フェンシング部

2018.10.19

第70回関東学生選手権 10月18日 東京・駒沢体育館

女子フルーレ団体、Vならず

 関東学生選手権(関カレ)2日目は男女フルーレ団体、男子サーブル個人、女子エペ個人の試合が行われた。男子フルーレ団体は、準決勝にて強豪法大を倒すことができず4位に。一方、女子フルーレ団体は順調に勝ち進んだが、決勝戦で日体大に惜敗し、2位という結果となった。男子サーブル個人は、高木良輔(スポ3=埼玉・立教新座)がベスト16。しかし、他の早大選手は初戦、2回戦で姿を消すこととなった。

☆悔しさ残るも、ベストメンバーがそろわない中健闘を見せる(男子フルーレ団体)

 厳しい戦いが予想された。早大の男子選手でフルーレを専門とするのは3人。そのうち、竹田陸人(社4=神奈川・法政二)が試合直前に足首を負傷。このため早大は、急きょエペを専門とする安雅人(スポ3=茨城・水戸一)と小野真英主将(スポ4=埼玉栄)の2人を投入したメンバーで、団体戦に挑むこととなった。

 初戦となった準々決勝では、春の関東学生リーグ戦(リーグ戦)にて敗北した明大と対戦。序盤からリードを保つが、第3セットで12−15と3点ビハインドに。だがその後、第5セットで松山恭助(スポ4=東京・東亜学園)が3点のリードを奪い、再度逆転に成功。第7セットで安が5連取され1点先行されるが、すぐさま点を取り返し、明大に流れが行かないよう留めた。結果4点差で明大に勝利し、リーグ戦での悔しさを関カレで晴らすことに成功した。しかし続く準決勝・法大戦は、第3セットで点差をひっくり返された後追い付くことができず、敗北。3位決定戦の中大戦では、第4セットまでは先行したものの、第5セット以降で苦戦。勝ち星を挙げることはかなわなかった。

明大戦での中埜

 準決勝、3位決定戦と、強豪相手の試合とはいえ、前半リードすることができた試合を落としたのは、悔しさが残る結果になってしまったと言える。しかしメンバーの半分しかフルーレを専門とする選手がいない中、リーグ戦で敗北した明大に勝利を挙げられたのは、チームにとって収穫になったであろう。今大会全体を通して、エースである松山がポイントゲッターとして活躍したのはもちろんである。だが、活躍が光ったのは松山だけではない。昨年末から特に成長が見られる中埜匡貴(創理3=東京・早大学院)が、敷根崇裕(法大)や永野雄大(中大)など格上の選手相手にプラスで回した。急きょの出場となった安や小野主将が、フルーレ陣に負けず劣らずの奮闘を見せた。チーム4人それぞれが最大限の力を発揮したからこそ、逆境の中でベスト4まで勝ち上がることができたのだろう。竹田が復帰したインカレにて、早大がどのような活躍を見せてくれるのか。今からとても楽しみである。

(記事 藤岡小雪、写真 涌井統矢)

☆日体大に惜敗し2位(女子フルーレ団体)

 女子フルーレ団体は、初戦、準決勝を難なく通過。決勝戦では、強豪日体大と対戦した。第1セットで、登尾早奈(スポ2=愛媛・三島)が5連取される。しかし、続く溝口礼菜(スポ2=千葉・柏陵)が、怒涛の追い上げを見せた。点差を一気に縮め1点リードに。その後も一進一退の攻防が続き、32—31で迎えた第8セット。再び登尾の番が回ってきた。4連取されたものの、登尾は粘りを見せた。1点のリードを保ち、最後周りの溝口にバトンタッチ。だが、相手はそう簡単には勝たせてはくれない。40—41の1点ビハインドで、残り時間があと1分30秒を切った。溝口も攻める手を緩めなかったが、相手に4連取され、40−45で惜しくも敗れた。

決勝戦での溝口

 試合後、2位という結果について登尾は、「去年が4位だったので(順位が)上がったのは良かったんですけど、悔しいという気持ちが大きいです。(決勝は)勝てたな、と思っていて」と悔しさをにじませた。目標とするところまでは、あと一歩のところまできている。全日本学生選手権(インカレ)ではこの雪辱を晴らし、優勝をつかみ取って欲しい。

(記事 本野日向子、写真 柴田侑佳)

☆ベスト8進出ならず(男子サーブル個人)

 早大からは計6人が出場した男子サーブル個人。波乱の展開となった。関カレ2日目の男子サーブル個人ではベスト8を決める試合までが行わる。しかし、ベスト8に残った早大選手は残念ながら1人もいなかった。その中でも、ベスト16となったのは、高木。初戦と2回戦は、相手に大差をつけて勝利した。続く3回戦。最初に高木が2連取し、良い流れで試合が始まった。序盤はリードしていたが、中盤から相手の反撃を食らう。徐々に点差が詰まり、逆転を許す。その後も、攻め続けるが追い付くことができない。11−15となり、白星を挙げることはできなかった。

3回戦にて攻め続ける高木

 悔しい結果となった男子サーブル個人だが、次は団体戦が控えている。団体戦に向けて高木は、「リーグ戦(関東学生リーグ戦)、王座(全日本学生王座決定戦)共に2位で中大に負けているので、中大を倒して優勝というのを頑張って達成したいと思います」と語った。団体戦で優勝するためには、決勝で当たる可能性のある中大を倒さなければならない。個人戦での悔しさをバネに、団体戦では優勝という目標を達成したい。

(記事、写真 本野日向子)

 ※フェンシングの団体戦は3人、または4人の選手が交代で出場し、1試合当たり3分という持ち時間内で争う。あるいは3分以内にどちらかが先に5得点先取すると、そこで次の選手に交替となる。最終的には9試合戦い、45点を先取、または持ち時間が終了した場合は得点が高い方が勝ちとなる。

 ※フルーレ:頭・両足・両腕を除いた胴体部への突きのみが得点となる。 両者がほぼ同時に突いた場合は、どちらの攻撃が有効だったかを主審が判定する。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は攻撃を防御してから攻撃しなければならない。

 ※サーブル:両腕も含む上半身への突きと切り(剣先ではなく剣の胴部分で相手の体に触れること)が得点となる。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は相手の攻撃を防御してから攻撃しなければならない。この攻撃権の奪い合いにより、両選手はピスト上を常に前後に往復し合うため、サーブルは3種目の中で最も全身運動が激しい種目だと言える。

結果

▽男子フルーレ
早大[小野真英主将(スポ4=埼玉栄)、松山恭助(スポ4=東京・東亜学園)、中埜匡貴(創理3=東京・早大学院)、安雅人(スポ3=茨城・水戸一)] 4位
 3回戦:○45−41明大
 準決勝:●36−45法大
 3位決定戦:●32−45中大
 

▽女子フルーレ
早大[狩野愛巳(スポ4=宮城・仙台三)、遠藤里菜(スポ2=群馬・高崎商大付)、登尾早奈(スポ2=愛媛・三島)、溝口礼菜(スポ2=千葉・柏陵)] 2位
 3回戦:○45−36日女体大
 準決勝:◯45−34日大
 決勝:●40−45日体大
 

▽男子サーブル

高木良輔(スポ3=埼玉・立教新座) ベスト16

1回戦:◯15-8 窪田開(慶大)

2回戦:〇15-9 松重宗一郎(防衛大)

3回戦:●11-15 山本真太郎(法大)

茂木雄大(スポ4=神奈川・法政二) 2回戦敗退

1回戦:◯15-11 水野智之(慶大)

2回戦:●13-15 浅野裕暉(日大)

小山桂史(スポ2=東京・クラーク) 2回戦敗退

1回戦:◯15-14 古田育男(日体大)

2回戦:●14−15 青路恒幸(日大)

武山達(創理4=東京・早大学院)1回戦敗退

1回戦:●13−15 高澤和樹(専大)

岸本大輝(社2=東京・早実)1回戦敗退

1回戦:●10−15 山本健斗(慶大)

青木貴雅(スポ1=静岡・沼津西) 1回戦敗退

1回戦:●12−15 小松崎資(中大)

高木良輔(スポ3=埼玉・立教新座)

――個人戦の目標は

目標は優勝で、最低限の目標は賞状を取るということでした。それが果たせなくて、残念な気持ちでいっぱいです。

――調子が悪かったのでしょうか

なんとも言えないんですけど…。体は動いていたと思うんですけど、頭があまり動いていなくて、単調になってしまったのが敗因だと思います。

――今の気持ちはやはり悔しいですよね

そうですね、悔しいです。

――3回戦は中盤でかなりまくられてしまったのが痛かったと思いますが

自分がやっていることに対して相手が対応してきたんですけど、それにずるずるのっかってしまって、連続で点数を取られてしまいました。自分の対応する力というのをもっと付けないといけない、というのをこの大会で感じました。

――団体戦を控えていると思うので、目標や意気込みをお願いします

団体戦に関しては、本当に優勝したいと思っています。リーグ戦(関東学生リーグ戦)、王座(全日本学生王座決定戦)共に2位で中大に負けているので、中大を倒して優勝というのを頑張って達成したいと思います。

中埜匡貴(創理3=東京・早大学院)

――団体戦での目標は

優勝することを目標にしていました。

――竹田陸人(社4=神奈川・法政二)選手が出場していませんでしたが、ケガなどされていたのでしょうか

アップをしているときに、足首を捻挫してしまったらしくて。アクシデントがあった中、安や真英先輩(小野真英)が頑張ってくれたので、その2人には本当に感謝しています。

――出られないことが決まったのは直前だったのでしょうか

そうですね。

――元々はフルーレ3人と、リザーブでエペから1人メンバーに入るという予定だったんですかね

そうですね。

――竹田選手はインカレには間に合いそうですか

はい、大丈夫だと思います。

――4位という結果はやはり悔しいですよね

そうですね、悔しいです。インカレでこの悔しさを晴らしたいと思います。

――ご自身は格上の選手に善戦する場面もありましたが

良かった部分ももちろんあるんですけど、それ以上に駄目だった部分、改善しなければいけない部分が今回の試合で浮き彫りになりました。インカレまでにそこを直して、もっといいパフォーマンスができるようにしていきたいと思います。

――昨年の全日本選手権(全日本)団体あたりから「中埜が伸びてきている」という話を耳にする機会が増えてきたのですが、ご自身としてはどう感じていますか

どこがターニングポイントかと言われると、確かに去年の全日本あたりからではないかと思っています。ですがここで甘んじることなく、もっと向上していけたらと思っています。

――改めてインカレに向けて、目標や意気込みをお願いします

インカレでは、優勝を目指して頑張りたいと思います。そして自分のプレーも、もっといいものにできるようにしたいです。

登尾早奈(スポ2=愛媛・三島)

――2位で団体戦を終えました。今のお気持ちは

去年が4位だったので(順位が)上がったのは良かったんですけど、悔しいという気持ちが大きいです。(決勝は)勝てたな、と思っていて。みんなでもっと練習を頑張ったら、絶対にインカレは優勝できるね、という話をしました。

――やはり今はうれしさと悔しさだと悔しさが大きいですか

悔しいですね。

――関カレも目標は優勝でしたか

関カレ優勝、インカレ優勝、全日本優勝を目標にしてやっていました。

――決勝戦を迎えるにあたって立てていた作戦はありますか

相手の選手のうち2人は格上の選手なので、その2人になるべく(点を)取られない、もう1人の選手のときにミスなく(点を)たくさん取るというのをみんなで徹底しました。

――決勝では1試合目で5連取されてしまいましたが、その後同点に追い付き粘りを見せました

1試合目に1点も取れなくてチームの流れを作れなかったので、そこは反省しています。最後2番手の人にたくさん(点を)取られることなく同じ点差を守って回せたのは、自信にもつながりました。次に試合をするときは、プラスで回せるように頑張りたいと思います。

――改めてインカレに向けて、目標や意気込みをお願いします

絶対優勝します!