バドミントン部

2018.10.16

全日本学生選手権 10月15日 京都・ハンナリーズアリーナ

個人戦初日!男女複は3組が4回戦へ

 昨日男子が団体戦で2連覇を達成し興奮が冷めやらぬなか、迎えた大会3日目。この日は男女ダブルスの1~3回戦が行われ、東日本学生選手権(東日本インカレ)で激戦を勝ち抜いてきた6組が試合に臨んだ。その中でも、小野寺雅之(スポ2=埼玉栄)・大林拓真(スポ1=埼玉栄)組、桃井伶実(スポ3=石川・金沢向陽)・平野沙妃(スポ1=福岡・九州国際大付)組、吾妻咲弥(スポ2=福島・富岡)・鈴木ゆうき(社1=宮城・聖ウルスラ学院英智)組は3回戦を突破し、2日後に行われる4回戦に駒を進めた。

 3回戦は突破できなかったものの、充実感を覚えた組もある。2回戦の相手をストレートで下し、昨年立つことができなかった3回戦の舞台に立った浅原大輔(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)・吉村徳仁(スポ3=富山・高岡第一)組だ。第1ゲームでは5-0としスタートダッシュに成功するも、直後に7連続得点で逆転を許してしまう。後半には吉村の強烈なスマッシュが何本も決まるが、失点を抑えることができず15-21でこのゲームを落とした。第2ゲームでも前に詰めるスピードの速い相手に苦しみ、なかなか攻撃の形に持っていくことができず、最後は浅原の打球がネットにかかり21点目を献上した。今大会で課題が明確となったものの、「成長できたインカレだったなと思います。」と収穫もあったことを浅原は明らかにした。最上級生として、そしてペアを組み始めて4年目となるこのペアの来季の活躍に期待がかかる。

話し合うことはできたが、実行に移せなかったと浅原は語る

 2回戦での接戦を制し3回戦に挑んだ桃井・平野組。第1ゲームでは平野がコートを広く使ったプレーで相手を揺さぶり、得点に繋げる場面が多くみられ、相手に主導権を渡すことなくこのゲームを先取した。しかし続く第2ゲームではこれまでの状況が一変し、ミスが目立った。反撃を試みるもこの悪い流れを断ち切ることができずファイナルゲームを迎えた。序盤は拮抗(きっこう)していたが、連続得点でイレブンを先取。後半もこの勢いは衰えず、21-12と大差をつけて念願の白星を手にした。桃井はこの試合の勝因を「3ゲーム目で締めて入れたのは良かった」と振り返った。ペアは変わってしまったものの、桃井は昨年果たすことができなかった4回戦進出決めた。一方で、東日本インカレでベスト4入りを果たした吾妻・鈴木組は1ゲームも落とすことなく勝利を手にした。

4回戦進出を果たした桃井・平野組

 昨年3回戦を突破したのは2組だけだったが、今年は3組。チーム全体の実力が向上したことが結果として現われた。大会後半戦となるあすは男女シングルスの1~3戦が行われる。連戦が続き疲労が溜まっている選手が多いと思われるが、これまでの練習の成果を発揮し悔いの残らない試合をしてほしい。

(記事 佐藤菜々、写真 石名遥、小林理沙子)

結果

▽男子ダブルス

3回戦

大林拓真(スポ1=埼玉栄)、小野寺雅之(スポ2=埼玉栄)◯2−0(21−6、21−13)西豊、谷口拓実(日大)
古賀穂(スポ4=福島・富岡)、友金利玖斗(スポ1=兵庫・村野工)●0−2(15−21、16−21)光島理貴、緒方友哉(日大)
浅原大輔(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)、吉村徳仁(スポ3=富山・高岡第一)●0−2(15−21、12−21)武石優斗、西谷春樹(明大)


2回戦

大林、小野寺◯2−0(21−16、23−21)村本竜馬、山田尚輝(日体大)
古賀、友金◯2−0(21−11、21−16)染川凪、木下正行(九国大)
浅原、吉村◯2−0(21−12、21−18)岡崎大成、堀田一輝(大体大)
渡辺俊和(スポ3=埼玉栄)、鈴木朋弥(商3=宮城・聖ウルスラ学院英智)●0−2(13−21、10−21)中峰信太朗、中村友哉(日体大)


▽女子ダブルス

3回戦

桃井伶実(スポ3=石川・金沢向陽)、平野紗妃(スポ1=福岡・九州国際大付)◯2−1(21−16、17−21、21−12)菅野菜々、曽我部幸穂(松山大)
吾妻咲弥(スポ2=福島・富岡)、鈴木ゆうき(社1=宮城・聖ウルスラ学院英智)◯2−0(21−17、21−16)石倉みなみ、田中沙季(武庫女大)


2回戦

桃井、平野◯2−0(22−20、21−18)関町公美子、伊藤望愛(東女体大)
吾妻、鈴木ゆ◯2−0(21−14、21−15)山中菜乃子、松岡真那(関学大)

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コメント

浅原大輔(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英知)

――今の率直な気持ちを聞かせていただけますか

悔しいですね。いけそうなところでもあったので、いけなかったのが悔しいです。自分たちの実力不足ですし、課題も見えたので、悪い試合ではなかったかなと。とりあえず、来年3連覇できるようにまた頑張りたいです。次に向けての気持ちの方が強いです。

――昨年は2回戦敗退でしたが、今年は3回戦までいきました

全日本総合の出場を目指していたのでベスト8には入りたかったのですが、そこまでいけませんでした。去年よりもいいところまではいけましたが、以下同文かなと思います。一緒かなと思います。

――話し合うことを二人で意識していると言っていました。その点については今回いかがですか

話せてはいましたが、それを実行するというのがちょっと難しかったです。本当に課題が見えた試合だったと思います。3回戦の明大の相手は、スマッシュ力があったし角度も良くて、前に詰めてきていたので、そこで自分たちがつっかかってしまって苦しんでしまいました。そこでしっかり詰めをかわせていたら、合わせなくていいからずらしてという風にできればまだ戦えたんじゃないかなという。そういうのを話し合っていたんですけど、それを実行に移すことができませんでした。

――試合終了後に、「サーブだー!」と叫んでいました。サーブが課題と言っていましたが、どのような思いで言ったのでしょうか

でも今回のインカレは結構サーブが入っていたんですけど、やっぱりいいところでショットがだめだったり、ワンラブで先に取っていい流れだったのにちょっとミスってワンオールになっちゃったりした場面があったので、そこで自信を持ってサーブを打てるようにならないとな、と。最後もマッチポイントの時に自分がサーブを打っていたんですけど、サーブ入るかなっていう不安しかなくて。自信を持ってサーブを打って、次の球に入れるようになればもっと自分たちが主導権を握れたのかなという感じですかね。

――吉村さんのスマッシュがたくさん決まっていましたね

そうですよね。僕もサーブを打ったらヘアピンで落として「もう(相手に)上げさせればいいや」と思っていたのですが、そこで決めきれませんでした。2回戦の相手や、団体の敬和学園大戦の時もそれが通用していて、のり(吉村)に打たせて甘い球が上がってくれば自分が決めるという感じでしたが、3回戦では相手の方が上だったなと。終始相手に主導権を握られていたなという感じです。

――試合後にお二人で話し込んでいましたが、何を話していたのでしょうか

何が悪かったかという話をしました。プレー中に、相手が前にいるからぶつけようという話をしていたんですけど、そこで押し込まれてしまって。無理に押し込んで、ずっと弾いて強い球を打とうとしてしまって、いつも通りのプレーではありませんでした。弾いて大きくクロスをしたり、ショートで落としたりという感じなんですけど、きょうは弾くのが多かったです。いつも通り冷静にやっていればもっとやれたんじゃないかなと思います。最後のラリーとかも、振って振って主導権を握れたので、最初からそういうのができていればもっと良かったのになという感じです。プレー的には悪くはないんだけど、という話をしました。

――二人にとってどんなインカレとなりましたか

そうですね…課題が見えたインカレでもありますし、ダブルスはここにきていい形が作れたかなと。僕らの形がしっかりできた戦いだったなという感じはありますね。成長できたインカレだったなと思います。あと、団体2連覇したんですけど、大林小野寺というジャパンの存在に最後までずっと助けられたので、僕らが一番上になって、こっちが逆に彼らを助けられればどんどん強いチームになれると思いました。課題の面では、とてもいいインカレになったと思います。

――最上級生になりますが、どんな4年生になりたいですか

そうなんですよね(笑)。でも今は仲がいいのでそこを崩さないようにはしていきたいんですけど、締めるところは締めなきゃいけないと思うので、緊張感のある練習をしたいですね。実力はあいつらの方が上ですけど、4年生が引っ張っていけるように頑張りたいですね。プレーというか、動きで見せていければと思うので、頑張っていきたいと思います。

鈴木朋弥(商3=宮城・聖ウルスラ学院英智)

――対談の時は調子が悪いとおっしゃっていましたが、コンディションはいかがでしたか

あのインタビュー終わったあたりから、だんだん自分のプレースタイルが確立してきて調子も上がってきて、インカレにピークを持っていこうと思って、結構いい感じで調整できていました。団体戦の時は自分の番が回ってくる前に、後輩や先輩たちが決めてくれたので、自分が出るところはなかったですね。

――きょうの試合は、序盤は競っていて第1ゲームのインターバル後かは相手のペースになった印象でした

最初はやっぱり自分たちも緊張していたので、やっと緊張がほぐれてきた頃に、相手のサーブや勢いで一気に点数離されてしまって、相手に余裕ができてしまいました。自分たちのプレーができずにずっと守りっぱなしで、そのまま勢いで負けたという感じがすごかったので、不完全燃焼というかたちでもあるし、すごく悔しいです。

――攻撃のかたちをつくれなかった要因は

どの球を打っても相手の方がパワーがすごくて、自分たちの得意な低空戦でも相手の方が球が速いしパワーがあって、自分たちが押されていました。上げたら上げたで、スマッシュ一発で決められてしまうし。かわし球がなかったので、自分たちが持っていくまで粘れなかったのがきょうのダメなところだと思います。

――相手の喜び方が独特でした

そうくるとは思っていて、そこは全然気にならなかったんですけど、プレーとかもどこか引いていた部分はあって、いつも通りではなかったかなと思っています。

――菅原栄史副将(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英智)と上村賢主務(文構4=西武台千葉)からはインターバルでどのように声をかけられましたか

まだ自分たちのプレーがそんなに出てないから徐々に出していこう、と言われました。後は、スマッシュ速いから気をつけて、とかです。自分たちが信頼している先輩だったので、アドバイスは心に響くというか、しっかり聞いていたんですけど、それ以上に自分たちのプレーに持って行けなかったのがダメでしたね。自分らしさを出していこう、とずっと言われていました。

――昨年と同じ2回戦敗退という結果をどう捉えていますか

悔しいですね。今年は全日本総合選手権に出たくてベスト8を目標に頑張っていたので、1回戦はきつかったですけど、1回戦勝っちゃえば、2回戦3回戦もいける、と自分としては思っていたので、まだまだ甘いなというのがありました。

桃井伶実(スポ3=石川・金沢向陽)

――昨日は試合がなかったですが、コンディションはいかがでしたか

初日の団体戦は2ダブで打ち切りとかあったのでがっつりやったって感じではなかったです。疲れとかもなかったので良い感じで入れました。

――2回戦についてお聞きします。第1ゲームの序盤点差をつけられていましたが、その要因はなんですか

相手は1試合やった後で、詰めてきて。こっちが押されたから最初持って行かれてしまった部分はあります。

――その中で後半追い上げることができたのはプレーで変えた部分とかがあるからですか

インターバルの時に話して相手に対応していくように二人で話しました。

――次に3回戦についてお聞きします。第1ゲームを先取しましたが、第2ゲームの中盤に失速してこのゲームを落としました。失速してしまった原因はなんですか

お互いにミスが止まらなくなっていつもの感じが出ていたなと。

――ファイナルゲームでその悪い流れを断ち切れた要因はなんでしょうか

悪い流れで自分たちがいつも負けているので、そこでもう一回気持ちを入れ替えて頑張ろうっていう話はしていました。3ゲーム目で締めて入れたのは良かったと思います。

――ベンチにいた中村さんにはファイナルゲームの前にどのような声を掛けていただきましたか

相手に攻められいてるとか、しっかりレシーブとかで守り切れているけどラリーしたら取れるのに我慢できてなくて自分たちからミスしているからしっかりラリーした方がいいって言われました。

――去年は3回戦で負けてしまいましたが、今年は4回戦進出です。そこに関していかがですか

ちょっとは成長できたかなって感じです。ヤマが良かったのでこのチャンスを活かせるように一試合一試合戦っていきたいです。

――最後に3回戦に向けて意気込みをお願いします

さっきも言ったみたいに、勝てない相手ではないと思うので一試合一試合を大切に勝つ気持ちを持って頑張りたいです。