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バスケットボール部

2018.09.30

関東大学リーグ戦 9月29日 茨城・つくばカピオ

ワセダらしいバスケで勝ち越して1周目を終える

 前回の試合で5勝5敗と勝率をイーブンに戻した早大。リーグ戦1週目の最終日であるきょうは神奈川大との一戦に臨んだ。早大よりも順位の低いチーム相手に優勢に試合を進めるかと思われたが、神奈川大の気迫あるタイトなディフェンスに苦戦しリードを奪われたまま第4クオーター(Q)を迎えてしまう。しかし流れが来るまでディフェンスでこらえ、リーグ戦を安定したプレーで支えてきた4年生を皮切りに怒涛の反撃を見せる。およそ5分間で7点のビハインドを10点のリードにひっくり返し70-60で白星をつかみ取り、リーグ戦1周目を勝ち越しで終えた。

 第1Q、先制点を決めたのは最高学年として冷静でありながらも熱い気持ちでチームを鼓舞してきたC富田頼(スポ4=京都・洛南)。このまま優位に試合が進むかと思われたのも束の間、すぐに神奈川大の連続得点を許してしまう。素早いパス回しからスリーポイントなどで得点を挙げていく神奈川大に対し、早大は8分経過時点で富田とF津田誠人(スポ1=京都・洛南)の4得点しか決めることができない。F桑田裕平(商3=京都・洛南)が2本のスリーポイントを沈め食らいつくが神奈川大リードのまま第2Qへ。第2Qは「ビッグマンが点を取れていなかったのでガード陣がゴールにアタックする意識でいた」とG森定隼吾(商4=岡山・倉敷青陵)が語ったように、森定やG長谷川暢副将(スポ4=秋田・能代工)らガード陣を中心に攻撃を仕掛ける。F濱田健太主将(社4=福岡第一)がメンバーチェンジ後すぐに武器であるスリーポイントを沈めるなど攻撃がかみ合い始めた早大。しかし追随を許さない神奈川大のタイトなディフェンスもあり30-35で前半を終えた。

これからの飛躍に期待がかかる桑田

 後半はファンタジスタ、長谷川がみせた。第3Qはなかなか点数が動かない時間が続く早大に対し、神奈川大はオールコートディフェンスにも息の合ったパスワークで屈せず再び点差が広がってしまう。しかし残り4分、長谷川が津田のシュートを押し込むとC宮本一樹(スポ1=神奈川・桐光学園)へのアシストを演出。さらには自身もドライブやスリーポイントなどでディフェンスを翻弄し連続で9得点を挙げた。1点差に詰め寄りチームも盛り上がった状態で最終Qを迎える。はじめの5分間は互いに点の取り合いとなったが、4年生を中心にワセダの強みである粘り強いディフェンスで神奈川大の得点を封じると完全に波に乗る。ガード陣がカットインで得点を量産すると富田のミドルシュートでついに逆転。濱田もスリーポイントを決めるなど早大はおよそ4分間で19-0をマークし、70-60で白星を挙げた。

ファンタジスタ・長谷川暢

 ここまでの戦いで連勝と連敗を繰り返している早大。「連勝しているときは勝ち負けにこだわるのではなく自分たちの徹底すべきことだけを意識している」と吉岡修平ヘッドコーチ(平27スポ卒=広島皆実)は語った。あしたから2周目が始まるが、吉岡ヘッドコーチの言葉のように徹底すべきことを徹底しディフェンスからリズムを作るワセダのバスケで勝っていってもらいたい。

(記事 阿部かれん、写真 小林理沙子)

第94回関東大学リーグ戦 9月29日(vs神奈川大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

13 17 18 22 70
神奈川大 21 14 14 11 60
◇早大スターティングメンバー◇
F#27 濱田健太(社4=福岡第一)
G#13 長谷川暢(スポ4=秋田・能代工)
C#26 富田頼(スポ4=京都・洛南)
C#7 宮本一樹(スポ1=神奈川・桐光学園)
F#8 津田誠人(スポ1=京都・洛南)
コメント

吉岡修平ヘッドコーチ(平27スポ卒=広島皆実)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうは1クオーターがそんなに良くなかったのでもう一回試合前の準備の仕方をしっかりしなさいというのを終わってから話しました。

――最後逆転した一番の要因は何でしょうか

今選手に話しているのは勝ちとか負けとかにこだわるのではなくて毎回の攻撃、毎回の守りで自分たちがやろうとしていること、オフェンスだったらこう攻めたいとかディフェンスだったらこう守るというところにこだわってやりなさいと言っていて、それがやっぱり徹底しようというところをみんなが意識できた結果が最後4ピリの逆転につながったのかなと思います。

――きょうのリバウンドやディフェンスはいかがですか

全然ダメですよね(笑)。リバウンドもそうですけど、ディフェンスで戻るとかそういう単純なところがきょうは徹底できなかったのかなと。最後はやっと戻り出してリバウンドとってってなったんですけど。そういうのをもう少しやらないと勝てないのかなと思いますね。

――きょうで1巡しましたがここまでの闘いぶりはいかがでしたか

2連勝、5連敗、4連勝と連勝と連敗を繰り返している感じなんですけど、連敗している時は自分たちのやろうとしていることが徹底できていないし徹底しようという意識が薄いですね。逆に連勝している時は徹底しようということだけしかたぶん意識していないので、それをやっぱりもう一回続けたいなと思います。勝ち負けが来るとシュートが入った、シュートを守ったという風になるんですけど、そうではなくてというところを今求めてやっています。

――4年生の活躍が目立ったリーグ戦ですがそこはいかがですか

下級生から出ているメンバーもいますし、結構真面目なメンバーなので一人一人責任感を持ってやってくれているかなと思います。

――リーグ戦の中で一番良かった試合と悪かった試合を挙げるとしたらいかがでしょうか

個人的には白鴎大との試合が良かったかなと思いますね。やっぱり5連敗で来てあれを勝ち切るというのは運もいるし相当きつかったと思うんですけど頑張れたのかなと思います。悪かった試合は東海の試合が全然ダメだったと思います。戦おうという気持ちすらなかったので、それはちょっと「うーん」という感じでしたね。

――2巡目のキーマンを挙げるとしたらどなたになりますか

やっぱり下級生ですかね。4年生の4人はまだありますけれども結構出し切ってくれていると思うので、3年以下の今だと桑田(裕平、商3=京都・洛南)、小室(悠太郎、社2=石川・北陸学院)、津田(誠人、スポ1=京都・洛南)、宮本(一樹、スポ1=神奈川・桐光学園)辺りがどれだけついていくか、まだ4年生の域には達していないので4年生と同じ気持ちでできるようになればいいと思いますね。

――2巡目はどのような戦いにしていきたいですか

やりたいことを選手はもうわかってくれていると思うので、それをいかに遂行できるかというところを突き詰めたいなと思いますね。どのチームに対しても自分たちがやろうとしていることを遂行する。その結果シュートを決めれなかったりとか守れなくても僕はしょうがないと思うんですよね。背も小さいししょうがない部分はあると思うので。でもそれのプロセスというところをしっかり求めてやりたいなと思います。

G森定隼吾(商4=岡山・倉敷青陵)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

似たようなプレースタイルのチームで、頑張り負けないということをテーマに試合に入って、前半は少しバタバタして点差を開けられたりオフェンスリバウンドを取られる場面が多々見られたんですけど、しっかり後半に切り替えて持ち前のディフェンスで巻き返せたっていうのは、ワセダにとってはいいゲームでした。でも、トータル的にみると、1試合通しては自分たちのバスケットが表現できなかったので、またそういった悪いところは切り替えていきたいところだとら思います。

――どのピリオドも出だしで苦しみました

プレスをしている以上は、突破されて速めに攻められることは想定はしていて、そういう展開になるのは分かっていたんですけど、やっぱり自分たちの戻りが遅くて、細かいところを徹底できなかったのが、出だしでやられた原因だと思います。

――巻き返すことができたのは、やはりディフェンスからでしょうか

そうですね、粘って粘ってディフェンスも粘れて、リバウンドもルーズボールとかも粘れて、そういうところが自分たちの持ち味でもあるし、そういったところが出てくる自分たちの巻き返しにもつながるので、そこを頑張れたことが、後半の巻き返しにつながったと思います。

――フリースローでの得点も多くありました、ご自身のプレーを振り返って

きょうはビックマンが点を取れていなかったので、長谷川(暢副将、スポ4=秋田・能代工)だったり僕だったりっていうガード陣がどれだけアタックできるかっていうことがキーになっていたので、しっかりゴールにアタックして、点は取れなくてもファウルをもらうという意識でいたので、そこは良かったことだと思います。

――リーグ戦の1周目が終わりましたが、ここまでの戦いを振り返っていかがですか

途中、連敗が続いて苦しい場面もあったと思うんですけど、1周目の終わり方としてはしっかり連勝もできましたし、チームとしてなにかこう戦い方がわかってきたような印象でリーグを終えたので、2周目はスカウティングもされて苦しい場面も多くなってくると思いますが、しっかりチャレンジャーの気持ちを忘れずに、しっかりとした準備をして2周目に入っていきたいな、と思っています。

――ここまでは4年生の活躍が目立っています

下級生がスタートで多く出たり、ビックマンが下級生が多かったりっていうところで、やっぱり下級生に思い切りいいプレーをさせてあげるために、4年生は安定感が求められてきていると思うので、決めるとこはしっかり4年生が決めないと、下級生も思い切ってプレーできないと思うので、そこは背中を押す、じゃないですけどしっかりと土台を作ってあげて決めるとこは決める、という4年生の強い意識でやっているのと、リーグを通して良いところだと思います。

――2周目はどのような戦いにしていきたいですか

勝ったチームも入れば負けたチームもいるんですけど、絶対に勝てない相手はやった感じいないと思うので、しっかり自分たちのバスケットを表現して、いい勝ち方っていうのができれば次につながってくると思いますし、連勝であったり、厳しい試合になっても勝ち切れると思うので、粘り強くディフェンスからっていう自分たちのバスケットを2周目もやっていきたいなと思います。