野球部

2018.10.30

東京六大学秋季リーグ戦 10月29日 神宮球場

涙、涙の逆転劇。髙橋ワセダ、有終の美飾る/慶大3回戦

慶大3回戦
早 大
慶 大
(早)西垣、増田、早川、小島、○今西-岸本
◇(二塁打)黒岩×2

 9回表、4-4の同点。2死二塁で打席には岸本朋也副将(スポ4=大阪・関大北陽)が入る。4球目を捉えた鋭い打球は遊撃手・瀬戸西純(2年)のグラブをはじき、勝ち越しの中前適時打に。その瞬間、早大ベンチは歓喜の涙に包まれた。そして最後の守備を今西拓弥(スポ2=広島・広陵)が三人で締めると、選手たちは次々とベンチから飛び出し、熱い抱擁を交わす。『東京六大学リーグ戦(リーグ戦)優勝』という目標こそ絶たれたものの、早慶戦勝利を果たしたナインの表情は、実に晴れやかなものだった。

劇的な勝利を収め、歓喜に沸いた早大ベンチ

 今季最終戦で先発のマウンドに立ったのは、西垣雅矢(スポ1=兵庫・報徳学園)小島和哉主将(スポ4=埼玉・浦和学院)が1回戦の試合前に足首を負傷したことで、緊急先発となった。連投の疲労が懸念される中でも、西垣は先発としての役割を全うする。初回、二塁手・西岡寿祥(教4=東京・早実)の失策と四球で2死一、二塁のピンチを招くが、後続を空振り三振に仕留め得点は許さない。2、3回は三者凡退で慶大打線を封じ、3回まで無安打と完璧な立ち上がりを見せた。しかし、一方の打線は1回戦同様、相手先発・髙橋佑樹(3年)の前に苦戦を強いられる。2、3回は得点圏まで走者を進めるが、あと1本が生まれず。序盤は両チーム無得点と、投手戦の様相を呈した。試合が動いたのは4回裏の守り。一瞬の隙を突かれた。西垣が先頭打者に安打を許すと、4番・郡司裕也(3年)に初球を捉えられ、これが左翼席に突き刺さる2点本塁打に。さらに、1死としてから6番・内田蓮副将(4年)に左越え二塁打を浴び、西垣は無念の途中降板となった。2番手としてマウンドに送り込まれたのは今季初登板となる増田圭佑(文4=茨城・江戸川学園取手)。2死満塁とピンチを広げたが、1番・中村健人(3年)を右飛に打ち取り、追加点を許さなかった。火消し役として増田が慶大の勢いを止めると、直後に稲穂打線が着火。代打の宮崎剛(社4=埼玉・早大本庄)が左前打で出塁すると、この日1番起用された黒岩駿(スポ4=長野日大)が左翼フェンス直撃となる適時二塁打を放つ。これで1点差に詰め寄り、その後も1死二、三塁の好機を演出。ここで4番・加藤雅樹(社3=東京・早実)の内野ゴロの間に2点目を奪い、試合を振り出しに戻した。

最後の試合で3安打の活躍を見せた黒岩

 しかし、追い付いたのも束の間、すぐさま逆転を許す。5回、3番手のマウンドを任された早川隆久(スポ2=千葉・木更津総合)が味方の失策と2四球で2死満塁のピンチを招いてしまう。失点が許されない場面、8番・嶋田翔(2年)に手痛い2点適時打を浴び、2-4に。再びリードを奪われると、髙橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)は6回からエース小島にマウンドを託す。小島は大黒柱として堂々の投球。7回には黒岩が飛球を落球し2死一、二塁の場面を迎えたが、全く動じない。無失点で切り抜け、味方の追撃を待った。すると8回、ついに打線が反撃ののろしを上げる。先頭打者の岸本の打球を相手一塁手が太陽と被って見失い右前打とすると、犠打と単打で1死一、三塁の好機をつくる。ここで2回戦で決勝打を放った福岡高輝(スポ3=埼玉・川越東)が代打で起用されると、中堅への犠飛で手堅く1点を返すことに成功した。直後の守備では2回戦で慶大の猛追をかわし切った今西が登板。三者凡退でリズムをつくり、最後の攻撃につなげた。最終回。先頭の黒岩が右中間への二塁打を放つと、暴投で三進。続く2番・西岡は四球を選び盗塁に成功。無死二、三塁の絶好機で打順はクリーンアップへ。次打者は凡打に倒れるが、続く4番・加藤の放った一打が犠飛に。三塁走者の黒岩は足をつりながらも決死の走りを見せ、土壇場で同点に追い付いた。依然として2死二塁の得点機で、打席には岸本。「みんながつないでくれたので、何とか自分もつなぐぞ」。無我夢中で放った打球は、遊撃手のグラブをわずかにかすめた。打球が中前へ転々とする間に西岡がホームを踏み、ついに逆転に成功。この瞬間、早大ベンチ、スタンドは歓喜の渦に巻き込まれた。いざ早慶戦勝利へ――。9回裏、今西が先頭打者から見逃し三振を奪うと、続く打者が放った飛球を西岡が好捕し2死に。最後は代打・河合大樹主将(4年)の打球を三塁手・金子銀佑(教2=東京・早実)がきっちり処理し、試合終了。勝利が決まると、選手らはグラウンドに駆け寄り、歓喜の涙を流し合った。

最後の打球を処理し、雄たけびを上げる金子

 土壇場での逆転劇。二日間に渡る総力戦で、髙橋ワセダの集大成を有終の美で飾った。その原動力になったのは、紛れもなく、4年生の意地だった。「小島を中心にした4年生の頑張り」と髙橋監督が賞賛するように、この早慶戦では逆境の中でも味方を鼓舞し、勝利を信じて疑わない最上級生の働きが勝利を呼び込んだ。この4年生の決死の姿は、下級生に間違いなく大きな影響を与えている。「4年生のあるべき姿を示してもらった」(加藤)。「(きょうの4年生のような)姿にならなければならないと感じた」(檜村篤史、スポ3=千葉・木更津総合)。これで、『逆襲の早稲田』の1年は終わりを告げる。ここ三年間で最高位の2位という確かな結果を残した早大だが、またも賜杯には手が届かなかった。4年生の雪辱を果たすべく、来年こそは必ずや六大学制覇を成し遂げてみせる。

(記事 中澤紅里、写真 杉山睦美、松澤勇人)

★小島が最優秀防御率賞を獲得!

最優秀防御率賞のトロフィーを受け取る小島

 小島和哉主将(スポ4=埼玉・浦和学院)が防御率1・73で最優秀防御率のタイトルを獲得した。16年秋以来、自身2度目の同賞獲得となる。
 今季は4カードを終え、3完封という素晴らしい成績で早慶戦を迎えた小島。わずかに残された優勝への道を切り開くべく調整を続けてきたが、アクシデントが襲う。1回戦の試合前、右足首をねんざしてしまったのだ。痛みを伴う状態で先発のマウンドに上がったものの、7回3失点で敗戦投手に。優勝の望みは消え、「申し訳ない気持ちしかない」と責任を一身に背負った。
 2回戦は後輩にマウンドを託し、3回戦では2点ビハインドの6回から継投。もちろん状態は万全ではない。しかし、大学生活最後の登板で気迫の投球を見せた。四死球や味方の失策で走者を背負うも要所を締め、2回無失点。4、5回と連続得点を挙げていた慶大を封じ、逆転劇への流れを生み出した。
 「エースとして投げるなら、防御率2点台はいただけない」。今春の成績を振り返り、秋に臨んだ小島。有言実行の防御率1点台をたたき出し、見事タイトルを獲得した。また、チーム全体としても、防御率1・94という驚異的な数字を記録。他の投手陣を引っ張り、刺激を与える存在となっていたことは間違いない。「来年は後輩が必ず優勝してくれると思う」。後輩へと夢を託し、背番号『10』が神宮のマウンドを去る。

(記事 吉田優)

★岸本、念願のベストナインに選出!

9回に勝ち越しの決勝打を放ち、ガッツポーズをする岸本

 早大の正捕手である岸本朋也副将(スポ4=大阪・関大北陽)がベストナインに選出された。ベストナインは、岸本が昨年の秋季リーグ戦後からずっと目標にしていたタイトル。最後の最後に見事個人目標を達成し、終わりを迎えた早大での野球生活に花を添えた。
 今夏から早大の正捕手がつける『6』を背負う岸本。元々強肩が特長で、二塁送球の素早さは六大学随一だ。今季も何度も盗塁を刺して、チームの危機を救ってきた。
 一方の打撃面。今季の最終打率はリーグ4位の3割6分5厘だった。リーグ戦序盤はなかなか調子が上がらず苦しんだが、3カード目の東大戦ごろから上向きに。2割台だった打率も4カードを終え、3割2分5厘まで上昇した。そんな中、迎えた運命の早慶戦。1回戦こそ敗北を喫し優勝は逃したものの、岸本は2回戦で逆転劇の一歩目となった適時打を、3回戦では9回表に決勝点となる中前適時打を放った。「チームのために」。岸本の決死の思いが実を結んだのだ。
 常にチームの勝利のために、勝利に貢献できるプレーを目指し、そしてそれを実行してきた岸本。その姿勢がかたちとして表れたのが、今回のベストナイン選出だ。「四年間いろいろありましたけど、個人的には目標達成というかたちで終われた」。1人の野球選手としての名誉を置き土産に、岸本は次の舞台へと向かっていく。

(記事 村田華乃)

黄字は打点付き

早大打者成績
打順 守備 名前
(左) 黒岩駿 .545 二ゴ 中安 左2

空振   中2
  真中直樹
(二) 西岡寿祥 .214 空振 捕飛     空振   四球  
(遊) 檜村篤史 .327 遊ゴ 空振 三犠 見逃 左飛
(右) 加藤雅樹 .222   遊邪 四球   遊ゴ   左飛 中飛
(捕) 岸本朋也 .365   遊直 空振   三ゴ     中安

中安
(三) 金子銀佑 .294 中安 遊ゴ   四球   投犠 左飛
(中) 池田賢将 .217 四球 空振     三犠
  重田慎太郎 .250 左安
  走中 小太刀緒飛 .217
(一) 三木雅裕 .000 三安   二ゴ   四球    
  福岡高輝 .278 中飛
  山岡仁実 .286  
(投) 西垣雅矢 .000 二ゴ    
  増田圭佑    
  宮崎剛 1.000 左安
  早川隆久 .667
  中林健吾 .500 遊ゴ  
  山野聖起  
  小島和哉 .130
  瀧澤虎太朗 .234 中飛
  今西拓弥 .250  

早大投手成績
名前
西垣雅矢 6 31/3 2.84
増田圭佑 2/3 0.00
早川隆久 1.72
小島和哉 10 1.73
今西拓弥 1.65
東京六大学秋季リーグ戦星取表
順位 法 大 早 大 慶 大 明 大 立 大 東 大 勝ち点 勝率
法 大 ○5-1
●6-7
○5-4
●1-2
○8-2
●8-9×
△3-3
○3-2
○2-0
○5-1
○7-6
○8-0
○8-2
.750
早 大 ●1―5
○7―6
●4―5
●1-3
○6-5
○5-4
△1-1
○2-1
○8-0
○5―1
●0―1×
○3―0
○4―0
○5―0
.692
慶 大 ○2―1
●2―8
○9×―8
○3-1
●5―6
●4―5
○2―1
●4―7
○7―3
○4-1
●3-4
○2―0
○6-4
○10-4
.643
明 大 △3-3
●2―3
●0—2
△1-1
●1-2
●0-8
●1―2
○7-4
●3-7
○3-1
○4-3×
○12-3
△1-1
○2-1
.455
立 大 ●1-5
●6-7
●1―5
○1×―0
●0―3
●1-4
○4-3
●0-2
●1-3
●3-4×
○8―2
○7―1
.333
東 大 ●0-8
●2-8
●0―4
●0―5
●4-6
●4ー10
●3-12
△1-1
●1―2
●2-8
●1―7
10 .000

※リンクより、早慶の試合結果記事をご覧いただけます

関連記事

まさに死闘。これぞ華の早慶戦。熱戦制し、最後の戦いへ/慶大2回戦(10/28)

相手エースを攻略できず。優勝の可能性が消滅する無念の敗戦/慶大1回戦(10/27)

『守り勝つ野球』で宿敵撃破へ。両エースが命運握る/早慶戦展望(10/25)

コメント

髙橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)

――ご自身にとって任期最後の試合となりましたが、どのような意気込みで臨みましたか

優勝目指してやったんですけどね。最後早慶戦で、優勝は逃しましたけど、いいかたちで締めくくれたと思いますね。

――先発は西垣雅矢投手(スポ1=兵庫・報徳学園)でしたが、小島和哉投手(スポ4=埼玉・浦和学院)は万全ではなかったのでしょうか

そうですね。第1戦の試合直前にちょっとケガしましてね。

――どこでしょうか

右足首をケガして。第1戦も万全でない状態で無理して投げてたんですよね。だからそれが第1戦の敗因につながったというのもあるんですけど。それは本人も隠してはないけど、無理して頑張ったっていうところですよね。

――きょうの先発は監督の方から止めたというかたちですか

いや、ではなくて。もう昨日なんかは全く歩ける状態ではなかったですし、何とか昨日かなり治療して、きょう出れたという状態だったので。

――西垣投手の投球はいかがでしたか

いやもうよく頑張ってくれたと思いますね。1年生なりに。昨日からの連投ですからね。

――打線は髙橋佑樹投手(3年)にどのような対策できょうは臨みましたか

あのカーブが打てなかったので。でも彼もやっぱり1、3戦目っていう試合だったんでね。なかなか万全の状態(ではなくて)、まあみんな3戦目なのでそうなんですけど。きょうは付け入る隙があったのでね。立ち上がりでチャンスがあったのにそこでランナー出しながら点をやらないというのは、やっぱりいいピッチャーの真骨頂ですよね。それで抑えられて、向こうに2安打で2点を取られて。劣勢に立ったらすぐ取り返してっていうかたちで望めたのでね。でもあとの3点目、4点目がちょっと早川(隆久、スポ2=千葉・木更津総合)がしっかりしないので。でもよく追い付いてくれましたね。

――打線では1番に起用した黒岩駿副将(スポ4=長野日大)が3安打を放ちました

そうですね、もう大活躍してくれてね。最終回も。それだけを願ってきょう使ったんですけど、大活躍してくれて。本当きょうの勝因は彼に尽きるんじゃないですかね。

――今季登板のなかった増田圭佑投手(文4=茨城・江戸川学園取手)にも登板機会がありましたが、起用した意図は

きょうは小島が先発完投がないので、当然投手を代えることが多いからそこで代えるときに、ツーアウトから出して次代打とかいう場面で使うつもりで入れてましたのでね。

――最終回、加藤雅樹選手(社3=東京・早実)と岸本朋也副将(スポ4=大阪・関大北陽)で追い付きましたが、働きを振り返って

中軸としてよく打ってくれたと思いますね。

――4年生のこのカードでの働きを振り返って

いやもうそれは、小島中心にして4年生の頑張りじゃないですかね。

――今季を総括していかがでしたか

総括するとなると、やっぱり第1週の法政戦の第3戦ですね。勝ってた試合を落としたところがね。やっぱり結局それが法政は優勝になって、ワセダは2位になったわけですから。あそこの勝ち負けが勝敗を分けたわけですからね。やっぱり第3戦が大きかったです。小島がいいピッチングしてただけに悔やまれますね。それと一昨日の早慶戦で勝ち点取ったけど、まだ同率首位で優勝決定っていう可能性があったにも関わらずね。小島がケガしたっていうのは、まあ本人の不注意ではないけども、やっぱりちょっとそこに悔いが残りますね。

――4年生に最後に送りたいメッセージなどがあれば、お願いします

本当によく頑張ってくれたのでね。このまま社会出て頑張ってくれたらと思いますね。

小島和哉主将(スポ4=埼玉・浦和学院)

――劇的な勝利で4年間を終えました。今の気持ちはいかがですか

最高です!

――1回戦前にアクシデントがあったと伺いました

いろいろありました。状態はよくはないんですけど、最後勝てたので本当によかったです。

――9回表の攻撃はどのように見ていましたか

みんなで粘って粘って勝てたので、本当によかったです。

――改めて4年間を振り返ってみていかがですか

いい時もあったり、悪い時もあったりでしたけど、来年は後輩が必ず優勝してくれると思うので期待したいです。

岸本朋也副将(スポ4=大阪・関大北陽)

――早慶戦の勝利おめでとうございます、試合を振り返っていかがですか

最後勝ちで締めくくれたので、優勝はできなかったですけど、非常に良い終わり方だったかなと思います。

――特に4年生の皆さんの執念を感じる試合でした

そうですね、みんながつないでつないで、4年生が中心となってやれたかなとは思うので、その姿を下級生が見て刺激になって、来年優勝してくれたらうれしいです。

――ご自身の打撃について、前半はチャンスで打てない場面が続きました

きょうは調子があまり良くなかったので、そういう面で打てなくて、相手ピッチャーもそう簡単に打たせてくれなくて。その中でチャンスを潰してたので、何とか最後打ちたいなという気持ちで打席に入りました。

――9回表に逆転打を放ちましたが、打席を振り返って

最後とかほんまに何打ったか覚えてなくて、とりあえず来た球振ろうと思って。みんながつないでくれたので、何とか自分もつなぐぞ、後につながるバッティングをするぞっていう気持ちで打席に入って、その結果がいいかたちで飛んでくれたので、みんなに打たしてもらったじゃないですけど、周りの力がすごく強かったかなと思います。

――個人の目標とおっしゃっていたベストナインを獲得されました

個人的に目標としてたことを最後に達成できたので、四年間いろいろありましたけど、個人的には目標達成というかたちにはなれたかなと思います。

――ワセダとしての最後の試合を終えていかがですか

優勝できなかったのが悔しい部分ではあるんですけど、自分たちがかなえられなかった夢は後輩に託して、後輩は絶対最後優勝してくれると思うので、自分たちは4年生としてやれるだけのことをやって、きょう引退できるかなと思います。

黒岩駿副将(スポ4=長野日大)

――野球生活最後の試合となる早慶戦、勝利しました、きょうの試合を振り返っていただけますか

きのうスタメンと言われて、そこで最後だから出し切ってこいと言われたので、僕も最後だから好きにやったろと思ってのびのびとやらせていただきました。

――きょうの試合に1番レフトで出場すると聞いた時はどういう心境でしたか

立教戦のスタメンを発表された時はすごく緊張したんですけど、今回は自分の最後の晴れ舞台だと思ってできる限りやろうと思っていきました。

――5回は同期の宮崎選手(剛、社4=埼玉・早大本庄)が初安打を放った直後の打席でした。あの場面はどういった心境で打席に向かいましたか

もう剛が打ったら僕も打たなきゃなと、このノリに乗っていこうと思って狙い球を絞り思い切っていきました。

――7回ご自身の守備のミスがあった後、小島主将(和哉、スポ4=埼玉・浦和学院)が後続を打ち取り同点へ望みをつなげました。あの場面を振り返っていただけますか

自分は本当に守備が苦手で、ブラジル遠征でも同じようなプレーをしてしまっていて、ここで出ちゃうかと思ったんですけど、ベンチに帰ったら打って取り返せと言われたので、ここは打って返すしかないと思い腹をくくって次の打席に集中しました。

――その中迎えた9回の打席、会心の当たりでしたね

さっきのエラーの分もあるし、最後の打席でもあったので、チームが勝つためにもなんとか一本出さなきゃって思いでいきました。

――その結果がまずは同点のホームインにつながりました。ホームインの瞬間はどういったお気持ちでしたか

正直、ホームインした瞬間足つっちゃったんですけど、ホームインしたっていう実感は湧いて、これで負けはないと思ったらそれだけでうれしかったんです。まだランナーがいたんで次の岸本(朋也、スポ4=大阪・関大北陽)が絶対に返してくれると信じてました。

――その後、その岸本選手が逆転の一打を放ちました

僕は裏で足を伸ばしていたんですけど、歓声ですぐに打ったと分かって、やっぱり勝負強いなと思った一方で、一緒に副将をやってきたのでもってる男だなと改めて思いました。

――副将として今季の2位という結果、どう振り返りますか

本当は優勝を目指していたんですけど、去年の最下位から春に3位、秋に2位っていうかたちで後輩にはいいバトンが渡せたんじゃないかなと思います。

――最終回の守備では、黒岩選手の代わりに内野手登録の真中選手(教2=埼玉・早大本庄)が就きました。どういった心境で見守りましたか

本当は僕がいきたかったんですけど、また足がつって守備に支障が出た時に申し訳ないんで、本当に申し訳なかったんですけど、真中にいってもらって全員で守ってほしいなと思いました。

――きょうで野球生活が終わりますが野球生活を振り返っていただけますか

本当に恵まれた環境の中で野球ができたので、両親にも感謝ですし、チームメイトにも感謝したいです。とにかく最高の環境でした。

――最後に後輩へ向けて一言お願いします

来年は今年優勝できなかったあと一歩のところを追求していければ絶対に優勝できると思うので、優勝を目指して一人一人頑張ってほしいです。

池田賢将(スポ4=富山・高岡南)

――2連勝して慶大から勝ち点を奪いました

最後勝って終わることができたので本当に良かったです。

――4年生の意地や粘りが随所に見られた3試合でした

そうですね、ベンチにいる時からみんな熱く、負けてても雰囲気だけは良くしてやっていこうということで、それが試合に出た人の力になったんだと思います。

――野球人生最後の試合となりましたがいかがでしたか

最高でした!

――池田さんにとって早慶戦とはどんな舞台でしたか

幼い頃から憧れてきた舞台だったので、そこで試合に出て早慶戦を味わうことができて本当に幸せでした。

――ワセダで過ごした4年間を振り返って

本当に今までの野球人生で一番濃い4年間だったと思います。

――その濃い4年間を共に過ごした仲間に何かあればお願いします

本当にいろいろ辛いこともたくさんあったと思うけど、最後までこうして一緒にできて感謝しています!

小太刀緒飛(スポ4=新潟・日本文理)

――ナイスゲームでした。試合を振り返っていかがですか

ありがとうございます!今年の4年生は力がない、小島しかいない代だとずっと言われてスタートした新チームだったんですけど、こうやって1年間一人一人が切磋琢磨してレベルアップして、その結果控えだった選手が試合に出て活躍したり、そういう姿が見れて本当に最高の仲間だったなと思います。

――最後のシーズンを振り返って

最後の最後に戦力になれなかったのは本当に悔しいです。しっかりこの悔しさを次のステージにつなげていきたいと思います。

――改めて振り返って早大野球部での四年間はどんな時間でしたか

辛いことばっかりでしたけど、こうやって世間から注目される早慶戦という試合をすることができて、そして勝つことができて、自分は幸せ者だなと思います。

――一番印象に残っていることは

春の早慶戦ですね。あれは打たしてもらったというか、自分の一本でチームを助けることができたのは今後の人生でも大きな財産だなと思います。

――今後も競技を継続するとのことですが、意気込みをお願いします

早稲田の野球部としてやってきたことを忘れず、これから自分が活躍している姿をこれまでお世話になった人たちに見せられるように頑張りたいです。

中林健吾(スポ4=三重)

――最後の早慶戦でした。いかがでしたか

初戦で優勝がなくなって、悔しい思いで始まった早慶戦だったのですが最後は勝ち点取れて、最後もああいう展開だったのでこれ以上ない終わり方ができたかなと思います。

――6回の代打で起用された打席を振り返って

1、2塁で代打出してもらって準備する時間があんまりなくてバタバタした中で入って、初球からずれてはいなかったのですが、それを打ち損じしてしまって、ミスショットになってしまったので、それはこれから野球を続けていく中で課題かなと思います。

――ブルペンで投手の緊張をほぐすためにどのように声かけをしましたか

今西(拓弥、スポ2=広島・広陵)とかは最終回とか緊張していて、普段見ないような顔をしていたので、「打たれてもお前のせいじゃないし、思い切ってやってこい。」って送り出しました。

――岸本朋也副将(スポ4=大阪・関大北陽)の安打で逆転など4年生が躍動した早慶戦となりました。いかがでしたか

剛(宮崎、社4=埼玉・早大本庄)にしても代打で打ったり、最後も岸本が決めてくれて。岸本は長い間一緒に練習してきて、一緒に試合とかしてきたのでそういう意味でもうれしかったですし、最後4年生が打って決めてくれてくれたのもこのチームの終わり方としてそういう終わり方だと思います。

――早慶戦は自分の中でどのようなものとなりましたか

あまりワセダ入るまで見たことがあまりなくて、実際どういう雰囲気かあんまり知らなかったですし、初めて経験してみて、3年生までは見てるだけだったんですけど、3年生になってベンチで出させてもらって。こういう雰囲気で野球をしたことがなかったというか早慶戦以外では味わえない、観客が多いってことがあったとしてもこういう雰囲気中ではもう野球ができないと思ってきょうは最後にその雰囲気も嚙みしめようと思って。

――次の舞台は北海道ガスです。意気込みをお願いします

新しくできたチームで全国大会に出たことがなくて。でも今年の秋は日本選手権(社会人日本選手権)で惜しいところまでいって。チームとしては5年以内の全国大会を目標としているのですが、自分としては来年、都市対抗に出れるように頑張りたいと思いますし、野球を続ける以上少しでも上を目指せるようにやっていきたいと思います。

西岡寿祥(教4=東京・早実)

――9回裏一死の場面で、二塁後方の打球をなんとか捕球するスーパープレーが出ました

あれができなかったら、僕が大戦犯なので、捕れて良かったです。

――掴んだときはどんな気持ちでしたか

結構難しかったので、かなり視点もずれたんですけど、「(落下点は)ここや」と思って捕ったら、入ってたという感じですかね

――9回表、西岡選手の四球から得点に繋がりました

今日の僕は打つというよりはちゃんと(球を)見て、とにかく走者として出ることだと思っていました。

――髙橋監督とはこれで最後になります

欲を言ったら優勝というのが監督さんにとっても一番だったんですけど、こうなったのは仕方ないので、僕の中では一番の終わり方ができたかなと思います。

――共に戦ってきた四年生に一言お願いします

僕は四年の中でもトラブルメーカー的な存在だという自覚があるんですけど、最後までやってこれて、優勝できなかったけど、一番いい形で終われたと思います。これからもよろしくお願いしますという思いですね。

増田圭佑(文4=茨城・江戸川学園取手)

――久々のリーグ戦での登板でしたが、どのような心境で試合に臨みましたか

優勝もなくて、負けても勝ってもきょうで最後の試合だったので、悔いがないように思いっきり腕を振ることだけを考えました。

――ベンチ入り、そして登板を伝えられたのはいつ頃でしたか

きのうの試合が終わって、投手コーチから電話がかかってきてベンチに入るぞと伝えられたので、きのうの試合の後ですね。

――小島和哉主将(スポ4=埼玉・浦和学院)を始め周りからはどのような声を掛けられましたか

もう最後だったので。悔いがないように自分の力を出し切って来いということだけ言われました。自分もその気持ちで最後悔いなく終わろうと思いました。

――ピンチの場面での登板でしたが投球を振り返って

今年に入ってから練習試合やオープン戦でもピンチの場面での登板をしてきたので、自分としてはオープン戦などでやってきたことをそのまま出そうと思って入りました。

――満塁で中村健人選手(3年)との対戦となりました

当たっている打者だったので怖さはありました。でも、自分がやるべきことだけを考えて気持ちで勝負しました。

――四年間を振り返って

3年生の春でベンチに入って、4年生では絶対に主戦投手として活躍しようという思いがありました。でも、最後の最後に秋になってもきょうまでベンチにすら入れなくて。自分の中では最後とても苦しかったのですが、きょうは本当に最後完全燃焼で終われたのですっきりしています。

――今後野球にはどのように関わっていきたいですか

準硬式野球なのですが、就職する先でも一応野球は続けるので。これからもまだ頑張りたいと思います。六大学野球で学んだことを生かして、活躍できるように頑張りたいです。

三木雅裕(社4=東京・早実)

――最後の試合を勝利で終えました

うれしかったですね。打つべき人が打って抑えるべきところは抑えたので、すごくうれしかったです。

――1打席目にはヘッドスライディングも見られました。ご自身のプレー振り返っていかがですか

昨日何もできなくて、福岡の代わりなんで何とか一本打ちたいなと思っていて気持ちでいきました。

――8回、代わりに代打で入った福岡選手には何と言葉を掛けていましたか

福岡の方がもちろんいいバッターなので、頼んだぞということは言いました。

――きょうの試合でも積極的に声を出す場面が何度も見受けられました

そうですね、声出すことが仕事でベンチに入っているので、そこだけはずっとやっていました。

――最後に野球部でプレーした4年間を振り返っていかがですか

下級生も(きょうの試合で)泣いてくれる人も多くて、この1年は特に濃かったかなと思います。

宮崎剛(社4=埼玉・早大本庄)

――代打でリーグ戦初安打を放ちました

そうですね、監督からは打撃で大事なのはとにかく芯に当てることだといわれていました。それだけを忠実に守って、その他は何も考えずに打席に臨んだらいい結果に結びつきました。

ーー普段は代走での出場が目立ちますが、その点では普段と違った気持ちでしたか

そうですね。いつもは代走がメインなんですけど、(きょうは)代打での出場もあるぞと予め言われていたので、暑程度の心の準備はできた状態で打席に入ることができました。

ーーホームベースを踏んだ瞬間のお気持ちは

いや、もう人生最高の瞬間でした。

ーー9回の守りはどのような気持ちで見守っていましたか

涙をうるわせながら、見てたんですけど、早くアウトになってくれという思いでいっぱいでしたね。

ーー今回の早慶戦は振り返ってみていかがでしたか

1日目で優勝は無くなってしまったのですが、早慶戦を制することがチームの目標でもあったので、それを果たせたことは非常に嬉しくて。最高の終わりで締めくくれたことが自分にとって幸せです。

――今後はどのようなかたちで野球に関わっていきたいですか

自分自身、この六大学野球を引退することになるのですが、中途半端に野球を続けたくないと思っています。自分にできることは、今後、六大学野球で活躍する後輩を見て応援していきたいです。

ーー宮崎選手にとって早大野球部とはどのような場所でしたか

難しい質問ですね(笑)。四年間、最初は本当にしんどくて。何度もやめようと思ってしまっていました。自分は大学一年の時に肩を手術しまして、今も治らない状態なんですけど。ここまで選手を続けさせてくれた周りの人には感謝したいですし、周りの人たちの支えがあっての四年間でした。そういった意味で、自分自身を周りの人たちが成長させてくれた環境だったと思っております。

山岡仁実(スポ4=東京・早実)

――お疲れ様でした。勝利への感想をお願いします

とにかく勝てて良かったです。

――8回からの出場でしたが、どのような思いで守りにつきましたか

競っていた試合の絶対に点を与えてはいけない場面だったのですごく緊張したんですけど、自分が今まではやってきたことを全て出すだけだったので、そういう気持ちで臨みました。

――ファーストから投手陣への声掛けが印象的でした

そうですね。緊張する場面なので、とにかく強気でいって腕を振れということをよく言っていました。

――9回の攻撃はどのような思いで見守っていましたか

とにかく追いついて追い越してくれとずっと祈る気持ちで。実際に追い越してくれたのでうれしかったです。

――最後にワセダでの4年間の振り返りをお願いします

どちらかというと辛いことの方が多かった4年間だったんですけど、最後こうしてライバルの慶應に勝てたので最高の四年間だったと思います。

加藤雅樹(社3=東京・早実)

――今の気持ちをお聞かせ下さい

もう本当に最高の形で終われたと思います。

――四年生へはどんな思いがありますか

本当に良くしてくれていたので、そういう意味ではちょっと寂しい気持ちです。

――髙橋監督ともこれで最後になります

監督さんは自分を4番に指名してくれて、ずっと使ってきてもらって、最後、期待に応えたかったというか…。申し訳ないというか…。優勝して胴上げできたら恩返しできたのになと思います。

――5回一死走者二三塁の場面では、初球から打ちにいって走者を還すゴロを打ちました

とりあえず1点差だったので、一番避けなきゃいけないことは1点も入らないということだと思いました。前に飛ばせる球はどんどん打とうと意識していました。

――9回の好機では、三木選手から声を掛けられていましたが、どんなお話をしていましたか

三木さんには「お前が打てなかったら仕方ないという気持ちでいるから」と言われました。

――では、どんな気持ちで打席に入りましたか

打ちたいと思えば思うほど打てないと思ったので、とにかく全て忘れて、リセットして、真っ白な気持ちで入りました。

――今年一年を振り返っていかがですか

悔しい一年でした。個人的にはものすごい悔しい思いをして思い通りにいかない一年間でした。

――来年は四年生として引っ張る立場になります

そうですね。今日は四年生に、四年生のあるべき姿というのを示してもらったので、それを自分中心にやっていって、今日の最後のような雰囲気を作っていきたいです。

重田慎太郎(文構3=佐賀西)

――お疲れ様でした。まず勝利の感想をお願いします

最後の早慶戦、4年生の最後の試合でしっかり勝てたので、非常に良かったと思います。

――8回の代打の場面は、どのような思いで打席に入りましたか

今季は全然打てていなかったので、4年生のために何とか一本と思って打席に入りました。

――打った球種は何でしょうか

スライダーだったと思います。

――安打という結果を振り返っていかがですか

もう何とかつなぐということしか考えていなかったので良かったです。

――9回の攻防はどのような思いで見守っていましたか

もうみんな泣いていたので、非常に感極まるところがあって。勝てる雰囲気があり非常に心に残る試合でした。

――最後に4年生に向けて一言お願いします

非常にお世話になった方々で、ことし一年良い経験をさせてもらったので、来年に何とかつなげて優勝できるように頑張りたいと思います。

檜村篤史(スポ3=千葉・木更津総合)

――今の率直な気持ちは

慶大から勝ち点を取って、優勝させなかったというのはすごい嬉しかったです。

ーー勝利が決まった時はチーム全体で感極まるものがあったと思います

そうですね、四年生の力や思いがすごく感じる試合で。それだけきょうの早慶戦にかけている思いが強かったんだと思います。

ーー檜村選手自身にも目に光るものがありました

そうですね、やはり四年生がすごかったので、はい。

ーーこれで四年生が引退となりますが、どのような思いがありますか

今回2位という結果で終わってしまったので、四年生からは「来年優勝しろよ」と言われました。しっかりチームを引っ張って来年は優勝したいと思います。

ーーきょうの試合内容を振り返って

きょうは自分自身無安打だったんですけど、狙い球とかは悪くなくて。バントもしっかり決めることができました。最後の打席は初球真っすぐを張っていたのにもかかわらず、振れずに終わったので、そういうところを詰めていかないといけないですね。

――きょうの相手先発はいかがでしたか

そうですね、きょうも内外ちゃんと投げ分けられてて、打ちにくかったです。

ーー9回の最後の打席ではチームメートから様々な声かけがありましたが

「打てなかったら仕方がない、思いっきりいけ」と言われていて。でもあの場面は打ちたかったです。

ーー監督からも打席に入る前にお話があったようですが

「スクイズや偽装スクイズもあるぞ」と言われて、いろいろなアドバイスをされました。

ーー結果的にあの打席は打点を挙げることができませんでした。今季の中でも特に悔しい場面になったのではないでしょうか

そうですね、あの場面は最低でも犠飛にしなければいけないところでした。思い切り振らずに当てにいってしまったので悔しかったです。

ーー今季を振り返ってみていかがですか

打率3割という目標は達成できたので良かったです。打席に入る前の意識する点が変わったり、実際結果も残せていて自信にもなりました。それでも、悔いが残る打席が毎試合あるので、それをできるだけ少なくするのがこれから目標です。

――来年からはチームを引っ張る立場になります。来年への意気込みをお願いします

きょうは四年生の力というのをまじまじと感じて。こういった姿にならなければいけないというのはすごく感じました。しっかりみんなを引っ張って優勝したいと思います。

福岡高輝(スポ3=埼玉・川越東)

――劇的な逆転勝利を収めました

目標としていた勝ち点が取れたので素直にうれしかったです。

――8回、ネクストでバット振ってる時の気持ちはいかがでしたか

何とか1点取って最終回につなげられるようにという気持ちでした。

――8回の1死一、三塁の場面は1回戦の時と同じ状況でした

特に何も考えずに目の前のボールに食らい付いていこうという気持ちでした。心境的な面は土曜日と同じでした。

――ファーストストライクから振っていきましたね

代打はファーストストライクから振っていかないといけないので、しっかり振っていけて良かったです。

――結果は犠飛で1点を返すことになりました

あそこで1点取れば最終回分からなかったので、取れて良かったなと思います。

――最終回の攻撃はベンチからどのように見ていましたか

何とか追い付いてくれと願っていました。

――きょうの試合では4年生の選手がそれぞれ活躍を見せていました。どのように見ていましたか

4年生の意地を見せてもらって今回優勝できなかったんですけど、来年は優勝してくれと言われたので、できるようにしていきたいです。

――今季のご自身の成績振り返っていかがですか

打点はそこそこあったんですけど、勝負所でしっかり自分が打ってれば優勝できたので、それを来季につなげられたらと思います。

――来年は最上級生になりますが、どのような選手になっていきたいですか

姿でチームを引っ張れるような選手になっていきたいと思います。

――最後に今後への意気込みをお願いします

いいかたちで4年生を送り出せて来年は優勝してくれと言われたので、優勝できるように準備していきたいです。

今西拓弥(スポ2=広島・広陵)

――早慶戦の歴史に残る劇的な試合でした。試合を終えた率直なお気持ちをお願いします

最後4年生との試合勝って終われたのは良かったと思います。

――どういった心境で試合に入っていかれましたか

きょうが勝っても負けても4年生との最後の試合だったので、絶対に4年生に勝って終わってもらいたくて、ベンチでも4年生を中心に盛り上げてくださっていたので、それについていって勝ちたいなという気持ちだけでした。

――きのうの試合での好投の感覚はきょうもありましたか

正直、きのうはあまり状態が良くなかったので、帰ってから確認だけしてきょうに臨みました。

――きょうは8回から小島主将(和哉、スポ4=埼玉・浦和学院)からマウンドを受けました。その辺り意識されたことはありますか

小島さんがしっかりつないでくれたので、自分も投げ切ることだけを考えました。

――そのマウンドで8回を三者凡退に切ってとり、次の回の攻撃につなげました

ずっと逆転してくれそうな雰囲気は感じていたので、ここで自分が三人で抑えてリズムさえ作れば逆転してくれると思っていました。

――今西選手の好投もあり、9回は4年生を中心とした攻撃陣が逆転しました

本当にもう4年生の意地というか黒岩さん(駿、スポ4=長野日大)は足を痛めていたんですけど、それでもしっかり点を取ってくれたんで、気持ち的にテンション上がる部分はあったんですけど、そこは投げる前は一回落ち着いてからマウンドに上がりました。

――9回のマウンドにはどういう心境で上がりましたか

野手の方々が逆転してくれたので、なんとかあの回守って決めたいなと思いました。きのうとは違って、後ろにもピッチャーが控えてくれていたので、思い切って投げることができました。

――1死から西岡選手(寿祥、教4=東京・早実)のファインプレーも飛び出すなど守備に助けられた場面もあった最終回だったと思います

打った瞬間は打ち取ったとは思ったんですけど、打球を見たら落ちてしまいそうで、そのボールを取ってくださったことは本当に感謝です。

――その後、後続もしっかりと打ち取り三者凡退で試合を締めくくりました。勝った瞬間はいかがでしたか

本当に嬉しかったですね。やっぱり、4年生と一緒に最後いい形で勝てたのが良かったなと思います。

――3試合とも激闘だった早慶戦を振り返っていかがですか

早慶戦はワセダもケイオーも総力戦で、どっちが勝ってもおかしくない試合展開だったんでやっぱり早慶戦は違うなと思いました。

――来季への意気込みをお願いします

今季本当にあと一歩というところで優勝を逃してしまったので、来季は何としても優勝できるように頑張ります。

金子銀佑(教2=東京・早実)

――ナイスゲームでした。試合を振り返っていかがですか

疲れました、正直。でも野球の面白さ、早慶戦の面白さを身に染みて感じました。

――きょうもいきなりヒットを放ちましたね

打撃はここ数試合は本当に良い状態で、そこはきょうも変わらずよかったです。

――中学の先輩でも髙橋橋佑樹投手(慶大3年)と対戦してみて

ここまで対戦はほとんどしたことなくて、初見に近い感じだったんですけど、相手どうこうよりかは自分のスイングがしっかりできたことが良かったかなと思います。

――5回には早慶戦初の守備機会でエラーをしてしまいました。振り返っていかがですか

エラーしてしまったというのは事実なので、そこは受け止めて、しかも点につながってしまったので、練習不足です。一から練習し直したいと思います。

――失点にもつながってしまいましたが

絶対にミスした方が点取られるので、それが身をもって実感できたという点ではこのエラーを次に生かしていかないといけないなと思います。

――直後の打席ではいつも以上に気合が入っていた印象です

4年生がつないで、守ってくれていた中で自分が簡単なミスをしてしまって、本当に申し訳なかったので、当たってもいいから出塁しようと思って打席に入ったので、支給だったんですけどヒットと同じくらいうれしかったです。

――最後のアウトはサードゴロでした。緊張はしましたか

思い切ってやろうと思ってました。感極まっててミスりそうでやばかったんですけど(笑)。最後のアウトもみんなで取れたアウトだったなと思います。

――試合後涙を流す選手も多くいましたが、勝った時の気持ちは

優勝が全てじゃないということが分かりましたし、でも優勝したかったっていう悔しさもあって。早慶戦独特の雰囲気を改めて感じることができました。

――改めて2018年のリーグ戦を振り返って

去年はケガでずっと出れていなかったので、自分の今年の目標はリーグ戦の経験を積むということでやってきて、秋はレギュラーとして出させていただいて、とても勉強になる1年間でした。

――打撃面は成長を見せましたね

この早慶戦くらいの打撃が最初からできていればよかったと思います。これを来年の春に生かして、春は初戦からしっかりと打撃で貢献できるように頑張りたいです。

――上級生となる来年への意気込みをお願いします。

学年関係なしに、チームが勝つためにしっかり仕事をする、それだけだと思います。でも一つ学年も上がって、新入生も入ってきますし、また違った気持ちにはなると思うんですけど、この秋の悔しさを忘れずに春に向けて頑張っていきたいと思います。

早川隆久(スポ2=千葉・木更津総合)

――きょうは登板して最初の三人が昨日連打を浴びた三人でしたが、その点何か意識はありましたか

そうですね。やっぱり昨日の借りを返したい気持ちがあって、マウンドには上がりました。

――先頭打者を味方の失策で出しましたが、それについて気持ちは切り替えられましたか

本当に気持ちを切り替えてすぐ次のバッターを抑えてやろうという。柳町さん(達、3年)もバントだったので、バントもさせるつもりもないような投球をしました。

――クリーンアップにはかなり球数を投げさせられましたが、振り返っていかがですか

やっぱりあそこで郡司さん(裕也、3年)には厳しいところでフォアボールになってしまったんですけど、その後の小原さん(和樹、3年)を三振に取れたのは大きかったかなというのはあります。

――適時打を打たれた嶋田翔選手(2年)の打席で、投げた球は何でしたか

チェンジアップを初球に要求されてもう一球投げるという状態で。そのボールを持っていかれたという感じです。

――続く瀬戸西純選手(2年)からはいい三振が取れましたが、いかがでしたか

切り替えて、もうこれ以上失点はしたくないというのと、テンポよく帰らないとこれ以上リズム悪いとチームにもいい流れを持っていけないと思ったので。とりあえず早く終わらせようというふうに心掛けました。

――昨日に続いて4年生の活躍もあり逆転してもらいましたが、4年生はどういった存在でしたか

最上級生の底力というものを見れました。やっぱり4年生のそういう後輩に対する気遣いというのが、3年生以下の下級生にものすごい影響してきたので、そういう面では4年生には本当にいい環境づくりをしてもらったなというのは感じました。

――今季全体を通してのご自身の総括をお願いします

最後の最後にこういうふうに2戦続けて2失点ずつして、チームには本当に迷惑かけましたし、春も勝てませんでしたし。本当に立教戦のあの一本のホームランがなければ優勝もあったかなというのもあったので、本当に最後の最後までチームに迷惑かけたなというのは感じました。

――来年はエースとして期待されると思いますが、どのような投球をしていきたいですか

エースになるにはまだまだなんですけど、しっかりこの冬トレーニングして、エースになれるようにしっかり自信もつけてやっていければなというのは思います。

瀧澤虎太朗(スポ2=山梨学院)

――今の率直なお気持ちをお願いします

1戦目落として優勝はなくなってしまったのですが、チームで切り替えて慶大には絶対に勝とうということでこの2日間やってきました。きのうもきょうも全員野球で勝ち取った2勝だったので、本当に嬉しかったです。

――試合を振り返っていかがですか

厳しい展開になったのですが、ベンチの全員が諦めていませんでした。何とかして逆転しようと全員の気持ちが乗った試合でした。

――代打出場となりましたが、打席を振り返っていかがですか

相手の投手も疲れが出てきていて、積極的に甘い球が来たら振ろうと思っていました。ファーストストライクを打ちにいって、もう少し芯で捉えられていたら、安打になっていたかなとは思います。

――逆転の瞬間はどのようにご覧になっていましたか

もう、今のまでの野球の人生の中でも1番と言っていいほどうれしくて・・・。すごく感動しました。

――4年生中心に意地を見せた試合でした。4年生に対してはどのような想いがありますか

きょうも本当に4年生が頼もしくて、もうこの先一緒に野球ができないと思うと、とても悲しいです。でも、自分は来年の春に向けて、またレベルアップして神宮に戻って来たいとおもいます。

――活躍の喜びと同時に悔しさも味わった1年間だったと思います。この1年を振り返っていかがでしたか

春は代打での出場で、早慶戦でしか出てないので3日間調子が良くて打てました。でも、秋のリーグ戦は全試合出場して、やっぱり2カ月という長い期間の中で調子を保つのがとても難しいということを実感しました。来季は調子を保てるようにしっかり調整して臨みたいと思います。

――来年は3年生として、チームを引っ張っていく存在になると思います。目標をお願いします

来年は自分がチームを引っ張っていくという気持ちで、クリーンナップを打ってチームを勝利に導けるような選手になりたいです。

西垣雅矢(スポ1=兵庫・報徳学園)

――2戦連続の先発登板となりましたが、いつのタイミングで決まったのでしょうか

心の準備はきのうの夜からしていたんですけど、先発と言われたのはきょうの朝です。

――第3戦の先発の役割はどのようなものだと考えていましたか

きょうも総力戦になることが予想されたので、5回くらいまではしっかり投げないといけないと思っていました。先発が長く投げられるほど、後になって行くにつれて楽になるはずなので…きょうは少し気が緩んでしまってこの結果になってしまったのかと思います。

――3回まではテンポの良い投球が続いたかと思います。調子はいかがでしたか

きのうよりは全然良くて、球もきのうより走っていたと思います。

――逆に4回は先頭バッターの出塁、そして同点の本塁打を浴びる内容となりました

あの回は相手の狙いと、自分たちの考えが合っていたことに対応出来なかったりだとか、見抜けなかったことがあるかと思います。

――交代後はどのような思いで試合を見ていましたか

自分が打たれてしまったので、少し申し訳無いという気持ちもあったんですけど、気持ちを切り替えてベンチワークとか出来ることを最後までやろうとしていました。

――特にきょうは4年生の活躍が光ったと思いますが、西垣さんにとって4年生はどんな先輩ですか

すごくチームワークがあるというか、下級生の声も聞いて練習もやって下さったのですごくいい環境を整えてもらって。尊敬できる先輩達です。

――その4年生の方にメッセージをお願いします

本当にありがとうございましたっていう感謝の気持ちしかないです。

――今季は先発としての登板が多くなりました。ここを踏まえて来季への目標をお願いします

自分が登板すると、大体4、5回で交代になるというパターンが多かったので、先発するなら自分が全部投げるというような図太いピッチャーになれるようにスタミナとか足りない部分をこの冬にしっかり強くしたいと思います。