率直なお気持ちをお願いします

1年間優勝を目標にして頑張ってきたので、すごく嬉しいです。

――きょうの試合を振り返っていただけますか

関東リーグのチームと違って対戦したことのないチームだったので、試合を見ていても強かったですし、やってみてどうなるのかなっていう不安はあったんですけど、スタメンがしっかり相手に対応してくれて自分たちの力も出せたかなと思います。

――第3セットではピンチサーバーとして起用される場面もありました。コートに立った時はどういう心境でしたか

点差的には相手にリードされていて苦しい場面だったので、なんとか自分の力で追いつこうという気持ちで入りました。相手に一本で切られてしまったんですけど、次につながったサーブが打てたと思います。

――大応援団の応援も力になったのではないでしょうか

そうですね。選手だけじゃなくて、応援の力があってこその日本一なのでたくさんの人に感謝したいです。

――日本一を決めましたが、まだ天皇杯が残っています。天皇杯へ向けて一言お願いします

天皇杯は格上のチームとたくさんできるので、プレッシャーというよりも当たって砕けろという気持ちで一つ一つ戦っていきたいと思います。

前田真治(政経4=京都・洛南)

――優勝おめでとうございます。今どういう心境ですか

色々と苦しい戦いではあったんですけど、1年間この優勝を目標に練習をやってきたので達成できてよかったです。ホっとしました。

――手強い福山平成大でした。きょうの試合を振り返っていただけますか

きょうはチームの調子は1年間を通して見ても良くなかったかなと思うんですけど、勝ち切れたのは自分たちがこれまでやってきたことを出せた結果なのでよかったと思います。

――第3セットではピンチサーバーとして起用される場面もありました。コートに立った時はどういう心境でしたか

19ー24だったのでひっくり返せれるかわからなかったんですけど、4年生としてチームの仕事を与えてもらえたっていうのはありがたかったですし、結果は出なかったですけど次のセットにつながったのでよかったかなと思います。

――現役生活最後の天皇杯へ向けて一言お願いします

次は天皇杯で格上のチームと当たるんですけど、あとはチャレンジャー精神でどこまでいけるかっていうのを試すだけなので、1000万を取りに行きたいと思います。

宮下諒大(社4=東京・早実)

――勝利の瞬間はどのように見ていましたか

今までバレーをやってきた過去や色々なものがこみ上げてきて、目標としていた日本一に届いたんだなと思って、うまく言葉にできないですけど、めちゃくちゃ嬉しかったです。

――連覇という偉業ですが実感はありますか

今でも連覇したって言われてもあまり実感はないです。本当に今年1年間ずっと一戦一戦勝とうという思いでやってきたので、それが実を結んだというのはあるんですけど。連覇か・・・。2連覇なんですね・・・。去年喜入さん(祥充、平30スポ卒=現サントリーサンバーズ)がヒーローインタビューで、「後輩たちなら二連覇してくれると思うんで」と言ってたのでそれが実現できて良かったです。

――あまり予想していなかったチームが決勝の相手でしたが、嫌な感じなどはなかったですか

今まで対戦したことがなくて、見たこともなかったチームなので、試合のイメージが湧きづらい部分はありました。個人的には全カレの決勝はずっと筑波大学をイメージしてやってきたところがあったので。結局は自分達が今までやってきたことをやればいいので、相手がどこであっても何かが変わるわけではないのですが、それでもイメージしにくい部分はありました。

――決勝戦いかがでしたか

きょうの試合は内容的には決していい内容ではなかったと思います。相当自分たちのミスが目立った試合だったと思います。その中でも、コートに立っている人も立っていない人も「勝ちたい」という思いが実を結んで勝利につながったのかなと思います。

――2セット目は宮下選手のサーブからブロックポイントでセットポイントを取りました

この1年やってきて、僕のサーブで崩して豪ちゃんのブロックというのが理想のかたちだったので、大事な局面で豪が決めてくれて本当に最高でした。

――セッターとして入学されて、出場機会を得られずに苦しい時期もあったと思いますが、日本一を決める舞台で爪痕を残しましたね

今までずっとセッターとしてやってきて、大学に入学してからは、自分はもうできないと思っていて。コートに立つこともないと思っていたので、最初は本当に入部するかも悩んでいたんですけど。ポジションも変えて・・・。全カレのセンターコートで1点取れたので、本当にやってて良かったなと思います。

――実を結んだ1年になりましたね

自分もそうですし周りの人からしても、今年自分がこうやって多くの試合に出場する機会を得ることは予想してなかったといえばしてなかったと思いますし。今年はサーブで頑張ろうって決めて、それが身を結んだことは自分にとっても人生の中で大きな自信になったかなと思います。本当にいい1年を過ごすことができました。

――サーブで頑張ろうという選択はご自身でされたのですか

そうですね。同期に小林(光輝)がいて、下に中村(駿介、スポ2=大阪・大塚)がいてという中で、自分も本当に試合に出たいという思いがあったので。自分が試合に出たいってなった時にどこを磨くべきかって考えたら、僕はサーブなのかなって思っていました。ピンチサーバーデアもいいから試合に出たいという思いを持って、春からサーブだけを毎日毎日練習を重ねてきたので、結果を出せて良かったです。

――最高の試合となりましたか

内容は内容だったんですけど(笑)。僕は今のチームがすごく好きで、みんなで日本一が取れたので、一生忘れられない試合にはなったと思います。

――天皇杯が本当にこのチームで戦う最後の大会となります

本当に今終わったー!という感じなんですけど(笑)。天皇杯で1回戦からプロのチームの方々と対戦する機会を得られたので。本当に残り数試合しかないので、このチームの最後を楽しみながら、胸を借りる気持ちで頑張りたいです。

武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)

――優勝おめでとうございます。今の率直な気持ちを教えて下さい

優勝できて嬉しい気持ちもありますが、まだ天皇杯もあるので今日出た課題を踏まえて修正して次は上の企業のチームに勝てるように頑張りたいです。

―今日の試合を振り返ってみてどう思われますか

相手も勢いのあるチームだったのでなかなかうまくいかない部分も多かったのですが1、2セット目は接戦で取ることができて3セット目は点を離されてしまいましたが4セット目は逆に離すことができました。離すことができたのも相手のミスであったりしたのですが相手にもっとミスを出させるような守りをもう少し強化できればと思います。

――クイックがとてもよく決まっていたと思います。ご自身のプレーを振り返ってどう思われますか

決勝に向けてコンディショニングを整えてきたので決勝でいいパフォーマンスができたと思いますがまだまだ課題があるので残り少ない4年生とのバレーなので最後まで突き詰めていきたいと思います。

――今日の試合でも4年生の活躍が光りました。4年生はどのような存在ですか

本当に頼もしい存在でもあり、信頼できる先輩たちでもありすごく感謝の気持ちが強いです。

――天皇杯への意気込みをお願いします

天皇杯へ向けて格上のチームが相手ですが逆にプレッシャーもなく思いっきりぶつかっていけるので今日よりもさらにいいバレーをして1回でも多く勝って4年生とのバレーを楽しみたいと思います。

堀江友裕(スポ3=和歌山・開智)

――きょうはどのような気持ちでコートをご覧になっていましたか

ひたすら勝ってほしかったですね。

――第3セットは大差で落としましたが、見ていて不安になる時はありましたか

勢いもあるし、強いということは分かっていたつもりでしたが、相手がそれ以上のものを持っているように感じました。ちょっと不安もあったかな。見てる側からすれば。

――村本選手(涼平、法3=京都・洛南)がリベロ賞を獲得されたことについて

最高でしたね!そこに関しては嫉妬とかは全くありませんでした。悔しいとかは本当に無くて。僕がケガしてしまったことによってサイドからリベロになって。その勲章というか、結果としてリベロ賞として返ってきて。僕からしたら嫉妬の「し」の字もなかったです。小川さん(智大、明大4年)かなって思っていた部分があったので、(発表された時は)やったー!って思いました。試合勝ったより嬉しかったかもしれないですね。

――自分の代わりとしてコートに立っているということで思いも強かったのではないでしょうか

そういう思いはありますね。きのうも涼平自身調子は良くなかったのではないかと思っています。ちょっと上から目線になってしまいますが、見守るような気持ちで。本当に頑張ってくれ、という一心でした。これでもし、負けていたら涼平が「俺のせいで負けた」って思っていたんじゃなかなと思いますし、そうならなくて良かったですね。

――堀江選手にとっての今シーズンはどのようなものでしたか

1年通して、膝が痛くなって、それでもできるかなと思ってやっていたらケガという形になってしまって。結局は自分の管理ミスというか、自業自得なのですが、アスリートをしている以上はこれをプラスに変えないといけないですよね。ケガしても、何か得られるものはあると思っています。それが外から見ていて色々分かるっていうことだったのかな。将来は指導者になりたいと思っているので、そういう目線で見ることもできましたし。でも、したいですね、バレー。もうあと2週間、3週間ぐらいでジョギングの許可が下りるのですが、「こういう時に無理するアスリートがいるんだよ」ってドクターに言われていて。全カレ(全日本大学選手権)のこんな試合見せられたら・・・。もういじめられてるのか!って思いました。全カレが始まって、今は勝って終われたから良かったですが、みんなが(試合に)出ているのを見るのはつらかったですね。

――どんどんチームが勝ち進んでいく嬉しさと自分がコートに立てない悔しさの気持ちが複雑に絡み合っているということでしょうか

そうですね。勝ってくれるのは本当に嬉しいんですけどね・・・。複雑でした。

――全日本インカレが終わってみて、いまどのような思いでしょうか

これで来年3連覇って言われるのかな、と思うと結構今プレッシャーを感じていますね。来年4年生になるので。でも光輝さん(小林副将、スポ4=長野・創造学園)に試合が終わってまず「来年頼むぞ!」って言われて。そこで、やらないとなって思いました。まずはケガを治してっていう感じですね。

村本涼平(法3=京都・洛南)

――優勝おめでとうございます

あありがとうございます。勝てて、優勝できて、本当に良かったです。

――きょうは初対戦の相手ということでなかなか難しかったのではないでしょうか

初めてのチームで、どういうバレーをしてくるかということがデータや映像では確認できていましたが、実際やってみると映像よりも素晴らしいバレーを向こうもしてきました。本当に手強かったですし、4セット目の終盤まで苦しい試合展開でしたが、何とか勝てて、本当に良かったです。

――リベロ賞の獲得おめでとうございます!

リベロ賞、本当に驚きました。正直きょうの試合は自分がチームに迷惑をかけてしまった部分も多かったので、このような賞をもらって少し申し訳ない気持ちはありますね。有難くいただきました。

――4年生に向けて

この1年、4年生には特に連覇というのでものすごいプレッシャーがかかっていたと思います。そんな中で僕たち下級生のことをすごく引っ張ってくれました。悩みながらやってくれたと思います。恩返しじゃないですが、優勝という形でこの大会を終えられて本当に良かったと思っています。

――まだ天皇杯がありますね

きょうはあまり納得のいく内容やプレーではなかったんですよね。特にサーブレシーブが・・・。きょうのダメだった部分も天皇杯では修正したいと思っています。V(V.LEAGUE)のチームなど、格上のチームとやれるので、4年生と最後に楽しんでバレーボールをやっていければと思っています。

村山豪(スポ2=東京・駿台学園)

――勝利の瞬間を振り返って

素直に嬉しかったですし、やりきったという感じでした。

――実感はありますか

(4冠とか二連覇の実感は)全然ないです。優勝したという実感もあんまりなくて、まだこのチームで半年ぐらいやるんじゃないかという気持ちです。

――決勝戦を振り返って

1年間を通してやったことのないチームだったので、どういうことをしてくるか全然読めませんでした。1、2セットは苦しい展開だったのですが、最後に早大の持ち味である粘りが出せたと思います。3セット目は、自分のミスから相手に流れを持って行かれてしまって、本当に申し訳なかったです。4セット目は円陣から「全員で一つになろう」というのを言っていたので、それが本当に最後ああいうかたちにつながったと思うので良かったです。

――4セット目はかなり盛り上がっていましたが「いけるぞ」という雰囲気でしたか

なんていうんですかね・・・。3セット目は雰囲気が落ちてしまっていたので、4セット目は雰囲気を上げて楽しくやっていこうということでした。それができていたセットだと思います。

――宮下選手のサーブから村山選手のブロックで2セット目を取りました

それが今年の理想のかたちでした。諒大さん(宮下)も今までの1年間で本当に色々あったと思います。だからこそ、その中で諒大さんが入った時は絶対にブロックしたいという気持ちがありました。実際に取ることができたので本当に良かったです。

――存在感を示した全カレとなりました

チームのかたちとしては優勝ということで本当に良かったと思います。ただ、個人としては、きょうのようにマークが来た時にブロックされたりというところがありました。これからもそういう場面はあると思うので、そこをもう1段階越えれるようにしたいです。個人としては課題も残る大会でした。

――村山選手にとってどのようなチームですか

仲が良くて、いい合える環境でもあるのでやっていてやりやすかったです。楽しい良いチームです。

宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)

――優勝おめでとうございます

ありがとうございます。このチームの最終目標である全日本インカレで優勝ということを達成できて、本当に嬉しいです。

――きょうの試合を振り返って

終始ちょっとうまくいかなかったんですよね。スパイクもなかなかうまく打てなくて・・・。4年生に助けてもらった部分が大きいです。

――6連戦を終えましたが、体力的にきついと感じることはありましたか

体力的には問題なくやれて、全然大丈夫でした。それは、いつもやっているトレーニングの成果が出たと思っています。

――プレッシャーは感じましたか

そこまで感じなかったですね。今大会はとにかく1試合に全力を注いで、その先はあまり考えずに試合に臨んでいました。それが結果的に良かったのかなと思いました。

――来年から上級生になりますね

きょうのような大事な試合で上級生に助けてもらったという感じで、自分は何もできなかったという印象が強いです。来年から上級生になって、大事な場面や大事な試合でもっと後輩を引っ張っていけるような存在になりたいと思っています。

――4年生に向けて

今年1年間、4年生がこのチームを引っ張ってくれたおかげで4冠という結果を残すことができました。その背中を見て、自分が上級生になったら、いまの4年生のような存在になっていかないといけないと感じました。