準硬式野球部

2018.10.01

10月1日 東京六大学秋季リーグ戦 早大東伏見グラウンド

3時間半超えのシーソーゲーム。軍配はワセダに上がる/明大1回戦

明大1回戦
早大
明大
(早)久郷、前田、福川、〇江藤-吉田
♢(三塁打)江藤(9表) ♢(二塁打)永井(3、5表)、中村大(6表)

 台風24号の影響で2日順延し、迎えた明大1回戦。ワセダは前回の法大カードで勝ち点を落としており、優勝への望みをつなぐためにはもう1試合も落とすことのできない状況にある。そんな中、先発のマウンドに上がったのは久郷太雅(創理3=静岡・沼津東)。ここでしっかりと明大を抑え込みカードの頭を勝ち星で飾りたいワセダだったが、試合開始から厳しい状況となった。

 初回、いきなり無死三塁のピンチを背負った久郷は、続く打者に適時打を許し、わずか5球で先制点を献上してしまう。後続は内野ゴロに抑え切り抜けたものの、その後もなかなか制球が定まらない。3回に森田達貴主将(スポ4=埼玉・県浦和)と永井隆太(スポ4=石川・七尾)の適時打で逆転したが、久郷はその裏に1死から四死球を出し1死一、二塁に。次打者に中越え適時二塁打を許し、2点目を失った。ここからなんとか立て直していきたいところだったが、ボールが先行するきょうの投球は変えられず。この回3つ目の四死球を与えると、2回と3分の1で早々にマウンドを降りることに。それでも後を受けた前田直輝(スポ3=熊本)が後続を抑え、なんとか逆転を許さずに踏みとどまった。4回には、池澤一真(スポ2=栃木・大田原)の一打でリードを2点に広げるも、その裏に明大に追加点を挙げられ、試合を決定付けることのできないまま試合は進んでいった。

 僅差で試合は進んでいたが、5回に前田が打ち込まれ、さらには4年生の失策も絡み4点を失う。こうして追う展開になったが、6回に先頭の関大輝(基理1=茨城・江戸川学園取手)が中前打で出塁し、続く池澤が四球を選ぶと、打順は1番にかえり、今駒顕二郎(教4=東京・早大学院)。執念のバントヒットで出塁すると、続く森田が放った投ゴロの間に三塁走者の塚脇太陽(人2=千葉・市川)が本塁生還。そしてこの不運な形で失点をしてしまった明大投手が、次の永井の打席で暴投してしまい、さらにワセダは1点を追加した。相手投手の制球が定まらない中、永井が四球で出塁すると、4番の中村大輔(商4=東京・早大学院)が左中間適時二塁打を放ちさらに2点。このところなかなか打撃の調子が上がっていなかった中村大だったが、この日はその一振りで見事逆転に成功した。

6回にその時逆転となる左中間適時二塁打を放った中村大

  その後、6回には前田を代えて福川千明(スポ2=兵庫・白陵)を登板させたワセダだったが、制球が定まらず。打者6人に対し3四球を与え、無安打ながら自らの暴投で1点を失った。こうしてまたも試合を決めることができなかったワセダであったが、7回から登板した江藤健太(教3=早稲田佐賀)がこの試合唯一の好投を見せ、残りの回を無失点で抑えると、8回に相手投手の暴投で1点を勝ち越しに成功。これが決勝点となり、3時間半を越えた打ち合いの軍配はワセダに上がった。

好投を見せた江藤

 勝負は最終的に、勝つか負けるかの二択だ。そういう意味では勝利を収めたこの試合は良かったのかもしれない。しかし、両校共に制球が安定しなかった、守備にミスが見られた、ということがこのような点の取り合いになってしまった原因だ。諏訪健太(スポ4=東京・小山台)が前田や福川の失点場面を振り返り、「記録に残らないエラーとか、集中力を欠いたプレーで溜まって打たれた」というように、守備のミスは問題である。今回の決勝点は明大の暴投による得点であり、この試合を表すような幕切れとなった。もちろん、相手の隙をきちんと付き得点を重ねた野手陣の活躍がなければきょうの勝ちはなかっただろう。台風によって前日に練習ができず、思うようなパフォーマンスができなかったという理由もある。どうにせよ、ワセダらしい全員野球で勝利をつかみ取ったことに変わりはなく、法大から取った1勝と同じ1勝だ。しかし、優勝を目標に掲げるチームであるならば、もう少し隙のない試合をしていきたい。

(記事、写真 金澤麻由)

コメント

諏訪健太 (スポ4=東京・小山台)

――台風の影響で2日順延になりましたが、影響はありましたか

きょうは10月1日なので、4年生は内定式があって。(今年のワセダは)4年生が中心なので、大変だな、と。皆なんとか、自分で会社に連絡して、結果的にはレギュラーはみんな揃いましたし、影響は最小限に済んで良かったです。最初は困りましたね(笑)。10月1日は試合をする予定ではなかったので(笑)。

――きょうは先発の久郷選手がなかなかうまくいきませんでした

久郷は土曜日(明大1回戦が当初行われる予定だった日)の投球練習中ずっと調子が良かったのですが、きのうは台風の影響で練習ができなくて。前日に動いていないとパフォーマンスというのは難しくなるのかな、と感じました。まだまだこの先もリーグ戦(東京六大学秋季リーグ戦)は続いていきますし、ここから修正していってくれれば良いと思います。

――きょうは代わった前田選手や福川選手も打たれてしまいました

やはり、記録に残らないエラーとか、集中力を欠いたプレーで(走者が)溜まって打たれた、という形だったので。やはり守備、ここまで安定していたのですが、もう一度気を引き締めて。一つのプレーを、判定とかもあると思うのですが、完結させる、ということを気をつけてピッチャーを盛り上げていきたいです。

――最後に登板した江藤選手はいかがでしたか

江藤は春のリーグ戦でもメイジを抑えていて。そういった意味でもメイジとは相性がいいな、と分かっていたので。緊迫する展開になったのですが、しっかりと投げきってくれて良かったです。正直、夏休みからずっと調子が悪くて、出れば点を取られる、という形だったのですが、この試合でしっかりと抑えて、自信を取り戻してくれたらと思うので、あしたからもまた頑張って欲しいです。

――打線は、打ち合いになった中で、打ち負けませんでした

こういう試合は比較的慣れているというか。打線は、力があるので。点差が開いてもまた追い付ける、という雰囲気がチームの中にあるので。あしたもどういった試合になるか分かりませんがどのような展開になっても諦めず、やるべきことをやって勝てれば、と思います。

――きょうの試合の反省点を挙げるのであれば何でしょうか

やはり、4点を取られた5回裏の守備ですね。そこでベンチもグラウンドも雰囲気にのまれてしまって。予想外のことが立て続けに起こり、頭がついて行っていませんでした。あの場面はタイムを1回取ってしまっていて、もう取ることができなかったので、グラウンドにいる選手でどうにかするしかなくて。みんな声を掛けてはいたと思うのですが、誰か1人冷静になり、みんなで立ち切れれば良かったかな、と思います。

――あす以降向けて一言お願いします

なんとかきょう取ることができたので、この先続いていくためにも連勝というのは必ず必要なので、さっきも言ったのですが、どんな状況になっても1人1人諦めずに全員野球で頑張っていきたいです。

江藤健太(教3=早稲田佐賀)

――明大打線のイメージは

左(打者)が多くて、僕としては抑えなければならない打者が多いのですが、その中でも高桒くん(一真、2年)だったり、平島さん(嘉之、4年)だったり、右のいいバッターがいるので、抑えるのは大変でした。

――きょうの投球は事前に決まっていましたか

後ろは決まっている、という訳ではなく、いつでもいけるという形なので、前日に言われなくてもいつでも行けるようにしています。

――きょうの投球を振り返っていかがでしたか

気持ちとしては前回、法大戦で僕のせいで負けてしまっていたので、絶対に借りを返す、じゃないですけど、絶対に抑えてやろうという気持ちでマウンドに立って、結果的にしっかりと抑えることができて良かったです。

――打ち合いの中での登板となりましたが、影響などはありましたか

僕としては、同点だったので、0―0の気持ちで。0の気持ちでいこう、と思っていきました。

――きょうは三塁打を打ちましたが振り返っていかがですか

あれはたまたまですね(笑)。振ったら飛んでいきました。

――あすに向けて一言お願いします

もう1敗もできない状況なので、少しでも優勝に食らい付いていけるように、あしたも頑張って行きたいと思います。