野球部

2018.10.26

プロ野球ドラフト会議 10月25日 東京・グランドプリンスホテル新高輪

小島が千葉ロッテマリーンズから3位指名を受ける!

 不動のエース小島和哉主将(スポ4=埼玉・浦和学院)が、プロ野球ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから3位指名を受けた。幼い頃から夢見たプロの世界。次なるステージでの決意を語った。

 今季は主将として、エースとして申し分ない活躍を見せてきた。昨秋は思うような投球ができず、挙げた白星はわずかに1。自身の成績に比例するように、チームも70年ぶりの最下位という屈辱を味わった。そんな中での主将就任。「プロを目指してというよりは、チームを勝たせたいという気持ちが強かった」。何よりもまずはチームのために、という気持ちが好投につながった。これには髙橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)も「去年の秋くらいから取り組む姿勢が変わった。本人の努力のたまもの」と、教え子の姿を称賛した。

即戦力として、活躍を誓った小島

 ただ、ここがゴールではない。「ここからが勝負だと思っています」。プロに入っても活躍しなくては意味がない――。時折笑顔を見せながらも、終始凛とした表情で語る小島からは、そんな強い気持ちがうかがえた。最初に掲げる目標は『開幕一軍』。そのためのアピールポイントとして、体の強さを挙げた。「プロに行くまでの期間でもっと磨いていきたい」。大学での4年間、大きな故障はほとんどない。自信のあるスタミナを武器に、1年目からフル回転するつもりだ。

髙橋監督と笑顔で握手を交わした

 新天地での活躍を誓った小島だが、早大での戦いはまだ終わっていない。東京六大学秋季リーグ戦での優勝の可能性を残した早慶戦が待ち受けている。「必ず勝ってチームを優勝させて有終の美を飾りたい」。最後までチームのために、その左腕を振り続ける。

(記事 吉田優、写真 皆川真仁)

☆小島略歴

 東京六大学現役通算最多の22勝(12敗)を誇るワセダの絶対的エース。最速147キロのキレのある直球とカットボール、チェンジアップなどを駆使して打者を制圧する。浦和学院高時代にセンバツ制覇を成し遂げ、鳴り物入りで早大に入学すると1年目から6勝。チームの春秋連覇達成に大きく貢献した。2年秋には最優秀防御率のタイトルも獲得し順風満帆だったが、3年時は3勝5敗と低迷。それでも、主将に就任した今年は見事に復活を果たした。今季はリーグ断トツトップの防御率1.53をマーク。現在5試合連続完投中と、完投能力の高さも魅力の一つだ。

コメント

小島和哉主将(スポ4=埼玉・浦和学院)(※囲み取材より抜粋)

――ドラフト指名の率直なお気持ちをお願いします

まずは選んでいただいたことに感謝したいと思います。選んでいただけるかいただけないか心配な部分もあったんですけど、素直にほっとした気持ちが一番です。

――まずはどなたに報告したいですか

ここまで野球ができているのも両親にすごく支えてもらった部分があったので、一番は両親に感謝したいです。

――目標としている選手や、選手像はありますか

高校時代から負けず嫌い、諦めないという気持ちを一番持ってやってきたので、どのポジションで投げても100%の力を毎日続けて最初から出せるように頑張りたいと思います。

――千葉ロッテマリーンズというチームの印象はいかがですか

パ・リーグのチームに行きたい気持ちがありました。パ・リーグには早大から行っている方も多くて対戦したいなという気持ちがあったのと、やはり関東のチームなのでうれしいです。

――1学年先輩の大竹耕太郎投手(平30スポ卒=現福岡ソフトバンクホークス)の姿は刺激になりましたか

そうですね。監督にも大竹さんにも言われましたけど、どの順位で行っても行ってからが勝負でそこからは順位は関係ないと思っているので、今から準備をして、開幕、キャンプの時に自分のパフォーマンスをしっかりできるようにしたいと思います。

――両親にはどんな思いを持っていらっしゃいますか

自分が野球を始めてからずっと一番近くで見守って応援してくれて、いつも体の心配とかをしてくれていたので、すごく感謝しています。

――プロの世界ではどんなところをアピールしていきたいですか

この一年間たくさんイニングも球数も投げましたけど、監督からも体が丈夫な選手が一番いい選手だと言われています。体の強さというのは自分のアピールするところなので、そこをプロに行くまでの期間でもっと磨いていきたいです。

――母校・浦和学院高の森士監督にはどのような報告をしたいですか

まずは選んでいただきましたということを伝えて、そしたら「ここからだぞ」と絶対言われると思いますし、自分もここからが勝負だと思っています。

――先ほど色紙に書いた『開幕一軍』というのは最初の目標ということになってきますか

3位という順位もありますし、まずはしっかりアピールして開幕一軍に入ってそこからだと思っています。そのための体と心の準備をしっかりやっていきたいです。

――高校時代からプロを意識されていたと思いますが、早大での4年間で学んだことは何でしょうか

高校で志望届を出さなかったのは(当時は)プロに行くことだけしか頭になかったんですけど、森先生と話をした時に「行って活躍することが一番だぞ」と言われて大学での進学を決めました。早稲田大学で学んだのは自主性です。大学生は自由な時間があるので、自分で考える力がちゃんとついたと思います。プロの世界に行ってもやるべきことを毎日コツコツ積み重ねてやっていけたらと思います。

――ご自身が勝負していきたい球種などはありますか

大学に入ってから自分の中で納得できる球も増えましたし、高校時代と比べてもレベルアップができていると思います。自分はどちらかというと三振を多く取っていくピッチャーではないと思うので、打たせて取るピッチングができればいいピッチングができると思います。

――昨年はあまり結果が残せなかった一方で、今年は好調でした。その要因は

最後の学年というのもありますけど、プロを目指してというよりはチームを勝たせたいという気持ちがすごく強かったです。新チームになってからの冬は今までで一番走り込みましたし、主将も引き受けてチームを勝たせるために必死に投げようというのが一番頭にあったので、今はほっとしている気持ちもありますけど、最後まで優勝も懸かっていますし、集中してやりたいです。自分が1年の時に優勝してからワセダは優勝から遠のいていますし、下級生は優勝を経験していないので、置き土産といいますか、最後にいいピッチングをしたいと思います。

――優勝も懸かった早慶戦に向けてはいかがですか

プロのことは考えずに早慶戦で勝つことを考えて準備してはいたんですけど、さすがに(きょうは)当日なのでちょっとはそわそわしていました(笑)。でもこれでやっと区切りが付いて目の前の試合に集中できるので、必ず勝ってチームを優勝させて有終の美を飾りたいなと思っています。

髙橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)

――千葉ロッテマリーンズから3位指名という結果でしたが、改めてどのように思いましたか

高い評価してもらって、4(位)か5(位)ぐらいかなと思ってたんですけどね。ここへきての彼の頑張りが3位の評価いただいたんじゃないですかね。

――中村奨吾選手(平26スポ卒)らもいらっしゃいますが、千葉ロッテマリーンズへの印象はいかがですか

先輩もいますしね。ピッチャーの大谷(智久、平21スポ卒)もいますしね。彼も在京球団が良かったと思いますからね。非常に良かったんじゃないかなと思いますね。

――この4年間で小島選手が最も成長したと思うのはどんなところですか

去年の秋ぐらいからやっぱり取り組む姿勢が変わってきて。元々の素材もいいですけど、キャプテンという自覚が出てきて、本当にやらされてる練習じゃなくて自分自身を高めるために追い込んでいって、人間的に成長したと思いますね。

――プロではどういったところで勝負してほしいと思いますか

タイプ的にはどこでも使えますし、ひょっとしたらロッテが先発完投を思ってるかも分からないですけど、中(継ぎ)でも使えますし、監督からしたら使い便利のいいピッチャーじゃないかなと思います。