スケート部

2018.11.04

関東大学リーグ戦 対中大 11月4日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

延長の末に中大に敗北、激しい優勝争いが続く

 いよいよ大詰めを迎えた関東大学リーグ戦(リーグ戦)。明大との首位攻防戦で見事勝利を収めた早大は、現在4位に沈んでいる中大との戦いに臨んだ。立ち上がりから持ち前の豊富な運動量を見せた早大だったが、この日はパスがなかなかつながらずにチャンスを創出できない。今リーグ戦初のゴールウィニングショット戦(GWS戦)までもつれたが、ゴールをこじ開けることは出来ず。追い込まれた中大の意地に抗しきれず、上位チームに対して初めての敗戦となった。

 前日と同様、試合序盤にPK(※2)の間に先制を許した早大。すぐに同点、逆転としたいところだったが、この日は攻めあぐねる場面が続く。普段通りパックを徹底的にゴール前に集めるが、パスレシーブでパックを大きくはじいてしまう場面が目立ち、中々得点を奪うことができない。そんな中、10分22秒にFW鈴木ロイ主将(教4=北海道・苫小牧東)が、ゴール裏から相手GKの足元を狙い、同点ゴールを押し込んだ。勢いに乗っていきたいところで、中大がペナルティを犯して数的有利が2度生まれたが、中大ディフェンス陣にスペースを消され生かしきれず。同点で第1ピリオド(P)を終えた。第2Pも開始1分29秒で再び中大にリードを許してしまう。その後お互いにペナルティが増え、早大は一時2人少ない状況に陥るも、GK谷口嘉陽(社3=東京・早実)の我慢強いキーピングもあり、無失点で乗り切った。リードを許して迎えた第2P終了20秒前、好調のFW杉本華唯(スポ1=北海道・駒大苫小牧)が5戦連続となる得点を挙げ、再び同点として第2Pを終えた

チームの一点目をもぎとったFW鈴木

 第3Pでもやはり、開始2分2秒で3度目のリードを許す。しかし、早大にも首位の意地がある。調子が上がらないながらもゴールに向かう姿勢を忘れずに攻め続けると、相手ディフェンスのミスを誘発し、3度目の同点に追いついた。その後は双方得点を挙げることは出来ず、早大としてはこのリーグ戦初のGWS戦に突入した。早大は1番手のFW澤出仁(スポ2=北海道・武修館)、2番手の鈴木ともにノーゴール。3度目のGWS戦で、1年生の嶋貫一真、矢島翔吾が決めた中大に軍配が上がった。この日の敗因は内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)、鈴木主将が口をそろえたようにパスの正確性の欠如だ。シュート数は63本と運動量、前を向く姿勢は出せていただけに、基本的なプレーでのミスがもどかしく感じるゲームとなった。

1年生FW杉本は5試合連続得点を挙げた

 この敗戦を受けて、鈴木主将は「僕たちが勝ち点3を積み上げていくしか優勝する道はない」と話し、すでに次週の東洋大戦での勝利に目を向けている。混戦の様相を呈してきた今季のリーグ戦を制するのはどのチームか。互いに負けられない優勝争いは、これからどんな筋書きを辿るのだろうか。『僅差が大差』のチームスローガンを胸に刻み、最後には早大が大きなタイトルをつかむに違いない。

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 佐々木一款、写真 糸賀日向子、新藤綾佳)

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※( )内はシュート数

結果
早大 ピリオド 中大
1(30) 1st 1(7)
1(22) 2st 1(16)
1(11) 3st 1(3)
GWS
3(63) 4(26)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
中大 04:27 79長岡 91嶋貫 97矢島 PK
早大 10:22 16鈴木 8青木
中大 21:29 97矢島 37小原
早大 39:37 19杉本 8青木 29ハリデー PP
中大 42:02 14矢野 29阿部
早大 49:11 12飛田 33坂本 PK
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
21矢島 17高橋 16鈴木 33坂本 25篠田
19杉本 8青木 1澤出 29ハリデー 13吉野
12飛田 9生江 14小澤田 31大崎 18羽場
15伊東 24河田 2北村 10住友 23草島
GK34谷口 B-GK39村上
コメント

内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)

――きょうはパスとレシーブが上手く行っていませんでしたね

その通りです。少し雑だったね。運動量的には明大戦と変わらない入りは出来たんだけれども、正確性が良くなかった。通るパスが通らないとノーマークにもならないしね。だから、チャンスも少なかった。一生懸命シュートを打っていたけれどね。どんな状況でも、パスレシーブが出来なければ点は入らないです。

――中大のミスに助けられた部分もありましたか

自殺点(による得点)があったと思うけれども、調子が悪いながらもゴールに向かおうという姿勢がああいう(相手の)ミスを呼んだのかなと思います。

――中大のフィジカルに押さている印象を受けました

元々体の強いチームなので、それは当然のことですね。あとは、きのう中大は東洋大に完封負けしていますので、ここで勝たないと生き残れないという気持ちはプレーの中からひしひしと伝わってきましたね。

――今リーグ戦で初めてGWSまでもつれましたが、対策はしていましたか

我々は5対5で勝つことを目標にしていますので、順番だけは決めていますけど特に(対策をしている)ということはありません。基本的にイレギュラーなもので、試合に向けた練習とはまた違ってきますしね。

――次の東洋大戦で予選リーグが終わります。やはり勝つのみですね

そうですね。優勝するためには連敗は許されません。連敗して優勝するチームはないのでね。優勝を狙っているチームらしく、連敗しないで終わりたいと思います。

FW鈴木ロイ主将(教4=北海道・苫小牧東)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうの試合もきのうの試合に引き続き運動量やゴールに集めるプレーとかしっかりできたと思いますし、しっかり執念も出せた上での負けなので悔いはないかなという感じです。

――ゴールシーンを振り返っていかがですか

ゴール裏でパックコントロールして相手が誰も来なくて、時間があったのでスティックの上にパック乗っけようと思ったんですけど乗っからなかったので、相手のキーパーの靴のところ狙って押し込んでみたら入りました。

――きのうと比べてパスが通っていませんでしたが

そうですね、最大の敗因はそこだと思います。他のプレーは良かったんですけど、パスレシーブやシュートの正確さというところがあまり良くなかったのかな。でも、それはきょうの試合が特別悪かったという訳ではなくて早大の弱みでもあるります。ここから練習してどれくらい上手くなるかは分かりませんけど、しっかり意識して練習すべきだと感じました。

――中大のチェックが強めにきていた点はいかがですか

んー、それは弱いというかなんなら全然来てないなという印象で、普段の調子いいときの中大の方が怖かったので、きょうの中大はあまりコンディション良くなかったと思います。そのうえで勝ちきれなかったのは、悔しい点かなと思います。

――今季のリーグ戦で初めてGWSになりましたがその点はいかがでしたか

60分で勝ちきるのが理想だったんですけど、ペナルティーショット(PS)になってしまいました。久しぶりのPSで僕も出たんですけど外してしまったので、出る選手は練習からPS何やるか準備しておくことが必要かなと思いました。

――それでは最後に東洋大戦に向けての意気込みをお願いします

今勝ち点とか順位とかはよくわからないですけど、結局僕らが勝ち点3を積み重ねていくしか優勝する道はないと思っています。最後、まずは来週の東洋戦だけにフォーカスして必ず勝ち点3取れるように、今週1週間死ぬ気で練習したいと思います。

FW杉本華唯(スポ1=北海道・駒大苫小牧)

――きょうの試合を振り返っていかがでしょうか

内容はまあまあ良かったと思うのですが、結果がついてこなかったということですね。

――自身の得点シーンについてはどうですか

ずっとゴールを狙っていたので準備をしていて良かったです。

――ここ3試合で5点決められていますが調子は良いですか

だんだん上がってきていて、もっとチームに貢献できればいいなと思います。

――ゴールを狙っていくうえで意識されていることはありますか

あまりないです。チームが勝つために何をすればいいか、ということだけを考えています。

――中大のディフェンスは当たりが強い印象を受けましたが、実際に戦っているうえではいかがでしたか

ディフェンスはみんな大きく体も重いので、周りの大学よりはディフェンスが強いかなと思いました。

――東洋大戦への意気込みをお願いします

次は必ず勝ち点3を取って優勝に一歩でも近づけるように頑張りたいです。