バドミントン部

2018.10.14

全日本学生選手権 10月13日 京都・日向市民体育館ほか

ついにインカレが開幕!男子は優勝へ向け好発進!女子はまさかの初日で敗退…

 一年で最も大事な試合である全日本学生選手権(インカレ)がついに開幕し、初日は男女団体の3回戦までが行われた。男子はストレート勝ちを収め、あすの準決勝に駒を進めた一方、女子は1回戦を不戦勝するというラッキーに恵まれたが3回戦で日体大に敗れ、目標にしていた『アベック優勝』への道は絶たれてしまった。

 競り負けそうな場面も見られたが、終わってみれば圧勝だった。男子団体初戦は古賀穂主将(スポ4=福島・富岡)のシングルスで始まり、大差で勝利。その勢いのまま、続く2試合も1ゲームも落とすことなく、2回戦進出を決めた。2コート展開で行われた2回戦。古賀、大林拓真(スポ1=埼玉栄)のシングルスはほぼ同時に終わり、3回戦進出に王手をかける。ダブルス1に登場したのは吉村徳仁(スポ3=富山・高岡第一)・浅原大輔(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)組。1ゲーム目を落とすも、24-22の接戦を制し、ファイナルゲームにもち込む。二人の攻撃が噛み合い、イレブンを先取したが、小野寺雅之(スポ2=埼玉栄)・大林組の試合が先に終わり、打ち切りとなってしまう。勝負をつけることはかなわなかったが、「勝ってる状態で終われたので、次に活かせる試合だった」(浅原)と試合を振り返った。2回戦に引き続き、3回戦のシングルス2を任された大林は、3試合の疲労があり1ゲーム目を奪われてしまう。しかし、「先輩たちやコーチの言うことを聞いて落ち着いてプレーする」と気持ちを切り替え、2ゲーム目を取り返すとスマッシュやクロスのショットが決まり、大林3つ目の白星を挙げた。ダブルス1はこれまでとオーダーを変更して、渡辺俊和(スポ3=埼玉栄)・鈴木朋弥(商3=宮城・聖ウルスラ学院英智)組が出場し、レシーブから攻めに転じ攻撃を仕掛け、ゲームカウント2-0で勝利。あすの準決勝に臨む。

自分たちの雰囲気でいけたと語る浅原・吉村組

 女子団体は、大会二日目まで残ることはできなかった。3位だった昨年のインカレから1年。チームとして掲げていた『アベック優勝』からは遠いベスト8で幕を閉じた。初戦が不戦勝となり迎えた北翔大との2回戦。勝負はダブルス2の桃井伶実(スポ3=石川・金沢向陽)・平野紗妃(スポ1=福岡・九州国際大付)組に託されファイナルまでもつれ込むも、相手の主将ペアが棄権したことによりなんとか3回戦まで駒を進める。東日本学生選手権(東日本)の準決勝で敗北を喫した日体大との対戦となったが、シングルス1、2を続けて落とし、東日本ダブルス3位の吾妻咲弥(スポ2=福島・富岡)・鈴木ゆうき(社1=宮城・聖ウルスラ学院英智)組も日体大の勢いを止めることはできず18−21、20−22で敗戦した。

 女子は敗戦してしまったが、「もう終わったことなので、団体優勝という目標は後輩たちに託す」と中村幸女子主将が語るように、アベック優勝は後輩たちに託された。しかしまだまだ京都での戦いは続く。男子は団体連覇をかけて、女子は個人戦に向かって、それぞれがひた走るのみだ。

(記事 山本小晴、石名遥、写真 佐藤菜々、石名遥)

結果

▼男子団体

▽3回戦〇3-0関学大

シングルス1 古賀穂(スポ4=福島・富岡)○2-0(21-12、21-9)

シングルス2 大林拓真(スポ1=埼玉栄)○2-1(16−21、21−13、21−11)

ダブルス1 渡辺俊和(スポ3=埼玉栄)・鈴木朋弥(商3=宮城・聖ウルスラ学院英智)○2ー0(24−22、21−14)

▽2回戦〇3-0敬和学園大

シングルス1 古賀◯2-0(21-9、21-14)

シングルス2 大林◯2-0(21-19、21−9)

ダブルス1 浅原大輔(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)・吉村徳仁(スポ3=富山・高岡第一)1−1(16−21、24−22、11−7)※途中で打ち切り

ダブルス2 小野寺雅之(スポ1=埼玉栄)、大林◯2-0(21-13、21-17)

▽1回戦〇3-0神大

シングルス1 古賀◯2-0(21-3、21-13)

シングルス2 渡辺〇2-0(21-17、21-11)

ダブルス1 浅原、吉村◯2-0(21-10、21-13)

▼女子団体

▽3回戦●0-3日体大

シングルス1 中村幸女子主将(スポ4=富山国際大付)●1-2(21−14、15−21、16−21)池内萌絵

シングルス2 松本茜(社3=福岡・九州国際大付)●0−2(19−21、16−21)菊池さやか

ダブルス1 吾妻咲弥(スポ2=福島・富岡)、鈴木ゆうき(社1=宮城・聖ウルスラ学院英智)●0-2(18-21、20−22)田代愛妃、鈴木咲貴

ダブルス2 桃井伶実(スポ3=石川・金沢向陽)、平野紗妃(スポ1=福岡・九州国際大付)1-0(21−18、2−4)※途中で打ち切り

▽2回戦〇3-2北翔大

シングルス1 吾妻〇2-0(21-13、21−16)向井仁那

シングルス2 松本●1-2(21-19、21−16、22−20)池田有希

ダブルス1 吾妻、鈴木〇2-0(21−16、21−11)八上璃奈、矢野あすか

ダブルス2 桃井、平野○2−1(19−21、21−19、11−4)池田、向井※途中棄権により打ち切り

シングルス3 中村●0−2(18−21、14−21)酒井虹穂

コメント

浅原大輔(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英知)、吉村徳仁(スポ3=富山・高岡第一)

――まず、第1ゲームについてお伺いします。ロングサーブで苦しめられていたり、ミスが多かったように思えますがいかがですか

吉村
最初はちょっと緊張していたんですけど、次の相手が強かったので後半から次の試合を見据えて調整というか、不安な要素を減らせるようにしようと二人で話し合いながらやりました。

サーブのミスは自分が多かったけど、手が震えていたとかではなくてシンプルにただサーブミスをしてしまって。二人で話して次の試合に備えて色々な展開を試す試合にしようとしていたので、2試合目はいい形で入れたと思います。

――連続得点が多いように思えましたが調子とかはいかがでしたか

吉村
試合前に一回喧嘩したんですよ。喧嘩っていうか思っていることの行き違いがあって。いつもだったら完璧に口を聞いてなかったんですけど、話し合うことができました。そこが連続得点に繋がったかはわからないですけど、そこでもう一回自分らの形を再確認できたかなって。きょうは自分たちの思っている形で試合ができたので連続得点に繋がったかなと思います。

浅原信じているので。自分は形を作ってのりが後ろでスマッシュを決めるっていうパターンが合ったから、それがはまってくれたので連続得点にできたかなと思います。

――きょうの2試合は相手のガッツポーズや声が大きかったと思います。ペースを乱されたりしませんでしたか

吉村
全くなかったですね。自分らの雰囲気でいけました。自分も結構声出しましたし、大輔も気持ち入れて声出してくれたので、全然相手は気になりませんでした。

浅原
あまりペースを乱されることとかはなかったですね。

――スマッシュなどに苦しめられているように思えましたが

吉村
片方が結構スマッシュが速いんですけど、ちゃんと大輔の方に上げて前に入ってくれるってことができました。自分たちの体勢が悪い時に打たれると苦しかったですけど、構えているぶんには結構ちゃんと取れていたと思うのでしょうがないかなと思いますね。

浅原
1ゲーム目は速さに慣れなくて。2ゲーム目からは普通に見えるようになりましたね。いつもの形でで試合ができたので凄くいい試合になりました。

――第2ゲームの接戦をものにすることができた要因は何だと思いますか

吉村
最後がめっちゃ弱いのでいつもなら負けているんですけど、途中二人でバラバラしてしまいましたが、俺は大輔に決めさせる、大輔は俺に決めさせるっていう気持ちがお互いにあったと思います。力まず普通な感じでできたのが要因ですかね。

途中審判にキレちゃって。そこで一回気持ちが切れちゃったんですけど立て直すことができました。一球一球二人で話し合いながらできたのが大きかったかなと思います。

――試合は打ち切りになってしまいましたがそこに関しては

吉村
悔しいです(笑)。でもまだ個人があるので相手ももっとがっついて来ると思うので。そこで自分らが余裕を持った方が良いんですけど、この前勝ったからではなくもう一回チャレンジャーの気持ちでやりたいと思います。

浅原
脇でちらついてたんですよ。徳仁君がサーブの時横を見たらもう終わるなって。こっちも早く早くって思っていました。でもしっかり彼ら決めちゃったんで、まあ、勝ったし良いかって感じですかね。悔しかったんですけど、自分たちで決めたかったので。負けて終わるよりも勝っている状態で終われたので、次に活かせる試合だったと思います。

――最後に個人戦に向けてお願いします

吉村
自分らは失うものはないのでただ結果を見据えるより、一本一本集中して一勝ずつ挙げていきたいと思います。

浅原
楽しくかつ勝ちにいく。そこにこだわっていけたらいいかなと思います。個人戦も頑張ります。

大林拓真(スポ1=埼玉栄)

―― 2回戦のシングルスの1ゲーム目は競った展開でした。振り返っていかがですか

相手も同級生だったので、知っている子で、強いっていうのも知っていました。1発目の試合ですごく緊張しましたが、最後競った場面で声を出して集中できたから1ゲーム目勝てたし、良かったところだと思っています。良くなかったところも多かったので、2ゲーム目は切り替えて、最小の点数で抑えられたのが2ゲーム目の良かったところです。

――1ゲーム目は連続得点を許す場面も多くありました。その原因は

もちろん緊張していたっていうのもあります。ナショナルに入っていたり、早稲田大学は去年もインカレ優勝したりっていうすごく強いチームにいる中で、プレッシャーがあったのは、言い訳にしたくないけどあります。だからといって、緊張していつもの自分のプレーできないって言うのは良くないので。連続得点を取られた理由としては、緊張して、自分のプレッシャーもあって、ロビングが甘くなったり、全然攻めないでずっと相手に攻めさせたりして、全然相手を動かせなかったところかなと思います。

――きょうはシングルス2試合、ダブルス1試合ありましたが疲労はありますか

今の3試合目のシングルスでも1ゲーム目は全然だめで。結構疲れていたんですけど、もしさっきの1ダブ(3回戦渡辺・鈴木組)が1セット取られいてたらそこでダブルス出るっていうのもあったので。準決、決勝だったり個人戦でもそういうことあると思うので、きょうは1ゲーム取られたり、連続失点したり、悪いところいっぱいありましたけど、あすに活かせればいいと思います。

――3回戦のシングルスでは相手のネットインなど、ネット際に苦しめられたように感じました

2試合して疲れもちょっとありました。前の入りが遅くて、下から取ったり相手に攻め込まれたりっていうのがあったので、2ゲーム目からはしっかり足を動かして、相手がどれだけネットがうまくても高い位置で取れば問題はないと思うので、2・3ゲーム目はネット前早く入ってロビングあげて、1試合目とはそこは違ってロビングしっかりあげて。またレシーブして、攻撃のスタイルに持っていったのが1ゲーム目は良くなかったですけど、2・3ゲーム目は良かったです。

――それでは、2・3ゲーム目は早くネット前に入って、高い打点で取ることを意識した、ということでしょうか

相手がネットうまかったから、ネット勝負するんじゃなくて、しっかり早く入ってロビングを高い打点で打って。ロビングもしっかりあげれば相手も攻めることできないので。しっかり足動かして、高い位置でその相手のうまいネットをあげて、レシーブから自分の得意なプレーにもっていって、攻撃できたので。2・3ゲーム目は自分の得意なプレーが出せた印象があります。

――2ゲーム目を取り返してファイナルで勝ちましたが、1ゲーム目と変えた点はありますか

1ゲーム目は相手がネットに触ったと思うんですけど、審判に触ってないって言われたり、入ったショットもアウトって言われたり、そういうのもあったので2試合あって疲れもあったしちょっとイライラして集中力も1ゲーム目から切れていました。2・3ゲーム目は先輩にもコーチにも落ち着いていこう、スマッシュだけじゃなくてラリーもしていこうって言われて。言われたことを聞いて、やればうまくいって勝てると思ったので、その先輩たちやコーチの言うことを聞いて落ち着いてプレーすることを意識しました。

――スマッシュやクロスのショットが効いている印象を受けました

クロスのショットも読まれてきたら自分が動くだけなので。あすはしっかりストレートもクロスも打ち分けて、攻めるだけじゃなくて守ったり、フェイントかけたり、ネット切ったりして、戦えればいいなと思います。

――最後にあすの意気込みを教えてください

早稲田大学は去年優勝していますし、自分も初めてのインカレで、4年生とか、2、3年生も、もちろんいろんな思いがあると思います。1年生なので、足引っ張らないように優勝にしっかり貢献できたらと思います。

中村幸女子主将(スポ4=富山国際大付)

――日体大戦ではトップシングルでした

池内(萌絵)が来るだろうという予想の中で、うちの選手は(池内と)あんまり相性が良くなかったり、過去に負けたりとかしていました。それならば自分が最後は挑戦者の気持ちでやろうかなという感じです。

――勝負は中村さんにかかっていた部分があったのではないでしょうか

向こうの方が経験も上だし、自分はとにかく挑戦者の気持ちで、自分のプレーをするだけだなと思っていました。正直あまり勝ち負けとかは気にしないで、だから逆に最後まで自分らしいプレーができていたのかなと思います。負けたのはやっぱり悔しいですけど、最後は向こうの経験値だったり、こっちのちょっとしたミスというところで負けてしまったのかなと思います。

――池内さんに最後ファイナルまで食らいつきました

1ゲーム目は、相手が疲れていたのかはわからないですけど、そんなに上げてはこなかったので、自分の打ちたいショットを打てたり相手がミスしてくれたりして、勢いで取れました。でも、2ゲーム目から上げてくるだろうなというのはわかっていたので、その中で、特にファイナルとかは前半は競っていたので後半に離されてしまった時にもうちょっと考えなきゃいけなかったのかなと。ファイナルの後半にちょっと甘くなった球を取られてしまっていたので、そこが悔やまれますね。

――ベスト8という結果を率直にどう受け止めていますか

アベック優勝を目指していましたし、最低限あすまでは残りたかったので、もちろん悔しい気持ちが大きいです。でももう終わったことなので、団体優勝という目標は後輩たちに託して、個人戦がある人は切り替えてやっていくしかないという感じです。

松本茜(社3=福岡・九州国際大付)

――まず北翔大戦について振り返っていただきます。対戦相手は主将さんだったと思いますがそこについていかがですか

北翔大の一番手の池田さんは私たちの中でも一番警戒していて。シングルス1とシングルス2に大体出てきていたのでどっちに出てくるかわからなかったんですけど、私と吾妻(咲弥、スポ2=福島・富岡)で当たった方がしっかり勝ちにいけるようにっていうのと、万が一のことも考えて後ろもしっかり準備していこうという感じで入りました。

――相手の途中棄権でワセダは勝ち上がれましたが、日体大の相手は東日本学生選手権で当たった相手でした。前回は1ー2で敗戦していましたが今回はストレート負けでした。試合を振り返っていかがですか

日体大戦はオーダーを見る前から自分は結構鍵になってくるなと思っていました。オーダーを見ても(シングルス)1か2が取れればチャンスは全然あると思っていて。中村さん(幸女子主将、スポ4=富山国際大付)が隣のコートでファイナルまで頑張っているのを見てしっかり頑張らないととは思っていたんですけど、自分の中でプレーというか気持ちが切れちゃって。技術とかよりは、相手に押されたというか、相手の思うようなプレーをさせてしまって。正直その気持ちを自分でコントロールできなかったのは凄く良くないことだと思うし、そこが一番の敗因だと思います。

――全日本学生選手権(インカレ)は団体だけなのでこれで終わりなんですが、その分来年にかける思いがあると思います。来年に向けて意気込みをお願いします。

ワセダの女子は基本的に人数が少なくて、総力戦で戦っていかなくちゃいけないのは来年もだと思うので。私は4年生になったら女子の副キャプテンの存在になるんですけど、(人数が)少ない中でどうやって戦っていくかっていうことを最上級生で話し合いながら、まずはしっかり最上級生の私のシングルスだったり、桃井(伶実、スポ3=石川・金沢向陽)のダブルスだったり、そういうところをしっかり気持ちの面でも強化していきたいです。上が勝てば下も付いてくると思うし、自分たちが率先して練習にしろ試合にしろ積極的に動かしていかなければいけないことは感じています。まだビジョンは見えていないですけど、女子の主将になる桃井としっかり話し合いつつ、これから一年間で、インカレでもう一度メダルを取れるチームにしたいなと思います。