ラグビー部
2018.10.07
定期戦 10月6日 対立大 早大上井草グラウンド
要所でミスが目立ち2年連続の敗北
10月6日に早大上井草グラウンドで行なわれた立大戦。フランカー西田強平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)が「絶対に負けてはいけない試合」と語るように、昨年は敗北を喫している立大に雪辱を果たしたいところだった。しかし、前半は無得点に終わり苦しい展開になる。後半こそ追い上げを見せたものの、後一歩及ばず2年連続での敗北となった。
前半、早大は苦しい立ち上がりとなる。スクラムは押されることが多く、相手のディフェンスにも苦しみ、なかなか敵陣でプレーすることができない。立大にゴール前まで攻め込まれる場面で相手のミスなどに助けられてピンチを脱するも、12分、自陣ゴール前で立大のスクラムからディフェンスのギャップを突かれ先制トライを許してしまう。16分には相手のペナルティーからゴール前まで迫るが、モールでペナルティーを犯してしまい得点に結び付けられない。その後も敵陣でフェーズを重ねるがゴール前でミスが出てしまい得点を奪えない。攻め込まれる場面が続き29分、スクラムから右に展開されフェーズを重ねられトライを許してしまう。その後のゴールも決められ0-14で前半を終えた。
敵陣でのミスが散見された
後半も早大はなかなか前に出ることができない。タックルですぐに倒される場面が目立ち、前半同様ゴール前まで敵陣まで攻め込むが、トライが奪えない我慢の時間が続く。さらに、「相手のプレッシャーを受ける中で修正しきれなかった」(西田)と語る通り、パスもうまくつながらずノックオンがでるなど互いにミスが目立つようになる。そして、21分、早大は自陣からのキックでカウンターを仕掛けられると、ディフェンスの隙を突かれる形でタックルを外されサポートについた選手にトライを許し痛恨の3トライ目を奪われる。反撃したい早大は29分、相手のペナルティーを得ると、モールを押し込んでインゴール左にトライ。反撃の狼煙を上げた早大は続く34分にもゲインラインを突破して右に展開するとWTB安部勇佑(スポ2=東京・国学院久我山)がトライを奪った。ゴールが決まり12-19と7点差に詰め寄る。終了間際もフェーズを重ねて攻め込んだが、ゴール前でノックオンを犯してしまい立大ボールに。結局、12-19のままノーサイドとなった。
反撃のトライを挙げた安部
今日の試合はミスが目立つ試合となってしまった。特に早大が敵陣深くに攻め込んでいる場面ではノックオンでチャンスをものにできないことが多かった。ミスを減らしトライを取り切ることが今後の課題として残るだろう。
(記事 岡秀樹、写真 千葉洋介、坂巻晃乃介)
定期戦 | ||||
---|---|---|---|---|
早大 | スコア | 立大 | ||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
0 | 2 | T | 2 | 1 |
0 | 1 | G | 2 | 0 |
0 | 0 | P | 0 | 0 |
0 | 0 | D | 0 | 0 |
0 | 12 | 計 | 14 | 5 |
12 | 合計 | 19 | ||
【得点】▽トライ 森島、安部 ▽ゴール 島本(1G) | ||||
※得点者は早大のみ記載 |
早大メンバー | |||
---|---|---|---|
背番号 | 名前 | 学部学年 | 出身校 |
1 | 井上 大二郎 | スポ4 | 愛知・千種 |
後半31分交代→16小澤 | |||
2 | 森島 大智 | 教3 | 東京・早実 |
3 | 阿部 対我 | 社1 | 東京・早実 |
後半31分交代→18入谷 | |||
4 | 大崎 哲徳 | 文構1 | 東京・国学院久我山 |
後半28分交代→19中野幸 | |||
5 | 松井 丈典 | スポ4 | 愛知・旭野 |
6 | 原 朋輝 | スポ1 | 神奈川・桐蔭学園 |
後半30分交代→20増原 | |||
7 | ◎西田 強平 | スポ4 | 神奈川・桐蔭学園 |
8 | 沖野 玄 | 商3 | 北海道・函館ラサール |
9 | 堀越 友太 | 社4 | 東京・早実 |
10 | 島本 雄太 | 創理2 | 神奈川・桐蔭学園 |
11 | 島田 雄大 | 商2 | 東京・早大学院 |
12 | 中西 亮太朗 | 商1 | 東京・早実 |
13 | 田所 賢汰 | 社2 | 埼玉・早大本庄 |
後半17分交代→24竹下 | |||
14 | 安部 勇佑 | スポ2 | 東京・国学院久我山 |
15 | 堀尾 健太 | 教1 | 神奈川・桐蔭学園 |
後半17分交代→25遠山 | |||
リザーブ | |||
16 | 小澤 裕仁 | 法4 | 東京・早大学院 |
17 | 芦刈 大政 | スポ2 | 福岡・東筑 |
18 | 入谷 怜 | スポ4 | 愛知・南山学園 |
19 | 中野 幸英 | 文構3 | 東京・本郷 |
20 | 小川 瑞樹 | 文1 | 東京・早実 |
21 | 増原 龍之介 | 教3 | 広島・崇徳 |
22 | 矢野 翼 | スポ2 | 愛知・明和 |
23 | 武田 誠太郎 | 社3 | 島根・石見智翠館 |
24 | 竹下 日向 | 教1 | 神奈川・桐蔭学園 |
25 | 遠山 拓 | 教1 | 東京・国学院久我山 |
※◎はゲームキャプテン、監督は相良南海夫(平4政経卒=東京・早大学院) |
コメント
フランカー西田強平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)
――結果をどのように受け止めていますか
絶対負けてはいけない試合だったので悔しいとしか言えません。自分たちに変えるべきところがあるということがわかった試合だったと思います。
――ペナルティーやミスが終始目立ちました
同じミスが続いてしまって、お互い変えようとしているとは思うんですけど、相手のプレッシャーを受ける中で修正し切れなかったことは反省点だと思います。
――セットプレーの前などに話し合う場面が多く見られましたが、コミュニケーションは意識した部分だったのでしょうか
そうですね、昨日の練習でも上手くいってない部分があって、それを試合や練習を通じて改善していくことがやってきたことだったので、話し合いをしてプレーすることは意識した部分ではありました。
――また、運動量の面でも先週より低下しているように見えました
前回の法大戦に比べると、起き上がっている選手や順目にまくる選手がなかなか現れないという場面もあって、それが自分たちがスコアできなかった原因だった思います。
――今後に向けて一言お願いします
今後数少ない試合でアピールしないといけないので、来週の試合に向けてこの一週間で修正して、4年生を中心に改善して、勝った上で自分たちが成長できるかを意識しながらやっていきたいと思います。