競走部

2018.10.14

第19回所沢市選手権 10月14日 埼玉・早大織田幹雄記念競技場

トラックシーズンもあとわずか。谷原は引退レースに

 毎年、早大織田幹雄記念競技場で行われている所沢市選手権。今年も近隣の小・中学生ランナーが参加し、にぎやかな雰囲気で大会が執り行われた。早大からも、今季個人戦ラストとなった選手、専門外の種目に出場する選手、そして今大会で引退となった谷原知己(スポ4=神奈川・希望ヶ丘)など、様々な選手が出場した。

400メートルに出場した高柿(左)、宮川(中)、村木。2週間後には日本選手権リレーが控えている

 男子100メートルには、400メートルを専門とする伊東利来也(スポ2=千葉・成田)と110メートル障害を専門とする勝田築(スポ1=島根・開星)が出走。伊東は10秒77の自己新記録、勝田は10秒99という結果でレースを終えた。男子200メートルには小久保友裕(スポ2=愛知・桜丘)が出場し、21秒87をマーク。見事大会新記録を更新した。早大から3人が出走した男子400メートルでは、村木渉真(スポ2=愛知・千種)が47秒53でフィニッシュ。46秒台を狙っていたという村木は、「調子自体は悪くないだけに、きょう(記録が)出なかったのはなぜか考えなければ」と2週間後に控える日本選手権リレーに向けて、さらなる己の向上を誓った。

後輩らと最後のレースに挑んだ谷原

 大会も終盤に近付いた頃、早大競走部による男子800メートルの特別レースが行われた。早大選手5人で争われたこのレースでは、西久保達也(スポ3=埼玉・聖望学園)がスタートから飛び出し独走。一度もトップを譲らず、1着でゴールした。残り1試合で今シーズンの試合を終える西久保は、主将となってチームを引っ張る来季へ向け、「僕が引っ張りつつ、4年生全体で新しくチームを形づくれれば」と抱負を述べた。またこの試合は、2年間中距離ブロック長を務めた谷原の引退レースでもあった。「感謝の気持ちで走ろうとかではなくて、競技者として後輩4人と戦って勝ちたいという思いで走った」という谷原は、5着という結果に悔しさをにじませる。だがその後後輩から花束を受け取り、胴上げで祝福を受けると、笑顔をほころばせた。早大での4年間を「全てを含めて楽しかった」(谷原)と語る谷原は、これから新たな道を歩んでいく。

 トラックシーズンも終盤となり、シーズン最終戦や引退試合を迎える選手が増えてきている。数少ない残りの試合にてこれまでの力を悔いなく出しきり、来季、そして今後の人生への弾みとなることを期待したい。

(記事 藤岡小雪、写真 平松史帆)

結果

▽一般男子100メートル1組(-0.1)

伊東利来也(スポ2=千葉・成田)  10秒77(1着)自己新記録

勝田築(スポ1=島根・開星)    10秒99(2着)

▽一般男子200メートル1組(-0.5)

小久保友裕(スポ2=愛知・桜丘)  21秒87(1着)自己新記録

▽一般男子400メートル1組

村木渉真(スポ2=愛知・千種)   47秒53(1着)

高柿裕斗(スポ1=岡山城東)    48秒62(2着)

宮川智安(スポ3=埼玉・早大本庄) 50秒77(6着)

▽男子800メートル特別レース

西久保達也(スポ3=埼玉・聖望学園)  1分49秒25(1着)

飯島陸斗(スポ3=茨城・緑岡)     1分52秒08(2着)

徳永翼(人3=岡山操山)        1分52秒11(3着)

齋藤雅英(スポ3=東京・早実)     1分55秒41(4着)

谷原知己(スポ4=神奈川・希望ヶ丘)  1分57秒68(5着)

▽一般男子110メートル障害

金井直(スポ3=神奈川・市橘)  DNS

▽一般女子棒高跳び

南野智美(スポ4=山口・西京)  DNS

コメント

谷原知己(スポ4=神奈川・希望ヶ丘)

――今日のレースを振り返っていかがですか

悔いしかないです。

――後輩4人とのレースとなりましたが、お気持ちとしてはいかがでしたか

感謝の気持ちで走ろうとか、後輩を引っ張ろうとかというのは何もなくて。競技者として後輩4人と戦って勝ちたいという思いで走りました。

――ゴール後に胴上げもされていました

落ちそうで怖かったです(笑)。

――早大での4年間を振り返っていかがですか

楽しかったなと思います。苦しいことがほとんどで、練習でも思うように走れないことがほとんどで。下級生のころはなんでここで陸上をやっているのかも分からなかったんですけど、でも結果を残せたこともあって。陸上以外のことでも、寮生活で大切な仲間に出会えて。全てを含めて、楽しかったということが一番正しいと思います。

――後輩へのメッセージがあればお願いします

がんばれ、だけですね。

西久保達也(スポ3=埼玉・聖望学園)

――今回レースに臨むにあたり、タイムなどの目標は定めていましたか

早大新記録の1分47秒92を切っていくというのが目標でした。

――前半から大きく飛び出し、そのまま独走してゴールしましたが、このレース展開は事前に考えていた通りだったのでしょうか

そうですね。国体(国民体育大会)でも割と最初から突っ込んでいけたので、今回も自分からペースをつくっていくということはレース前から決めていました。ですが思った以上にラストを伸ばすことができず、足が止まってしまったという印象です。

――やはり49秒台という結果は悔しいですか

だいぶ不服というか、あまり納得はしていないという結果ですね。攻めてはいけたと思うのですが、結局それが後半につながっていなかったので、課題が残りました。自分が理想とするレースではなかったのかなと思います。

――今後レースに出場する予定はありますか

27日に等々力であるかわさきフェスティバルに出て、今シーズンを終えようと思っています。

――もうすぐシーズンも終わるということで、今シーズンを総括してくださいますでしょうか

全カレ(日本学生対校選手権)は少し自分の中で悔いが残るんですけど、シーズンを通してしっかり順位を取るレースができたと思いました。ただその上で、タイムを出しつつ順位を取るというのが次の目標です。来年はユニバーシアードなどの世界大会もありますので、タイムにもこだわりつつ優勝を狙うというのが大事になると思っています。

――主将を務めるということも含めて、来シーズンへの意気込みをお願いします

主将として、まず自分が先頭に立ってチームを率いていけるような選手になりたいです。4年生みんなで協力して、いいチームを作れればと思っているので、僕が引っ張りつつ4年生全体で新しくチームを形づくれればと思います。

村木渉真(スポ2=愛知・千種)

――今回レースに臨むにあたり、タイムなどの目標は定めていましたか

個人では今季最後の試合になるので、締めとして46秒は出したいなと思っていました。ただ結果としては届かなかったので、残念です。

――レースプランは事前に考えていましたか

前半、特に最初の100メートルで力を使わないで進んでいって、バックストレートで加速するイメージで走りました。そこは悪くなかったんですけど、後半の200メートル、特にラスト100メートルで思っていたよりもスピードが上がらなかったというのが走っていたときの印象でした。

――47秒53という結果はやはり悔しいのでしょうか

去年に比べて平均的なタイムは上がっているとはいえ、こんなところで満足していてはいけないので、もう少し欲しかったというのはありますね。

――2週間後に日本選手権リレーを控えていますが、現在の調子は

調子自体は悪くないので、やれるとは思います。それだけにきょう、(記録が)出なかったのはなぜか、ということを考えなければいけないと思っています。

――日本選手権リレーに向けて、意気込みや目標をお願いします

去年東洋大に0.01秒差で敗北しているので、そこはまず勝つということと、任された走順で自分の役割をしっかり果たしに行きます。