ラクロス部

2018.10.01

第31回関東学生リーグ戦 9月29日 神奈川・慶大日吉陸上競技場

厚かった王者・慶大のカベ 永廣組の思いは後輩たちへと『繋』がれる

    前半 後半
    早大
    慶大
    ▽得点者
    青柳、吉田、永廣、山田

     関東学生リーグ戦の最終戦の相手は、王者・慶大。本降りの雨の中、早慶定期戦で大敗を喫した敵地・日吉に乗り込んで迎えた早慶戦は、お互い一歩も引かない展開となった。前半7分、MF青柳七瀬(スポ4=千葉・国府台女学院)がフリーシュートを決めて先制するも、立て続けに2失点し、前半を1−2で終える。後半に入り、両チームとも得点を重ねる中、後半21分にAT山田美帆(社4=米国・サウスブランスウィック)が相手ゴーリー(G)のパスミスを見逃さずに得点を決めて、4−5と1点差まで詰め寄る。しかしその後は連係ミスなどから終了間際に2失点し、万事休す。4−7での敗戦となった。

     「全員で勝とうね」(MF永廣めぐみ主将、スポ4=米国・ラファイエット)。今年のスローガンに『繋』を掲げた今年のチームは、この日もチーム全体での結束を誓った。気温が上がらず、土砂降りの雨にも関わらず、スタンドからの声援は雨音をかき消す大きさだ。その声援を受けてか、立ち上がりから何本も放たれる慶大のシュートに、G向山雛乃(スポ4=東京・小山台)がスーパーセーブを連発。G伝統の背番号97を背負う守護神が存在感を見せると、前半7分には青柳がフリーシュートを確実に決め、王者を相手に先制点を奪う。しかし、その3分後、7分後に連続して点を決められ、あっという間に逆転を許してしまう。だが、DF呉田美有(文4=大阪・北野)が「きょうのディフェンスはすごくうまくはまって、相手に悪い体制でシュートをさせることが多かったです」と振り返るように、その後は追加点を許さず、前半は1-2で終える。

    青柳の得点で早大が先制に成功した

     迎えた後半、慶大の勢いは根強く、開始早々、立て続けに2失点し、1−4となる。しかし、「後半からもっと攻めていこう」というAT吉田なつ湖(スポ4=東京・明星学園)の言葉通り、積極的な攻めを見せる早大。後半3分、MF吉見彩(スポ2=早稲田渋谷シンガポール)からパスを受けた吉田のゴールによって、1点を返す。すると後半8分にはゴール前で細かいパスをつなぎ、最後は永廣が押し込み、3-4と1点差に詰める。その後1失点し、試合終了まで残り3分、同点にするためには得点が不可欠な時間帯に差し掛かった時だった。相手Gがパスミスをし、コロコロと転がったボールを拾ったのは山田。「絶対にここで決めてやる」(山田)と、執念のゴールを見せ、再び1点差とし、勝利への希望を『繋』ぐ。このままの勢いで同点に追い付きたかった早大だったが、最後は守備の乱れから追い討ちの2失点を許し、4−7で試合終了。チーム全員で戦い抜いた早大はここに力尽きた。

    試合終盤、慶大に一瞬の隙を突かれてしまった

     この試合でAチームの公式戦は終了となった。「革新した1年だったかな」(MF勝沙瑛子、商4=東京・早実)と選手たちが口々に振り返るように、今年から新しいコーチを招聘(しょうへい)し、ラクロスへの考え方が大きく変わった一年だったという。ミーティングも多く開き、『考えるラクロス』(吉田)を追求してきた成果は、プレーの端々で表れていた。残念ながら日本一の夢を果たすことはできなかったが、その思いは後輩たちに『繋』がれていくだろう。

    (記事 中島和哉、写真 栗林真子、今山和々子)

    コメント

    MF永廣めぐみ主将(スポ4=米国・ラファイエット)、MF鈴木利奈副将(スポ4=神奈川・川和)、AT平塚直子(スポ4=神奈川・清泉女学院)

    ――今の率直なお気持ちをお願いします

    平塚 すごくいろいろな気持ちなんですけど、悔しい気持ちが100パーセントと最後の試合で負けちゃったけど楽しくできた気持ちが100パーセントという感じです。50パーセントずつにはできなくて、どちらも100パーセントの気持ちがあります。

    鈴木 率直に言うと勝ちたかったというのが本音なんですけど、このチームは最高だなと思えた試合だったので、すごく楽しかったです。

    永廣 きょうは勝てたなという…。でもなんか分からないんですけど、笑顔になれる終わり方だったなと思います。

    ――試合を振り返られていかがですか

    平塚 感じ方が今までの負けた試合と全然違くて…。

    鈴木 やられた、やばいという感覚がなくて、自分たちのやりたいことややってきたこと…。

    平塚 自分たちが崩れたという感じも全然ないですし…。なんなんだろう…。

    鈴木 一瞬の隙を突かれて、それを相手が確実に決めてきて、ケイオーだなという感じでした。

    ――この試合でAチームの公式戦は終わりとなりますが、今年のチームを振り返られていかがですか

    平塚 できあがった時はすごくまとまった感じだったんですけど、早慶戦(早慶定期戦)で負けてそれが一気に打ち砕かれて、早慶戦に負けた日から積み上げようと思っても、なかなかうまく積み上げられなかったりもしました。でも気付いたら負けながらもできあがってきていて、きょうに至ったなと思います。

    鈴木 今年は新しいことに挑戦した年で、コーチも大きく変わりましたし、組織体制も変えてきて、順風満帆ではなかったんですけど、でも失敗するたびにみんなで話をして、より良くしていこうと常に前を向いていたチームだったなと思います。だからきょうがこんなに楽しくなったし、試合に出ている人出ていない人とか関係なく、チーム一体となるというのはこういうことなんだなというのが味わえたチームだったなと思います。

    永廣 後輩がインスタに4年生向けにメッセージを書いてくれて、そこの投稿に書いてあったんですけど、2年前は4年生が強くて、去年はエースが強くて、でも今年はみんなで強くてみたいなことを書いてくれていて、本当にそうだなと思って、全員で勝とうねということを口癖のようにみんな言っていたし、チーム全体が結束していたなと思います。

    ――4年間ラクロス部で過ごされた日々はいかがでしたか

    平塚 いろいろなことがあり過ぎて…。私は去年までずっとCチームで、まともにラクロスをやったこともなかったし、Aチームなんて雲の上の存在だし、自分がこのチームが勝つことに関われるのかということを4年生になる時とか今シーズンが始まる時とかもどうすれば分からなかったです。でもこのチームが好きで、このチームとずっと関わりたいと、Cチームの時やケガしていた時とか、1、2、3年生の時も思っていたからこそこうやって悩んできたのかなと思って、4年生でAチームの練習に入るようになって初めて、自分が果たす責任だったりとか、自分がやらなければいけない、周りを引っ張らなければいけない、今まで自分と同じ立場にいた人とかに自分と同じ思いをさせたくないという気持ちが大きくなりました。自分が頑張ることも大事なんですけど、そういう小さなところで苦しんでいたりもがいている人たちを支えられるような人になりたい、そういう人たちの希望になりたいと思ってやってきて、リーグ戦でベンチに入ったのも今回が初めてで、これが最後というのが残念なんですけど、そういうところは後輩にうまく伝えられたらいいなと思います。

    鈴木 私は去年も少し試合に出させてもらったりしていたんですけど、全然実力不足で、貢献できたと思えていなかったです。今年は副将という立場をやらせていただいて、まず自分の中の自覚が大きく変わって、自分が勝たせるじゃないですけど、そういう強い気持ちでやれました。結果的には負けてしまったんですけど、副将になって常にこのチームで勝ちたいという気持ちはすごく強かったですし、目指しているチーム像みたいなのを4年生のキックオフの時に考えて、それを実現するためにはどうしたらいいんだろうと考えてきました。自分の力でチームをまとめたかといわれるとそれは分からないんですけど、付いてくれる同期と後輩たちと、この1年間を戦えて本当に自分は幸せでした。

    永廣 1年生の時は大好きなラクロスをただただやっていて、チームのためにとかではなくて、どちらかというと1年生の自分たちのためにみたいなのがあったんですけど、1年生の秋くらいからAチームにいさせてもらって、どんどんチームのことを考えるようになっていきました。2年生の時は試合に出させてもらったりしていたんですけど、全然無力で、嫌いにまではならないけどなんか嫌だなと思う時期もあって、だけど3年生になった時に幹部になって、チームが勝つためにということにフォーカスして自分をどうすればいいのかを考えられるようになりました。4年生になった時に最高な同期と後輩が支えてくれて、正直大変なこととかもいっぱい経験してきたんですけど、後輩のためとかチームのためだったらなんでもいいや、なんでもやっちゃうみたいな感じで乗り越えてこれたと思います。幸せでした。

    ――4年間一緒に過ごされた同期の方にメッセージはありますか

    鈴木 本当に大好き!

    平塚 本当にみんなが強くさせてくれました。心の底からそう思います!大好きです!

    鈴木 この同期だったからラクロスが何100倍も楽しくなりました

    永廣 自分たちは辞めていってしまった子も仲良くて、本当に運命のね!

    一同 運命だと思います!

    永廣 この同期で良かったと本当に思います!

    ――最後に後輩の皆さんへのメッセージをお願いします

    永廣 今年良かったところはそのまま引き継いでもらって、反省点とかあったら修正してもらって、より良いチームにしてもらって、私たちがなれなかった日本一を取れるような強いチームになってほしいなと思います。

    平塚 下の代は自分に厳しい子たちが多くて、追い詰め過ぎちゃって悩んでみたいな子もすごく多いかなと思っているので、私とかは人にベラベラ話しちゃうんですけど、みんなで共有して、みんなで強くなっていって、みんなで日本一を取ってほしいなと思います。

    鈴木 後輩たちにとってはここからがまたスタートだと思うので、しっかりと今シーズンの反省とかを話し合って、その上で後輩たちらしいチームをつくっていってくれたらなと思います。

    AT吉田なつ湖(スポ4=東京・明星学園)、MF勝沙瑛子(商4=東京・早実)、DF呉田美有(文4=大阪・北野)

    ――試合を終えた今の気持ちをお願いします

    吉田 悔しい。悔しいんですけど最後のこのチームでできる試合を、全力で楽しもうと思って最後の最後まで楽しめたので、悔いは残るんですけど、良かったです。

     私は2人と違って(最初の)3戦は出てなくて、下のチームの子の思いを今出ている人たちよりも分かっていたと思うので、その人たちのためにもやってやろうという気持ちで臨んだんですけど、自分の中ではきょうの試合は本当に不甲斐なくて悔しいという気持ちがあります。試合が終わってすぐは悔しくてやり切れないなという思いがありました。

    呉田 試合終わって、やり切った感はありました。4年間の思いとか、自分の思いももちろん、コーチの思いも、試合に出れない人たちの思いも、保護者の思いも…色んなことを最後出し切れたかなと思っています。

    ――試合全体のアタック陣を振り返っていただけますか

    吉田 前回ケイオーと戦った時より、いつも練習でやっている感じで入れたので、前より全然やりやすくて、でも前半は1点しか得点できなかったんですけど、後半からもっと攻めていこうというかたちで、点も重ねられたので、練習通りできたかなという感じです。

    ――試合全体を振り返っていただけますか

     前回早慶戦はベンチで見ていて、自分が目標にしていたAチームがどんどん点を取られてしまったというのがすごく(心に)残っていたので、前半の立ち上がりから先制点を取れたのは本当に前回と違う部分でうれしかったです。流れがワセダにきたりケイオーにきたり、終始競り合う展開だったと思うのですが、最後…(負けてしまいました)。私は途中から出る身だったので、自分が流れを変えようという気持ちで途中から出てやっていたのですが、個人的には中盤にミスをしてしまったこともあったので、やり切れない感じです。

    ――試合全体のディフェンス陣を振り返っていただけますか

    呉田 やっぱりワセダのディフェンスは強いなと思ったのが最初の感想です。前回の早慶戦は、前半で6失点してしまったのですが、きょうはディフェンスもすごくうまくはまって、相手に悪い体制でシュートをさせることが多かったです。このリーグ戦を通して、この1年間成長した結果が、きょうの試合は出せたかなと思います。少し後半の失点はもったいないところもあったんですけど。総じてすごいみんな上手くなって、特に後輩がすごいナイスディフェンスをしてくれて、1年間いろいろやってきてよかったなと思える試合でした。

    ――今年1年を振り返っていただけますか

    吉田 もういろいろあったなあ。

     たくさんミーティングをしたよね。

    吉田  去年よりも考えることがめちゃめちゃ多くて、今年を経験して去年を振り返ると、ミーティングの回数とかもそうだし、そもそもラクロスを考えてやっていたというよりかは、感覚でプレーしていたなというのが個人的にもそうだし、ワセダ全体としてもそうだったのかなと思います。とにかく今年は新しいコーチが来てくれて、いろいろな考え方が自分たちに与えられて、そこを踏まえて自分たちのプレーをまた考えるという感じで。自分たちの強みは考えるラクロスだなというのが、1年を振り返って思ったところです。

     革新した1年だったかなと。なつ湖も言っていたのだけど、コーチも変わってラクロス部の組織もたくさん変えるところがあって、全てが挑戦の1年でした。そのせいか、自分のことだけじゃなくて、後輩のこととか、OBさんのこととか、たくさん考える1年でした。

    呉田  ディフェンスの話になっちゃうんですけど、去年までいた細見さん(細見千明前主将、平30文構卒)という、ディフェンスの要(かなめ)!という人が引退してしまって、自分がディフェンスリーダーになったんですけど、まず千明さんがいないことへの不安がとてもありました。かつ、後輩がすごく多いディフェンスチームで、最初はどうやってまとめたらいいのかとか、もしかしてやり方間違ってるかなとか、自分自身でもいろいろな葛藤があったんですけど、最後は何といっても後輩が本当に頑張ってくれて、私がどんだけ厳しいことを言っても、みんな必死で食らいついてくれて、最後は強いディフェンスチームができたかなと思います。後輩がすごく頑張ってくれて良かったです。

    ――では、ご自身の4年間を振り返っていかがですか

    吉田 私と呉田は1年生2年生のころはずっとケガに苦しんでいて…。2年生はほとんどプレーしていなくて、その悔しさを3年生で晴らそうという感じでやっていたんですけど、私はまたケガをしてしまったりして…。リーグ期にケガをしてしまったので、去年もあまりリーグに出れなくて、しかも去年のアタック陣はめちゃめちゃ強かったんです。その先輩たちが抜けて、呉田と被ってしまうのですが、4年生がいない不安が大きくて。でも自分たちでやらないといけないので、本当に同期も後輩も一つになって、ケガしていた分も頑張ろうと思って、みんなをまとめることと、自分のプレーでずっと憧れていた舞台で戦うことができました。よかったなと思います。

     私は1年生のときは、どんどん同期が先輩と一緒に練習をする中で、1人ずっと取り残されて基礎を練習していた1年だったので、そこから私は始まって、2年生、3年生、4年生も最後の最後までチーム変動が多かった4年間だったなと思っています。この前の早慶戦でも、直前にチームを落とされて出れなくて、今回のリーグ戦の最初もBチームスタートで、またかという思いが正直あったんですけど、本当に悔しいとかそういう思いよりも、出たいという気持ちが大きかったので、とりあえずがむしゃらに頑張った…頑張ったという言葉でまとめたら軽くなってしまうと思うんですけど、いろいろな思いを4年の最後にリーグに出てぶつけたいという気持ちをずっと持ちながら、最後2戦出ることができたので、それが自分の中ではよかったなと思います。

    呉田 1年生2年生のときはずっとケガしていて、正直2年生の最後の方、3年生になる直前にはラクロス部を辞めようと思っていて。私はヒザを7回くらい手術しています。さすがにもう無理だなと思って2年生の最後には辞めようと決意していたんですけど…。同期が大好きだったので、同期のことを思うと辞められなくなってしまって、そこから手術もあったんですけど、なんとかはい上がって、3年生のときにはリーグ戦に出してもらえるようになりました。この1年間はありがたいことにケガもせずにやってこれて、本当に最後こうやって試合もフルに出られるなんて、1年生の時も2年生の時も考えたことがなかったので、試合も出られて、素敵なチームメイトに囲まれてラクロスができて、素敵なコーチもいて、そんな中でラクロスができて本当に幸せでした。

    ――それぞれアタック、全体、ディフェンスの後輩に向けてメッセージをお願いします

    吉田 去年のアタック陣がめちゃめちゃ強くて、今年頑張ろうと思ったのと一緒で、多分きょう出たアタックのメンバー全員4年生だったし、それは私は同期が大好きだからうれしいんですけど、本当に来年はアタック陣頑張らないと、ディフェンス陣が3年生多い分、アタックも頑張らないと(いけません)…。でも頑張ったら、ディフェンスはめちゃめちゃ強いので、すごく強いチームになると思います。今Bチームで頑張っている3年生、2年生もいいものをみんな持っているので、しかも後輩たちはみんな努力家なんです。とても頑張れる子たちだから、そこで私たちが今年1年間やってきた『考えるラクロス』を土台にして得点力を重ねてくれたら絶対にいいチームになると思います。だから腐らず、私たちの分も頑張ってほしいなと思います。本当に後輩大好きです。

     私のほうが頼りないので、私が言えることはあんまりないんですけど。きょう活躍していた彩(MF吉見彩、スポ2=早稲田渋谷シンガポール)とか、2年生だけど便りになる人もいるし、翠(MF竹野翠、政経3=東京・西)とか、朋花(MF田代朋花、商3=埼玉・早大本庄)とか、今の3年生も試合経験をたくさんしているし、私たちにもどんどん意見をいってくれる子たちが多いので、そういった面では心配するようなことはなくて、ただみんなしっかりしてるけど、メンタルが弱い人がいるから、私も思ったし、4年生になると自分のことを考えなきゃいけないけれど、チームのことも考えなければならなくなります。特にミディはアタックのことも、ディフェンスのこともいけなくて、あわあわしちゃうかなという不安は少しあるので、今わたしたちがいた時みたいに、がむしゃらに自分のプレーを出していくことは忘れずに、これからチームを率いていく立場になっても、その気持ちは忘れないで自由にプレーをして欲しいと思います。私も後輩大好きです。

    呉田  ディフェンスはゴーリー含めてこの1年ですごい成長して、みんなもう試合経験もたくさんあるメンバーなので、特にあまり心配はしていないんですけど、1個下が多いのでうまく下級生をまとめながら、ディフェンスだけでいえば安心して送り届けられるレベルなので、時にはみんなに厳しく、楽しく、目標にむかってがむしゃらにやってくれれば特に心配はありません。後輩私も大好きです!

    AT山田美帆(社4=米国・サウスブランスウィック)、MF秋山璃奈(スポ4=神奈川・相模原)

    ――4−7で試合を終えた今の気持ちを教えてください

    山田 正直、まだ自分の中で終わっていない感じがあるし、次も試合があるのかなという気持ちになっています。まだ現実を受け止め切れていないんですけど、終わったんだなと思う自分もいます。

    秋山 思い返すともっとこうできたかなというところがあって、すごく悔しいです。でもどうあがいてもこれが最後なんだと思うと、悔いがないと言ったらうそになりますが、やれることは出し切ったかなという感じです。

    ――本日の試合を振り返ってみていかがですか

    山田 5月の早慶戦よりは本当に自分たちは成長したなとすごく感じられて、4年生の力がすごく出ていた試合だったかなと思います。みんなが頼もしかったですし、後輩たちも一人一人今まで練習してきたことができていたシーンがすごく見られた試合でもあったので単純に楽しかったです。

    秋山 何度も相手の点数に追い付きそうなところはあったので本当に勝ちたかったというのが一番でした。自分たちの力だけじゃなくて、後輩たちの力も借りて、全員で戦えた試合だったと思います。

    ――今回の試合で、山田選手が4点目を決めたシーンがありました。振り返ってみていかがですか

    山田 なつ湖(AT吉田なつ湖、スポ4=東京・明星学園)が取り損ねたボールをかっさらった時、目の前に誰もいなくて、もうこれは自分がいくしかないと思いました。その時はもうゴールしか見えていなかったです。結構自分が得意なパターンだったので、絶対にここで決めてやるという気持ちで打ちました。

    ――今年を振り返ってみていかがでしょうか

    山田 悔しい思いを最初から本当にすごくしてきました。でもその悔しい思いをしてきたからこそ、ここまで成長できたなとすごく感じました。後輩たちは伸びしろばかりだなと思うので、(今後の成長が)すごく楽しみです

    秋山 今年は体制とかもいろいろ変わって、一からのスタートという感じでした。4年生のチームと言われますけど、後輩たちもチームをつくり上げてくれるのを支えてくれたので、全員でこのチームがつくりあげられたなと思います。5月の早慶戦では、自分たちは強いという自信をズタボロにされてしまったし、リーグ戦も最初の方は負けが続いてしまい、あまり勝てない時期が続いていました。でも、どうやったら良くなるかとか本当にたくさん考えて、やってきたことは間違っていなかったとすごく思うので、自分としても成長できた1年だったなと思います。

    ――4年間を振り返ってみていかがでしょうか

    山田 2年生の時にドローを上げ始めて、試合とかにも出るようになったのですが、そのころにスランプに陥ったことがありました。その時期は自分が成長しなきゃと思ってしまったんですけど、学年が上がって、自分より上の上級生を見た時に、このままじゃ駄目だと思いました。チーム全体を俯瞰して見て、お互いを切磋琢磨(せっさたくま)しあっていける環境が大切ということを、特にこの4年生になってからすごく感じました。悔しい思いもたくさんしましたが、その代わりうれしい思いもした場面もありました。今年は悔しい思いのほうをたくさんしましたが、やってきたことは間違っていなかったなということを、この4年間を振り返って思います。

    秋山 私は本気で日本一を目指しているというのを聞いて、憧れてラクロス部に入りました。高校の時陸上をやっていたので、ラクロスで人に当たることに戸惑って、本当に何もできませんでした。悔しいことばかりで、本当にこの道で合っているのかなと思った時もあったんですけど、やればやるだけ成長することができました。特に4年生になってからはチームのためについて考えてきた日々が続きましたし、こんなに一つのことに集中して取り組むことはこれからの人生に無いなと思っています。全然この道は間違っていなかったとすごく思いましたし、本当にこの部活に入ってラクロスを続けてきて良かったと思いました。

    ――最後に、後輩に向けてメッセージをいただけますか

    山田 今回自分たちが果たせなかった日本一というのを果たしてもらいたいし、この永廣組でやってきた1年を無駄にしないで、駄目だった部分は変えていってもらいながら、もっともっといいチームをつくってもららいたいです。同期と思うぐらい本当に大好きな後輩たちばかりなので、とりあえずラクロスを楽しんでもらいたいです

    秋山 後輩と思えないぐらい同期みたいな子が多くて、チームワークもある本当にいい後輩たちばかりです。みんながチームのことを考えられる組織になっていると思うので、それを来年につないでもらって、日本一になってもらいたいなと思います。

    MF青柳七瀬(スポ4=千葉・国府台女学院)、MF亀井佑紀(スポ4=東京・日大豊山女)、G向山雛乃(スポ4=東京・小山台)

    ――今日の試合を振り返って

    青柳 負けたけど楽しくできました。負けたのは悔しいけど、最後は達成感みたいな。いつもの試合とは違って、やることはできたかなと思います。

    向山 正直めちゃめちゃ悔しくて、いつもの試合以上に悔しくて…。でも今割とすがすがしいのは、試合終わった後に、みんなで集まって、コーチとか、いろいろな人から掛けてもらった言葉を聞いて、スッキリしたというか、このチームでやってきて良かったと思いました。

    亀井 自分が出られた瞬間は最高に楽しいという思いしかなかったんですけど、結果自体はめちゃめちゃ悔しいです。でもベンチもそうだし出ている人もそうだし、スタンドも(含めて)みんなで戦っている感じが最初よりもしたから、良かったです。

    ――今日で公式戦が終わってしまったが、今年1年間を振り返ってどうか

    青柳 今年はいろいろ変革してきた代で、コーチを代えたり、いろんなことに挑戦して、やろうと思ったことは全部やるみたいな感じでみんなで話して、いろいろ変えてきたんですけど、結果はなかなか伴ってこなくて、勝てない試合がすごく続いて、苦しい時のほうが長かったなと思います。最初のスタートは楽しいと思って始まったけど、途中から勝てない試合が多くて、どうやったら勝てるかを考えても考えても勝てなくて、本当に苦しい時間が長かったと思うんですけど、最後の最後になって、東農大戦とかは意地を見せられたかなと思っているし、最後このチームで良かったと言ってくれる人が多くて、やってきたことは間違いじゃなかったと思いました。

    向山 一言で言うと、つらくて苦しい1年だったなと思います。勝てないのもそうだし、自分自身でももどかしい部分はたくさんあって、今までは私がやらなきゃとか、もっともっと上手にならなきゃとか思っていたんですけど、試合で自分の力の無さを感じることがすごく多くて、そういう時に、もっとディフェンスにあれ言っておけば良かったとか、周りに対する要望とか、周りをこうしたらもっと強くなれると思うことが多くなって、自分に頼り過ぎなくなったというのが、チームを好きになる要因にもなったのかなと思います。

    亀井 この1年は一生の重みをすごく知れた1年でした。今までやってきて、練習試合も含めると勝ちが多いチームだったんですけど、今年になってなかなか勝てない時間があって、その時にリーグ戦の東農大戦とか法大戦とかで勝ったときの喜びが尋常じゃなかったです。その時にやっぱり私たちがスローガンにしていた「みんなが喜び認める日本一」の意味が分かったというか、こういうものの上に日本一がほしいというのを改めて感じて、日本一には届かなかったんですけど、そういったものを知ったのはすごく貴重な経験になりましたし、これからも続いていってほしいと思います。

    ――4年間を振り返ってどうか

    青柳 最初は本当はこの部に入部する予定はなくて、でも一回来た時にラクロスの魅力というよりは、ワセダ女子ラクロス部のチームの魅力みたいなのを知って、すごいいいチームだなって思って入ったんですけど、最初はトレーナーだったので、今はプレイヤーになって本当に良かったなと思います。1年生の時は何もわからなくて、勝つのが当たり前のワセダだったので、新人戦に向けて、1年生がどうやったら一つになれるかを考えたりとか、でも本当に自分のことしか考えてなかったので、例えばどうやったらベンチに入れるかとかどうやったら試合に出られるかとか、2年生になると試合にも出られるようになって、チーム力も考えるようになったりしました。でも日本一は全然見られていなくて、程遠い存在だと思っていました。去年は最終戦しか出られなくて。だから今年が一番楽しい1年でした。つらいことも多かったけど、楽しい1年でした。

    向山 私は正直にいうと、10回くらい本気で辞めようと思っていて、なのに辞めなかったのは、すごく恩返ししなきゃいけない人がこのチームにはたくさんいて、同期もそうだし、先輩も今名前あげたい人がたくさんいます。それで、いざ辞めようとすると、そういう人たちの顔がいっぱい浮かんじゃって、あんなにお世話になったのに、私が辞めていいのかとか思いました。あとは部活外の高校の親友にもすごくお世話になっていて、いつも試合見に来てくれるんですけど、部活の仲間だと言いにくいことも、全部聞いてくれて、その子は私を否定するのではなくて全部聞いてくれて、その子がいなかったら続けられてなかったなって思うので、感謝していますれいちゃん(親友の名前)。だから、こんなにつらくても今幸せだから、どんなにつらくてもみんな続けて欲しい。

    亀井 私は1年生で入部したての時は、日本一が当たり前だ、勝つのが当たり前だみたいなところから入ったんですけど、最初新人戦があって、そこで勝てないところからスタートして、そこから同期とは、猛練習して、新人戦残り2つは勝ち切ろうみたいな、そしてその先も絶対に日本一取ろうみたいな感じで、ここまでノンストップでやってきたなという思いがあります。最初同期が38人いたんですけど、そこから今25人まで減ったのもあったけど、辞めていったメンバーもお互い応援し合って、それぞれの道でやっていっていて、そういう仲間に出会えたのは財産だし、そのメンバーもきょう応援に来てくれていたりしていて、この4年間で、自分はすごく成長できたなと思っていて、自分がラクロスに向き合うことで、大きいケガもしたけど、全部乗り越えられるくらいの精神力を身に付けることができました。100人以上の仲間と出会えて良かったです。

    ――後輩に向けてエールを

    青柳 4年間は終わってみればあっという間だったけど、今もつらい思いをしている後輩はいると思うんですけど、自分が心に刻んでいるのは、常に楽しくというか、悩んでる時期とか、苦しいと思う時期を少しでも短くすれば、自分が上に上がっていける時間は短くなると思ってて、その時間をバネにしてどれだけ伸びられるかというのを自分はすごく大切にしていて、女ラクは周りがすごく助けてくれるところだと思うので、自分の中で抱え込まずに、チームで強くなるということを思ってもいいし、周りのチームの先輩後輩でもいいし、本当にみんなで強くなるということを4年間を通してすごく感じたので、そういう過ごし方をしてほしいというか、本当にあっという間だから、少しでも楽しくラクロスができる時間を増やしてほしいので、チームで強くなってほしいと思います。

    向山 まずゴーリーに向けて。私は97番という昔から引き継がれている番号をいただいて、その97番の重みにすごくつらいことが起きて、その番号を背負っちゃったからこそつらくて、ゴーリーは本当につらいポジションだと思っていて、後輩に理解者がいないとか、ベンチで待っている時も、ゴーリーは仲間なのに敵みたいな、一緒にベンチに2人で入っているのに同じ時間出ることはできないみたいな、すごくライバル意識も持っちゃうし、チームなのにシュートを入れられて自分が出られる番がくるとよっしゃと思っちゃうのがあると思うんですけど、今年は本当に一番の理解者がベンチにいてくれたり、応援席にいてくれたり、みんなが声掛けてくれたからこそ気付けて、だから気が軽くなったというか、私は自分らしい97番を表現すればいいんだなと思えて今日もプレーできました。だからすごく感謝しているし、みんなにもそう思ってほしい。だから次に97番を背負う人はいますか。(次に)みんなに向けて。つらいことの方が多いけど、すごく楽しいことがどこかに一つあって、その楽しいことはつらいことを全て忘れられることだから、とにかくみんな続けろよ、ラクロス。

    亀井 ラクロス部はラクロスだけうまくなる場所じゃなくて、人としてたくさん成長できる場所だから、ポジションとかスタッフとかも関係なく、これからも今年当たり前10カ条みたいなの言っていたけど、整理整頓するとか、人に感謝するとか、そういうことを大切にして、人として強くなって、ラクロスもどんどんうまくなって、そういうチームで日本一を取ってほしいというのと、自分は大きいケガをして8カ月くらい離脱した経験があるので、今ケガをしてしまっている人がいても、絶対に諦めないで、這い上がって、活躍して、チーム勝たせると思って、最後まで頑張ってほしいです。