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米式蹴球部

2018.12.03

東日本代表校決定戦 12月2日 東京・アミノバイタルフィールド

東北大を下し、いざ甲子園ボウルへ!

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 21 21 55
東北大 HORNETS 14 14

 全勝で関東制覇を達成した早大は、甲子園ボウルの出場権をかけて東北大と激突した。試合序盤は思わぬ苦戦を強いられるも、地力で勝るエンジのユニフォームが徐々に相手を突き放し、QB宅和真人(政経2=東京・早大学院)の3TDパスを含む55得点で東北大を圧倒。早大が2年ぶりに大舞台への切符をつかんだ。

 東北大のオープニングドライブを何とか食い止めた早大は、WRブレナン翼(国教3=米国・ユニバーシティラボラトリースクール)へのTDパスが決まり先制に成功。しかし相手に多彩な攻撃を仕掛けられ、すぐさま追い付かれてしまう。それでも直後のキックリターンでWR遠藤健史(法4=東京・早大学院)が、一気に敵陣14ヤードまでボールを運ぶと、最後はRB片岡遼也副将(法4=東京・早大学院)の力強いランで7点を追加。その後、相手の反撃を受け同点となる場面もあったが、遠藤が88ヤードのキックオフリターンTDで再び相手を突き放す。一方のディフェンス陣もDL斉川尚之主将(スポ4=東京・獨協)のQBサックやDB家田泰成(国教3=京都・立命館宇治)のインターセプトで東北大オフェンスの芽を摘み、2ポゼッションのリードで前半を折り返した。

3つのTDパスを決めたQB宅和

 後半最初のドライブで「しっかり落ち着いて勝負して、QBもいいところに投げてくれた」と、遠藤へのTDパスが決まり追加点を獲得。さらに、その4分後にもWR河波正樹(スポ2=カナダ・シアクァムセカンダリースクール)が空中戦を制し点差を広げた。勢いに乗る早大はDB渡辺大地(教3=東京・早実)のインターセプトで、敵陣15ヤードからオフェンスを再開すると、このチャンスの場面でRB中野玲士(商3=東京・早大学院)がエンドゾーンへボールをねじ込み、スコアを49-14に。最終クオーター(Q)にはダメ押しとなる2本のFGを決め試合終了。後半は相手の攻撃をシャットアウトし、リードを広げた早大が勝利を収めた。

2つのTDを奪ったRB片岡

 2年ぶり5度目の甲子園ボウル出場を決めたBIG BEARS。大舞台での決戦を前に「この1年間で1番厳しい練習をしようと思っています」(斉川)と、打倒関学大へ臨戦態勢を整える。一昨年は関学大に敗れ、甲子園で涙をのんだ。この1年間でつくり上げた『気魄』のフットボールで、雪辱を果たし新たな歴史を刻めるか。「自分たちのフットボールをやるしかない」(高岡勝監督、平4人卒=静岡聖光学院)。創部史上初の『学生日本一』まで、あと1勝だ。

(記事 成瀬允、写真 中澤紅里、江藤華、細井万里男)

この試合のMVPに選ばれたWR遠藤

得点経過
TEAM PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER G/NG スコア
早大 PASS #8宅和→#6ブレナン #96髙坂 7-0
東北大 RUN #42大島 #44長竹 7―7
早大 RUN #30片岡 #96髙坂 14-7
東北大 PASS #1長谷部→#21長島 #44長竹 14―14
早大 KOR #13遠藤 #96髙坂 21-14
早大 RUN #30片岡 #96髙坂 28-14
早大 PASS #8宅和→#13遠藤 荒巻 35-14
早大 PASS #8宅和→#85河波 #18長谷川 42-14
早大 RUN #5中野 荒巻 49-14
早大 #18長谷川 52-14
早大 荒巻 55-14
コメント

高岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院) ※記者会見より抜粋

――試合を振り返って

東北大さんとは2年ぶりの試合になりました。監督さんも変わられて前回の対戦と比べて、かなり仕上がっている印象を受けました。我々の想像以上に分析をされていて、リーグ戦と同じく厳しい戦いとなりました。後半は何とか東北大さんにアジャストして点差はつきましたが、点差ほどに力の差はなく厳しい戦いをさせていただき、その中で得たものもありましたので、これを糧にして東日本の代表として頑張っていきたいと思います。

――対戦校が関学大に決まりました。どのように戦えば歴史は塗り替えられますか

我々のチームはスポーツ推薦者もほとんどいませんし、選手一人一人の元々の能力という部分ではリーグの中でも低いと思っていますが、選手一人一人が本当に努力を積み重ねてきていますので、甲子園では全員が自分の持てる能力をしっかりと出す、しっかりと役割を果たす、1プレー1プレーを積み重ねて歴史を変えるということで、ワセダのフットボールをこの2週間でどれだけ成長できるかが大事になると思います。

――ワセダのフットボールについて一言お願いします

今年のチームはスローガンである『気魄』を全員が持って取り組み、甲子園で躍動したいと思っています。

――甲子園ボウルに向けて一言お願いします

自分たちのフットボールをやるしかないですね。全員が『気魄』を持って臨めるか。そういったところが結果として出るかなと思います。

DL斉川尚之主将(スポ4=東京・獨協) ※記者会見より抜粋

――きょうの試合を振り返って

前半、ディフェンスとしては相手のスペシャルプレーなども多く、東北大さんが用意してきたプレーに対して後手後手に回ったせいで、流れを悪くしたのかなと思います。後半は、前半を振り返って、ディフェンスがチームの流れを悪くしていたので、それを必ず取り返そうとディフェンスメンバーに声を掛けました。実際にそれがうまくいって、後半は完封という形で抑えられたのは良かったと思います。

――甲子園ボウルで対戦する関学に対する印象は

甲子園で何度も優勝していて、経験豊富な試合巧者という印象があります。手強いです。試合に関しては、僕らはチャレンジャーだと思っているので、1プレー1プレー気を抜くことなく、全力で臨んでいける試合にしたいと思います。

――甲子園ボウルまでどんな練習を行う予定でいますか

試合後にチームにも伝えたんですけど、この1年間で1番厳しい練習をしようと思っています。次戦の甲子園ボウルの相手が、秋シーズンでは1番手強く、このままでは全然勝てないと思うので、体力的にも精神的にもしんどいかもしれませんが、今日の課題、また秋シーズンで見つかった課題を、直せるだけ直して、頑張っていきたいと思います。

――きょうはQBサックがありました

相手のパスプロテクションが、結構前で勝負していたので、そこを上手くかわすことができたんだと思います。

――甲子園ボウルに向けて意気込みをお願いします

やれることは全てやったと言い切れるくらい練習して、甲子園に向けて自信を持って準備していきたいと思います。

DB小野寺郁朗副将(社4=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

自分はディフェンスの人間なので、14点取られたのが全てだなというところですね。こういった試合でどれだけ締められるかという大事な中でディフェンスを締められなかったというのがあります。また、オフェンスがしっかり得点している一方それに甘えるじゃないですけど、失点を止められなかった点を甲子園までに改善したいです。

――締まりがないという話が出ましたが、その原因は

法大戦が終わったあとから「関西まで三週間しかないぞ」という雰囲気の中で、「勝てるだろう」という誰かの心の油断があったと思います。1人に油断があるとそれが伝染してしまうので、この二週間は油断することなく締めていきたいと思いますね。

――前半は相手にパスを許す場面が多い印象でした

いま成長途中の人間のところを狙われてしまったんですけど、必ず成長してくれると思っているので。その人間もそうですけど、必ずしもパスが通されてしまうのは1人の責任じゃないので、ビデオを見返すなどしてディフェンス全体で克服していきたいです。

――後半は失点を抑え、立て直しに成功しました

今回の試合で出場が最後になってしまうかもしれないという4年生の意地が見れて、自分も熱くなるところがありました。その点で後半は完封できて良かったと思います。

――小野寺選手にとって2年ぶりの甲子園ボウルですが、どういった想いがありますか

まずは2年ぶりというより、僕は今年チームに貢献することがあまりできなかったので、絶対に甲子園でチームに貢献できるようなプレーを多くしたいという気持ちが第一にあります。2年ぶりの甲子園という面では、良いプレーもあったんですけど、やられてばっかりだったので、借りを返すという意味もあると思います。相手も関学に決まったので、二年前の借りを返すという意味で燃えています。

――やはり2年前とは違う想いがありますね

そうですね、二年前は日本一の男にしたいというリーダーの人がいて、その人をどうしても頂点に導きたいという思いがありました。今年、日本一にしたい男はもちろん斉川で、そういった副将としての想いと、役割としてはDB陣の活躍で勝ったといえるような甲子園にしたいと思っています。

――「四年生のために、チームのために」という思いが強いですね

いろいろな先輩方であったり、試合に出れない同期であったり、後輩であったり・・・。関東の人たちを含め、そういった想いを背負って戦っていきたいです。

――甲子園ボウルに向けての意気込みをお願いします

意気込みとしては、チームが日本一になることが全てなので、それに貢献できるようなプレーを必ずしたいです。

RB片岡遼也副将(法4=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

全プレーが良かったとは言えないですけど、その中でも2、3プレーは良かったかなと思います。コーチの中村多聞さんに認めてもらえるようなプレーはできなかったんですが、その中でも、自分らしいランは何個かできたかなと思います。

――辛いシーズンになったと思いますがいかがですか

正直、4年間ずっと辛かったです。ケガばっかりで、昨年も全く同じ時期にケガして、今年もケガをして辛かったですけど、引退まで数試合、クヨクヨしてる暇はなかったので、前向くしかなかったのでテンションが下がることはなかったです。その間、元山(伊織、商4=大阪・豊中)が頑張ってくれていたので良かったです。

――関学とは高校時代も対戦されていますが

高校3年の時もラストイヤーで負けているので借りを返そうと思っています。

――きょうはRBの後輩も出場されていましたが

後輩も出ていましたし同期も2人出ていて、嬉しかったって言ったら上から目線ですけど、一緒に頑張っていた選手が走っていたのは、自分のTDランも嬉しかったですけどそれ以上に嬉しかったです。

――甲子園に向けて意気込みをお願いします

甲子園は、この一年間夢みていた舞台なので、僕が思いっきり走るってのもあるんですけど、それまでの2週間で悔いの残らない練習、練習以外のことももちろんして、向かいたいなと思っています。

WR遠藤健史(法4=東京・早大学院)※記者会見より一部抜粋

――試合を振り返って

序盤の立ち上がりはすごく悪かったですが、オフェンスとしてはどんな状況でも自分たちの仕事をやりきるということにフォーカスしてやれたと思います。後半はデプスを下げた中でも全てのドライブでTDを取りきることを目標としていましたが、FGに終わることもあったことが課題でした。甲子園ボウルを見据えると立ち上がりの悪さは大きな問題なので、この2週間しっかりと気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

――キックリターンでいい走りを見せました

自分が走ったのは2本ありましたが1本目は、正直自分の中では全然だめだと思っています。最初のキックリターンはラインズのブロックが完璧で、キッカーとの1対1で外に出されてしまいました。自分自身としては決めきれた場面でした。2つ目は本当に走っただけでラインズのおかげなので、ラインズに感謝しています。

――関学大の印象は

関学さんは甲子園で何度も経験して個々の能力も高いですし、手強い相手だと思います。

――2つのTDシーンを振り返っていかがですか

1回目のリターンTDは、本当に前のフロントリターナーとラインズのブロッキングがよくて、自分はあとは走るだけだったので、自分がどうこうというよりかは前に助けられたので、感謝しています。2つ目は、前と相手がマンツーマンのカバーをしていたので、一対一になることはわかっていたので、ここ相手を振り切れれば不利になることがわかっていたので、そこはしっかり落ち着いて勝負して、QBもいいところに投げてくれたので、練習通りできたかなと思います。

――甲子園に向けて一言お願いします

僕らが1月2月からずっと目標にしてた舞台に立てるということで、そして舞台に立つだけではなく勝つことを目標にしていたので、あとは結果を出すだけだと思うので、斉川主将も言っていたんですけど、この2週間の間に1番しんどい練習をして、関学に勝つという気持ちで頑張っていきたいと思います。