ラグビー部

2018.09.30

関東大学ジュニア選手権 対法大B 9月29日 東京・法大多摩グラウンド

法大Bを完封、雨にも負けず開幕2連勝/法大B戦

 一雨一度。難しいグラウンドコンディションの中、強まる雨に負けじと戦い抜いた。敵地・法大多摩グラウンドにて、法大Bとの試合に臨んだ早大B。前半、プロップ阿部対我(社1=東京・早実)のトライを皮切りに、合計4トライを挙げ26-0で前半を折り返す。ハンドリングミスは散見されたもの、後半も終始攻め続ける展開に法大Bのミスを見逃さず得点を重ねる。最後はCTB伊藤大貴(スポ4=愛知・春日丘)が左サイドを駆け抜けグラウンディング。68-0の完封で、関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)の第2戦を勝利で飾った。

 試合が動いたのは前半6分。伊藤が右大外を駆け上がると、阿部が接点からボールを持ち出しトライ。コンバージョンキックも決まり、先制に成功する。続く14分にもラインアウトモールで押し込み追加点を挙げる。「セットプレーが安定したおかげでいいアタックやディフェンスができた」(フランカー西田強平副将、スポ4=神奈川・桐蔭学院)と振り返るように、ラインアウトやスクラムでも法大Bを圧倒した。32分にもそのラインアウトモールからフェーズを重ね、最後は西田がインゴールを叩き割る。相手ボールスクラムから右に展開され、大きくゲインされる場面もあったが、ここでディフェンスを果敢に仕掛けるワセダ。WTB桑山聖生(スポ4=鹿児島実)のビッグタックルが飛び出し、法大Bにボールキープを許さない。そのまま得点変わらず、26-0で前半を終えた。

身軽な身のこなしでタックルをかわす沖野

 後半8分。法大Bのペナルティーにより、敵陣ゴールライン前でのマイボールラインアウトのチャンスを得る。左サイドからボールを展開し、ロック大崎哲徳(文構1=東京・国学院久我山)が中央突破。その後も安定したセットプレーを軸に点差を広げていく。23分、敵陣でこぼしたボールをターンオーバーされ自陣まで攻め込まれる。しかし、すぐさま選手全員がディフェンスに切り替え法大Bをシャットアウト。「世界一速いポジショニングというのを目標にここ2週間くらい練習してきました」(阿部)と、日々の意識付けが功を奏した。このまま法大Bに攻め入るスキを与えず完封。試合終盤にも3トライを加え、68-0でノーサイドを迎えた。

精度の高いキックを見せた島本

 「目指しているところはもっと上」(西田)と、選手たちがこの結果に慢心することはない。セットプレーの安定や、素早いポジショニングの切り替えなどポジティブな要素が多く見られたこの試合。ただ、敵陣ゴール前でのハンドリングミスや選手同士のコミュニケーションの部分でのミスもあった。これにより大きくゲインされる場面もあり、課題も残る試合となった。これでジュニア選手権2連勝。カテゴリー1昇格へまた1つ近づいた。しかし、「少しでもAチームに食い込んで、試合に出て活躍できるよう日々努力していきたい」(WTB安部勇佑、スポ2=東京・国学院久我山)と、選手たちが見据えるのは、あくまでもAチームでのスタメン奪取だ。選手層が厚いチームは強い。これからの彼らの成長が必ずワセダを救うこととなる。頂へ。誇りと共に歩み続ける。

(記事 涌井統矢、写真 山口日奈子、山本小晴)

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関東大学ジュニア選手権
早大B スコア 法大B
前半 後半 得点 前半 後半
26 42
68 合計
【得点】▽トライ 阿部2、大崎、田中、西田、伊藤、安部、鷲野、堀越、フリン  ▽ゴール 島本(9G)
※得点者は早大のみ記載
早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
井上 大二郎 スポ4 愛知・千種
後半13分交代→16千野
峨家 直也 商4 兵庫・報徳学園
後半13分交代→17鷲野
阿部 対我 社1 東京・早実
後半35分交代→18入谷
大崎 哲徳 文構1 東京・国学院久我山
後半20分交代→19中野幸
松井 丈典 スポ4 愛知・旭野
田中 智幸 政経1 東京・早大学院
後半32分交代→20小川
西田 強平 スポ4 神奈川・桐蔭学園
沖野 玄 商3 北海道・函館ラサール
貝塚 陸 スポ4 東京・本郷
後半22分交代→21堀越
10 島本 雄太 創理2 神奈川・桐蔭学園
11 桑山 聖生 スポ4 鹿児島実業
12 船越 明義 社4 東京・早大学院
後半20分交代→22フリン
13 伊藤 大貴 スポ4 愛知・春日丘
14 安部 勇佑 スポ2 東京・国学院久我山
15 南 徹哉 文2 福岡・修猷館
後半30分交代→23児玉
リザーブ
16 千野 健斗 人4 東京・成蹊
17 鷲野 孝成 基理4 神奈川・桐蔭学園
18 入谷 怜 スポ4 愛知・南山学園
19 中野 幸英 文構3 東京・本郷
20 小川 瑞樹 文1 東京・早実
21 堀越 友太 社4 東京・早実
22 フリン 勝音 スポ4 福岡・筑紫丘
23 児玉 響介 商4 東京・早大本庄
※◎はゲームキャプテン、監督は相良南海夫(平4政経卒=東京・早大学院)
コメント

フランカー西田強平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)

――ジュニア選手権2戦目でしたが、どのようなことを意識して臨みましたか

チームとしてのテーマは早いポジショニングということで、誰よりも早くしようと意識しました。

――先週の対抗戦の成蹊大戦で「セットが遅かった」といった反省があったことが影響したのでしょうか

チームとして、Aチームもそうですけど、それをテーマに練習してきたので、前回のAチームの試合もそうなんですけど、Bチームも同じことを意識して臨みました。

――結果としては無失点で抑え切りました。チームとしてディフェンスを振り返っていかがでしょうか

チームとして0点で抑えられたのは自信につながると思うんですが、目指しているところはもっと上なので、ここで満足せずにさらに磨きをかけたディフェンスをしたいと思います。

――また、ブレイクダウンでのターンオーバーも目立ったと思います

前に出る、仕掛ける部分でうまくいったところでターンオーバーが起きていたので、そこはいいところも多かったと思います。

――前回のB戦と比べてもディフェンスが改善されたように見えましたが、プレーしていて感じた部分などはありましたか

雨ということもあって、相手もアタックはしづらかったと思うんですけど、そういったところを生かして自分たちがプレッシャーかけられたことはいいディフェンスにつながったと思います。

――アタックについてはいかがですか

全員がボールをもらう気持ちでいることが、後半連続してトライを取れた要因だと思うので、全員ボールをもらう意識でいたのが上手くいったと思います。

――また、スクラムもプレッシャーをかけられていましたが、振り返っていかがでしょうか

チームとしてセットプレーが安定したおかげでいいアタックやディフェンスができたと思っているので、そういった意味では峨家(フッカー峨家直也、商4=兵庫・報徳学園)だったり、鷲野(フッカー鷲野孝成、基理4=神奈川・桐蔭学園)だったりがセットプレーで気合い入っていたので、そこは非常によかったと思います。

――個人としては激しいポジション争いにいますが、ポジション争いについてはどう感じていますか

僕自身のアピールする部分をアピールしていかないとAチームには入られないと思うので、そういった意味ではタックルに磨きをかけて、もっと見せられるようにしていきたいと思います、

――今後へ向けて一言お願いします

ジュニア選手権2連勝できましたが、日本一に繋がるプレーという意味で、まだまだ満足することなく高みを目指していきたいと思います。

プロップ阿部対我(社1=東京・早実)

――先日の成蹊大戦ではAチームのリザーブに入っていましたが、ご自身ではどのような点が評価されたと思いますか

人より体が大きくて、ボールを持ったら必ず前に進むというところを期待されてたと思うんですけど、まだ監督たちの中ではまだAチームのレベルには至ってないという判断で出されなかったと思うので、そこは真摯(しんし)に受け止めて、プレーのディティールにこだわってAにまた入れるように頑張るしかないのかなと思います。

――きょうはゴール前のアタックが多く、トライも決めていました

トライの場面は僕がボールを持った以上、決め切らないといけないと思ったので、僕が決めようと思いました。

――セットプレーはいかがでしたか

春よりは全然上手くなっているというか、ディティールも向上していると思うんですけど、やっぱりまだ試合の終盤になると自分の形が崩れて、相手に押されてしまう場面が何回かあったので、自分的にはまだ40点くらいですかね。

――チームディフェンスの面では、先日のAチームの試合の反省を受けて修正した部分はありますか

成蹊大戦も通してなんですけど、世界一速いポジショニングというのを目標にここ2週間くらい練習してきました。世界一速いポジショニングをして、前に出てディフェンスをするというかたちをきょうは全体的に取れていたかなと思います。

――ご自身のディフェンスに関してはいかがですか

ディフェンス面はBチームの中で少し劣っている面が多々あると思うんですけど、そこは声掛けとかコミュニケーションでカバーしなければならないんですが、僕はきょう途中でだんだんフィットネスが落ちてしまって、声も出ませんでした。個人的に前に出られてないなという場面があったので、全然良くなかったですね。

――今後に向けてアピールして行きたい点は

スクラムは誰が見ても安心できるように、「阿部なら大丈夫だ」と思われるくらいに安定したスクラムを組みたいです。僕がボール持ったら必ず前に出るので、期待して見ててください。

フランカー田中智幸(政経1=東京・早大学院)

―― 初のBチーム戦でしたがいかがでしたか

ジュニア選手権で、自分としては初めての公式戦で緊張したんですけど、1年生なのでアグレッシブにチャレンジしようかなって思いました。

――試合を迎えるにあたって意気込んでいたことは

きょうのゲームテーマが世界一早いポジショニングということで、フランカーとして自分が走って仕事量ナンバーワンって意気込みで頑張りました。

――実際やってみていかがでしたか

最初の方は動けていたんですけど、前半の最後の方など疲れたときにちょっとジョグとかしてる部分があったので、そこを最後まで走れるようなフィットネスをつけていければと思います。

――トライを決めましたがアタック面を振り返ってどうでしたか

そんなボールキャリーしてないんですけどハンドリングの部分でボディキャッチとかしてオプションを消してしまってアタックができてなかったなって思うので、こういう雨の日でもハンドキャッチできるようにハンドリングの部分を突き詰めていこうと思います。

――チームディフェンスはいかがですか

きょうは雨だったのでディフェンスから仕掛けるということで。チーム全体としてドックして上がって仕掛けられていいディフェンスだったかなって思います。

――今後に向けて自身のアピールポイントを教えてください

自分の強みは力強い突破だと思ってるので、その部分をコーチ陣にアピールして赤黒を着られたらいいなって思います。

NO・8沖野玄(商3=函館ラ・サール)

――きょうの試合で個人的に課題としていたところは

ずっと言われてるコミュニケーションの部分なんですけど、それが入りからできなくて、一発目ちょっと抜かれちゃったので。コーチからも言われたのでそこは反省して、次にまた繋げればなと思います。

―アタックを振り返っていかがですか

サポートをしっかりしようということで、いい継続をするためにしっかりとサポートを、自分の中ではできたのかなと思います。

――ディフェンスについてはいかがですか

シャットで、0点で抑えられたというのはすごく大きいと思います。監督もディフェンスが良かったというのは言ってたので、そこはポジティブに捉えたいなという風に思います。

――今後に向けて意気込みをお願いしますa

僕らはまだみんなBチームにいて、Aに絡むためにも、もちろんそのパフォーマンスをしっかり上げていかなければならないというのはそうですし、あと下からの突き上げっていう部分でも、やっぱりBチームがいい結果を残して、Aチームがそれを見てやばいなって思わないとチームって強くならないと思うので。全然まだまだ課題はあるので、きょう出た課題をちゃんと潰して次に繋げればいいかなと思います。

SO島本雄太(創理2=神奈川・桐蔭学園)

――きょうの試合に向けての意気込み、課題はどういったものでしたか

初めてのジュニア選手権ということだったので、まずは強気の気持ちで攻めていこうと思いました。チームとしてはとにかく速いポジショニングっていうのを意識してやっていました。

――ペナルティーが多かったのは、雨が原因だったのでしょうか

少し雨の影響もあるかもしれないです。最近、自分たちはペナルティーを減らすことを意識しているので、そこは改善していきたいと思います。

――雨でしたが、ゲームメイクはどのように考えていましたか

とにかく敵陣でプレーすることを意識してやっていました。また、雨なのでコンテストキックを上げて、相手にプレッシャーをかけることを意識していました。

――攻める場面が多かったと思うのですが、振り返ってどのように考えますか

きょうは特に多かったと思います。また色々な新しいことが入ってきているので、そのようなことにもチャレンジできて、成功したので良かったと思います。

――今後に向けて頑張りたいと思うことを教えてください。

自分は対抗戦に出たいので、まずはリザーブに入れるようにジュニア選手権や練習でアピールして頑張っていきたいと思います。

WTB桑山聖生(スポ4=鹿児島実)

――先週は対抗戦に出場していましたが、この1週間で修正したところはありましたか

ボールタッチする中で、もらい方のバリエーションを今週1週間で練習して、色々と自分の中で引き出しを持って臨めたかと思います。

――ボールを持ってゲインする場面が多かったですが振り返っていかがですか

自分からボールをもらいに行って、思い切りよく仕掛けた時に、いいゲインが切れたので、そこは自分の中で良いシチュエーションだったと思います。

――BKとしてどのようにして攻めていこうとしましたか。

雨ということで、しっかりエリアを取って、あとはゲインラインをアタックもディフェンスも取って行こうという風にして、チームとして臨みました。

――無失点で抑えたことについてはどのように感じていますか。

相手にいいプレッシャーをかけ続けられたことが、0点という形になったと思うので、そこは今回ポジティブな点だったかなと思います。

――今後に向けて一言お願いします

(きょうの試合は)Bチームではあるので、 Aチームで試合に出られるように頑張っていきたいと思います。

WTB安部勇佑(スポ2=東京・国学院久我山)

――きょうはどのようなテーマで試合に臨まれましたか

最近トライを挙げられていなかったので、トライを取るためのポジショニングであったり、ボールをもらう前の動きをテーマにプレーしました。

――目標通りのトライでしたか

空いているスペースを見つけて、しっかり走ってトライを挙げることができたので良かったと思います。

――ディフェンス面での活躍も目立ちました

まだまだです。1対1の場面で良い形でタックルに入れていませんでした。良い間合いが作れていないので、しっかりとタックルをして相手を倒していけるように練習していきたいです。

――きょうの試合で課題は見つかりましたか

ボールをもらうところで、もっとゲインできる場面があったんですけど、もらい方が雑なせいであまりゲインできませんでした。自分がボールを持ち込んだ時のキャリーの質であったりもまだまだなので、ディティールにこだわってやっていきたいなと思います。

――今後への意気込みをお願いします

秋シーズンの対抗戦も始まったので、少しでもAチームに食い込んで、試合に出て活躍ができるよう日々努力していきたいです。