バドミントン部

2018.10.15

全日本学生選手権 10月14日 京都・ハンナリーズアリーナ

悲願の団体連覇を達成!1年間の成果が実る

 大林が力強く打ったシャトルが、相手のコートに刺さった。その瞬間、チーム全員が二人の元に駆け寄り、主将、副将、主務の三人が胴上げされ宙を舞った。大学日本一を決める全日本学生選手権(インカレ)の2日目。男子は日大をストレートで制し決勝へと駒を進め、決勝では法大相手に3−0で完勝。昨日からトータルで1試合も落とすことなく完全優勝を決め、悲願の団体連覇を達成した。

 東日本学生選手権(東日本)2位の日大との準決勝では、トップシングルスの大林がイレブンを先取すると、隣のコートでシングルス2の古賀も負けじと精確なショットで相手を翻弄(ほんろう)し、二人とも1セット目を奪取する。その流れのままに2セット目を大林は21−12、古賀は21−11と相手を圧倒しストレート勝ちすると、ダブルス1の小野寺雅之(スポ2=埼玉栄)・大林組も1セット目を22−20と苦戦するも2セット目は21−16と快勝し、30分後には昨年と同じ決勝の舞台に降り立った。

ミックスという選択をした小野寺・大林組

 ついに迎えた決勝は、法大との対戦となった。前もって考えていたオーダーとは異なり、小野寺がトップシングルで法大の主将・桐田と当たることに。1セット目は準決勝の疲れもあってか19−21で取られてしまうが、2セット目は徐々にペースを取り戻し21−17で取り返す。ファイナルは相手のミスを誘い、最後に5点連続で得点し21−7で危なげなく勝利した。主将の古賀は春に負けた嶺岸を21−9、21−7と引き離し、勝負はダブルスへ。しかし、小野寺が序盤で足をつるというアクシデントに見舞われてしまう。そこで二人はミックスという選択に出た。小野寺が前に徹し、大林がそれ以外をカバーする作戦に。普段とは違う形態となったが、自分たちの攻撃スタイルに持ち込むことに成功すると、流れは完全に早大に。観客席やベンチからの応援が鳴り止まない中、最後は大林のスマッシュで試合を決めた。1回戦からここまで1ゲームも落とすことなく全て3−0で圧勝。完全優勝、その言葉が最もふさわしい。

勝って全員で円陣を組む

 試合を終えて、古賀は「チームが一丸となってみんなで勝ち取った優勝」と語る。小野寺が決勝のシングルスで逆転勝ちした要因を「応援の力」と振り返るように、声を枯らすまで応援した人、アイシングを用意しサポートした人、それぞれが自分の役割を全うした結果だったのだろう。菅原栄史副将(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英知) は試合後に「少しでも選手の為になったら」という思いでサポートしたと話す。学生主体で部を運営する早大の、今年の4年生のモットーは「みんなでやる」。関東大学春季リーグ戦、秋季リーグ戦共に悔しい思いをし、自分たち主体で全員で悩み抜いたからこそ、今回の優勝の喜びはひとしおだった。

(記事 石名遥、写真 佐藤菜々、山本小晴)

集合写真

結果

▼男子団体

▽決勝〇3-0法大

シングルス1 小野寺雅之(スポ2=埼玉栄)○2-1(19−21、21−17、21−8)桐田和樹

シングルス2 古賀穂(スポ4=福島・富岡)○2-0(21−9、21−7)嶺岸洸

ダブルス1 小野寺、大林拓真(スポ1=埼玉栄)○2ー0(21−15、21−18)小森園隆平、野村拓海

▽準決勝〇3-0日大

シングルス1 大林◯2-0(21-9、21−12)猪熊心太朗

シングルス2 古賀◯2-0(21-14、21−11)藤井湧也

ダブルス1 小野寺、大林◯2-0(22−20、21-16)小倉由嵩、三橋健也

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コメント

古賀穂主将(スポ4=福島・富岡)

――優勝おめでとうございます。今の率直な気持ちを聞かせてください

自分がキャプテンになってからインカレでの優勝は目標だったので、目標を達成できてすごくうれしいです。

――一番最初に胴上げされましたね

びっくりしました。まさかされると思ってなかったのでびっくりしました。泣きそうになりました、危なかったです(笑)。

――昨年も優勝しましたが、昨年とは気持ちが違いますか

もう全然違います。春リーグで優勝を目指していたけどできなくて、東(東日本学生選手権)ではできたんですけど、秋リーグでもまたできなくて。なんかうまくいかないという時期を、自分たちでどうやったらうまくいくか、どうやったら優勝できるかっていうのを主体的にできたので、それを経ての優勝はやっぱり全然違いましたね。

――決勝の相手は春リーグで負けてしまった嶺岸選手でした。春のリベンジを果たしましたね

そうなんですよ。リベンジできてよかったです。納得のいくプレーはまだまだなんですけど、点数は抑えられて2−0で勝てたのは良かったと思います。

――フィジカル面の強化の成果が現れたのでしょうか

そうですね、フィジカル面が強いと、やっぱり相手よりも早く動けてそれが長く続くということは、長い試合になっても自分が有利なので。そういうところで成長したかなという部分はあります。

――OB、OG、そして保護者の方もたくさんいらっしゃいました。いろんな人から声をかけられましたか

優勝おめでとう、と多くの方々に言ってもらいました。自分だけじゃなくて自分の周りの方々もそうやって喜んでくれるというのは、すごくうれしいです。

――2連覇ということで、いい伝統が残せたのではないでしょうか

そうですね。去年優勝しているというプレッシャーはあんまりなくて、自分たちの代で挑戦していくという気持ちでやったので、全然気負うこともなくできました。

――今年は全部3−0で完全優勝でした。その要因はどこにあると思いますか

選手だけが頑張ったのではなく、その選手を支えるサポートをしてくれる人や応援してくれる人がいて、チームが一丸となってみんなで勝ち取った優勝だから、3−0になれたと思います。選手だけが頑張ったわけではないということを言いたいです。

――勝負を決める後輩のダブルスを、ベンチで見ていた時どのような気持ちでしたか

小野寺が足をつっていて、大林もその前の試合でつっていたので、これどうなんだろうと思っていました。でも、そのコンディションの中でも勝つための作戦を練ってそれがうまくはまっていたので、良かったです。

――応援がすごかったですね

声が枯れています(笑)。応援をしっかりしました(笑)。

――あすからも試合が続きますが、コンディションはどうですか

大丈夫です。飲み物を準備してくれたり、アップの手伝いとかをして選手をサポートしてくれる人や、ケアしてくれるトレーナーさんもいるので、コンディションは悪くないです。

――個人戦に向けて意気込みをお願いします

優勝目指して、2連覇目指して頑張りたいと思います。

菅原栄史副将(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英知)

――今年一年間副主将としての活動を振り返っていかがでですか

主将の古賀(穂主将、スポ4=福島・富岡)がナショナルB代表に選ばれたことで海外遠征とかナショナルの合宿とかでいない時期が結構あって。その中で副主将として練習メニューを決めたり、部を引っ張っていくっていう面では結構大変だなって感じた一年間でした。

――古賀さんがいない時は菅原さんと中村さん(幸女子主将、スポ4=富山国際大付)で話し合ったりして練習メニューなどを決めてたのですか

最終決定権は自分なんですけど、やっぱり4年生のみんなに次これやりたいんだけどどう?は意見を取り入れながらやっていました。あと、4年生にかかわらずみんなにもこれでいい?とか聞きながらやっていて、みんなの意見を取り入れようとはしました。

――試合の際選手の方たちのサポートを積極的にされてましたが、どのような気持ちでやっていましたか

自分ができることって言ったら、相手の状況を見て、相手の状況を話すことなので、少しでも選手の為になったらなって思ってたのが1つです。あとは、励ましの言葉じゃないですけど、選手を少しでも頑張れるような言葉をかけようって自分の中では考えて取り組んでました。

――古賀さんのインターバルの時に積極的にアイシングなどをしてるように見えましたが、そこに何か特別な思いとかはあったのですか

4年間一緒にやってきたってのもありますし、(寮で)一緒に暮らしててずっと一緒だったので、友情とか絆とかじゃないですけど、勝ってほしいという気持ちは人一倍あったと思います。

――早大バドミントン部のホームページの目標の欄に団体戦に貢献するって書いてありました。振り返ってみていかがですか

その抱負を自分の中で立てたのが1年生の時でした。本当は試合で活躍して貢献するって意味だったんですけど、それは叶いませんでした。でも、チームのためにサポートも必要だということを去年から感じていたので、そういう点でチームに貢献できたのではないかなと思います。

――きょうの試合後胴上げされてましたがその時の気持ちを教えてください

最高です。

――最後にワセダでの4年間を振り返ってもらえますか

高校の時とかは学校の代表として試合することが多かったんですけど、大学入って周りのレベルが高くなって。自分の活躍する場面が無くなっていく中で悔しいっていう気持ちはもちろんあるんですけど、きょうの優勝みたいに最高な思いができたっていう点では充実した4年間だったなって思いますね。

上村賢主務(文構4=西武台千葉)

――優勝おめでとうございます。今の率直な気持ちを聞かせてください

まず、うれしいです。自分たちがやってきたことが正しかったのかわからないままここまできてしまった感じがあったんですけど、こうやって結果が出て、やってきたことが正しいことの1つだったのかなと思い、素直にうれしいです。

――生徒主体で運営することはやはり難しかったですか

そうですね。やっぱり4年生と言ってもまだ21歳くらいで、自分たちが大人という自覚がある人もない人もいると思っていて。そういう人が集まって、意見がぶつかることもありました。自主的にやろうという状況だからこそそういうぶつかり合いが起きると思っていて、誰かが我慢をして誰かの意見を通すというのがあったこともありました。それが難しかったですね。

――今年は主将が不在のときが多かったと思います。大変なことはありましたか

きっとそれを一番感じているのは副主将の菅原だと思っていて。やっぱり練習メニューひとつを決めるときでも、もちろん自分たちも相談には乗っていたけど一人で決めることもあって。自分がキャプテンじゃないというのがわかっているからこそ、みんなに堂々と言うことの難しさが彼にはあったと思います。主将がいないときは副主将をサポートするのを意識はしていました。

――主務として、自分もプレーしながらチームのこともしなければならない二足のわらじを履いている状況だったと思います。大変なことはありましたか

やっぱり、自分の学校のこととか部活以外のこともある中で、部活の仕事が何重にも積み重なってしまったときが、最初主務になりたての頃は何から手をつけたらいいのかわからなくて。でも自分がやらないと部活が回らないんだという意識はあったので、それは常に忘れず意識してやっていました。

――優勝が決まって胴上げされた時、どのような気持ちがこみ上げてきましたか

今まで小中高とああいうことをやってもらったことがなくて、主将だけだと思っていたので、自分がやってもらって素直にうれしくて。昨年の早慶戦後から今まで、やってきて本当に良かったなと胴上げされながら思っていました。

――昨年も優勝していますが、今年はやはり特別でしたか

図々しいかもしれないですけど、自分たちが回してきたという意識があって、それが形になったのがすごくうれしかったですね。

――完全優勝を成し遂げたチームの強みはどこだと思いますか

4年生が、いわゆる4年生らしく威張ってやらせるのではなく、僕たちの代のモットーとして「みんなでやる」というのがあったので、1、2年生でも意見を言いやすくて、練習メニューとかにもそれが反映されている部分があったので、それが1つ1つ積み重なったのだと思います。4年生は、もちろんまとめることはしていたのですが、みんなの力が合わさってこういう結果になったんじゃないかなと思います。

――後輩たちに向けてかけたい言葉や伝えたいことはありますか

さっき集合の時にも言ったんですけど、僕たちはインカレ優勝という結果が出ましたが、僕たちのやり方が正しいというわけではなくて。もちろんダメなところもあったと思うし、これがダメだなと1年間感じるところもあったと思うので、僕たちを全部まねするわけではなくて、自分たちが正しいと思うことや、正しいまとめ方をしてくれればと思います。それで結果が出たら、僕たちみたいに喜ぶことができると思うので、3年生以下には自分が信じることをやってほしいですね。

渡辺俊和(スポ3=埼玉栄)

――優勝して今の気持ちは

去年とかはシングルが2-0で回ってきて、ダブルスも一気に2面同時に入るのが普通だったんですけど、1ダブが1セット取られたら自分たちが入るっていう展開だったので、いつ入るかわからなくて。しかも、まさ(小野寺雅之、スポ2=埼玉栄)が出だしの3点目くらいで足つっちゃったので、次の準備しないとってすごく慌てて。それでも1セット目取ったので、あとはしっかり応援しようって思いました。だから今回はドタバタでした。試合の準備とか気持ち作りが大変で、試合の状況を見て入るっていうのが大変でしたね。

――昨年も団体で優勝していますが、今年の優勝は昨年とは異なりましたか

去年は3-2とかあったけど、今年は全部3-0だったので、今年は勝つべくして勝ったのかなって思います。結局準決勝、決勝は小野寺、大林(拓真、スポ1=埼玉栄)、古賀(穂主将、スポ4=福島・富岡)先輩の3人しか出てなくて、3人しか勝ってないので、その3人に助けられたかなというのはあります。

――来年は3連覇と言われることもあると思うのですが、次期主将としてその点に関しては

3連覇っていうのは周りからすごく言われると思うんですけど、代が変わっているので、また挑戦者としていきたいなって思います。

――あすからの個人戦への意気込みをお願いします

自分はきょうは1回も試合をしていないので、このムカムカというか、試合の準備をしていたけどできなかったっていうこのもやっとした気持ちを明日の個人戦にぶつけたいと思います。まずは明日やって、明々後日に残れるように頑張りたいと思います。

小野寺雅之(スポ2=埼玉栄)

――昨日は出場した試合が一試合だけでしたが、きょうのコンディションはいかがでしたか

ばっちしっす。

――きょうと昨日で髪型が違いますが、気合を入れてきたのですか

おお、よくぞ(笑)。やっぱり昨日とは気合の入り方が違うっすね。

――準決勝の相手が春秋リーグで連覇を成し遂げた日体大を倒した日大でしたが

東日本(東日本学生選手権)は勝ったんで。でも挑戦者の気持ちで臨みましたね。

――通常シングルス3での出場が多いですが、きょうの決勝戦はシングルス1での出場でした。また東日本学生選手権でもダブルスの前にシングルスをやった試合があったと思います。そうなる場合はどういう戦略なのでしょうか

戦略とかではないです。今のキャプテンは前々から決勝戦までのオーダーを一通り作っていたんですよ。それで俺が準決、決勝で戦えるように一日目は自分を温存できるようなオーダーにして。最初決めていたオーダーでは決勝(シングルス1)に本当は出るはずじゃなかったんですよ。でも、大林(拓真、スポ1=埼玉栄)に肉離れとかもあって急遽1シンに出ることになったんですけど。

――シングルスの相手選手は法政の主将でしたがそこに関してはいかがですか

主将とかは何とも思わなくて。でも強い選手だと思ったんで勝てて良かったっすね。

――第1ゲームは接戦の末落としましたが、その時の気持ちを教えてください

緊張とかはあんまなかったんすよ。でも1ゲーム目取られてからは、みんな応援してくださったので、これですんなり負けたらダメだと思ったんで2ゲーム目頑張りました。

――その試合を勝ち切れた要因は何だとおもいますか

応援の力っすね。結構元気もらえるっす。勝っているときに声を出してくれたら、自分も気持ちが上がるっすね。

――次にダブルスについてお伺いします。自分たちが勝てば優勝という場面でしたがプレッシャーとかはなかったですか

なかったっすね。ここで決めようと思ってたんで。(シングルス)終わった後に更衣室行ったんですよ。更衣室でシャワー浴びてきてってトレーナーさんに言われてシャワー浴びてて。その時足余裕だなって思ってました。でも試合に入ったら足をつっちゃって。これやばいなって思ったんすよ。そこで俺が大林にミックスやろうって(言いました)。あいつ(大林)もジュニアの代表の時にミックスとかをやっていたので。それが結構良い感じにはまったのかなって。

――普通のダブルスとミックスでは具体的にどのような点が違いますか

ミックスの時、女子はあまり動けないので前にへばりついている感じですね。男子はカバーとかをしてって感じですね。

――ファイナルゲームにもつれ込んだシングルスの後のダブルスでしたが、ダブルスに何か影響があったりしましたか

体力面では本当に大丈夫でした。本当にいけるなってしか思ってなかったんですよ。でも落とし穴がありました。

――去年の団体戦は決勝まで総力戦という感じでしたが、今年はすべてストレート勝ちでした。変化した点とかはありますか

それは大林君のおかげですね。古賀先輩(穂主将、スポ4=福島・富岡)と大林が確実に二本取ってくれるので自分がダブルスで取れば終わりじゃないですか。なので自分が負けたら高い確率で自分のシングルスに回ってくるので、ダブルスで終わらせようって気持ちが強かったですね。正直シングルをやりたくなかったんで。

――最後に個人戦に向けて一言お願いします

ダブルスは優勝したいと思います。シングルは総合(全日本総合選手権)の権利を取れたらなって思います。

大林拓真(スポ1=埼玉栄)

――優勝して今の率直な気持ちを教えてください

素直に嬉しいのと、昨日のインタビューの先輩方の足を引っ張らないようにするっていうのがしっかりできたと思うので良かったです。優勝もできたし、うれしいです。

――最後は大林さんのスマッシュで優勝が決まりましたが、そのときの気分は

まさ(小野寺雅之、スポ2=埼玉栄)が足つっていたので、正直、自分が決めて優勝したいっていうのは意識していました。それよりもやっぱり優勝したかったので、パートナーが決めても、自分が決めても、どっちが決めても良くて。最後自分の打った球で決まったのはたまたまですけど、ラストの1本を取りに行くっていうのは意識していたので、すごくうれしかったです。

――対談のときに団体への思いの強さが伝わりました。高校のときと比べていかがですか

高校のときはベスト16で、2回戦負けで。今までにもあったかもしれないし、先生にも頑張ったって言われるんですけど、埼玉栄高校が準決勝、決勝にいないっていうのは、今まで自分が埼玉栄にいるときも行く前もなかったくらい、埼玉栄は強豪校だったので。2回戦負けしてすごく悔しくて。それをきっかけに、これからは団体戦にかける思いも強くなきゃいけないなって思って、そういう意識が高まりました。今回、1年生で4年生が最後で、他の学校だったら(4年生が)最後だから力をいつもより発揮しろとかあって。でも、そういうのは関係なしに1年生でナショナルB代表に入っているし、4年生の思いを背負って戦ってきているので。人それぞれ思いはあるんですけど、それに負けないように団体戦挑めたのは、インターハイでベスト16で負けてしまったのがきっかけで団体戦にかける思いが強くなったのはあります。

――きょうのシングルスは圧勝でしたが勝因は

正直昨日あんまり調子よくなくて。きょうは昨日みたいに調子悪かったから負けたとかそういう言い訳は許されない相手だったので、アップから緊張感もって、しっかり決めて、流れが変わるところは声出してやっていけたから、自分のプレーが出せたのが勝因かなと思います。

――ダブルスでは小野寺さんと息の合ったプレーを見せていました

きょうの1回戦では逆に自分が足動かなくて、小野寺先輩に助けてもらって。そういう助け合いがうまくかみ合ったのかなと思います。

――決勝戦では小野寺さんにアクシデントがあって、その後お二人で話している場面が多くありましたが、何を話されていましたか

(小野寺が)足つったときにミックスでやるか、それとも普通に自分がシングルスでやるかって話していたんですけど、さすがに自分がシングルスでやったら勝てないので、ミックスでやろうってなって、サーブもミックスでやるってなるとダブルスと違って、結構独特で。そういう話もあって、自分が本当に後ろだけやって、小野寺先輩が前だけってしました。相手からしたらやりづらいからこっちが勝てたっていうのもあるんですけど、やっぱり4年生も3年生のみんなも自分らがミックスでやっているから、悪ふざけじゃないですけどそういう感じで応援してくれて。だからミックスで勝てたのかなって思います。

―― 今までにミックスダブルスの経験はありましたか

ジュニアのときに。奈良岡功大(浪岡高校2年)が自分が高校3年のときに高校1年で、シングルスにいたので、ジュニアのナショナル団体のときは自分がミックスダブルスで出ていました。初めてじゃなかったので、久しぶりにミックスできてちょっと楽しかったです(笑)。

――先ほど応援の話がありましたが、「鬼のミックス」と言われていましたね

「鬼のミックス」も聞こえましたけど、いろんな応援が聞こえて、やっぱ先輩が声出して応援してくれているなっていうのはすごく印象に残っています。

――きょうの決勝はとても表情が柔らかいように見えました

自分ですか(笑)。正直負けたくはなかったですけど、最初から先輩が足つっていて、勝ちは難しい状態で、真剣にやってもあれなので、ミックスでやるなら楽しくやろうって、そしたら二人でのっていって、それで勝てたのかなっていうのはあります。

――ミックスダブルスをやると決めたからポジションも変えたのですか

まさも自分がミックスやっていたのは知っていたので、自分がミックスできるっていうのは知っていて。ミックスでやろって言ってくれたからですね。

――あすからの個人戦への意気込みをお願いします

団体戦優勝してうれしくて舞い上がって、きょうはテンション上げてわーってなりたいところなんですけど(笑)。でも、優勝してこれで勢いがついたと思うので、個人戦も4年生で出られない人もいるし、ワセダの中だったら誰が優勝してもいいんですけど、しっかりみんなで三冠狙っていければいいと思います。