スケート部

2018.10.28

関東大学リーグ戦 対東海大 10月28日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

東海大に大勝! 勢いそのまま上位校との第2ステージへ

 ついに完全復調だ。関東大学リーグ戦(リーグ戦)が折り返してから、戦いぶりに隙のある印象がぬぐえなかった早大。しかし、この日は立ち上がりから足を動かし、第1ピリオド(P)で5点のリードを奪うと、第2Pにも中押し、ダメ押しの追加点を挙げる。最後まで豊富な運動量を維持し、東海大に付け入るスキを与えなかった。

  我慢が必要な試合が続いた先週のうっぷんを晴らすように、試合開始直後から早大の猛攻が止まらない。56秒でFW杉本華唯(スポ1=北海道・駒大苫小牧)が先制ゴールを叩きこむと、続いて3分1秒にPK(*2)時にパックを奪うと、流れるようなパスワークで逆速攻を仕掛ける。最後はFW飛田烈(商4=東京・早実)が決め、瞬く間に追加点を奪った。その後もゴール前へのパスがきれいに通り、試合開始10分経過までに4点を奪うゴールラッシュを披露した。さらに、第1P終了間際に杉本が早くもこの日3点目となるシュートをを決め、5点のリードで第1Pを終えた。

自身初の一試合3得点を挙げた杉本

 第2Pに入ってもその勢いは衰えない。24分54秒にFW青木孝史朗(スポ3=埼玉栄)が4試合ぶりにゴールネットを揺らすと、27分34秒にFW澤出仁(スポ2=北海道・武修館)がこの日2点目を挙げる。その後1点を返されるもすでに勝負の流れは完全に早大が握っていた。34分25秒のDF篠田純希(スポ2=北海道・苫小牧東)のゴールを皮切りに、立て続けに4ゴール。11-1とした。10点差をつけたため、その後試合はプレーが止まっても時計が動き続ける、ランニングタイムで進行された。第3Pはノーゴールに終わったが、最後まで集中を切らさずに11-1で東海大に完勝した。この日はアタッキングゾーンでの精力的なフロントチェックとルーズパックへの寄りの速さが、攻守にわたって効果てきめんであり、試合を通して東海大に思うように前を向かせなかったことが勝因と言えるだろう。また、リーグ戦で初のフル出場を果たしたGK村上隼斗(スポ1=北海道・駒大苫小牧)が、1点は失ったものの安定したセービングを見せて、今後の成長を予感させた。

一試合を通してゴールマウスを守り抜いた村上

 内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)は「今までの課題を一回全部吐き出して消化しなさい」と試合前に話して選手たちを送り出したという。選手たちもその檄に応えて、1次リーグで見せた丁寧なパスワークと豊富な運動量を生かした『ワセダらしいホッケー』を立ち上がりから実践した。上位3校と再び渡り合うためには『ワセダらしいホッケー』を磨くことが、最低限であり最大の可能性を秘めた道だといえる。6年ぶりの優勝を手にするために、ここからがいよいよ正念場だ。

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 佐々木一款、写真 小林理沙子)

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※( )内はシュート数

結果
早大 ピリオド 東海大
5(27) 1st 0(2)
6(24) 2st 1(2)
0(14) 3st 0(4)
11(65) 1(8)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
早大 00:56 19杉本
早大 03:01 12飛田 9生江 10住友 PK
早大 06:17 19杉本 1澤出 33坂本 PP
早大 08:42 1澤出 8青木
早大 19:48 19杉本 PP
早大 24:54 8青木 13吉野
早大 27:36 1澤出 13吉野
東海大 28:54 11平野 26保田
早大 34:25 25篠田 17高橋 12飛田 PP
早大 36:43 17高橋 16鈴木 PP
早大 37:14 9生江 2北村
早大 39:34 12飛田 17高橋 33坂本
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
21矢島 17高橋 16鈴木 33坂本 25篠田
19杉本 8青木 1澤出 29ハリデー 13吉野
12飛田 9生江 14小澤田 31大崎 10住友
11加賀美 24河田 2北村 18羽場 23草島
GK39村上 B-GK34谷口
コメント

内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)

――きょうの立ち上がりは理想的な動きができたのでしょうか

来週から上位3校と当たることになるます。きょうで11試合目かな。今までの課題を全部一回吐き出して解消しなさいという指示を出しました。何試合か立ち上がりの悪い試合がありましたが、それは上位チームに対してやってはいけないことです。きょうのうちに全部一回解消して、いい立ち上がりや他の課題も含めてやろうと話していました。立ち上がりとしては良かったです。

――アタッキングゾーンを支配している時間が長かったですね

ルーズパックへの反応もきょうは非常に良かったですね。うちの方がパックに対して早く行くことが出来たので、アタッキングゾーンでの時間が長くなりました。向こうも、守り疲れた部分もあったのではないでしょうか。なかなか前に出てこられなかったと思います。

――ゴールキーパーは村上隼人選手(スポ1=北海道・駒大苫小牧)をスタメンに起用されましたね

そうですね。ゴールキーパーは非常に難しいポジションなので、練習だけではなくて試合で経験を積ませなければいけない部分もあります。村上にもうちの大事なゴールキーパーになって欲しいと思いますので、そういう意味できょうは任せました。

――1失点という内容についてはどう評価しますか

んー、本当は0でやって欲しいですね。きょうの相手からするとね。それも経験ということですね。

――第3ピリオドは惜しくもノーゴールに終わってしまいましたね

相手のゴールキーパーも変わったので、点数が欲しかったですね。やってることは間違っていなかったので、点数に繋がって欲しかったです。

――今後の上位3校との試合に向けて、いい準備が出来ましたね

そうですね。やろうとしてたことは良かったと思います。きょうと同じことをらいしゅう以降できるかどうかに、優勝がかかっていると思いますね。きょうと同じ立ち上がりをしていきたいと思います。

GK村上隼人(スポ1=北海道・駒大苫小牧)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

いつも出られる準備はしているので、先発と聞いた時もそれほど緊張はしなかったです。1失点してしまったので、チームに迷惑をかけてしまったな、という印象です。

――失点シーンを振り返っていかがですか

体重移動のミスで失点してしまったので、そこは改善点だと思います。

――リーグ戦で初めてのフル出場となりましたが、どうでしたか

すごく楽しかったので、これからまた試合に出る機会があれば頑張りたいと思います。

――ここからは上位校との対戦となります。意気込みをお願いします

1次リーグでやってきたワセダのホッケーをすれば必ず勝てると思うので、しっかり優勝目指して頑張っていきたいと思います。