バスケットボール部

2018.10.28

関東大学リーグ戦 10月27日 東京・専大生田キャンパス

全員バスケを体現し激闘を制す

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)も残すところ4節となり、長い戦いの終わりが見えてきた。現在3連敗中ともう負けられない早大はリーグ戦最下位の拓大と対戦。第1クオーター(Q)は拓大のスリーポイントが何本も決まり、12-31と出遅れてしまう。しかし出場メンバーが各々の魅力を発揮し全員バスケを体現。第2Qで一気に詰め寄ると第3Qで同点に追いつくことに成功する。そこからは互いに譲らずシーソーゲームを展開するが、持ち前の粘り強さを見せ90-84で激戦を制した。

 第1Qは開始5分間でF桑田裕平(商3=京都・洛南)のペネトレイトしか決まらない早大に対し、拓大はスリーポイントを中心とした息の合ったオフェンスで順調に得点を重ね、リードを奪っていく。G長谷川暢副将(スポ4=秋田・能代工)のスリーポイントやG森定隼吾(商4=岡山・倉敷青陵)のバスケットカウントなどで応戦するもなかなか点差を縮めることができない。ダブルスコア以上のビハインドを抱えて迎えた第2Q、F中谷誠人(商4=東京・早実)がスリーポイントにリバウンドと気合を見せ、チームを盛り上げると試合は早大のペースに傾く。F濱田健太主将(社4=福岡第一)が要所で得意のスリーポイントシュートを着実に決めるなど普段のリズムをつかんだ早大。一気に6点差まで詰め前半を折り返した。

泥臭いプレーで第2Qの追い上げに貢献した中谷

 第3Q、濱田がスリーポイントやゴール付近のシュートなどインサイドでもアウトサイドでもシュートを決め、C富田頼(スポ4=京都・洛南)がミドルシュートやリバウンド、森定がスティールやリバウンドを決めるなど4年生の活躍が光る。開始3分で同点に追いつくと拮抗した展開が続き最終Qを迎える。最終Qでも抜きつ抜かれつの展開は続くが、C小室悠太郎(社2=石川・北陸学院)のバスケットカウント、富田、濱田のスリーポイントなどここぞというタイミングで確実にシュートを沈めていく。残り2分で森定がフリースローを獲得し2点リードした状態を迎えると、残り30秒で桑田の体を張ったアシストを富田がしっかり決め4点差に広げる。これが決定打になり拓大の勢いを完全に抑えると最後に濱田が2本のフリースローを成功させ90-84で勝利をつかみ取った。

勝利を決定づけるゴール下シュートを決めた富田

 先週は濱田がケガに見舞われ主将を欠く中の苦しい試合を強いられた早大。しかしそこを乗り越え迎えたきょうの試合は一人一人がいつも以上に強い気持ちを持ってプレーし、「全員バスケ」を体現しワセダらしい粘り強さを見せていた。リーグ戦も残り3試合となり、全日本大学選手権に向けて少しでも上位に食い込むためにはここから全勝したいところだ。40分間自分たちのプレーを貫けば勝利は見えてくるだろう。先週までの苦難を乗り越えた早大のさらなる躍進に期待がかかる。

(記事 阿部かれん、写真 小林理沙子)

第94回関東大学リーグ戦 10月27日(vs拓大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

12 30 24 24 90
拓大 31 17 23 13 84
◇早大スターティングメンバー◇
F#27 濱田健太(社4=福岡第一)
C#7 宮本一樹(スポ1=神奈川・桐光学園)
G#13 長谷川暢(スポ4=秋田・能代工)
C#26 富田頼(スポ4=京都・洛南)
F#39 桑田裕平(商3=京都・洛南)
◇主なスコアリーダー◇
得点  濱田健太:23得点
リバウンド  富田頼:7リバウンド
アシスト  森定隼吾:5アシスト
コメント

F濱田健太主将(社4=福岡第一)

――接戦を制しましたが今のお気持ちはいかがですか

先々週の白鴎戦から3連敗していて、でもどの試合も自分たちのいい場面もあったけれど勝ち切れない中で、何かモヤモヤ嫌なものがあったのを払拭できた勝利でした。

――一番の勝因は何でしょうか

相手はリーグで一番オフェンスが上手なチームで、対策していたんですけど最初のクオーターで上を行かれてしまって、ハーフでしっかりそれにアジャストしてさらにディフェンスを強められたことが後半自分たちの展開に持っていけた要因だと思います。

――拓大のスリーポイントについてはいかがでしたか

チェックしても入ることは分かっていたんですけど、最初は想像以上にそれが入ってしまって、今度はその選手選手で一番得意なところを抑えて、得意なところをやらせないことで相手の点が入っても自分たちの流れではないというモヤモヤする展開を引き出すことに後半は集中しました。

――あしたに向けて改善できるところは見つかりましたか

後半ワセダは最近強くて、後半のバスケットは理想的なものだと思うのでそれを前半から出すことがとても重要だと思っていて、最後のミーティングでも修平さん(吉岡修平ヘッドコーチ、平27スポ卒=広島皆実)からあした入りから集中して頑張っていこうと話があったので、それを全員がいかに徹底して試合に臨めるかが重要なのではないかと思います。

――スリーポイントなど活躍が目立ちましたがご自身のプレーを振り返っていかがですか

ケガして1週間と半分チームに迷惑をかけてしまっていて、調子もきょうシューティングの時にいいなとわかっていたので、積極的に僕が点数を狙っていくことが大事だと思っていたのでそれが入って良かったです。

――次の筑波大は1周目で勝っている相手ですが意気込みをお願いします

選手個人個人の能力を見れば向こうは強いチームなので、そこに自分たちのチームとしてルールを徹底するという強さがどれだけ通用するかの勝負だと思うので、きょうは40分を通して徹底できたとは言いがたいので、それを40分通して徹底することができれば勝てるのでそれをするだけだと思います。

G森定隼吾(商4=岡山・倉敷青陵)

――久々の勝利でした。今の率直なお気持ちをお聞かせください

濱田(健太主将、社4=福岡第一)が戻ってきて、得点力であったり精神面であったりという所が負けていた時よりも安定してきて、チームとしてもう一度形ができてきたという所では、今までのワセダっていうのを少し取り戻せたことが勝因だったのかな、と思います。

――立ち上がりを振り返っていかがですか

相手の調子が良かったというのもあると思うんですけど、自分たちのディフェンスが緩かったというのが全てだと思うので、そこはやはり気持ちの部分だったり足を使ってディフェンスするなり、自分たちとしての気持ちの入り方ができていなかったというのが、点差を開けられた原因かなと思っています。

――第2Qに追い上げた場面を振り返っていかがですか

やっぱり後半に勝負するために、差を10点、5点くらいにして折り返したいという気持ちもあって、その話をチーム全員でしていたので、もう一度自分たちが何をしなければいけないのか、ということを振り返ってハードにディフェンスしようという共通意識で入ったので、第2Qの部分は良かったと思います。

――勝ち切れた要因は何でしょうか

ディフェンスの強度が上がれば、自分たちのバスケができて、ブレイクが出せて得点力も上がってくると思うので、やはり第3Q、第4Qは、ハードにディフェンスができてブレイクが出せたという所が、最後に勝ち切れた要因だと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

ガードがちらつかせて攻めてくるという相手だったので、どれだけガードがプレッシャーを与えてターンオーバーを誘発できるか、という所がキーポイントかなと思っていて、きょうは長谷川(暢副将、スポ4=秋田・能代工)がファウルトラブルでタイムが限られていたので、4年生の1番としてしっかり前から当たって、運よくスティールもできて、良かったかなと思います。

――リーグ戦あと3試合の意気込みをお願いします

やっぱり自分たちの目標は全日本学生選手権に向かって進んでいく、という所なのでどれだけ上に食い込んで、シードを取りに行くかという所が大事だと思うので、しっかりまずは明日しっかり勝ち切って、再来週の2試合もしっかりと勝ち切れるようにチーム全員で成長できるように頑張っていきたいなと思っています。

F中谷誠人(商4=東京・早実)

――久々の勝利でした。今の率直なお気持ちをお聞かせください

目標が全日本学生選手権でのシード権を取るために、リーグ戦でベスト4に入るという目標だったんですけど、残りの4試合を全勝しても他チームとの関係で、取れるかどうかだったので、自分たちは落とせない試合ということで、プレッシャーがあった状況で試合に入って、出だしの悪さから点差がつけられて、正直ちょっと勝利は難しいかなとなったんですけど、チームで一丸となってやるべきことを徹底して勝つことができたというのは、すごくうれしいです。

――第2Qに巻き返しを図れた要因は何でしょうか

僕個人としては、今までのリーグ戦で出場自体もそんなになくて、出たとしてもあまり活躍できていない、ということで得点を取ることよりは、ディフェンスであったりオフェンスリバウンドで泥臭くつなごうという意識があって、たまたまそれがボールの落ちるところも運が良くて取れて、つないだボールをチームメイトがしっかりと決めてくれて、ベンチもコートに出ている5人も含めて全員が逆転するという気持ちを切らさなかったのが、巻き返しの要因だったと思います。

――最後に勝ち切れた要因は

第4Qになって、相手の荒川選手(颯、拓大)とかがシュートを落としていなかったんですけど、それでもディフェンスでもう一歩詰められなかった1センチ、2センチをしっかりチェックすることで、最後の最後で若干シュートを落としてくれて、逆に自分たちは気を抜かずにオフェンスを丁寧に攻めたことで、ワセダらしさというのを出せたのが、第4Qで勝てた要因だと思います。

――リーグ戦あと3試合、個人としての目標をお聞かせください

きょうは後半はディフェンスリバウンドを何本か漏らしてしまうこともあったりしたので、残りの3試合では、出場した時は常に、チームに求められているディフェンスリバウンドだったり、ディフェンスの所はしっかり取り切って、点を取る人たちの支えになるように頑張りたいと思います。

――では、チームとしての目標もお聞かせください

チームとしては残りの3試合は前回負けているチームも含めて、落とせない試合だと思うので、チーム一丸となって、監督の吉岡コーチ(吉岡修平ヘッドコーチ、平27スポ卒=広島皆実)から与えられたチームで遂行するべきことを全員が認識して、残り3試合もワセダらしく戦うということを大切にして頑張っていきたいと思います。

F桑田裕平(商3=京都・洛南)

――接戦を制しましたが今のお気持ちはいかがですか

絶対に負けられない試合だったので勝ててほっとしています。

――一番の勝因は何でしょうか

前半あれだけシュートを入れられてしまって苦しい展開の中でも自分たちがやることを40分間ブレずに戦い続けることができたのが一番大きな勝因だなと思います。

――逆に第1クオーターで点差をつけられてしまった原因は

後半に比べると自分たちのディフェンスの圧力などが1クオーターは劣っていて、そこで相手に気持ちよくシュートを打たれてしまったことがあの点差につながったのかなと思います。

――要所でのアシストなどが目立ちましたがご自身のプレーはいかがでしたか

ボールもらった時に相手のディフェンスが自分のところに出てきていたので、ギャップをついてアタックしようと考えていたので、それがいい結果につながったので良かったと思います。

――拓大の荒川さん(颯、拓大)とのマッチアップはいかがでしたか

同期というのもあって負けたくない気持ちもあるんですけど、きょうは本当にいいようにやられてしまったなと思うので、また戦う機会があれば次は自分があいつにやられたなと思わせるくらいのプレーをできればいいと思います。

――次の筑波大は1周目で勝った相手ですが意気込みをお願いします

ここまで来たらやることは変わらないと思うのでブレずに目の前のワンプレーワンプレーにしっかり全力を注いでいきたいと思います。