競走部

2018.11.04

第50回全日本大学駅伝対校選手権 11月4日 愛知・熱田神宮西門前~三重・伊勢神宮内宮宇治橋前

中谷の好走むなしく、早大史上最低の15位に

 今年で第50回となる全日本大学駅伝対校選手権(全日本)、早大は全チームの中で最多となる4人の1年生を起用するなどフレッシュなメンバーで挑んだ。1区、2区で流れをつかめず2桁の順位に沈んでいたが、3区の中谷雄飛(スポ1=長野・佐久長聖)が区間2位の快走を見せ6位に浮上する。しかしその後は中谷のつくった流れを生かすことができず、大きく順位を落としてしまう。そのまま見せ場なく、棄権した第35回大会を除くと早大史上最低順位となる15位に終わった。

 区間距離の変更で最短区間となった1区を任されたのは、これが学生三大駅伝デビューとなる千明龍之佑(スポ1=群馬・東農大二)。最初の1キロは2分46秒と速いペースで入ったが、その後はペースが上がらずけん制し合う展開に。千明は中盤まで先頭集団の好位置にいたものの8キロ手前で仕掛けた青学大・小野田勇次に付いていくことができず、11位で中継所へ。2区の宍倉健浩(スポ2=東京・早実)は各校のエース級がひしめく中で区間13位に沈み、さらに2つ順位を落としてしまう。しかしここで3区の中谷が好走を見せる。5キロ過ぎまでに5人を抜くと、7.4キロ地点で6位グループをかわすことに成功。さらに前を追い続け、9.5キロ地点で3位グループに追い付いた。最後は6位でのタスキリレーとなったが、7人抜きで区間2位の素晴らしい走りを見せた。

中谷が出雲に続きチームの流れを変える好走を見せた

 この流れをつなげていきたい早大だったが、後続の選手が振るわない。4区の太田直希(スポ1=静岡・浜松日体)は区間10位の凡走で1つ順位を落とす。5区は先月の出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)の1区で区間19位という結果に終わった半澤黎斗(スポ1=福島・学法石川)。その悔しさを晴らしたいところだったが、順位をさらに3つ落としシード圏外の10位に。区間順位も14位となり、リベンジはかなわなかった。6区の小澤直人(スポ4=滋賀・草津東)もじりじりと前との差を広げられ、第6中継所ではシード圏内の8位と約1分20秒の差となってしまう。苦しい流れの中で迎えた7区、初の学生三大駅伝出走となった遠藤宏夢(商3=東京・国学院久我山)に期待がかかったが、大きく順位を落として15位に。8位との差は2分53秒に広がってしまった。その後、8区の清水歓太駅伝主将(スポ4=群馬・中央中教校)が懸命に前を追うもその差はあまりにも大きく、そのまま15位でレースを終えた。

最終区間の清水は順位を押し上げることができなかった

 早大史上最低順位となってしまった今年の全日本。関東勢の中では最下位となり、東京箱根間往復大学駅伝(箱根)に向けて大きく不安が残った。特に今のチームには上級生の踏ん張りが足りていない。主力のケガにより前半の重要区間を経験の浅い1年生に任せるしかなく、出走した3人の上級生は流れを変える走りができなかった。これでは箱根でも好成績を残すのは難しいだろう。「上級生の復活でチームをまとめていかないと勝てない」(清水)。箱根まで残り約2カ月。上級生を中心に残された時間の中でチームを立て直し、箱根路でエンジの意地を見せたい。

(記事 池田有輝、写真 町田華子、大島悠希)

第50回全日本大学駅伝対校選手権
区間 距離 名前 記録 区間順位
1区 9.5キロ 千明龍之佑 27分44秒 12位
2区 11.1キロ 宍倉健浩 33分10秒 13位
3区 11.9キロ 中谷雄飛 34分19秒 2位
4区 11.8キロ 太田直希 35分36秒 10位
5区 12.4キロ 半澤黎斗 37分59秒 14位
6区 12.8キロ 小澤直人 38分57秒 12位
7区 17.6キロ 遠藤宏夢 55分37秒 16位
8区 19.7キロ 清水歓太 59分59秒 10位
早大 5時間23分21秒 第15位
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コメント

相楽豊駅伝監督(平15人卒=福島・安積)

――15位という結果でしたが、監督車からレースをどのように見ていましたか

もどかしいなというか、やっている準備からすれば、もう少しやれるんじゃないかという思いをずっと持ちながら見ていました。

――2週間前の早大競技会では選手たちの調子が良いように見受けられましたが、そこから大会までの練習はいかがでしたか

ここ何年かの練習パターンは変えていないので、2年前のアンカーまで独走して2位なった時と比べても、トップ層は下でしたけど、中間層から8番手、9番手はいい練習ができていたと思いますし、終わったあとも余裕のあったメンバーもいたので、これに関してはすごく手応えを感じていました。ただ、今回も八区間中七区間が全日本初出場だったんですけど、経験値がないというのが不安要素ではありました。それが悪い方向に出てしまったと思います。

――今年は区間の距離変更がありましたが、どのようなレースを想定してオーダーを組んだのでしょうか

1、2、3区・4、5、6区・7、8区の三つに区切って、1、2、3区で流れをしっかりつくって、4、5、6区が先程も言ったんですけど、チーム構成からするとストロングポイントかなと思っていて、7、8区は安定した上級生が走るということを想定していました。1区は順位は悪いですけど、秒差で大体想定していた範囲で来てくれて、2区で耐えきれなくて3区の中谷(雄飛、スポ1=長野・佐久長聖)はもう少し前でもらっていれば先頭近くまで行けていたと思うんですけど、そのあたりから狂い始めて。ただ悪くなりかけた流れを中谷が立て直してくれたので、それが4、5、6区につながらなかったと思います。

――中谷選手がレースを立て直したということですが、他の選手に足りないところはどこにありますか

やはり力を出せなかったことにも関係していると思いますけど、気持ちではないですかね。想定している流れではなくなったとか、きつくなってしまったとか、そういうときに踏ん張って立て直すタフさがなかったと思います。

――6区に当初エントリーしていた車田颯選手(スポ4=福島・学法石川)や、今季安定していた吉田匠選手(スポ2=京都・洛南)が出走しませんでした

車田は練習が順調に出来ていたのですけど、今週になって急激に調子を落としていたので、(出走は)難しいということで変えました。吉田は、準備はできていましたが、脚に不安があったり早大競技会でもチームの中では後ろの方だったので今回は外しました。

――ミーティングでは選手に何をお話されたのですか

端的に、終わってしまったことはもう変えられないので、大事なのはこの失敗やこの悔しい経験からどう変わるかというのが一番問われているのだよ、と。なので、きょう走って悔しい、走れなくて悔しいとか、負けて悔しいなどいろいろな思いがあるだろうけど、これからが大事だよという話をしました。

――この結果から東京箱根間往復大学駅伝(箱根)に向けてチームをどう立て直していこうと考えていますか

箱根に関してはノウハウがしっかりあるので、それを徹底的にやることだと思います。あとはきょうも何人かスタートラインに立てていないメンバーがいるので、チームのベストなメンバーがベストな状態で戦うという基本的なことをしないと上位争いは出来ないだろうと思います。

清水歓太駅伝主将(スポ4=群馬・中央中教校)

――きょうの結果を受けて率直な感想をお願いします

悔しいという以上に考えられないというか、現実を受け止めなくてはいけないんですけど、まだちょっと考えがまとまらないです。

――今回悪い流れになってしまった原因となる点はどこだと思いますか

前半は1、2年生が結構占めていて、いいとは言えませんけど前も見える位置で来ていたので、3、4年生の後半区間3つがやっぱりよくなかったのかなというのは感じます。

――2週間前の早大記録会では少し調子の良さそうな印象を受けたのですが、実際いかがでしたか

そうですね、右肩上がりで来ている感じはしたんですけど。そこは調子良かったのは事実ですけど、そこからうまく繋げられなかったのは結局出雲(出雲全日本大学選抜駅伝)と一緒なので。

――出雲からこれまでどういった点に力を入れて練習されてきましたか

出雲の2週間後に記録会があってそこで1万(メートル)やってしっかりポイントを入れた後に実践練習みたいな形で練習をしていっていったので、それは毎年変わらないので状況的にはいつもと同じような形で来ていました。

――今回のエントリーを見て、下級生の出場、頑張りが目立つ中で上級生が出場すらできていないという状況だと思いますが、そこに関してはどう捉えていますか

まさにその通りで、下級生には本来そこまで駅伝で重要な区間を任せる状況であってはいけないと思いますし、上級生がしっかり走れるチームじゃないと強くないと思っています。経験値がない選手が多く走ってしまうと(流れが)悪くなってしまうこともあるので、上級生がエントリーできていないことや走った選手もよくなかったことも含め、強くなってしっかり自覚を持たないとチームとして安定してこないと思います。

――アンカー区間を走られました。ご自身の走りに関してはいかがですか

前半フラットなコースだったので、突っ込んで前をどんどん追っていこうと思ったんですけど、結局突っ込むこともできずに後半も結構苦しい走りになってしまったので、チームとしてもかなり良くなかったですけど、個人としてもかなり課題の残る結果になったと思います。

――7区の遠藤宏夢選手(商3­=東京・国学院久我山)からのタスキリレーでした、何か言葉をかけたりはされましたか

「お願いします」みたいな感じで言われたので、「任せろ」という感じで言ったんですけど…。

――これから箱根(東京箱根間往復大学駅伝競走)に向けてどういった点から修正していきたいと考えていますか

1、2年生というよりは上級生の復活でチームをまとめていかないと勝てないと思います。チーム全体で負けの雰囲気が充満しているので、そこをなくしてしっかり切り替えて勝てる集団にするために上級生がカギになるというのをチーム全体で共有してやっていきたいなと思います。

――次の小さな目標はどこに設定していますか

一応2週間後に上尾ハーフ(上尾シティーマラソン)があるので、チームでほとんどの人が出るので、そこでひとつ結果を残してここよりはいいかたちで集中練習に入りたいと思います。

――最後に箱根に向けて改めて意気込みをお願いします

箱根は去年も3位に入っているので、この二つの駅伝は失敗してしまいましたけど、自分たちがしっかりやることをやれば走れる駅伝だと思うので、もう1回自分たちを信じて上を見てやっていこうと思います。

小澤直人(スポ4=滋賀・草津東)

――当日変更で6区に出走されました。いつ決まったのでしょうか

きのうの午前に刺激の練習を全体でやった後、車田(颯、スポ4=福島・学法石川)ではなくて自分がいくことになりました。

――その練習で調子が良かったからということでしょうか

調子が良かったというよりは、自分はよくわからなかったんですけど車田自身の調子がどうかなという感じで。僕自身は、いつ誰が駄目になっても自分が走れる準備をしていました。

――出雲(出雲全日本大学選抜駅伝)が終わってからの調子はいかがでしたか

出雲が終わってから疲労が出てしまって、下がりはしないんですけどなかなか上がりきらず。その中で周りのみんなが上げてきてという感じで、ずっと歯がゆい気持ちを持っていました。でも自分のやるべきこと、やらなければいけないことというのは出雲が終わってから1カ月、しっかりやってきました。

――今回のご自身の目標、レースプランはありましたか

オーダーを見てもわかるように、前半は1、2年生中心で後半は上級生だったので、チームが目標を達成するために上級生がしっかり確実に走らなければいけませんでした。レース展開的にシード権を取れるか取れないかという状況で、僕自身はしっかり前を追って7、8区が楽に走れるような位置には確実につなげたかったんですけど、結果的に前に離されて後ろにも詰められてということで、4年生として意地というのを出せたかったのがすごく悔しいです。

――チームは15位という結果に終わってしまいました。どのように捉えていますか

受け止めきれない部分もあるんですけど、これが自分たちの力なので…。引きずっても仕方がないので、箱根(東京箱根間往復大学駅伝)に向けてもう一回チームが危機感を持ってやっていきたいと思います。

遠藤宏夢(商3=東京・国学院久我山)

――初めての学生三大駅伝出走でしたが、緊張などはしていましたでしょうか

走るのは初めてだったんですけど、3次合宿から駅伝を走るための練習を積んできたので、特に不安なくスタートできました。

――7区での起用となりましたが、どのような準備をしていましたか

3次合宿の10マイルでしっかり走ることができて。10月20日の早大長距離競技会でも長い距離を意識して、後ろの集団にて自分でペースをつくって走るというのをやっていました。

――レース当日を迎えるにあたっての調子は

水曜日の仕上げやきのうの刺激練習で思ったように体を動かすことができたので、いつも通りの状態だったと思います。

――夏はケガをしていましたが、そのケガはだいぶ前に回復していたのでしょうか

8月はジョグやポイント練習はできていたんですけど、完全にみんなと同じ練習ができていたわけではありませんでした。しっかりみんなに合流できたのは、9月からですね。

――レース内容について伺っていきます。まず後ろから日体大、城西大、神奈川大の3人集団が来ていましたが、その集団にはどこでかわされたのでしょうか

3~4キロぐらいですね。

――中央学院大と日大にはどこでかわされたのでしょうか

距離は覚えていないです。

――順番としては、3人の集団、中央学院大、日大と抜かされていったのでしょうか

そうですね、はい。

――区間16位という結果はどのように受け止めていますか

練習はできているのに、しっかり本番で力を出せなかったと思っています。20日の記録会も練習の一環だったので、自己ベストは出たんですけど、もっといけるのにという思いがあって。なかなか自分の力を発揮できるようなタイミングがなかったので、ここでしっかりそれを発揮したかったんですけど…。それができなくて、非常に悔しいです。

――レース後に涙を流していましたが

あまり覚えていないんですけど…。チームには1、2年生が多いですし、前半1、2年生に託した後だったので…。僕が(タスキを)もらったときはシード圏外でしたけど、6、7、8区の上級生でしっかり(順位を)上げていかなくちゃいけないのに逆に、順位を下げてしまって。役割を果たせなかったですし、チームに逆に迷惑をかけてしまったという思いが強かったです。

――チームとして15位という結果はどう考えていますか

出雲(出雲全日本大学選抜駅伝)は10位で、それでも学生三大駅伝総合3位以内という目標については下方修正せずにやってきたので、今回の駅伝でその目標を達成できなかったのは反省する必要があると思います。まだミーティングなどをやっていないので分かりませんが、下方修正せずに最後、箱根(東京箱根間往復大学駅伝)3位を狙っていきたいと思っています。

――試合直後のミーティングではどのようなことを話したのでしょうか

終わってしまったことは仕方ないということで。箱根3位は簡単なことではないですけど、下を向いていてはしょうがないので、しっかりできることをやっていこうという話がありました。

――今後のレースに向けての意気込みをお願いします

今月はあと上尾ハーフ(上尾シティマラソン)に出場するので、しっかり自分の走りをして結果を残して自信を取り戻したいと思います。

宍倉健浩(スポ2=東京・早実)

――調子はどうでしたか

調子自体は良かったですが、練習期間が1ヶ月少ししかなかったということで、結構急ピッチの中で仕上げた試合だったのかなと思います。

――1年ぶりの学生三大駅伝の出場となりましたが緊張などはありましたか

1年ぶりだったので多少緊張はあったのですが、緊張よりも楽しみのほうが大きかったですね。

――前後の区間が1年生でした

1区も3区も強い1年生だったのでそこに恥じない走りで先輩としての意地を見せたいなと思ったんですけど、どうしても中谷(雄飛、スポ1=長野・佐久長聖)頼みの走りになってしまったかなと思います。

――2区は実力の選手も集まっていました

そうですね。今のチーム状況的に自分が2区を走らざるをえない状態で走ったので、やはりどうしても格上の選手が多い中で走ることになりました。自分がそこを任された以上はしっかり仕事はしないといけないなと思いましたが、良い走りができなかったかなと思います。

――先頭と20秒差でタスキを受けました

前に集団があったのでそこに一旦追いついてそこで休んで後半粘ろうと考えていました。その集団に追いついた段階で明治の阿部さん(弘輝)が集団を抜いてペースが上がった時に、気持ち的に引いてしまって集団から離れて1人で単独走になって後半伸びなかったかなと思います。

――東洋大の西山選手(和弥)と並走する場面もありました

ずっと1人で走っていてタイムが伸びなくて、前が落ちてきてそこで競り合うことができたのでそこは絶対負けないと監督(相楽豊駅伝監督、平15人卒=福島・安積)が1秒を大事にとの言葉や競り勝てとおっしゃっているのですがそこは負けないようにしていました。

――区間順位に関しては

上位の選手は今の実力からすれば格上かなと思っています。ただ区間8位ぐらいは今、取れなきゃいけないのかなと思っているので、その中で区間13位というのは満足してはいけない思いますし、走りとしてはいまいちかなと感じています。

――課題はありますか

1ヶ月少しの練習で大分戻すことはできたのですがやはり練習を継続できていなかった分後半どうしても落ち込みがありました。そこで1人になった時に苦しい時に我慢できなかったというのがあるので後2ヶ月間しっかり準備して箱根(東京箱根間往復大学駅伝)に対応できるようにしっかり体力づくりをしていきたいな思います。

太田直希(スポ1=静岡・浜松日体)

――今日のレースプランは

最初リズム作って、そこから(1キロ)3分切る、2分58秒くらいのペースで押していく予定でいました。

――ご自身が4区を任されたことについてどのように考えていますか

コースが比較的アップダウンが多少あるんですけど、緩やかといえば緩やかという感じで。自分が4区で流れをつなぐというか、中谷(雄飛、スポ1=長野・佐久長聖)からもらった流れをつなぐという役割だったと思います。

――実際に中谷選手の快走を受けてのスタートでした

すぐ前にいたんですけど、中谷がやってくれたから自分もやらないといけないと思ったんですけど、そこで前が速いという判断を自分で勝手にしてしまって。そこで引いてしまったのが今回の一番いけなかったところかなと思います。

――前の選手は見えていたのに気持ちの面で追いきれなかったということでしょうか

そうです

――レースの中できついと思った局面は

1番最後の、10キロ過ぎてからの上り坂が1番きつかったです。

――途中で順大の塩尻和也選手に抜かれる場面もありました

塩尻さんに抜かれるというのは、自分の中で思ってなかったんですけど、抜かれてしまったならついて行こうと思って。ちょっと切り替えたんですけど、塩尻さんのペースが思っていたより速くて、ついて行けなかったというのが現実でした。

――最近の練習での調子はどうでしたか

普通くらいにこなせてたという感じです。

――出雲(出雲全日本大学駅伝対校選手権)から変わったこと、変えようとしたことはありますか

出雲からは、チームの中で競り合いがなかった感じなので、自分が引っ張ることになったら思い切って練習の中から引っ張って。あとは試合で前を追うという意識、1秒1秒という意識を持って練習してました。

――今回の走りから箱根(東京箱根間往復大学駅伝)までの課題は見つかりましたか

ひとりで押していく力と突っ込む気持ち、あとは単純に力をつけないとなっていう風に思いました。力不足というのを1番感じたので。やっぱり中谷頼みのチームでは強くなっていけないと思うので、自分も中谷に刺激を受けながら成長したいと思います。

――今後のレースは

2週間の後の上尾ハーフ(上尾シティマラソン)だと思います。

千明龍之佑(スポ1=群馬・東農大二)

――結果を受けて、率直な気持ちは

集団の中で余裕を持って走れていて区間賞も狙えたんですが、反応に遅れてしまいました。20秒差をつけられてしまって、ひとつの選択ミスが命取りになると感じました。

――1区の出走でしたが、希望などはあったんですか

1か4区だと言われていて。自分自身、チームの主力だと思っていたので、1区でチームに勢いをつけるということを決意する意味で行きたいということは言っていました。

――目標はありましたか

最低でも5番以内ということで。区間賞は狙ってました。

――調子はいかがでしたか

1万メートルが終わって、少し調子を落としてしまったんですが、悪くはなかったので、いけると思っていました。

――青学大の小野田勇次選手が飛び出したときは予測されてましたか

自分は行くとしたら、そのあとの坂でいこうと思っていたんですが、その前のフラットな道で仕掛けられてしまいました。予想外で準備はしていなくて出遅れてしまいました。

――今日の走りに点数をつけるとしたら

50点くらいですね。自分の本来の走りができなかったので。

――そのあとの早大のレースは見ていたと思いますが見ていていかがでしたか

ただ、ついていくだけのレースだったので負けて当たり前だなと思いました。今回はレースが動いていたので難しいと感じました。

――今後の予定は

上尾シティマラソンに出るか、山への調整です。

――これからへの意気込み

今までやってきた結果がこれなので、何かを変えないと結果は変わらないと思うので。自分の中で考えて試していきたいと思います。

中谷雄飛(スポ1=長野・佐久長聖)

――13位で受けたタスキでしたがどのように走ろうと思っていましたか

タスキを受けた順位がかなり下の方だったので出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝)同様に自分の区間でしっかりと流れを変えないといけないなと思っていました。たまたま、東洋大学の今西(駿介)さんも同じような位置だったので今西さんと一緒に走ることで良いリズムで走ることができたので、その初めに作った良いリズムのまま行けました。その後も所々に他大学の選手がいたのでその選手たちを目標にしながらとにかくひたすら前を追っていきました。

――3区を走ることになった経緯は何かありますか

3区は細かいアップダウンがある区間という風に言われていましたし、出雲駅伝でも3区でアップダウンのある区間を走って自分自身でもアップダウンのある区間が得意というか平地よりも戦えるという感覚を持っていたので自分も走るならば3区と考えていましたし監督(相楽豊駅伝監督、平15人卒=福島・安積)も3区と考えていらっしゃったので、最終的に決めたのは監督なのですが意見が一致したというか3区に任命していただきました。

――監督からはどのような指示があったのでしょうか

いつも通りの走りをするように、と言われたので僕自身のいつも通りの走り、最初から攻めてしっかりと最後まで押し切る走りをしようと考えていました。その通りに初めはしっかりとハイペースで入れればいいなと思っていたのですがそれが自分の体感よりも速いペースで入ることができました。正直、昨日までは体の動きが悪くてそこまで調子は良くないと思っていたのですが、きょう走り始めると初めの1キロで調子が良いと感じることができたので、このまま行けるところまでひたすら行こうと考えていたのでずっとそのままのペースで行きました。

――集団になった際には中谷選手ご自身が前に出て引っ張るシーンが何度も見られました

やはりずっと自分の良い感覚の、良いリズムで来ていたので他大の選手のリズムに合わせたくないという思いがありました。出雲の時もそうでしたが、僕自身あまり人に(リズムを)合わせるのが得意ではないのでただひたすら自分のペースで突き進んだという感じではありましたが最後の3位集団の時は10キロの通過が28分50秒で自分の自己ベストよりもやや早いタイムで入っていたので体にダメージが来ていて後半の2、3キロは少ししんどかったのでその集団で様子を見ながら走れればと思っていたのですが集団の前の方で走ることになってしまったので逆にそれならば自分のペースに引き込めればと思って走っていました。あと、単純に追いついた時に他大の選手が引っ張ってくれなかったというかすぐに前に出る感じではなかったのでそのまま自分が行きました。

――10キロを越えた距離のレースは初めてだったと思うのですがいかがでしたか

そうですね、今まででも10キロが最長だったので今回は約12キロという10キロ以上の距離のレースは初めてでした。レースペースで10キロ以上を走るということはもちろん初めてなので不安な面もありましたがどちらかというと今までが10キロを全力で走る、10キロをいっぱいいっぱいで走るというところからそれよりも長い距離を走って、10キロという壁を越えた時に自分の体はどう反応するのかということ、そしてその10キロを越えた先に何があるのかという楽しみの2つの気持ちがあって、直前は結局その楽しみという面が大きくなっていて、そういう意味では新鮮な気持ちで走れたというか普段とは違う感覚で走ることができました。

――実際にその距離を走ってみていかがでしたか

3区、11.9キロという区間は自分に合っているコースなのかなという感覚がありました。コンディションの問題もあるのかもしれませんが僕自身は非常に走りやすくて来年も3区で勝負してみたいなという気持ちになりました。

――区間賞の選手と10秒差の区間2位でした

トータルで見たら出雲では区間賞の選手のタイムとは数秒差(7秒)の区間4位ということで非常に悔しかったのですが今回は10秒差の区間2位ということでもちろん悔しさもありましたけど、10秒という大差をつけられての区間2番なので悔しさというより単に力不足だったのかなという風に感じています。レースの展開も僕とは違いますし館澤さん(亨次、東海大)は僕とは違い競ることなく先頭を走っての区間1位ですしまだまだ状況次第ではさらに速いタイムで走っていたと思うので、そういったところでものすごく力の差を感じました。しかし館澤さんには負けてしまいましたが他大のエース級の選手たちをタイムで上回ることができたということは今まで自分がしてきた練習というのが間違っていなかったのかなと思っていますし着実に少しずつではありますが力はついてきているのかなと感じる内容でした。

――チームとして満足のいかない結果だったと思いますが今のチームに足りないところはどこだと考えていますか

僕が言える立場ではないのですが、高校時代と比べるとチームの勝負に対する貪欲さが少ないと感じています。またこの全日本(全日本大学駅伝対校選手権)や出雲はAチームの選手が中心で出ていたということでB、Cのチームから絶対に自分が駅伝のメンバーとして走ってやる、という選手が少ないなという風に感じていました。その中で宍倉さん(健浩、スポ2=東京・早実)のようなBチームから絶対に走るんだという思いを持ってAに上がってきた選手もいます。今のチームはもちろん故障者が多かったということもあるのですが、駅伝のメンバーになるための取り組みやチャンスというものを伺っていたに止まっていたように思ってしまいました。例えば、先生方に指示された内容だけでなく自主的に考えて自分に足りないところを工夫してやることがあまりないのかなと、比較するところが高校時代となってしまうんですが感じてしまいます。

――夏合宿の際には現状では箱根駅伝については考えていないと仰っていましたが今の素直な気持ちでその心情に変化はありましたか

あまりその心情に変化はありません。来週も日体大記録会に出場する予定で考えています。その記録会で来年の日本選手権の標準やユニバーシアードの標準タイム付近を狙っていきたいとい考えています。もちろん箱根駅伝に出たくないという気持ちは全くないです。ただ、箱根になると1キロあたり3分というのがベースになってくると思うので、やはりそこに対する練習としてもいかにキロ3分で押していける走りができるかということを求めた練習が中心になってくると思います。自分の目標はやはりトラックで勝負するということがあるのでそれを目指す上でキロ3分ペースの練習ばかりではトラックで勝負はできないと考えて。箱根に出場するということになっても距離走をガンガンするということではなくトラックメインの練習をしていきたいと思っています。

半澤黎斗(スポ1=福島・学法石川)

――先日の早大記録会からの調子はいかがですか

練習はしっかり詰めていて、調子も上がってきていて、調整も上手くできていました。

――5区の出走はいつ決まりましたか

前日です。

――決まった時の気持ちをお願いします

前半5区間を1、2年生でつなぐということだったので、必ずいい流れでくると思いました。その流れをしっかり次につなげられるようにというのと、あとは出雲(出雲全日本大学選抜駅伝)のリベンジをするというのは考えて走りました。

――レースプランはありましたか

2週間前の早大記録会のようなレース(を目指せ)というように相楽さん(相楽豊駅伝監督、平15人卒=福島・安積)から話があったので、最初の5000メートルを少し速めに入って、あとは3分切るくらいで耐えて、後半上げるというのをレースプランとしてあげていました。

――タスキをもらったとき太田直希選手(スポ1=静岡・浜松日体)から何か声はかけられましたか

いや、直希もきつかったと思うので(特にありませんでした)。僕がやってやるぞというように思って走り出したんですけど…。実力不足でした。

――レース展開を振り返っていただけますか

スタートして1キロ過ぎたくらいで東洋大の方が追いついてきて、リズムがよかったのでうまくそのリズムを使って終盤まで行こうと考えたんですけど、少しオーバーペースだったというのもあって、離れてからは我慢できませんでした。

――どのあたりで国学院大、法大に抜かされてしまいましたか

東洋と国学院と、3チームで集団で走っていて、そこから離れたあとは後ろから来た法政に拾われたというかたちです。5000メートルすぎてからだったので、中盤です。6キロから7キロくらい(で抜かされました)。

――ご自身の区間14位についてはいかがですか

調子も悪くなかったし、調整もうまくいっていて、自分の中ではある程度の走りはできる自信があったんですけど、それが過信だったというか…。もう少しできると思っていた自分がいたので、そこは本当に実力不足でした。

――チームの総合15位についてはいかがですか

3区で中谷(中谷雄飛、スポ1=長野・佐久長聖)がすごくいい流れでつないできてくれて、その流れを直希もうまく引き継いで僕のところまで来てくれたんですけど、僕が3つ順位を落としてしまい、そこで完璧に流れが切れちゃったかなと。チームがよくなかったのは、僕に責任があると思います。

――今後に向けてお願いします

きょう自分の思っているような走りができなかったので、また一から練習して、箱根までに間に合えば箱根も走りたいと思うんですけど、しっかり自信がつくまではまずは練習をしていきたいと思っています。