ソフトボール部

2018.10.31

10月29日 関東大学選手権 栃木・渡良瀬運動場

今年最後の大会、2位で締めくくる。来年への課題も垣間見え

関カレ
早 大
国際武道大
○山内-澤 ◇(三塁打)高橋、川上
関カレ
早 大    
日体大 2X    
(5回コールド)山内、●石井-澤

 関東大学選手権(関カレ)もいよいよ最終日。勝ち残った4チームが関東の覇者を決めるべく、しのぎを削った。早大は準決勝で国際武道大を撃破し、決勝へと駒を進める。しかしその決勝では、強豪・日体大の前に力尽き、コールド負け。関東2位という結果で今年最後の公式戦を締めくくった。

 準決勝で相対するは、今年8月に行われた東日本大学選手権2回戦において無念の惜敗を喫した国際武道大である。先取点を挙げたのは早大だった。初回、四球で出塁した走者が二進。得点圏に走者を置き打席に入るは、石井智尋(スポ2=千葉敬愛)。ここは勝負強さを発揮した。中前にはじき返し、二塁走者は一気に生還。4番の一振りで幸先よく得点した。直後の回、内野ゴロの間に1点を返されたが、すぐさま9番・高橋尚希(スポ2=宮城・泉館山)の中前適時打で勝ち越し。続く3回には高橋のこの日2本目となる適時打などで5点をさらに加え、国際武道大を突き放した。

 

 8―1で4回裏の守備に就いた早大だが、これまで好投を続けていた先発・山内壮起(スポ2=千葉・成田国際)がつかまった。2死を奪った後に四球と安打で走者を溜めると、続く6番打者に痛恨の被弾。4点差に詰め寄り、盛り上がるは国際武道大ベンチ。嫌な雰囲気がにわかに漂った。しかしそれもつかの間。次打者は冷静に内野ゴロに切って取り、それ以上の得点は許さない。そして直後の攻撃で川上卓也(スポ3=岡山・新見)が特大の犠飛を放ち加点した。流れを相手に渡さなかった早大が勝利を収め、決勝進出を決めた。

3回に2点適時三塁打を放つ高橋

 決勝に勝ち上がってきたのはやはり日体大だった。初回、先発・山内は走者を背負いながらもゼロで抑える。2回もゼロで、と思った矢先だった。この回の先頭打者が捉えた打球が山内の胸部付近を直撃。試合が止まり、会場は異様な雰囲気に。山内は降板となり、石井が緊急登板となった。しかし2つの暴投により、強襲打で出塁した走者を三塁まで進めてしまう。すると1番打者に適時打を浴び先制を許した。さらにその後、この回3つ目の暴投で追加点を献上。緊急登板の負担は大きかった。以降の回も日体大打線は石井から確実に得点を奪っていく。一方の早大打線は、相手エース小山玲央(2年)からなかなか得点を奪えない。5回、敵失に乗じ無死三塁としたところで、澤優輝(人1=東京・国学院久我山)が中前適時打を放つが、反撃はこれにとどまる。直後の回にサヨナラ打を浴び、コールド負けを喫した。

閉会式において賞状を授与される丹野太郎主将(スポ3=兵庫・滝川学園)

 またしても日体大に敗れ終幕した今年最後の大会。しかし、高杉聡監督(平9人卒=群馬・前橋育英)は「良かったことと悪かったことがたくさん出たので、収穫は多かった」と前向きだ。良い点では、打線の好調ぶりがうかがえたこと、1年生を中心とした新戦力の台頭が目立ったこと、足を絡めた機動的な攻撃が機能したことなどが挙げられる。一方、日体大戦では8点を奪われ、早大の得点はわずか1。来年、日体大を制するには絶対的エース小山の牙城を突き崩さなくてはならない。「力の差(を感じた)というよりかは、まだいいピッチャーの崩し方を知らない」(高杉監督)。「8点取られているから(次は)しっかり抑えられるように」(高橋)。攻守共に磨きをかけ、日体大を必ずや倒せるように。選手たちは冬場の厳しい鍛錬に向かっていく。

(記事、写真 石﨑開)

コメント

高杉聡監督(平9人卒=群馬・前橋育英)

――きょうの2試合を振り返ってみていかがですか

秋の大会なので、トーナメントの勝ちは目指すものの、しっかりと個人がこの1カ月、2カ月やってきたことを出すっていうのを一番の目標にしていたので、そういう意味では良かったことと悪かったことがたくさん出たので、収穫は多かったのかなと思います。あとは日体大の高いレベルのピッチャーになるとまだ三振でバットに当たらなかったりということがあるので、そういうところが課題なのかなと思います。

――日体大との力の差を感じたということですか

力の差があるというよりは、まだいいピッチャーに対してどうやって崩していくかということがまだ分かっていないというか。力の差というよりは崩し方を知らないという感じですね。それを今後春シーズンに向けてチームとしてやっていくという感じです。

――今大会は打線が好調でした

そうですね。この時期はとにかく思いっ切り振って、どんどん打っていくっていうのを丹野(太郎主将、スポ3=兵庫・滝川学園)と相談してテーマにしてやっているので。あとはなるべく全員(試合に)出すようにしていて。チャンスだとどんどん代打を出したりとか、競争ですよね。まだメンバーを固めるつもりはないので。打順もいろいろ変えたりとか、競争できるようにして刺激し合って高め合えるようになればなと思っています。その結果、みんなそれぞれ活躍してくれていいんじゃないかなと思います。

――その中でも1年生の活躍が光りましたが、これについてはいかがでしょう

本当にいい刺激になると思いますね。きょうの澤(優輝、人1=東京・国学院久我山)と竹村(侑大、スポ1=埼玉・早大本庄)の連打も含めて。この二人の新しい力が夏以降出てきてどんどん結果を出しているというのは、チームの底上げにつながると思うので大いに期待したいですね。

――最後に来年への意気込みをお願いします

日体大にこういうトーナメントの決勝で勝てるように、夏のそういう姿をイメージして、この冬、春とやっていきたいなと思います。

高橋尚希(スポ2=宮城・泉館山)

――国際武道大戦の振り返りをしていただきたいのですが、試合全体を振り返ってみてどのような試合でしたか

初回に先制して、いい流れで試合に入れて、2回も3回もしっかり点を取れたので良かったと思います。

――国際武道大を突き放す2点適時三塁打を放ちましたが、その打席を振り返ってください

チャンスで回ってきて、絶対打とうというよりかは、すごい集中して打席に立って、なんとか打ったという感じです。

――三塁の守備については手応えを感じていますか

エラーは少なくなったんですけれども、最後日体大戦で送球をミスったりとか、きのうも送球ミスあったので、送球の精度はまだ甘いかなと思います。

――今の打撃の状態に関してはいかがですか

秋の段階としては、すごくいいと思います。

――全日本大学選手権(インカレ)に続いて、決勝で日体大に敗戦しました

インカレでは小山(玲央、2年)にノーヒットノーランを食らった中、今回は1点を取れたので、可能性は少し見えてきているのかなとは思うんですけれども、8点取られているんでしっかり抑えて、しっかり打てれば勝てるのかなと思います。来年はしっかり勝てるように頑張ります。

――1年生の活躍が光りますが、刺激になっていますか

そうですね。2年生の自分がしっかり打たないとという気持ちになります。

――最後に、今年はどのような一年でしたか。また来年の目標をお願いします

自分は東日本(東日本大学選手権)からスタメンとして出させていただいて、今年はいい経験になったので、日体や国士(国士舘大)、中央と今年負けたチームを倒して、インカレ優勝目指してやっていきたいです。