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ラクロス部

2018.10.09

第31回関東学生リーグ戦 10月7日 埼玉・立大新座キャンパス多目的グラウンド

最終戦は引き分けるも、無敗でファイナル4へ/ブロック戦・立大戦

1Q 2Q 3Q 4Q
早大
立大
▽得点者
尾花2、吉原、後藤、青木、森松、嶋田、柳沢

 前節の成蹊大戦で勝利を収め、開幕から無傷の4連勝で関東学生リーグ戦ファイナル4(ファイナル4)への切符を手にした早大。ファイナル4に弾みをつけるためにも、ブロック戦全勝での突破を目指した。しかし、既に敗退が確定しているためこの試合が4年生の最終戦となる立大が、気迫のこもったプレーで早大ゴールに襲い掛かり、最終クオーター(Q)序盤には3−7の4点ビハインドに。ここでオフェンス陣が意地を見せて8−8の同点に追い付いたが、勝ち越しゴールを奪えずにドロー決着となった。

 入りから流れをつかんだのは立大であった。試合開始の笛が鳴ってから数秒、陣形が整っていない早大の守備陣の隙を突いて先制点を挙げると、勢いそのままに2点を追加。一方の早大はAT菊地智貴副将(政経4=東京・早大学院)を中心にショットを放つが、決め切れない時間が続く。第1Qは、終了間際に菊地のパスからゴール前に走り込んだAT尾花一輝(国教4=東京・早実)が決めた得点のみで終えることとなった。DF奈須由樹(文2=東京・早実)の「修正が遅かった」という言葉通り、第2Qに入っても立大の選手を捕らえることができず、フリーでショットを決められ、点差を3に広げられた早大。しかし3分にAT吉原海里(社4=東京・かえつ有明)が角度のないところから強烈なショットでゴールネットを揺らすと、9分のファウルから1分間のマンダウンとなった際には、G勝本勇人(社3=東京・早大学院)がファインセーブを見せてピンチを切り抜ける。10分には、またしても菊地と尾花の連係から得点が生まれ、反撃の糸口をつかんだかと思われたが、その後のショットはゴールにつながらず。3−4と1点を追い掛けるスコアで前半は終了した。

再三ピンチを防いだ勝本

 第3Q、試合のペースを握ったのはホームの大歓声を背に受けて躍動する立大。素早い寄せで早大の攻撃チャンスを未然に防ぐと、さらに2点を加えて早大を引き離す。早大は第3Qで得点を奪うことができずに、3点のリードを許して第4Qへ。0分には立大の7点目が決まり、いよいよ敗戦が現実味を帯びてきたが、ここで攻撃陣が奮起する。4分、エキストラマンオフェンスの間にMF後藤功輝主将のショットが決まると、8分にMF青木俊汰(法3=東京・早大学院)がゴール前のスペースにうまく入り込んで得点。その2分後にはMF森松達副将(国教4=東京・麻布)のスタンシューも決まり1点差に詰め寄る。15分には立大の追加点が決まったが、フェイスオフを制したMF嶋田育巳人(スポ4=米国・ウェストブルームフィールド)がそのままショットを決めて再び1点差に。そして残り時間2分となったところで、MF柳沢哲(スポ4=東京・駒場東邦)がスピードを生かしたランシューを決めて試合を振り出しに戻すことに成功した。試合はこのまま8−8でタイムアップを迎え、ブロック戦最終戦は引き分けに終わった。

第4Qの猛攻の中心となった青木俊

 「全員がこの試合に懸ける思いが強くなるのが遅くて相手にやられてしまった部分があります」と試合後に青木俊が振り返ったように、ブロック戦を通して試合の入りの悪さが見られ、本来の実力では勝っている相手に苦戦を強いられてきた。これからのステージではそうした気の緩みが敗戦に直結しかねないだろう。くしくもファイナル4の相手は5月の早慶定期戦で9点差をつけて勝利している慶大。だが、昨年はブロック戦で7点差をつけて勝利したものの、関東ファイナルでは日本一の夢を絶たれており、過去の勝敗は全くもって参考にならない相手である。並々ならぬ思いでこの一戦に臨んでくる宿敵に対して、どれだけ強い気持ちで対峙(たいじ)できるか。これからの3週間、一日一日を大切にしていきたい。

(記事 石井尚紀、写真 岡田静穂、村上萌々子)

コメント

MF後藤功輝主将(政経4=東京・早実)

――終始リードを許す展開となりました

気持ちが抜けていたわけではないんですけど、向こうが4年生が最後の試合ということで圧倒的に気合いが入っていたので、その気迫に押されてしまいました。

――プレー面でうまくいかなかった点はありますか

球際でポゼッションはするんですけど、そこで1枚、2枚破られてこちらのボールにポゼッションできなかったです。ニュートラルな部分でちょっと負けていたかなと思います。

――前節の成蹊大戦でもその点は課題に挙げられていました

意識はしているんですけど、引き続き課題だと思います。

――きょうは多くの選手が出場されているように思えました

各ポジションの後ろの方はいつも出ていない選手やBチームの選手を1枚ずつ入れていたんですけど、出ているメンバーはいつものフルのメンバーが出場してこの結果なので、真摯(しんし)に受け止めたいなと思います。

――攻撃陣が機能した第4Qは振り返られていかがですか

10分で4点差を詰めたのは、やっとラスト今ある状況に集中できたと思いますが、微妙でした。

――ファイナル4までは3週間ありますが、チームとしてどのように過ごしていきたいですか

特にオフェンス陣がこういう試合や中大戦や前半で3点しか取れなかった成蹊大戦を積み重ねていって、危機感を結構持っているので、あと3週間は後悔がないようにしっかりと詰めるところは詰め切って、絶対にケイオーは負けられない相手なので、圧倒していきたいと思います。

MF青木俊汰(法3=東京・早大学院)

――試合を終えた今の気持ちはいかがですか

ファイナル4にチームとしていいかたちで臨む上で、最終戦はいいかたちで終わりたかったんですけど、課題の出た試合になったかなと思います。

――きょうの試合で具体的な目標はありましたか

相手に勝つのはもちろんなんですけど、チームがいい状態で次の試合に臨めるようにいいプレーを出そうというのを意識してやっていました。新たな課題を出すためにも積極的にプレーしていくというのを意識していました。

――その目標は達成できましたか

きょうは序盤に相手の波にのまれた部分があって。なかなかいいプレーは出せなかったんですけど、ラスト10分追い付けて負けなかったのは次の試合につながると思います。

――試合は序盤から追い掛ける展開となりました

本当に体力的にも精神的にもきつくて。なかなかリーグ戦もビハインドの試合がなかったので、何がいけなかったのかはまだはっきりしていないんですけど、全員がこの試合に懸ける思いが強くなるのが遅くて相手にやられてしまった部分があります。

――得点も決められましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

時間もなかったので、とにかく隙を狙って得点の機会をうかがっていました。そこはいつもの自分の得点のかたちでもあるので、それを苦しい場面で出せたのは良かったと思います。

――きょう出てきた課題というのは今どのように感じていますか

まずは全員が試合に懸ける思いを準備の段階から強く持つこと。また大事な場面でのミスが目立ったので、そこは日頃の練習から意識を高く持ってやらないといけないです。まだ3週間あるので、練習から全員で気持ちを入れてやっていけば、大事な局面でいい成果が出ると思うので、一生懸命頑張っていきたいです。

DF奈須由樹(文2=東京・早実)

――今の率直なお気持ちをお願いします

1点の重みを知ったというか。最後の4Qで自分が決めていたら勝っていた試合なので、1点の重みというのを最後の試合で感じました。

――結果についてはどうお考えですか

試合の入り方とか、いろいろあったと思うのですが、勝てる相手ではありましたし、大差で勝たなくてはいけない試合だったというのはあります。

――試合の序盤、失点が続いたシーンは振り返っていかがですか

最初の1、2点はしょうがないと思うのですが、同じパターンで4失点してしまって、修正が遅かったというのがあるので、そこの修正が早くできていればなと思います。

――試合中はディフェンス陣でどのような点を修正しようとしていましたか

相手の1on1に対して、早くホットが浮いてしまうというので、浮いたところでパスが出てやられてしまうというパターンだったので、他の周りのMFを下に下げるとか、もう少し小さく守ろうかなという反省が出ていました。

――ご自身のプレーは振り返っていかがでしたか

ディフェンスとしてもう少しやれることはあったと思うし、あまりやりたいことができなかったというか、普段できていることができなかった感じです。あとオフェンス参加に関して、結構自分はやっているのですが、点を取れる場面が2回あって、2回とも取れなくて、決めるところで決めないとまた同じ展開になるなと思いました。

――きょう出たチームとしての課題点を教えてください

シュート精度ですね。シュート数は相手より倍くらいいっていたのでそこを決め切らないといけないというのと、試合の入り方とか、気持ちの入れ方です。相手は打倒ワセダで強く来るところを、こっちはあまり強くいけていないというのは、リーグ戦を通して感じていたことだったので、そこの修正をしていきたいです。

――ファイナル4への意気込みをお願いします

初戦は慶大とあたるのですが、慶大も早慶戦負けているということで打倒ワセダで、すごい勢いでくると思うし、ワセダとしてもそこでは絶対負けられないので、しっかり強い気持ちで練習に励んでいきたいと思います。