バレーボール部

2018.10.16

秋季関東大学リーグ戦 10月14日 埼玉・ウィングハット春日部

守備力見せた!中大に勝利し、首位で最終戦へ

 早大はきょう、東日本大学選手権決勝以来となる中大と対戦した。第1、第2セットを宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)などのスパイクや要所のブロックで連取する。第3セットは早大のミスが増えてジュースの末に落とすも、第4セットは集中力を切らさずに良い雰囲気でプレーし続けた早大に軍配が上がった。セットカウント3-1(25-22、25-20、25-27、26-24)で勝利し、他試合の結果から、見事1位に返り咲いた。

 武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)のサーブからいきなりブレークに成功し3点差をつけるも、すぐにタッチネットを誘われるなどのミスが続いて4連続失点。一進一退の攻防が続き、なかなか点差を広げることができない。村山豪(スポ2=東京・駿台学園)のスパイクミスから12-14と2点差になるが、すぐに藤中の指先を狙ったテクニカルなブロックアウトで16-16と同点に。両者一歩も譲らぬ展開のなかで、その均衡を打ち破ったのは早大だった。村山の力強いスパイクでサイドアウトを切ると、村本涼平(法3=京都・洛南)が中大の力強いスパイクを2本続けて拾い、繋いだボールを宮浦が決めてブレークに成功。今度は村山が中大のスパイクをブロックし、21-19と逆転した。すかさず中大がタイムアウトを要求するも、早大の勢いは止まらず、そのまま25-22で第1セットを先取した。第2セットは試合序盤で2点差をつけられ、その差をなかなか縮めることができない苦しい時間が続いた。第1セットに高い決定率を誇った宮浦のスパイクがシャットアウトされる場面も見られ、なかなか逆転の糸口をつかむことができない。しかし順大戦同様、リードを奪われていても早大は動じなかった。鵜野幸也(スポ4=東京・早実)がサービスエースを奪い、さらに中大のスパイクミスを誘って11-11と同点に追いつくと、鵜野のサーブでもう1度中大のサーブレシーブを乱して13-11と2点差をひっくり返した。序盤にスパイクをブロックされた宮浦も、小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)の丁寧なトスをノーマークの状態で打ち切り、快音を響かせる。打点の低くなった中大のスパイクを鵜野や藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)がすかさずブロックするなど小さなミスを見逃さなかった。第1セット同様に試合中盤から後半にかけて勝負強さを見せ、25-20でこのセットも奪取した。

クイックを決める村山

 第3セットも第1、2セット同様に実力が拮抗しサイドアウトの応酬が続くが、じわじわと早大のミスが増えるセットとなった。ローテーションのミスやサーブミス、バックアタック時のライン踏み越しなどのミスが連続し、嫌な雰囲気が漂い始めた。武藤のクイックやブロックなどで巻き返しを図ろうとするも、最後は早大のスパイクがシャットアウトされ、ジュースの末に25-27で第3セットを落としてしまう。第4セットは逆に中大のミスが増え、序盤から3点のリードに成功。中大のスパイクを拾う回数も増え、19-15と4点のリードを保ったままセット終盤へ。しかし、ここから早大の攻撃がなかなか決まらない時間が増え、徐々に点差を詰められる。21-21の場面で早大は宮下諒大(社4=東京・早実)を投入。村山が中大のスパイクをシャットアウトしたかと思われたが、審判の判定によりノーカウントに。サーブのやり直しがミスとなってしまい、流れが中大に傾いたかと思われた。ここでさらに、中大は第3セットでも途中出場した鍬田憲伸(1年)をコートに送り出した。これまで何本もサーブポイントを奪っている鍬田のサーブに対し緊張感を持って構えるが、幸運にもネットにかかり23-23。両校が1点ずつ取り合い、ジュースとなる。宮浦がクロスにスパイクを決め、先にマッチポイントを握ったのは早大。続く中大の攻撃を鵜野がしっかりワンタッチを取り、村本の2段トスを再度宮浦がクロス方向に叩きつけてゲームセット。26-24でこのセットを奪い、セットカウント3-1で中大に勝利した。

サーブレシーブをする村本

 敗戦からの2週間で基礎・基本に立ち返ったことが快勝できた要因だろう。藤中、鵜野、そして今秋から正リベロとして加入した村本の3人を中心とした守備のポジショニングがしっかりかみ合い、つなぎの精度が格段に向上した。守備から攻撃への切り替えも速くなり、アタッカー全員が助走を取れる形が増えたことが印象的だ。来週は優勝を懸け、現在2位の筑波大との対戦となる。早大の強みであるアナリスト陣が培ってきた緻密なデータを元に、深谷の地で早大らしいバレーボールを見せつけたい。

(記事、写真 松谷果林)

セットカウント
早大 25-22
25-20
25-27
26-24

中大
スタメン
レフト 藤中優斗(スポ4=山口・宇部商)
レフト 鵜野幸也(スポ4=東京・早実)
センター 武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ4=長野・創造学園)
リベロ 村本涼平(法3=京都・洛南)
コメント

藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

――きょうはなにか対策などされましたか

相手の打ってくるコースや攻撃の特徴、それに対するブロックの付き方などはしっかり対策してきました。ですが、1番は自分たちが雰囲気作って、しっかり向かっていく姿勢を大切にしよう、ということでした。

――3セット目は試合が止まったり、ミスが続いたりする嫌なシーンが続きましたが、しっかり切り替えられましたか

そうですね。「あれ?」ってなって、雰囲気もちょっと悪くなって。みんなもイライラしてましたが、引きずってもいいことは無いですし上手く切り替えていこう、と。4セット目もそのような場面がありましたが、勝てたのでよかったなと思います。

――この2連勝を振り返って

先週負けてしまったので、この2戦はかなり大事な試合でした。優勝するには他チームの結果を待つ、というか他チーム次第になる部分もあって。そこをなるべく気にせずに自分たちの力を出すということが不安ではありました。ですが、この2日間、内容はまだまだ課題はありますが、連勝できたことは良かったです。

――最後のリーグ戦に向けて

僕たち4年生が最後のリーグ戦、という思いももちろんありますが、後輩と戦えるのも(リーグ戦では)最後です。後輩の「4年生のために」という思いが伝わってくるので、その思いに応えられるようにやるだけだと思います!

鵜野幸也(スポ4=東京・早実)

――きょうは東日本インカレ以来の中大戦でした

相手を気にするというよりかは、自分たちのバレーボールをやろう、ということをこの2日間はやっていこうということで。きのう、きょうとそれがいい形でできたので良かったです。

――きょうのサーブの狙い

都築選手(仁、中大2年)がサーブレシーブの隊形に入っている時はそこを狙って、隠れるパターンの時は谷口選手を狙って攻撃の幅を狭められたらいいなと思って打っていました。

――スパイクで気を付けたこと

光輝(小林副将、スポ4=長野・創造学園)がすごく気を遣って僕にトスを上げてくれて、そういうところも考えつつ、松井さん(泰二監督、平3人卒=千葉・八千代)ともコミュニケーションをとりながら考えて打ちました。自分なりに言われたことを意識してやりました。

――この2連勝は価値があるものになりましたね

そうですね。正直ほっとしている部分が大きいですね(笑)。優勝争いにもまだまだ絡めているので。

――筑波大戦に向けて

攻撃力、守備力共に高くて、自分たちと同じような速いバレー、そしてパイプなども多用している相手です。総力戦になると思うので、チーム一丸となってきょうのような雰囲気でやれれば、悔いの残らない試合ができると思います。

村本涼平(法3=京都・洛南)

――きょうの試合はいかがでしたか

調子自体はそんなに良くなかったですが、要所要所で我慢できたところもあって。相手が先にミスをしてくれたのでその分点数が取れて、勝利につながったと思います。

――この2週間の練習について

自分が新しくチームに入ったので、レセプションの関係性やブロックとディグの関係を中心にやってきました。また、日体大に負けたのでいい意味でもう1回自分たちのバレーを見つめ直せました。特に雰囲気は改善できたかなと思っています。

――ブロックフォローについては、前回の取材でまだあまり慣れていないとおっしゃっていましたが、この練習期間でかなりはまってきたということでしょうか

そうですね。ブロックフォローの形自体は結構できてきていると思います。ですが、実際試合になると相手のブロックに対してしっかり上げられているかと言われるとまだまだの部分もあります。試合でしっかり上げられるようにもう少し工夫していきたいと思っています。

―筑波大戦にむけて

特に1本目のレセプションをしっかり返していきたいです。いま1番のカギになっているポイントだと思うので、そこをしっかりやれれば勝てると思っています。精度を上げていきたいです。