弓道部

2018.10.02

東京都学生連盟リーグ戦 9月30日 東京・國學院大學弓道場

実力を発揮できないまま終戦

 平成31年度東京都学生連盟リーグ戦(リーグ戦)第5週。今週の相手は明大。リーグ戦での勝ち星をなかなか掴めない中、勝ちたかった一戦だったが最終的中116-144の大差で敗戦。早大は的中数を伸ばすことができず、昨年から1部リーグで戦う早大は苦しい戦いを続けている。

 國學院大學弓道場で行われたリーグ戦4試合目。天候の悪化が予想される中、30分間試合時間を繰り上げて始まった。苦手とする序盤を克服したい早大は、今季非常に安定感がある牧山千莉(スポ3=千葉)の的中からスタート。しかし1立目の弐ノ立が大きく崩れ、1立目を終えて22-28と明大に差をつけられ苦しい展開となった。2立目も明大が5人皆中を出した一方、早大は1人にとどまりさらに差を広げられてしまう。結局前半を終えて67-86とさらにリードを広げられ、この時点で試合の趨勢を決められてしまった。

今季素晴らしい戦いを続ける牧山

 それでも次戦につなげる収穫を得たい早大は、あきらめることなく試合に臨んだ。行射前に渡邊顕士主将(社4=東京・日大荏原)がいつもより長めにアドバイスを送ると、選手もそれに呼応するように復調の兆しを見せる。前半戦よりは安定した射を見せるようになり、的中数も増えていった。しかしこの日の対戦相手は全国屈指の強豪である明大。最後まで集中力を切らすことなく安定した行射を続け、早大に反撃の機会を与えることなく試合は終わった。

要所で確実に決める千葉

 試合後チームの状態について渡辺主将は「リーグ戦ということで、引きにくい部分がそれぞれ無意識にある」と振り返った。長い歴史を持つ早大弓道部の部員として試合に出場することは、選手に誇りと勇気を与える一方でプレッシャーを与えているのかもしれない。また、来シーズンの動向にも影響するリーグ戦は、想像以上に金曜する舞台なのだろう。今季残されたリーグ戦はあと1試合。選手の射術面でのレベルの高さは夏の大会でも証明されており、夏合宿を超えさらに向上していることは間違いがない。あとはプレッシャーに打ち勝って練習通りの実力を発揮できるかにかかっている。今シーズンを締めくくるリーグ戦の最終戦で、今季の締めくくりにふさわしい試合を期待したい。

(記事・写真 廣瀨智優)

結果

初立

大前 牧山                      20射19中

弐的 千葉智弘(先理1=東京・早大学院)        20射18中

落前 矢内健 (人2=東京・広尾学園)        20射12中

落  中谷透 (基理4=東京・早実)           20射15中

弐ノ立

大前 栗原健太(文構3=東京・国学院久我山)     20射15中

弐的 阿部悠理(教育2=宮城・仙台一)        4射 1中

   大貫真央(教育4=東京・帝京大高)       16射10中

落前 志岐伊織(スポ4=群馬・前橋西)        20射14中

落  幸明千尋(スポ4=東京・城北)         20射12中

コメント

渡邊顕士主将(社4=東京・日大荏原)

――今日の試合、振り返っていかがですか

悔しいですね。練習通り自分たちの力が発揮できていない部分で、もどかしい部分が部員全員にあったなという印象を受けました。

――今日でリーグ戦3試合を終えました

結構苦しい戦いだと思います。シーズン通して皆色々と工夫をしながら練習をしていた中でのこう言った結果なので、今日の試合と同じようにもっと自分たちはできるのになと思いながら、試合を見てきています。弓を引いている人も見ている人も皆同じ気持ちで、どうしてもあと一歩を踏み出せない試合が続いていると思います。

――早大自身の試合内容をどのように評価されますか

そうですね。部員全員に対していっていることは、自分のことに集中して、周りが同状況であろうと、どういう環境で弓を引こうと変わらずに引くことを心掛けてはいるんですけど、どうしてもそこが難しいところでなかなか結果として現れてくれないという所ですね。

――夏以降のチームの状態、調子はいかがですか

選手の調子はそこまで変化がなく、練習の際は比較的高的中も出ているのですが、やはりリーグ戦ということで、引きにくい部分がそれぞれ無意識にあるように思います。それが試合の場で表に出ているように思います。

――そのリーグ戦の難しさとは具体的には何でしょうか

やはりシーズンを通しての集大成でもありますし、来シーズンにも繋がる試合になってくるので、やはり1本1本の重さというのがすごくあって、それに伴って1部リーグに上がってから2部には落ちたくないというところもちょっと引っかかっているのなかと思います。

――行射の前の声掛けで意識していることは何でしょうか

僕個人としては、弓を引いている人の顔を見てどういう表情で引いているかだとか、どういう内容の弓を引けているかをその前の立で見て、そういった部分を加味してアドバイスをしています。基本的には、あまり選手の頭の中に言葉を入れたくないので一言、二言で伝えているのですが、今日はあまり調子が良くなかった立に対しては、いつも通りの引き方をするべきだということを少し長めに話しました。弓は1人で引いていると、どんどん狭くなって意識もどんどん小さいものになってしまうので、それを一度広げて自分たちは大丈夫だという精神状態にするために、ああいったことをしました。

――リーグ戦で好調を維持している選手もいます

牧山も順風満帆できた選手というよりかは、結構苦労をしてきた選手なので、その苦労もあって今シーズン非常に頑張っていると思います。

――1年生もルーキーながら結果を残しています

非常によく頑張ってくれていると思いますし、4年間部活をやってきた身としてはすごく嬉しいです。

――来週の桜美林大戦に向けて意気込みを

射術面では、シーズンの頭から比べると向上している部分は非常に大きいと思うので、後は気持ちの部分を強く持ってやり切るしかないと思っています。