軟式庭球部

2018.11.06

東京六大学秋季リーグ戦 11月3、4日 所沢キャンパステニスコート

チーム全員出場もまさかの4位。課題残る試合に。

 所沢キャンパステニスコートで東京六大学秋季リーグ戦が開催された。2日目は雨に見舞われ、滑りやすいコートではあったが、選手が各々奮闘した姿を見せた。今大会では「チーム全員が試合に出る」(小山舞女子主将 スポ3=和歌山信愛)というチャレンジのため、試合では新しい顔ぶれが何人も見られた。結果としては4戦2敗という芳しくない結果であったが、今回の結果から課題が明確に示され、次シーズンに向けて成長が期待できる試合となった。

試合初出場の下江

 1日目は法大と立大との対戦。ともにチームとして勝利し、良い結果で1日目を終えることができた。一方、2日目から行われた明大戦は初戦から厳しいものであった。1番の須田葵衣(社1=群馬・高崎商業)・高嶺彩羽(人2=沖縄・八重山)ペアは相手後衛を崩すことが出来ず惨敗。2番に登場したのは小山・川村真帆(スポ1=東京・文化学園大杉並)ペアである。この悪い流れを断ち切るため、主将ペアらしい堂々とした戦いぶりを見せてくれた。対戦相手の安西・宮下組(明大)の前衛宮下は先月の天皇杯で優勝した実力者である。序盤から小山が丁寧にラリーを行い、ゲームの流れを引き寄せる。川村も小山に引っ張られながら確実にボレーを決めてゲームカウント3-1。しかしここから少しミスが目立ち始める。隙を見逃さまいと一気に2ゲームとられてしまい、流れが悪くなる。ここでこの流れを断ち切りたい7ゲーム目。ミスを修正したプレーで、小山が粘りのラリーを見せる。ファイナルまでもつれ込んだが、結果として勝利。明大戦の結果は最終戦に託されたが、3番に登場した山本沙奈(社3=和歌山信愛)・渡邊有希乃(社2=愛媛・済美)組は敗戦。早大は黒星を喫してしまう。

1勝を早大に届けた山本・渡邊ペア

 最後の対戦相手は慶大である。ここで負けると入賞の可能性は消滅してしまう。1番には下江遥花(スポ1=和歌山信愛)・渡邊組が試合に挑んだ。下江は今大会が団体戦初出場である。怪我での1年間療養期間を経てからの今大会。ジュースが何度も続き、なかなか決まらない試合展開のまま、徐々に2人からミスが出始める。一向に点を決めることが出来ず敗北となった。2番の小山・川村組は快勝。ここは勝ちたい早大。最後に登場したのは山本・高嶺ペア。ダブル後衛の相手にやや苦戦を強いられる。ファイナルまで一進一退の攻防が続く。ファイナルでは長時間のラリーが行われ、山本が粘りを見せる。しかし一歩及ばないところで敗戦。勝てない相手ではない慶大にまさかの敗北となった。

 早大としてはまさかの4位という結果となった今大会。チーム全員を試合に出すことによって、選手の士気を高めようという小山主将の考えのもとに決められた今回のオーダーは課題をはっきりさせるものとなった。これからオフシーズンに入るため選手各々の課題克服が期待される。女子部のインカレ奪還を目指す物語は始まったばかりだ。

(記事・写真 山浦菜緒)

女子結果

4位

一日目
〇早大 3-0 法大
〇辰巳・高嶺 5-1 工藤・深井
〇小山・川村 5-0 永野・俵
〇山本・渡邊 5-2 松村・伯耆原

〇早大 2-1 立大
●吉田・渡邊  1-5 中村・吉原
〇小山・川村 5-1 松永・土井
〇山本・髙嶺 5-2 寺戸・森本

二日目

●早大 1-2 明大
●須田・髙嶺 1-5 宮下・上田
〇小山・川村 5-4 安西・宮下
●山本・渡邊 2-5 笠井・鈴木

●早大 1-2 慶大
●下江・渡邊 3-5 秋本・花岡
〇小山・川村 5-1 荒木・中井
●山本・髙嶺 4-5 草野・勝又

コメント

小山舞女子主将(スポ3=和歌山信愛)

 

――六大学戦振り返っていかがですか

 全体的にチーム全員出そうというチャレンジで挑んだんですけど、チャレンジした結果負けてしまったということは今後しっかり調整しなくちゃいけない点だと思っています。負けは負けなんですけど次につながる結果だったと思います。

――今日は2試合とも敗戦になってしまいました

 初めて団体戦に出る子がもう少し、負けは負けでももう少し出来ると思ってたんですよね。もうちょっとチームに勢いつけてくれるかなと思ってたんですけどね…。

――そこがチームの課題ということでしょうか

 どの対戦も紙一重なんですけど、そのときに勝ち切れるメンタルが必要だと思います。鍛えていかなければいけないと思います。

――明大戦ではファイナルまでもつれこむ接戦で勝ち切ることができました。前衛の宮下選手(明大)にあまり攻めさせないようにしているように見えました、いかがですか

 秋リーグのときに試合をしたときは、しっかり自分から宮下に攻めたり、安西の弱点を突いたりすることが出来たのですが、天皇杯を見てあんなに出来るんだと思ってしまい、気にしすぎて今日の試合では引いてしまいました。どんな時でもブレないテニスをしたいです。

――ファイナル取りきれた勝因はありますか

 相手は別に特に何もしてないのに、自分が単純なミスしたりそこをつかれていたので、修正してミスを少なくしました。

――再来週には早慶戦が行われます。今回は負けという結果でしたが、意気込みをお願いします

 慶應も新しいメンバーになって今回でよくわかりました。勝てない相手ではないのでもう一回気持ちを入れ直して勝ち切れる技術を練習したいと思います。

高嶺彩羽(人2=沖縄・八重山)

――1日目の試合振り返っていかがですか

 法大戦では1年生と組んだんですけど、少し緊張はしたんですけど後衛の辰巳が思い切りやってくれて、それに乗って出来たので安心してプレー出来ました。
立大戦の山本さんとは以前組んで良い結果とか出していて、たまに組んでもらったりするんですけど、お互い好きなことやりながらそれが合っている感じで組みやすいです。

――2日目の試合はいかがでしたか。明大戦では終盤、足が動いていないように見えました

 明大戦はあんまり緊張とかはなかったんですけど、相手の後衛がけっこう打ち込んできて自分の方に来たボールが取れなくてその分、次につなげることが出来ずに苦しかったです。

――最後の慶大戦では長いラリーが続く場面が多く見られたました。敗因はなんでしょうか

 対ダブル後衛が得意ではなくて試合前から不安ではあったんですけど、その不安から序盤動きが悪くなってしまいました。最後は山本さんも打ち込んでくれて、ファイナルは最初よりは思い切りやりたいことは出来たと思うんですけど、スタートが遅かった分、後手後手に回って苦しい展開になったので、序盤からリード出来れば違った展開になったんじゃないかなと思います。

――自分自身の課題はありますか

 試合の入りでその試合が決まることが多くて、最初から不安があると気持ちを切り替えられずにそのままずっと意識してしまって悪い流れになってしまうので、切り替えが上手く出来ないのが課題です。

――克服に向けて

 経験値がないと思うのでたくさん試合に出ていろいろな状況を経験することですかね。先輩たちにもアドバイスなどもらいながら助けてもらってやっていけたらいいなと思います。