庭球部

2018.10.15

全日本大学対抗王座決定試合 10月14日 愛媛総合運動公園

東西首位対決を制し、いざ決勝へ/女子準決勝

 全日本大学対抗王座決定試合(王座)の2試合目に臨んだ早大はダブルスに上唯希副将(スポ4=兵庫・園田学園)・大矢希女子主将(スポ4=愛知・名経大高蔵)組と清水映里(スポ2=埼玉・山村学園)・下地奈緒(社2=沖縄尚学)組の2組。シングルスは前日に変え、大矢、今大会初出場の上、清水の三人の布陣で関大に臨む。試合は大矢が棄権するが、4勝1敗で見事決勝へと駒を進めた。

巧みなダブルスで相手を圧倒した清水(右)・下地組

 前日の松山大戦で文句なしの大勝を収めたダブルス1の大矢・上組と、ダブルス2の清水・下地組。季節外れの日差しが照りつける中、この日も確かな実力を見せつけた。ダブルス1では大矢と上が最上級生らしい安定感を披露。着実にポイントを重ね、6−2、6−2で相手を寄せ付けないまま勝利した。続くダブルス2では清水と下地が圧巻のプレーを見せる。清水は力強いストロークを中心に攻め立て、下地はコートを所狭しと駆け回り躍動。試合の主導権を渡すことなく6−2、6−1で早大に2勝目をもたらした。「組むたびに良くなってきている」(清水)と、さらなる成長も予感させた清水・下地組。「ロースコアで勝てたことでシングルスへいいかたちで入れた」(上)。早大が誇る日本屈指のダブルスペアの活躍で、勝利へ大きく前進した。

鋭いサーブを放つ上

 チームの勝利を託されたのは上と大矢。「単複合わせたらジュニアの頃から20回以上戦っている相手」(上)とお互い手の内を知り尽くした同士の対戦となった。ファーストセットは相手を圧倒。1ゲームしか落とすことなく、獲得する。セカンドセットは一転点の取り合いになった。どちらもゲームをブレークし合うと今度はキープ合戦に。しかし、徐々に相手との点差を広げセカンドセットを取り、早大の勝ち越しを決めた。大矢は手首のケガで大事を取り、途中棄権。女子最後の試合に登場したのは清水だ。試合の展開はファーストセットとセカンドセットで全く違うものに。序盤は壮絶なブレーク合戦になった。6ゲーム目で清水がキープするとそこからゲームを連取。6-2で折り返す。セカンドセットはお互いキープし続ける流れに。4-3の場面でこのセット初めてのブレークをする。「攻め過ぎてミスが重なってしまった」(清水)と語るようにそこからは一進一退の攻防に。サーブを中心に攻め込み、最後は7-5で勝利を収めた。

清水もエースらしいプレーを続けている

 大矢の棄権というアクシデントはあったものの、危なげなく決勝へ駒を進めた早大。この2戦で落としたセットはわずかに『1』と、女王の貫禄を存分に見せつけた。日本の頂を決める舞台で相対するのは亜大。関東大学リーグ戦で接戦を演じ、辛くも勝利を手にした難敵だ。簡単に勝てる相手ではないが、「メラメラした気持ちであしたを迎えたい」(大矢)、「やるしかない」(上)と闘志を燃やす選手たちに死角はない。各々がやるべきことを完遂すれば、自ずと13年連続の戴冠は実現するはずだ。

(記事 森迫雄介、小田真史 写真 松本一葉、松澤勇人)

結果

○早大4-1関大



ダブルス1
〇大矢希女子主将・上唯希副将6-2、6-2鎌田琴衣・中塚桃子
ダブルス2
〇清水映里・下地奈緒6-2、6-1橘彩音・越野菜穂


シングルス1
〇清水映里6-2、7-5越野菜穂
シングルス2
〇上唯希副将6-1、6-4橘彩音
シングルス3
●大矢希女子主将6-4、3-6、0-1(RET)沈清河

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コメント

大矢希女子主将(スポ4=愛知・名経大高蔵)

――ダブルスを振り返っていかがでしたか

ダブルスは、私たちのペアはインカレ(全日本学生選手権)でも当たった相手だったので、イメージがついていたと言いますか、どんな風に来るかがわかっていたので、その通りに来てくれたこともあって、すごくすんなりとゲームメイクできましたし、結構ロースコアで両方とも勝つことができたので、よかったかなと思います。

――怪我はいかがですか

怪我もあって、明日に備えなきゃいけないっていう状況になって、それでコーチ陣の方が判断されて。MTO(メディカルタイムアウト)を取って少し楽になったんですけど、やっぱり少し気になって。確かに怪我してしまったことは、チームにとってあまりよくないことだとは思うんですけど、私自身は明日もし出させて頂いたら、もちろん最後まで、フルセットまでやるつもりはあるので、そうなってもしっかりと最後まで戦い抜きたいと思います。

――チームの成績を振り返って

関西で1位のチームに対して、私は落としてしまったんですけど、4-1で勝てたっていうことは、すごいいいことだと思うし、勝った試合は全てストレートで勝っているので、チームとしてはすごくいい状態で決勝を迎えれたかなと思います。

――明日への目標をお願いします

明日で王座の連覇が懸かっていますし、私たちの集大成を発揮する場だと思うので、いつも通りなんですけどチーム一丸となって戦っていけたらなと思います。

――主将として迎える最後の試合となりますが

もう、最後だったら勝つしかないですよね(笑)。勝つしかないなっていうメラメラした気持ちで、今感じていますし、明日を迎えたいです。

上唯希副将(スポ4=兵庫・園田学園)

――ダブルスペアの好調が続いていますが、要因は

上・大矢、清水・下地で(ダブルスは)いくっていうこともリーグ戦の時点で決めて、そのペアリングでずっと練習していたのもあって。相手はペアを変えたりしていましたが、私たちはそのペアでずっと練習を積み重ねてきている分、互いの信頼関係につながって、大事なとこで強気でいけているのがカギになっていると思います。

――ダブルスペアが先に2勝することで、チームが楽になる側面もあるんじゃないでしょうか

王座はシングルス3本になるので、ダブルスで2ー0にすることがカギになってくる中、両者とも良い流れの中シングルスにつなげられていますし、疲れという面でも、ロースコアで勝てたことで、全員がシングルスにいいかたちで入れました。

――シングルスの試合でペアを組んでいる大矢主将が棄権しましたが、経過などは聞いていますか

きのうの練習から手首が少し痛かったみたいで。ダブルスの時は全然大丈夫だったらしいんですけど、シングルスで私が勝ったことでチームの勝利が決まったので、あしたも単複(での出場)の可能性が高いということで、棄権することにしたらしいです。すごく痛くて棄権せざるを得なかったということではなくて、大事をとったということですね。

――この王座ではシングルス初出場となりました

そうですね、きのう出なかったことに関しては私の体力面の考慮もあって。連戦が続くと疲れがたまってしまう部分があったので、お休みといいますか、しっかり体を休めました。昨日温存できた分、きょうはちゃんと力を発揮しようと思っていたので、初出場とかじゃなく、きのうの休みをどう生かすかというところで体力面を考慮できたと思います。

――シングルス戦の内容を振り返っていかがですか

関大の橘さんは地元が一緒で、単複合わせたらジュニアの頃から20回以上戦っている相手だったので、関大はシングルス2は橘さんでくるだろうから、最後ですし、戦いたいと。手の内を知っている状態だったので、思い切りできたのが、楽しかったって言い方はおかしいですけど、自分がストレートで勝てたことより、互いに多分テニスを辞めちゃうので、公式戦で最後に橘さんと試合できたことが私にとってうれしかったです。

――同郷対決だからより気合いも入っていたということですか

そうですね、橘さんとはジュニアの頃から勝ったり負けたりでしたし。去年の王座でも橘さんと当たったんですけど、今回の大矢のような状態で私が棄権負けしてしまって。最後まで試合ができなくて橘さんに申し訳なかった部分もあったのでよかったです。

――上選手の勝利でチームは決勝進出を決めました

大矢が劣勢になっていたところでベンチコーチが私の方に来たので、「私で勝負をかけたんだな」と周りを見てそう思ったので、セカンドセットでしっかりブレークして試合を締めれたことはよかったと思います。

――いよいよあすは最後の戦いとなります。意気込みをお願いします

やるしかないというか、オーダーはどうなるか分かりませんが、ここまできた自分を信じることですね。4年間の経験という面でも私たちが上回っていると思うので、強気で向かって、周りを信じてやっていきたいと思います。

清水映理(スポ2=埼玉・山村学園)・下地奈緒(社2=沖縄尚学)

――きょうの試合どんな気持ちで臨みましたか

清水 きのうとは違って楽な相手ではないと分かっていたので、チャレンジャーの気持ちを持ちながら出るからには必ず一勝を持ち帰るという気持ちを持ってプレーしました。

下地 相手が初めて見た組み合わせでした。自分たちはずっと組んできていた組だったので、2人の良さを出して頑張ろうと思い、試合に入りました。

――ダブルスで2勝目を挙げてチームの勝利に貢献するかたちとなりましたが、その点に関していかがでしょうか

清水 終始私たちに流れがあったのですが、そういう試合ができたのも、ベンチコーチやみんなの応援があったからだと思います。流れを変えずに最後までいけたのは良かったと思います。

下地 絶対に勝ちたいと思っていたので、試合に勝ててチームに貢献できてよかったです。2人でポイントを取れる雰囲気があったのもよかったと思います。

――ダブルスの次戦に向けて意気込みをお願いします

組むたびに良くなってきていると思うので、きょうの勝ちを自信に変えてあしたは出るからには何としてでも1勝して帰ってきたいと思います。全力で頑張ります。

下地 清水も言っていたようにだんだんと良くなってきていると思うので自分たち、仲間を信じてチームのために出るとしたらいいプレーができればいいなと思います。