軟式庭球部

2018.10.22

天皇賜杯全日本選手権 10月20、21日 熊本県民総合運動公園テニスコート

船水・上松組が悲願の優勝を遂げ、日本一の栄冠をつかむ!

 3日間にわたり熊本県民総合運動公園メインテニスコートで第73回天皇賜杯・皇后賜杯が行われた。他の大会で結果を残しているトップレベルの選手達が参加する今大会に早大からは男子が5ペアと3人、女子が2ペアと1人が出場。女子は小山舞(スポ3=和歌山信愛)・上原由佳(社4=群馬・高崎健康福祉大高崎)ペアが2回戦、3回戦で学生相手に確実に白星を重ねたが、続く社会人には惜しくも破れベスト32で終えた。

笑顔でハイタッチする内本と星野

 2日目はベスト8に駒を進めた3ペアが試合に望んだ。もちろん見どころは同校対決である安藤優作(社4=岐阜・中京)・内田理久(社2=三重)ペアと船水颯人(スポ4=宮城・東北)・上松俊貴(スポ2=岡山理大付)ペアの一戦。序盤から船水・上松組が4-1でリードし、このまま試合を終わらすかと思ったが、安藤・内田ペアが怒涛の追い上げを見せる。「中盤から力が抜けて身体が動き出した」と内田が振り返るように持ち前の反射神経を生かしスマッシュやポーチボレーをたて続けに決める。あっという間にゲームカウント4-4となりファイナルに結果は託された。一進一退で点を重ね、互いに隙を見逃さず攻める試合展開に。安藤も後衛ながら前に出てダブルフォワードで攻める場面なども見られた。最後は安定した勝負強さで船水・上松組が7-4で勝利。上松はこの試合の勝因について「お互いの前衛の駆け引きでどっちが先にとるかって感じだったんですけど、僕が先に動けてよかったと思います。」と語った。同じくベスト4をかけて隣のコートでは内本隆文主将(スポ3=大阪・上宮)・星野慎平(スポ4=奈良・高田商)ペアが林田・柴田ペア(ヨネックス)と対戦したが、なかなか点を決めきれずズルズルと流れを持っていかれしまい、ゲームカウント1-5で敗戦。「攻め方に迷いがあった。」と内本が振り返り、惜しくもベスト8で姿を消すこととなった。

観客を沸かせるプレーを見せた安藤

 準決勝での船水・上松組はダブルフォワード陣営をとる場面などもあり、終始攻めの試合展開を見せ、ゲームカウント4-0まで圧倒的強さでゲームを進めた。5ゲーム目ではジュースが続いたが、スマッシュを拾い続けるなど2人にしか出来ないであろうプレーで凌ぎ、最後は上松がスマッシュを打ち込み、ストレート勝ちを決めた。日本一まであと一勝である。決勝戦はテレビ放映があり、会場もより盛り上がりを見せた。試合開始とともに驚きの展開となる。序盤から相手を寄せ付けないプレーで一気にゲームカウント4-0、相手にはたったの6ポイントしか取らせず試合を牽引する。その勢いが止まることはなくあっという間にゲームカウント5-0で優勝。最後のポイントが決まった瞬間、船水が横たわり、雄叫びを上げて、心から喜ぶ姿が見られた。上松は初優勝、船水は二度目の優勝を果たし、日本一の栄冠を手に入れた。

 ベスト8に3ペアも残るという素晴らしい結果を残した早大。178ペアの頂点に立った船水・上松ペアは昨年の無念を晴らすかのように圧倒的な強さを見せつけ、観客をも魅了した。早大として二人で出場する最後の天皇杯は有終の美で終えることができた。決して今回の大会で優勝することがゴールではなく、来年の 世界選手権を見据えて「一回一回大切にしていきたい」(上松)。まだまだ早大の勢いは止まらない。

 

優勝した船水・上松ペア

(記事・写真 山浦菜緒、大山遼佳)

コメント

内本隆文主将(スポ3=大阪・上宮)・星野慎平(社4=奈良・高田商)

――大きい大会に二人で出られるのは久しぶりでしたが、手応えはいかがでしたか

内本 もうちょっと頑張れたと思います。ベスト4にはいきたかったです。

星野 正直自分たちが勝てそうだった相手だったのでベスト4まではいきたかったです。

――準々決勝の敗因についてはいかがですか

内本 僕が取られてしまいました。自分から責めれたらよかったのですが…。

星野 2、3ゲーム目が大事な場面だったのですが、ミスが出てしまってそこからズルズル試合が進んでしまいました。勝負にいけばよかったです。

――試合中迷っているシーンが多いようにも見えたのですが

内本 僕が迷いのあるプレーをしてしまいました。ロビングでずっとつなげてばかりでした。

内田理久(社2=三重)

――準々決勝の同校対決振り返っていかがですか

 最初、身体が朝一で動いてなくてそのまま一気に1-4までいってしまって、正直このまま負けるかなと思ってたんですけど、それから力が抜けて身体が動き出してファイナルまで行けたのですが勝負強い船水・上松には勝てないなと思いました(笑)

――正直天皇杯ベスト8という結果いかがですか

 自分は安藤さんと組んでなかったらベスト8いけてなかったと思うのでありがたいし、うれしいですね。

――安藤選手と組むのも数えるほどになりました

 僕が何もしなくても点を決めてくれるし、前衛が決めるのが普通なんですけど(笑)安藤さんは苦しいときも点をとってくれるし組みやすかったです。最強です。

――学年が上がり3年生になります。心構えなどありますか

 優作さんからペアが変わって因(京将 スポ3=石川・能登)さんになるので、今年の結果を超えるようにいろいろ相談しながらやっていきたいと思います。

――次の六大学戦への意気込みお願いします

 全勝目指して貢献できたらいいなと思います。

上松俊貴(スポ2=岡山理大付)

――初優勝おめでとうございます。今の率直な気持ちお願いします

 初優勝だったので、今回はまずベスト8に入ることが目標だったんですけど、準々決勝もきつい中いい形で勝てていい流れで優勝出来ました。船水・上松で天皇杯出るのはこれで最後なので勝ててうれしいです。

――決勝振り返っていかがですか

 僕はダブルフォワードに苦手意識とかなくて、決勝なのでそのときの流れで勝敗が決まるので先手先手で先行していかなくていけなくてそこだけちょっと意識してやりました。向こうのが試合慣れしているので先行出来てよかったです。

――安藤・内田ペアとの同校対決。リードから追いつかれましたがどうでしたか

 毎回リードするんですけど、ファイナルに追いつかれて苦しい場面になるんですけど。予想していた部分はあったので、心に余裕をもって出来ましたし楽に攻めれました。いい試合をしようと4人で話してたのでいい試合を出来てよかったです。

――最後ファイナル取りきれた勝因はなんだと思いますか

 お互い前衛の駆け引きって感じだったんですけど、僕が先に動けてよかったと思います。

――六大学戦への意気込みお願いします

 明治に負けないように頑張ります。天皇杯優勝したっていう自覚をもって、来年世界選手権もあるのでいろいろ仕上げていこうと思います。すべての試合が経過になるので一回一回大切にしていきたいと思います。