ソフトボール部

2018.10.29

10月28日 関東大学選手権 栃木・渡良瀬川運動場

打線爆発で快勝!大会最終日へ臨む

 関東大学選手権2日目は、2試合が立て続けに行われる、体力的に厳しいスケジュールとなった。相手は東京国際大と日女体大。早大は初戦を制すると、勢いそのままに2試合目でも快勝を収める。弾みをつけて準決勝に臨むこととなった。

 

★集中打で見事な逆転勝利
関東大学選手権
早 大
東京国際大
○伊藤、増田-川崎 ◇(二塁打)なし◇(三塁打)なし ◇(本塁打)なし

   

 大会2回戦の相手は東京国際大。早大の先発は、左のエース・伊藤貴世美(スポ2=千葉経大付)だ。伊藤は初回から走者を背負いながらも粘りの投球を続けていたが、3回裏に2死から安打を許すと、続く相手打者に左翼適時三塁打を浴び先制されてしまう。その後右前適時打でさらに1点を失い、この回計2失点。試合の主導権を握られたかに思えた。 しかし直後の4回表に、打線が爆発する。先頭打者が左前にしぶとく落とす安打を放って出塁すると、四球と相手の失策で満塁の好機をつくる。ここで打席には4番・増子奈保主将(スポ3=東京・日出)が入った。相手投手が投じた直球を「狙おうと思って、しっかり打てた」とフルスイングした当たりは、左翼への大飛球に。結果は単打となるものの走者二人が生還し、同点に追い付く。さらには続く小野寺詩織(スポ2=千葉経大付)と堀奈々美(スポ2=千葉経大付)にも連続適時打が飛び出し、この回一挙6点を奪って逆転に成功。5回にも小野寺の2打席連続適時打で点差を広げると、伊藤は6回を投げ3失点と試合をつくって増田侑希(スポ1=香川・高松南)にマウンドを託した。増田は1点こそ失ったものの、リードを保ったまま試合を締める。終わってみれば7−4と、見事逆転で勝利を飾った。

勝ち越し打を放った小野寺は塁上でガッツポーズ

(記事、写真 望月優樹)    

★打線爆発!2本塁打13得点で準決勝へ
関東大学選手権
日女体大
早 大 9X 13
○廣瀬-河野(4回コールド) ◇(二塁打)なし ◇(三塁打)川崎 ◇(本塁打)増子、神

 間髪おかずに行われた2試合目、対戦したのは日女体大だった。先日行われた東京都大学連盟秋季リーグ戦では、勝利を収めた相手だ。気温が高い中でのダブルヘッダーとなったが、早大は疲れを感じさせない猛攻を初回から見せる。先頭打者が四球で出塁したのち、1死一塁となって3番・川崎楽舞(スポ3=千葉・木更津総合)。引っ張る打撃が持ち味の川崎だが、この打席では右中間に打球を運び、先制の適時三塁打とする。その後も岡田夏希(社3=神奈川・厚木商)の適時打などもあり、この回一挙4点を奪取した。その裏、先発の廣瀬夏季(スポ3=北海道・とわの森三愛)がマウンドに登る。廣瀬は丁寧にコーナーをつく投球で無難に初回を終えると、その後も落ち着いた投球を披露。4回を投げて無失点の好投で、チームに流れを呼び込んだ。 そして迎えた4回裏。3連打で好機をつくると、好調を維持し続けている増子が打席に入る。ゆったりとした構えから鋭くスイングすると、打球は「狙っていた」という言葉通り、左翼フェンスを越える満塁本塁打となった。なおも攻める早大は、ふたたび満塁の好機をつくり神樹里乃に打順を回す。吉村正監督(昭44教卒=京都・平安)が「一番良いバッター」と信頼する好打者は、相手投手の失投を見逃さず強振。放たれた打球は中堅方向へ舞い上がり、そのままフェンスを越えた。これがこの回2本目の満塁本塁打となり、点差が13となったためコールド成立。サヨナラで勝利を飾り、大会2日目を終えた。

 

サヨナラ満塁本塁打を放った神

 

 順当に勝利を重ね、大会最終日に駒を進めた。次戦はいよいよ日体大との対決となる。何度も辛酸を舐めさせられてきた、早大にとって『壁』とも言える相手だ。だが、投手が状態を上げ、打線も勢いに乗る今のワセダなら勝算はあるはず。「チャレンジャー精神で向かっていきたい」(堀)と選手も話すように、気負わず女王に立ち向かいたい。

 

(記事、写真 望月優樹)

 

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コメント

増子奈保主将(スポ3=東京・日出)

――2戦2勝。きょうの試合を振り返っていかがでしたか

昨日の試合で「選手間のコミュニケーションが少ない」とアドバイスをいただいて、きょうは全員でそれを徹底して臨んだのですけど、けっこうそれができていて。2試合目も同じ流れでいけたんですけど、隙を潰して試合に集中しやすくなったので、新しいことをしていい結果、内容が得られたというのは良かったと思います。でも国際(東京国際大)との試合は流れを止めてしまったプレーもあったし、自分たちからピンチをつくってしまったこともあったので、課題はなくならないなという感じです。

――1試合目の第二打席では同点適時打を放ちました。振り返っていかがですか

あの打席は先生(吉村正監督、昭和44教卒=京都・平安)からも狙い球を絞っていけと言われていて、自分もストレートを狙おうと思ってしっかり打てたので。(スタンドに)入ればもっと良かったけど、迷わずいけたのがいい結果につながったと思います。

――今のチームの雰囲気はいかがですか

昨日の夜に神(樹里乃、スポ3=北海道・とわの森三愛)が日本代表から帰ってきて。神がいるだけで盛り上がり方も違うし、「あいつの存在はすごいな」と思ったりもしました。やっぱり勝っていれば自然と雰囲気も良くなるし、みんなで試合に入っていける感じもあるので、今の雰囲気は良いんじゃないかと思います。

――2試合目に放った本塁打の感触はいかがでしたか

あ〜、いったな〜……みたいな(笑)。

――本塁打を狙って打席に入ったのですか

狙っていました。そう言ったら怒られるかもしれないですけど。1、2、3番がすごくいい働きをしてくれて満塁になって、「ここはホームランしかないな」と思ったのが正直なところです。

――9月初旬にチームが新体制となってから4番に座ることが多いです。意識の変化などはありますか

特にないですね。逆に気負い過ぎても打てないと思うので。こんなことを言ったら怒られるかもしれないんですけど、ただ4番目に打っているバッターくらいの気持ちで。でも1、2、3番はチームの中でもしっかり振れる選手たちを揃えているので、自分もその流れに乗って思い切り振るという意識だけはあります。

――明日の日体大戦、および決勝戦に向けた意気込みをお願いします

もう3度目の正直どころじゃないですよね。何度目か分からないくらい(日体大には)負け続けているので。今シーズン最後(の公式戦)だし、今のチームなら勝算もあると思うので、最後はやっぱり勝ちたいです。誰に聞いても同じことを言うと思うんですけど、絶対に日体に勝って、その次も勝って、優勝したいです。

神樹里乃(スポ3=北海道・とわの森三愛)

――きょう1日の試合を振り返っていかがでしたか

回を重ねるごとに、どんどんワセダらしくなっていったなと思います。最初は硬い人もいて、なかなか思うような結果を出せなかったんですけど。ベンチから全員で雰囲気を盛り上げていって、それがバッターの結果につながったり、ピッチャーのピッチングにつながったりして、チームの雰囲気がどんどん良くなっていったので、2試合目の最後にああいうかたちで終われたんだと思います。

――昨日に日本代表として遠征していた中国から帰国し、すぐさまダブルヘッダー。疲れはありませんでしたか

疲れはないです。

――本塁打の感触はいかがでしたか

感触は良かったです。どの球がきても思い切り振ろうと思って打席に立ちました。

――直前に増子主将が本塁打を放っての打席でしたが、本塁打は狙っていましたか

狙ってはなかったです。とにかくミートを意識して、タイミングを合わせて振ろうと思っていました。

――あすに向けての意気込みをお願いします

相手が日体と決まってはいるんですけど、そういう意識をあまり持たずに。目の前の相手に対して一つずつアウトを取ったり、1点ずつ点数を重ねていったり、一瞬一瞬を全力でやるだけです。

小野寺詩織(スポ2=千葉経大付)

――本日も適時打3本と好調が続いています

秋リーグに比べたら良くなってきているというのは自分でも感じています。

――ガッツポーズも出ました。結果に対する手応えはいかがですか

いい当たりでも正面で捕られてしまうことが多かったので、ヒットになればすごく嬉しいです。

――チームが新体制となってからは中軸を担うことが多いです。意識していることはありますか

意識していることはあまり思いつかないんですけど、関カレに向けて調子を上げていこうと思っていたので、昨日ときょうは結果を出せて嬉しいです。

――日体大とも対戦する、あすの準決勝、決勝に向けた意気込みをお願いします

日体はピッチャーが多くて、一打席目で(相手投手を)見ても二打席目はまた違うピッチャーが出てきたりするので、一打席目から結果を出せるように準備していくということと。打力がすごいので、守備でもカバーしていきたいと思います。

堀奈々美(スポ2=千葉経大付)

――出場機会が大きく増えた今季ですが、どのように感じていますか

(試合に)出たり出なかったりという半レギュラーのような状況で、結果を出さなければまた控えに戻ってしまうので、自分の中で緊張感を持って大会に臨んでいます。

――東京都大学連盟秋季リーグ戦から今大会にかけての打撃の状態はいかがですか

リーグ戦よりは今の方が良いかなと、自分では思っています。

――1試合目の適時打を振り返っていかがですか

先輩たちがつないでくれて、「あ、これは満塁でくるな」と思って、詩織(小野寺)も打ってくれたので、自分も打たないと、と思いました。

――明日は日体大と対戦しますが、そこに向けての意気込みをお願いします

こっちはずっと負け続けているので。挑戦者というか、チャレンジャー精神で、どんどん向かっていきたいと思います。