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競走部

2018.12.03

第268回日本体育大学長距離競技会 12月2日 神奈川・日体大健志台陸上競技場

箱根に向けて上々!復帰戦の渕田が自己ベストをマーク

 秋も深まり、すっかり師走らしい気候となったきょう、日体大長距離競技会が開催された。今回注目されたのは、前回の東京箱根間往復大学駅伝6区に出走し、7月以降長い間戦線から離れていた渕田拓臣(スポ2=京都・桂)の復帰レース。渕田は約2年ぶりに自己記録をする好結果を叩き出した。また河合陽平(スポ1=愛知・時習館)、久保広季(人1=早稲田佐賀)も自己ベストを更新する力走を披露した。

自己記録を更新した河合

 「試合勘を取り戻す意味で出場した」という渕田。復帰戦とは思えない実に堂々としたレース運びだった。勢い良くスタートした集団は400メートルを67秒前後で通過。渕田はその中盤で様子を伺う。集団が落ち着き、ペースがやや遅くなると渕田自身が先頭に出てリズムをつくる。3000メートルを8分40秒で通過した渕田は力みの無い走りで時計を見る余裕も見せていた。

 その走りは最後まで変わらなかった。4000メートルで5人に絞られた先頭集団だったが、残り1周を前に渕田がギアチェンジ。一気に後続を引き離すと、他の追随を許さずトップでフィニッシュラインに駆け込んだ。ラスト1000メートルを2分44秒(手元)でまとめ、これまでの記録を約3秒縮める14分16秒87をマーク。淡々とした表情でゴールした渕田はそのままダウンに向かっていった。

渕田は先頭に出る積極的なレースを見せた

 この結果に渕田は「久しぶりの1着で気持ち良く終われた」と振り返りながらも「来月の箱根(東京箱根間往復大学駅伝)にどれだけ合わせられるか」と身を引き締めた。昨年は6区で区間11位で、今年も山下りの出走に向けて準備を行っている。「昨年と比べて良いタイムで走れたのは1つの目安になる」(渕田)。これからの集中練習を着実にこなし、万全の状態で箱根に挑む所存だ。

(記事 岡部稜、写真 岡部稜、平松史帆)

結果

島村英治(スポ1=宮城・仙台育英)15分07秒65(19組6着)

久保広季(人1=早稲田佐賀)   15分14秒79(21組13着)自己新記録

河合陽平(スポ1=愛知・時習館) 14分50秒23(27組3着)自己新記録

茂原將悟(法1=群馬・高崎)   15分26秒24(27組36着)

黒田賢(スポ2=東京・早実)   14分54秒19(31組27着)

渕田拓臣(スポ2=京都・桂)   14分16秒87(39組1着)自己新記録

齋藤雅英(スポ3=東京・早実)  14分46秒11(39組35着)

飯島陸斗(スポ3=茨城・緑岡)  DNS

コメント

渕田拓臣(スポ2=京都・桂)

――今回のレースの目的は

試合から遠ざかっていたので、チームが集中練習をしている中、自分は少し離れて試合勘を取り戻すという意味で出させていただきました。

――目標はありましたか

集団の中で競って、試合勘を取り戻すというかんじだったので、普段の決められたペースを守るのではなく集団の競り合う不安定なペースで走ってくるという意味合いでした。

――タイムはあまり気にしていなかったという感じですか

そうですね。状態は悪くなかったので、練習の流れではあったんですが、最低自己ベストということは言われていました。最低限の自己ベストはできたので良かったと思います。

――試合を振り返って、中盤で先頭に出る場面もありましたが

自分が思っていたよりもペースが速くなくて。中盤で集団が多くて前に出れずに自分のリズムを作れなかったんですが、3000メートル過ぎた辺りから周りを気にせずにフォームを意識して走れたので、もっとタイムは出したかった気持ちはあるんですが、きようのレースの流れで言えばラスト1000メートルでしっかりとペースを上げられたので、良かったと思います。

――最後の一周でしっかりと勝ち切ることもできましたね

余裕はあったので、ラスト1000メートルでいきなりペースを上げることはできませんでしたが、ラスト400メートルで切り替えることができて良かったです。

――久しぶりのレースでしたが、目的の試合勘というのはどうでしょうか

一着でゴールすることが久しぶりの感覚だったので、そこは気持ち良く終われて箱根(東京箱根間往復大学駅伝)に向けては良かったと思います。ただ、あくまでひとつの記録会であって、本番ではないので来月の箱根にどれだけ合わせられるかだと思います。

――夏頃はケガということでしょうか

4月から体調不良とか軽いケガを繰り返して。走ったり走らなかったりを繰り返していました。7月の記録会から8月半ばまでは走れなくて。自分自身、ケガで走れないことが陸上やっていて初めての経験だったので、苦しい時期ではあったんですけど、10月ぐらいから自分の走りを取り戻していける感覚が出てきました。走り込みというのは正直足りていない部分が大きいんですが、去年の経験があるのでそれを活かしていければいいと思います。

――これからまだ練習が続くと思います

流れとしては去年と同じで。自分は上尾(上尾シティマラソン)を走らないで、下りの準備をしていて、この記録会に出て箱根という流れだったので、去年に比べていいタイムで走れたのは1つの目安になりますし、これからの集中練習からの箱根という流れに向けては意識しながらやっていきたいと思います。