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フェンシング部

2018.11.16

全日本学生選手権 11月15日 京都・大山崎町体育館

インカレ2日目、茂木、才藤、駒場がベスト8入り

  全日本学生選手権(インカレ)2日目に行われた試合は、女子エペ個人、男子サーブル個人。女子エペ個人では、才藤歩夢(スポ4=埼玉栄)が5位、駒場みなみ(スポ2=富山西)が7位の成績を収めた。また、男子サーブルからは茂木雄大(スポ4=神奈川・法政二)が7位入賞。大会2日目は、3人が入賞を果たすものの、メダルまではあと一歩届かなかった。

☆昨年の悔しさを晴らす2名入賞(女子エペ個人)

 女子エペ個人にはワセダから6人の選手が出場した。予選を勝ち上がり、初戦を突破したのは4人。そして昨年ベスト32の駒場みなみ(スポ2=富山西)今年度は記録をさらに上回りベスト8、同じく才藤歩夢(スポ4=埼玉栄)も昨年のベスト16を上回るベスト8で個人戦を終えた。

 昨年度ベスト32と悔しい結果に終わった駒場。しかし今年度は1回戦を11-7、2回戦を9-5と差をつけての勝利となっている。そしてこれは同時突きを含めた結果であるため、単純計算としては2試合で6失点しかしていないことになる。本人は「プール戦からあまり調子が良くないのかなって思って」と試合後にコメントしたが、時間を使った慎重な、しかし確実に点を重ねる剣さばきを見せた。準々決勝では関東学生選手権(関カレ)女子エペの決勝で対戦した上田果歩(明大)との再戦に。前半は同時突きを含む6連取となったが、逆転され追う展開に。スコアは14-11、残り時間が少なくなり最後の0.37秒という所で1本を奪い返すと早大陣営からは大きな歓声が湧いた。しかし逆転することはかなわずここで敗退となった。

3回戦にて同士討ちを制した才藤

 才藤は序盤に連取を許し、後半で追い上げを見せる粘りの試合が続いた。そして1,2回戦を勝ち上がり3回戦では澤浦美玖(スポ3=群馬・沼田女子)と対戦。序盤こそ連取されたものの、追いついて以降は互いに譲らず接戦に。お互いの手の内を知り尽くしているからこその取って取り返されるの繰り返しとなった。しかし同点に並んだ後、同時突きを含めた5連取で才藤は次戦へ駒を進めた。準々決勝で才藤を待ち受けていたのは馬場晴菜(日大)。才藤は2点の差を追う展開となったが、同時突きなども含めジリジリと差が広がる。ペースをつかめず苦しんだ才藤はベスト8で姿を消した。

 才藤ら4年生にとって最後のインカレ団体戦となるが「優勝を狙える」(才藤)と語るような心強いメンバーがそろっている。昨年度の悔しさを乗り越えるための戦いから目が離せない。

(記事 柴田侑佳、写真 藤岡小雪)

☆茂木7位入賞・・・表彰台には届かず(男子サーブル個人)

 早大からは計6人の選手が出場した。2回戦を突破し、3回戦に進んだのは、茂木と高木良輔(スポ3=埼玉・立教新座)。茂木は3回戦を突破し、7位入賞となる。一方、高木は、3回戦で敗れ目標であった入賞を果たすことができなかった。

準々決勝で敗れ、しゃがみこむ茂木

 茂木は、初戦となった2回戦を難なく通過し、3回戦に突入。前半は流れが悪く、なかなか相手を引き離すことができず接戦にもつれ込む。8−7となり、1分間の休憩となった。「自信を持って」(松山恭助、スポ4=東京・東亜学園)と、ベンチにいた松山にアドバイスをもらい、自分自身を鼓舞。その後、茂木が相手を突き放し、見事15−11で勝利を収めた。迎えた準々決勝の相手は、中大の渡邊裕斗。日本代表の選手としても活躍している強敵である。序盤から、相手の勢いに押され、3—8と5点ビハインドに。その後、茂木が反撃し、3点を返すが、開いていった点差を縮めることができなかった。最終的に、8—15と大差をつけられ敗北を喫した。

 メダルを逃したことについて、「残念なことなんですけど、最低限入賞できたので、ワセダに少し貢献できたのかなと思います」と前向きに振り返った茂木。そして、次の団体戦での「リベンジ」(茂木)を誓った。この悔しさを次に生かし、インカレ4日目に行われる団体戦では、男子サーブルの意地を見せたい。

(記事、写真 本野日向子)

 ※エペ:全身が有効面となる上に、両選手が同時突きをすると両者にポイントが与えられる。より慎重な攻め方が求められるため、時として両者が睨み合ったまま時間が過ぎることは稀な話ではない。

 ※サーブル:両腕も含む上半身への突きと切り(剣先ではなく剣の胴部分で相手の体に触れること)が得点となる。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は相手の攻撃を防御してから攻撃しなければならない。この攻撃権の奪い合いにより、両選手はピスト上を常に前後に往復し合うため、サーブルは3種目の中で最も全身運動が激しい種目だと言える。

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結果

▽女子エペ

才藤歩夢(スポ4=埼玉栄)5位

2回戦:◯15-10 金氣愛華(日大)

3回戦:◯15-12 澤浦美玖(早大)

準々決勝:●11-15 馬場晴菜(日大)

駒場みなみ(スポ2=富山西)7位

2回戦:◯11-7 村上奈津希(関学大)

3回戦:〇9-5 加藤有倭香(中京大)

準々決勝:●12-14 上田果歩(明大)

澤浦美玖(スポ3=群馬・沼田女)13位

2回戦:◯15-14 吉村美穂(同大)

3回戦:●12-15 才藤歩夢(早大)

溝口礼菜(スポ2=千葉・柏陵)16位

1回戦:◯15-12 松山絢香(日体大)

2回戦:◯15-6 小笠原彩乃(東北学院大)

3回戦:●9-15 馬場晴菜(日大)

登尾早奈(スポ2=愛媛・三島)41位

1回戦:●8-15 加藤有倭香(中京大)

村上夏希(スポ2=三重・津東)プール戦敗退

▽男子サーブル

茂木雄大(スポ4=神奈川・法政二) 7位

2回戦:◯15-10 平田佳史樹(中大)

3回戦:◯15-11 小村諒(慶大)

準々決勝:●8-15 渡邊裕斗(中大)

高木良輔(スポ3=埼玉・立教新座) 9位

2回戦:◯15-5 松重宗一郎(防衛大)

3回戦:●6—15 青路恒幸(日大)

武山達(創理4=東京・早大学院)18位

1回戦:●9−15 南大地(愛工大)

青木貴雅(スポ1=静岡・沼津西) 27位

1回戦:◯15−9 澤畠武博(中大)

2回戦:●8−15 浅野裕暉(日大)

小山桂史(スポ2=東京・クラーク) 33位

1回戦:●14-15 小村諒(慶大)

岸本大輝(社2=東京・早実)35位

1回戦:●14−15 平田佳史樹(中大)

コメント

才藤歩夢(スポ4=埼玉栄)

――全日本学生選手権(インカレ)での目標は

団体戦で勝つことを主に置いていて、個人戦は楽しく楽に試合をすれば結果がついてくるかなと思っていました。

――5位という結果に関してはどう考えていますか

予選で1敗してしまって。負けた試合は一本勝負で、あとは5−0、5−1で勝ったので、1敗したのに2位上がりで。だから(ベスト)16で負けても、16で一番いい順位は取れるかなと。正直(ベスト)8に入って、8の中で一番いい5位になれるとは思っていなくて。8に入れたらいいかなぐらいだったので、良かったと思います。

――トーナメントに入ってからの試合では、入りが悪いように感じましたが

最初はあまり考えていなくて。いけるかな、と考えて楽に入ってしまって、相手に(点を)取られるということが多かったです。自分で自分を苦しめてしまったな、と後から思いました。

――2回戦ではラストに怒涛(どとう)の追い上げを見せましたが、そこで巻き返せたのはなぜでしょうか

最初から確実に取れる技がつかめなくて。ずるずると相手に(点を)取られてしまって、相手のペースになってしまったと思うんですけど、これと言って自分が何かを変えたというのはなくて。それまで相手が出てきてくれなかったのに、相手が出てきてくれたから、自分の得意なところで勝負できて、追い付けました。

――負けてしまった試合での敗因は

予想通りでした。いつも通りというのが正直なところです。

――相手もお強い方ですしね

いつも個人戦で当たっても団体戦で当たってもきょうみたいな展開で。いつもと同じ結果だと思います。

――団体戦を重視されているということですので、その目標や意気込みをお願いします

団体戦でも楽な試合はないと思います。みんなで話し合ってプランを立てて、出る3人がしっかり役割を果たせば、全日本(全日本選手権)でも優勝しているメンバーで、優勝を狙えると思っています。学生の試合での団体戦は最後なので、優勝したいです。

駒場みなみ(スポ2=富山西)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

プール戦からあまり調子が良くないのかなって自分では思っていて、上がりも(調子が)悪いわけじゃなかったんですけどあまりいいイメージを持って試合ができなかったので、試合の内容としてもやりたいことをやりきれなかったことが結構多くありました。でも意識していた前に出て取ることもできたように感じていますし、去年はベスト32だったのでそこから成績を上げてベスト8に入れたことは良かったと思います。

――インカレ前の対談ではあまり気負わずにと言っていましたが

あまり順位は気にせずに、結果というよりは全日本の出場権が懸かっていたのでそれを目標にしていました。

――ベスト8の試合では関カレの決勝で対戦があった上田果歩(明大)選手との組み合わせになりました。意識するところはありましたか

受け身にならないように、ということに気をつけていて。結局受け身になってしまったことでやられた部分もあるとは思うんですけど、今回のインカレは全体的に前で前で取ろうということを意識していました。

――団体戦への意気込みをお願いします

団体戦は王座(全日本学生王座決定戦)、関カレ(関東学生選手権)と優勝できなくて、だからこそインカレでは優勝したいと思っているので一試合一試合を丁寧に戦って1本を大切にするつもりで勝って優勝できるように頑張ります。

茂木雄大(スポ4=神奈川・法政二)

――7位入賞となりましたが、この結果はどのように受け止めていますか

自分の目標はメダルだったので、それ以下になってしまったことは非常に残念なことなんですけど、最低限入賞できたので、ワセダに少し貢献できたのかなと思います。

――3回戦では、接戦の末勝利しましたが、振り返っていかがですか

前半悪い流れで、自分でもどうしたらいいかって模索していたんですけど、後ろに松山がいたので、自信持って僕が持っている自分のプレーをすることができたかなと思います。彼のアドバイスがあってのことだと。

――どのようなアドバイスを受けましたか

自信持ってとよく言われて、僕が自信を持つことが苦手なタイプじゃないですけど、根拠のないネガティブな自信を持つことが多くて。それを変えてくれるアドバイスだったりをしてくれて、それで流れをこっちに引き寄せて勝つことができたのかなと思います。

――準々決勝で対戦した選手は、茂木選手がインカレ直前特集でも注目している選手と語っていましたが、振り返っていかがでしたか

彼は本当に強い選手で、今回負けて、戦略の部分で僕は劣っていたとすごく感じたので、タイミングとかいろいろな部分なんですけど。彼と試合をして負けてしまったんですけど、前向きに捉えて。次の団体戦では中大と当たるので、そこでしっかりリベンジできるように、きょうはしっかり分析して次につなげたいと思います。